MATCHDAY REPORT ─ PREMIER LEAGUE, EFL & CHAMPIONS LEAGUE
PREMIER LEAGUE DAILY
MATCHDAY FULL
エバートンが5日で2度目のニューカッスル撃破。敵地で1–0、49分のバリーの1点で7位へ ニューカッスルは13位に後退し、ラムジーの退場とブーイングの中で終わる。日本人選手の出場はなし
2 Nov (Mon) 対象1試合 (PL 1:全試合詳報)。2部・CL・EFL杯・FA杯はこの期間に開催なし
THE STORY OF THE DAY
プレミアリーグ第9節の最後の1試合、ニューカッスル対エバートンが2日(月)にセント・ジェームズ・パークで行われ、エバートンが1–0で勝った。両チームは4日前のカラバオ杯4回戦でも戦い、エバートンが3–1で勝っていた。エバートンは5日の間に、同じ相手を2度破った1 , 2 。試合前に14位だったエバートンは7位へ上がり、12位だったニューカッスルは13位へ下がった1 , 3 。
決勝点は、後半が始まって4分後だった。フリーキックからの巧みなパスでタイリック・ジョージが左へ抜け出し、低いシュートがGKルカーシュ・ホルニーチェクの体の下を抜けた。こぼれた球を、ティエルノ・バリーが至近距離で押し込んだ。バリーのリーグ戦4点目で、VARがオフサイドの際どい2か所を確かめたうえで認められた1 , 2 , 4 。
ニューカッスルにも同点の機会はあった。ハーベイ・バーンズのクロスからアンソニー・エランガが至近距離で打った球はポストに当たり、ゴールライン上を転がって、ジャラッド・ブランスウェイトにかき出された1 , 4 , 5 。それでも、ファン誌ザ・マグが載せた記録では、シュート17本のうち枠内は2本にとどまった。エバートンは16本で枠内5本だった5 。8分の追加タイムには、途中出場のジェイコブ・ラムジーが2枚の警告で退場した。ニューカッスルはハーフタイムと試合終了時の2度、本拠地のファンのブーイングを浴びた1 。マティアス・ヤイスレ監督は「今日は立ち上がりから自信が消えていた」と話し、失点の場面については「シェアへのはっきりしたファウルだ」と判定に不満を示した6 。
デイビッド・モイーズ監督は、4日前の試合から先発を2人替えた。ブランスウェイトを戻してジェイク・オブライエンを右サイドバックへ回し、メルリン・ロールを前へ上げ、ハリソン・アームストロングをジェームズ・ガーナーの隣に置いた7 。ジャック・グリーリッシュは、この試合もメンバーに入らなかった。クラブは、試合に出られる状態ではないためだと説明している7 。両チームのメンバーに、日本人選手はいない4 , 8 。
English
Newcastle hosted Everton at St James’ Park on Monday the 2nd in the last game of round nine of the Premier League, and Everton won 1-0. The two teams had also met four days earlier in the fourth round of the Carabao Cup, when Everton won 3-1. Everton have now beaten the same opponents twice in five days. Everton were 14th before the game and moved up to seventh. Newcastle were 12th and dropped to 13th.
The only goal came four minutes after the start of the second half. A clever pass from a free-kick set Tyrique George free on the left, and his low shot went under goalkeeper Lukáš Horníček. Thierno Barry poked in the loose ball from close range. It was Barry’s fourth league goal, and it stood after VAR checked two tight offsides.
Newcastle did have a chance to equalise. From a Harvey Barnes cross, Anthony Elanga shot from close range. The ball hit the post, rolled along the goal line and was cleared by Jarrad Branthwaite. Even so, according to the stats carried by the fanzine The Mag, only two of Newcastle’s 17 shots were on target. Everton had 16 shots with five on target. In eight minutes of added time, substitute Jacob Ramsey was sent off after two yellow cards. Newcastle were booed by their own fans twice, at half-time and at full-time. Matthias Jaissle said: “Today from the start the confidence was missing.” He was also unhappy with the referee’s decision at the goal, saying: “For me it’s a clear foul on Fabian Schär.”
David Moyes made two changes from the team that started four days earlier. Branthwaite returned, Jake O’Brien moved to right-back, Merlin Röhl moved forward, and Harrison Armstrong started alongside James Garner. Jack Grealish was again left out of the squad. The club say this is because he is not match fit. There are no Japanese players in either matchday squad.
ヒント
all seventeen は「17本、ひとつ残らず」。単に seventeen と言うより、全部そろえた少年の得意顔にぴったりです。
ヒント
the winner は、サッカーでは「決勝点」という意味にもなります。goes on the cover は「表紙に載る」。
ヒント
lad は英国で「男の子」を指すくだけた言葉。ステッカーを見せ合っているときの has Barry は「バリーのを持ってる」です。
ヒント
throw in は、交換や買い物では「おまけにつける」。even が効いて、「あの缶まで!」となります。
THE MORNING 5
01 鈴木彩艶 に「破格の掘り出し物」の評。3日はバルセロナの本拠地へサッカーキングによれば、英国の『ジ・アスレティック』は今夏の補強選手の特集で、アストン・ヴィラが払った3000万ポンドについて、24歳の鈴木の獲得額としては「破格の掘り出し物」だと書いた。ヴィラは3日(火)のチャンピオンズリーグで、敵地でバルセロナと戦う9 , 10 。
02 グリーリッシュはまたメンバー外。クラブは「試合に出られる状態ではない」 4日前のカラバオ杯は、練習を無断で休んだ規律違反で外れていた。インディペンデントによれば、今回は試合に出られる状態ではないことが理由だとクラブが説明しており、グリーリッシュはニューカッスルへの遠征にも加わらなかった。今季はエバートンで6試合に出て、得点は無い7 , 11 。
03 最下位のサンダーランド、ルブリ監督の続投を支持 PA通信を引くインディペンデントによれば、クラブの首脳陣はレジス・ルブリ監督を全面的に支持している。リーグ戦は9試合で1勝、7試合続けて勝ちが無い。一方、ヨーロッパリーグでは負けていない。次は5日(木)のディナモ・ザグレブ戦と、8日(日)のチェルシー戦12 。
04 マンチェスター・ユナイテッドは公式戦9試合勝ちなし。キャリック監督、3日にローマ戦 マンチェスター・ユナイテッドの9試合勝ちなしは、インディペンデントによれば1988年以来の長さ。コビー・マイヌーは「あと1勝で変わる」と話した。ローマのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は「最高の状態のユナイテッドと戦うつもりで臨む」と語った13 , 14 。
05 バロンドールのケイン、バイエルンとの新契約は「数週間ではなく数日」 ハリー・ケインは、3日のアトレティコ・マドリード戦を前にした記者会見で話した。現在の契約は来夏まで。先週バロンドールを受賞した後の初戦だったドルトムント戦では、後半のPKを外し、ポストにも当てた15 。
01 RESULTS & HIGHLIGHTS 試合結果とハイライト
英国時間2日(月)、プレミアリーグ第9節の最後の1試合が行われ、エバートンが敵地でニューカッスルを1–0で破った。両チームのメンバーに日本人選手はいない4 , 8 。
PREMIER LEAGUE ─ 第9節
PL 11/3 05:00 JST ─ セント・ジェームズ・パーク
前半 0-0。ニューカッスルの交代は64分にニコ・ゴンサレス→ショーン・ステウル、ジョー・ウィロック→ヨアン・ウィッサ、75分にジョエリントン→ラムジー、76分にエランガ→ジェイコブ・マーフィー、87分にアマル・デディッチ→バズマナ・トゥーレ。エバートンは80分にバリー→ブレナン・ジョンソン、82分にブランスウェイト→マイケル・キーン、90+2分にジョージ→ヘイデン・ハックニー。警告はダン・バーン(32分)、ジョージ(52分)、ラムジー(90+6分)、ファビアン・シェアとジョンソン(ともに90+9分)で、ラムジーは90+8分に2枚目の警告を受けて退場した。得点・交代・警告の時刻はニューカッスル公式の試合記録による(同公式の試合記事はジョエリントンの交代を76分、トフィーウェブはジョージの交代を90+3分と書く)。主審はジョン・ブルックス、VARはポール・ハワード。開始時刻は英国時間20時2 , 4 , 16 , 17 。
エバートンは前半から好機を作ったが、オブライエンの頭もアームストロングのシュートも決まらなかった。49分、フリーキックから左へ抜け出したジョージの低い1本がホルニーチェクの体の下を抜け、バリーが押し込んだ。ニューカッスルはエランガの1本がゴールライン上を転がって届かず、シュート17本で枠内は2本にとどまり、追加タイムにラムジーを退場で失った1 , 2 , 5 。
英国時間2日(月)に本報の5大会で行われたのは、プレミアリーグ第9節の1試合で、全試合を詳報した。第9節はこの試合で終わった。チャンピオンズリーグのリーグフェーズ第4節は3〜4日、EFLカップの準々決勝は12月14日の週、FAカップ本大会の1回戦は7〜8日の週末を中心に行われ、1日夜から2日にこの3大会の試合は無い18 , 19 , 20 , 21 。チャンピオンシップも2日に試合は無く、次は3日の9試合になる22 。
03 THE TURNING POINT 勝敗を分けた一手
モイーズ監督は4日前の試合から先発を2人替えて中盤と右サイドを組み直し、デュズベリー・ホールの配球から好機を重ねた。決勝点も、フリーキックを受けたデュズベリー・ホールの1本のパスから生まれた。
TACTICS
49分
4日前のカラバオ杯で、エバートンは28本のシュートを浴びながら、奪ってからの速攻で3点を取った23 , 24 。この日、モイーズ監督はブランスウェイトを戻してオブライエンを右サイドバックへ回し、ロールを前へ上げ、アームストロングをガーナーの隣に置いた7 。ザ・マグのサイモン・リッター氏は「また中盤で負けた。エバートンは、ほぼ一晩中、1人多いように見えた」と書く。ニューカッスルは両サイドバックに攻守を同時に求める形で、中盤と最終ラインは不安なほど空いていたという5 。前半にはキアナン・デュズベリー・ホールの配球から、オブライエンのヘディングとアームストロングのシュートが生まれ、49分の決勝点も、フリーキックを受けたデュズベリー・ホールが、背後へ抜けたジョージに通したパスから始まった1 , 4 。シュートはエバートンが16本で枠内5本、ニューカッスルが17本で枠内2本となり、枠内の数ではエバートンが上回った5 。中盤で主導権を握り、再開からの1本で崩す試合へ変えたことが勝敗を分けた、というのが本紙の見立てだ。
裏付けは、同じ配球が繰り返し好機を作ったことにある。エバートンのファンサイト、トフィーウェブのマイケル・ケンリック氏によれば、前半にはデュズベリー・ホールのフリーキックをブランスウェイトが頭で落とし、バリーが空振りした。前半の追加タイムにはファーのオブライエンへ、続いてフリーのアームストロングへ通した4 。本紙がモイーズ監督 の一手として挙げる「入れて、こぼれを打つ」のうち、ゴール前へ球を入れ、本職のセンターフォワードのバリーに合わせる部分に当たる。後半にはコーナーキックの跳ね返りをガーナーが打ったが、大きくそれた4 。
見落とせないのは、優位に立ちながら1点しか取れなかったことだ。ケンリック氏は「得点に関しては、まったくの無能ぶり」と嘆き、リッター氏も「正確に決めていれば前半に2点取れた」と書く4 , 5 。その1点には、ヤイスレ監督が「シェアへのはっきりしたファウル」と話した接触があった6 。映像では、ジョージが打つ前に、前を走るバリーの右腕がすぐ後ろのシェアの頭の近くに重なり、シェアが倒れた。当たった部位は確かめられていない。ニューカッスルはエランガの1本がゴールライン上を転がり、結果が変わる余地は最後まで残った1 。本紙がヤイスレ監督 の一手として挙げる「奪って縦へ速攻」は、この日の出典には、好機を作ったとの記述が無く、監督自身も「われわれのプレースタイルは見えなかった」と話した6 。
TACTICAL BOARD ─ 戦術Q&Aテーマ:セットプレー
ニューカッスル 0–1 エバートン / 0–0の49分(エバートンの決勝点)
Q. 中盤の短いフリーキックから左の背後へ通されたとき、 ニューカッスルはどこで止めるのか?
A. インディペンデントによれば、フリーキックからの巧みなパスでジョージが左へ抜け出し、低いシュートがGKの体の下を抜け、バリーが押し込んだ。トフィーウェブは、フリーキックを受けたデュズベリー・ホールがジョージを背後へ通したと書く1 , 4 。映像では、再開はセンターサークルの敵陣側の縁のすぐ外からの短いパスで、ジョージはエリアの左の中で右足で打った。最も近くにいたのは、中央のゴール側から寄せたオスラだった。短い再開の後の1本への対応と、GKの処理が焦点になった。
前回の問い (10/30号):11月2日(月)、敵地のセント・ジェームズ・パークでの再戦でも、エバートンは奪ってから攻撃の左を使って点を取れるか。今回の検証 ─ 別の役割を担った :左は再び得点の入口になった。ただし始まりは奪った球ではなくフリーキックで、左へ抜けたジョージの1本からバリーが押し込んだ1 , 4 。
3場面 決勝点を一手ずつ追う
1 短く再開、背後へ49′ 仕掛け ─ 再開から左の背後へ
1
2
3
?
8
19
再開の地点
デュズベリー・ホール
前へ置く
ジョージ
左の外から
トフィーウェブによれば、バリーが遅れて当たられて得たフリーキックはデュズベリー・ホールへ渡り、デュズベリー・ホールがジョージを背後へ通した4 。インディペンデントは「左」と書く1 。映像では、再開はセンターサークルの敵陣側の縁のすぐ外から短く出された。左前方で受けたデュズベリー・ホールが前へ置き、左足で通した。ジョージはエリアの左の外から、エランガの前へ出て中へ走り込んだ。再開した選手は背番号を読めず、「?」で描いた。
2 右足の低い1本49′ 相手の対応 ─ GKの下を抜ける
19
10
19
21
11
5
ジョージ
オスラ
足を伸ばす
エランガ
ホルニーチェク
バリー
シェア
接触
インディペンデントとニューカッスル公式によれば、ジョージの低いシュートはホルニーチェクの体の下を抜けた。トフィーウェブはこの1本を「クロス」と呼ぶ1 , 2 , 4 。映像では、ジョージはエリアの左の中で、転がる球に右足を合わせてゴール方向へ低く打った。別のトラップは見えない。中央のゴール側からオスラが寄せて足を伸ばし、エランガは後ろから追った。その直前、前を走るバリーの右腕がすぐ後ろのシェアの頭の近くに重なり、シェアが倒れた。当たった部位は確かめられていない。
3 押し込む49′ 結果 ─ VARの確認の後に得点
1
2
11
21
33
5
バリー
GK
バーン
シェア(倒れている)
こぼれた球をバリーが至近距離で押し込んだ。インディペンデントによれば、VARはオフサイドの際どい2か所を確かめ、トフィーウェブはシェアへのファウルの有無も確かめられたと書く。ヤイスレ監督は「シェアへのはっきりしたファウル」と話した1 , 4 , 6 。映像では、バリーはGKの下を抜けた球に追いつき、右足で押し込んだ。バーンが後ろから続き、シェアは後方のエリア内で倒れていた。オフサイドの確認の対象は、デュズベリー・ホールのパスの時のジョージと、ジョージのシュートの時のバリーと本紙は推定するが、「2か所」がこの2人を指すかと判定の線は確かめていない。
ボールの経路(模式)
選手の移動(模式)
1 プレーの順序
白い点=映像で確認した位置関係
白=エバートン(上へ攻撃)/色付き=ニューカッスル
検討 ニューカッスルにはどんな手があったか
実際に記述された動き ─ ヤイスレ監督は失点について「あのような失点は十分ではない。悪い流れのようだ」と話した。ザ・マグの寄稿者の1人は、最初のフリーキックはファウルではなく、バリーもシェアを倒していたとしながら、「この崩しへの守りがひどかった」と書く6 , 25 。
そこから検討する対応策 ─ 以下は本紙の仮説である。映像で確かめたのは得点に関わった選手の位置関係までで、ほかの守備者の配置の良し悪しは判断していない。
対応案 狙い 代償・検討点
A 短い再開の受け手へ先に寄せる デュズベリー・ホールが受けて前へ置く間を詰め、背後への1本を遅らせる。 中盤から1人が前へ出るので、その背後のパスコースが空く。
B 背後の走りに1人を先に付ける サイドバックの背後へ通される前に、走り込む選手へ付く人を再開の時点で決めておく。 相手の陣で奪い返しにいく人数が減り、前へ出る力が弱まる。
比較 同じ配球役の別の場面(トフィーウェブ)
前半 デュズベリー・ホールのフリーキックをブランスウェイトが頭で落としたが、バリーは空振りした4 。
前半の追加タイム デュズベリー・ホールのファーへの球に、オブライエンが頭を合わせきれなかった1 , 4 。
49分 フリーキックを受けたデュズベリー・ホールからジョージ、バリーとつながって決まった1 , 4 。
未確認 球の速さ、守備の人数、GKの位置のどれが違いを生んだか。
次に見る点 ─ デュズベリー・ホールの配球からバリーが決める形は、次節の本拠地のコベントリー戦(英国時間6日)でも点を生むか26 。
図の読み方。位置は映像と記述にもとづく模式で、特定の瞬間の座標ではない。記録された位置は今回は無い。描いた選手の位置関係は映像で確かめた(白い点)。3つの場面は同じ49分の一続きのプレーで、ボールの経路の番号はプレーの順序。デュズベリー・ホールが前へ置いた部分も白い実線で描き、「前へ置く」と添えた。円の中の数字は背番号で、ニューカッスル公式の試合記録で名前に引き当てた(ジョージとエランガはともに19)。再開した選手は映像で背番号を読めず、「?」で描いた。描いたのは再開した選手、デュズベリー・ホール、ジョージ、オスラ、エランガ、ホルニーチェク、バリー、シェア、バーンで、サイドバックのデディッチほか、関与を確かめていない選手は描いていない。再開の地点からゴールまでの距離、シェアとの接触の部位、公式のオフサイドの判定線は確かめていない。時刻はニューカッスル公式の試合記録による16 。
04 PLAYER REPORTS 選手ミニレポート
詳報した1試合について、GOODとPOORを2人ずつ選んだ。採点の記事は使っておらず、試合記事の記述から本紙が判断した。
ニューカッスル 0–1 エバートン (→ 結果)
GOOD
キアナン・デュズベリー・ホール
エバートン / MF / フル出場
49分はフリーキックを受けてジョージを背後へ通し、決勝点の起点になった(トフィーウェブ)。前半もバリー、ブランスウェイト、オブライエン、アームストロングへ好機につながる球を配り続けた。ケンリック氏は、アームストロングへの1本で広い空間を見つけたと書く1 , 4 。
後半には自らシュートも打ち、ホルニーチェクに防がれた1 , 2 。
ジャラッド・ブランスウェイト
エバートン / DF / 先発82分
脳振とうへの対応手順に従って2試合を欠場した後、先発に戻った。エランガの1本がゴールライン上を転がると、かき出して同点を防いだ(トフィーウェブ)。攻撃でも前半に頭で落とした球から好機を作り、後半のヘディングシュートはホルニーチェクに防がれた1 , 4 , 27 。
トフィーウェブのパトリック・リッジ氏は試合前、ニューカッスルの空中戦に対抗するには、ブランスウェイトの復帰が助けになると書いていた23 。
POOR
ルカーシュ・ホルニーチェク
ニューカッスル / GK / フル出場
49分、ジョージの低い1本を止めきれず、体の下を抜かれてバリーの押し込みを許した。リッター氏は「何でもないシュートを体の下へ滑らせた」と書く。ザ・マグの寄稿者の1人も、GKを不安の種に挙げた2 , 5 , 25 。
その後はデュズベリー・ホールのシュートやブランスウェイトのヘディングシュートを止めた。控えにはニック・ポープがいた2 , 5 。
ジェイコブ・ラムジー
ニューカッスル / MF / 途中出場(75分から)・退場
79分のシュートは枠をわずかに外れた(リッター氏は1ヤードと書く)。8分の追加タイムに、ハックニーへのファウルで1枚目(90+6分)、アームストロングへのファウルで2枚目(90+8分)の警告を受けて退場した。リッター氏は2枚目を「見苦しいタックル」と書き、寄稿者の1人は「大いに裏切られた」と嘆いた4 , 5 , 16 , 25 。
カラバオ杯は先発し、この日はジョエリントンに先発を譲っていた8 。
05 STAT OF THE DAY 今日のデータ1選
ニューカッスルは5日間のエバートン2連戦で45本のシュートを打ち、1点しか取れなかった5 , 23 。
45
ニューカッスルの2試合のシュート(4日前のカラバオ杯28本+この日17本)。枠内は9本+2本、得点はバーンの1点だけ
出所: トフィーウェブ(パトリック・リッジ氏、カラバオ杯の分)、ザ・マグ(この日の分)。媒体が別で、数え方は揃っていない可能性がある
リッジ氏は4日前の28本について、1点に終わったのはエバートンの守備が優れていたからだけではなく、好機の質が足りなかったからだと書いた23 。この日は17本のうち枠内が2本で、前の試合の9本からさらに減った。敵陣のエリア内でのタッチは28対30、支配率は52対48で、押し込まれた数字ではない5 。ヤイスレ監督は「もっと好機を作らなければならなかった」と話しており、シュートの本数と好機の質の開きを解けないまま、相手の16本のうちの1本に敗れた6 。
06 TACTICAL TREND 今日の戦術トレンド
詳報は1試合のため、前日のリバプール対アーセナル(本紙11月2日号)と並べて、第9節で本拠地のチームがシュートを重ねても点を取れなかった試合を見た。例は2つにとどまり、ほかのチームへ一般化はしない。
TODAY'S TREND
本拠地で17本打って無得点。第9節は敵地の1–0が続いた
リバプールはアーセナルに17本、ニューカッスルはエバートンに17本のシュートを打ち、どちらも0–1で敗れた。枠内はリバプールが0本、ニューカッスルが2本だった。アーセナルはシュートの前に体を投げ出した。リッター氏によれば、エバートンのピックフォードは79分の時点でも大きくは試されていなかった5 , 28 。
TACTICAL KEY
場面 何が起きたか
打つ 本拠地のチームが本数を重ねる(ともに17本)
枠へ 枠内はそれぞれ0本と2本にとどまる
一本 敵地のチームは再開の場面の1本で決める
2試合の決勝点は、ともに再開の場面から生まれた。アーセナルはゴールキックからのつなぎを奪い、エバートンはフリーキックからの1本で抜け出した。どちらも本拠地のチームが本数で上回ったが、枠内は0本と2本にとどまり、敵地のチームが再開の1本を決めきった形だ、というのが本紙の見立てだ1 , 29 。
MATCH EXAMPLES
NEWCASTLE vs EVERTON ─ 枠内2本の0–1
49分のバリーの得点の後、ニューカッスルはエランガの1本がゴールライン上を転がり、ラムジーの79分の1本も枠をそれた。リッター氏は、ピックフォードはそれでも試されていなかったと書く5 。
LIVERPOOL vs ARSENAL ─ 枠内0本の0–1(11月1日)
16分のハフェルツの得点の後は、リバプールが押し込んだ。ヴィルツの直接フリーキックはクロスバーに当たったが、17本のシュートは1本も枠へ飛ばず、アーセナルのGKはセーブをしなかった28 , 30 。
COUNTERPOINT ─ エバートンは「受けた」わけではなく、シュートは16本と本数でも並んだ。アーセナルのように引いて守った形とは違う。ニューカッスルにもエランガの1本が入れば結果が変わった場面があり、同じ傾向とは言い切れない
1 , 5 。
TACTICAL TEST ─ 7日の敵地のフルハム戦で、ニューカッスルの枠内シュートは増えるか。ヤイスレ監督の「もっと好機を」の答えになる6 , 18 。
07 RISING 若手株価上昇ランキング
ジョージは、グリーリッシュが外れた左サイドで続けて先発し、決勝点につながる1本を打った。
1 タイリック・ジョージ
エバートン / FW / 先発、90+2分まで
前の試合に続いて先発した。49分、フリーキックを受けたデュズベリー・ホールの球で左の背後へ抜け出して低く打ち、ホルニーチェクの体の下を抜いてバリーの得点を生んだ。後半にはファーへの深いクロスでブランスウェイトのヘディングも引き出した1 , 4 。
4日前のカラバオ杯では、トフィーウェブのリッジ氏が10点満点の6点をつけ、「若くて荒削りだが、もっとできる」と書いていた。その試合はジョージの寄せでデディッチが球を失い、ガーナーの先制点につながっていた31 。試合前にリッジ氏は、スピードでニューカッスルの守備を試せるとして、グリーリッシュよりジョージの先発を勧めていた23 。守備で相手に寄せて得点に絡んだ前の試合に続き、今度は自分の1本のシュートで得点を生んだ点が、今回の前進だというのが本紙の見立てだ。
見誤りやすい点 ─ 決勝点はGKの失敗にも助けられた。リッター氏は「何でもないシュート」と書き、ケンリック氏は「クロス」と呼ぶ。前半には中へ切れ込んだシュートを大きく外し、バリーの頭の上を越えるクロスも入れた(ケンリック氏)4 , 5 。
08 ONE TO WATCH 今日の注目株
PLAYER FEATURE
ティエルノ・バリー
エバートン / FW / 先発80分
前線の中央で先発し、49分に至近距離からリーグ戦4点目を押し込んだ。それまではうまくいかなかった。ケンリック氏によれば、ブランスウェイトが頭で落とした球を蹴ろうとして空振りし、オーバーヘッドも球に当たらず、デュズベリー・ホールのパスには反応が遅れた1 , 4 。
本紙の10月30日号で伝えたとおり、4日前のカラバオ杯でも3点目を決めた。リッジ氏によれば、昨季のセント・ジェームズ・パークの同じカードでも、バリーが押し込んで3–2の勝利を決めていた23 , 24 。ニューカッスルを相手に、ゴール前で最後に合わせる役を続けて果たしている。
後半にはロールの球から再び押し込みかける場面があった。リッター氏はシェアの際どいタックルが止めたと書き、ケンリック氏は「なぜPKではないのか」と書く4 , 5 。球を収めて周りを使う場面より、ゴール前の最後の一歩で相手の守備に圧力をかける選手で、モイーズ監督のチームが入れる球の受け手として、どこまで決められるかが次も問われる、というのが本紙の見立てだ。
別の視点 ─ ヤイスレ監督とザ・マグの寄稿者の1人は、押し込む前にシェアへのファウルがあったと見る。ニューカッスル側から見れば、この4点目は判定に助けられた得点になる
6 , 25 。
次に見る試合 ─ 次節の本拠地のコベントリー戦(英国時間6日)
26 。
09 MANAGER RATINGS 監督の采配採点 (10点満点)
詳報した1試合の監督2人を、試合前後の談話と記事で采配の中身を確かめて採点した。採点は本紙の評価で、5つの観点の記述にもとづく。先発を組み替えて敵地で勝ち、ニューカッスルに5日で2度勝ったモイーズ監督を高く、自ら「プレースタイルが見えなかった」と認めたヤイスレ監督を低く評価した。
デイビッド・モイーズ (エバートン) 7.6
プラン適合 カラバオ杯で1得点1アシストのハックニーと、ディブリングを控えに回し、ブランスウェイトとアームストロングを入れた。オブライエンを右サイドバックへ回し、ロールを前へ上げた7 。
交代の効果 75分までは1人も替えず、80分にバリー→ジョンソン、82分にブランスウェイト→キーン、90+2分にジョージ→ハックニーで逃げ切った16 。
試合中の修正 本号の出典には、布陣を変更したとの記述は無い。ケンリック氏は、残り10分でエバートンの内容が良くなったと書く4 。
効いた点 中盤で主導権を握った。リッター氏は「エバートンは、ほぼ一晩中、1人多いように見えた」と書く。デュズベリー・ホールの配球から決勝点を挙げた4 , 5 。
効かなかった点 前半の好機を決められず、1点差のまま進んだ。66分ごろには、エランガの1本がゴールライン上を転がる場面を招いた4 , 5 。
別の視点 ─ グリーリッシュはこの試合も外れた。インディペンデントによれば、4日前の規律違反の後、クラブは試合に出られる状態ではないと説明している7 。
マティアス・ヤイスレ (ニューカッスル) 5.0
プラン適合 4日前の先発からエランガとジョエリントンを入れた。エランガは約2か月ぶりの先発で、足首の不安があったオスラも前線で先発した8 , 17 , 27 。
交代の効果 64分にステウルとウィッサを同時に入れ、その2分後にエランガの1本がゴールライン上を転がった。87分に入れたトゥーレは、左からウィッサの決定機を作った5 。75分に入れたラムジーは、追加タイムに退場した16 。
試合中の修正 後半は試合が間延びしたが、リッター氏によれば、ピックフォードは79分の時点でも試されていなかった5 。
効いた点 序盤はバーンズが左から入れた球で脅かした。ジョエリントンのシュートもターコウスキーがブロックする必要があった1 , 2 。
効かなかった点 監督自身が「今日はわれわれのプレースタイルが見えなかった。あってはならない」と話した。中盤で後手に回り、シュート17本で枠内は2本だった5 , 6 。
別の視点 ─ ヤイスレ監督は試合前、「移行の時期で、浮き沈みは想定している」と話していた。インディペンデントは、この敗戦で監督への圧力が増したと書く1 , 32 。
10 JAPANESE PLAYERS 今日の日本人選手
2日に対象となった1試合では、本紙の名簿に載る日本人選手の出場は無かった。ニューカッスルとエバートンのメンバーに日本人選手はいない4 , 8 。チャンピオンズリーグのリーグフェーズ第4節は3日から始まり、この号では、3日にカンプ・ノウへ向かう鈴木彩艶を取り上げる。
JAPAN SPOTLIGHT
鈴木彩艶
アストン・ヴィラ / GK / 試合なし(次戦は3日のバルセロナ戦)
「破格の掘り出し物」の評価を受け、次はカンプ・ノウ
サッカーキングによれば、英国の『ジ・アスレティック』は今夏の補強選手の特集で鈴木を紹介した。パルマから完全移籍した鈴木の「シュートストップ能力とパス能力は、すぐさまファンを魅了した」と評し、チェルシーへ移ったエミリアーノ・マルティネスの後を継いで、すぐにプレミアリーグへ適応したと称えた。24歳という年齢にも触れ、移籍金の3000万ポンドは「今の時代においては破格の掘り出し物」だと書く9 。
直近のフルハム戦は、その評価が揺れた試合だった。前半にオスカル・ボブの至近距離のシュートを右手で止めるなど好守を重ねた後、64分にアレックス・イウォビの球を落とし、球がゴールラインを越えた(記録はオウンゴール)。特集はこの失敗に触れつつ、「それまではチームを試合に踏みとどまらせていた」と肯定的に振り返る9 , 33 , 34 。ヴィラは3日に敵地でバルセロナと戦う10 , 19 。相手の圧力の下で、高い球の処理と足元の配球を両立できるかが次に見る点になる、というのが本紙の見立てだ。
LOCAL EYE ─ 現地から
三笘薫 / BRIGHTON ─ 「来月には戻る見通し」
インディペンデントのジョリー記者は、ブライトンを優勝争いの候補と見る4つの理由の記事で、三笘薫 に触れた。昨季の前線の3人のうち、ダニー・ウェルベックはチェルシーへ移り、ヤンクバ・ミンテと三笘は今季のリーグ戦にまだ出ていない。それでもブライトンはリーグ最多得点で、ミンテの回復と来月にも見込まれる三笘の復帰で、サイドの迫力はさらに増すと書く35 。
鎌田大地・冨安健洋 / CRYSTAL PALACE ─ 監督が「私を信じてくれ」
スタンダードによれば、ピエール・サージュ監督はトッテナム戦の後、「私を信じてくれていい。決してあきらめない」とファンに呼びかけ、自分の去就は「私が決めることではない」と話した。パレスはリーグ戦3連敗で降格圏にいる36 。鎌田大地 はその試合で88分まで出場し、冨安健洋 はメンバーを外れた。次は8日(日)の本拠地のリバプール戦30 , 37 。
ALL JAPANESE PLAYERS ─ 全選手の出場記録
選手 クラブ 出場 今日のポイント 次に見る点
鈴木彩艶 アストン・ヴィラ
試合なし
『ジ・アスレティック』の補強特集で「破格の掘り出し物」と評された(サッカーキング)9 。
3日のバルセロナ戦で、敵地の圧力の下で高い球をどう処理するか19 。
三笘薫 ブライトン
試合なし
今季のリーグ戦は未出場。ジョリー記者は来月の復帰を見込む35 。
復帰の時期について、クラブや監督の発言があるか。
鎌田大地 クリスタル・パレス
試合なし
前節のトッテナム戦は先発し、88分に退いた(本紙11月1日号)37 。
8日のリバプール戦で、遠藤航との対戦が実現するか30 。
冨安健洋 クリスタル・パレス
試合なし
前節のトッテナム戦はメンバー外だった(本紙11月1日号)37 。
8日のリバプール戦のメンバーに入るか30 。
坂元達裕 コベントリー
試合なし
前節のサンダーランド戦で先発フル出場し、プレミアリーグ初得点を挙げた(本紙11月1日号)38 , 39 。
次節のエバートン戦(英国時間6日)で、続けて先発するか26 。
表は、この号で話題にした5人だけを載せた。名簿の全員ではない。チャンピオンシップは2日に試合が無く、2部の日本人選手の出場も無い22 。ルーク・ローリングス のいるウォルヴァーハンプトンのU21も、クラブ公式の一覧に新しい試合の記事は無い40 。次田夏樹 のミルウォールのU21の記録は、本号の出典で確かめていない。ミルウォールは3日に岩田智輝 のバーミンガムと戦う41 。
11 INJURY & SUSPENSION WATCH 負傷・出場停止ウォッチ
ニューカッスルは少なくとも4人を欠いて敗れ、ラムジーの退場で次の試合への不安が増えた。エバートンはグリーリッシュが戻らない。3日のローマ戦に臨むマンチェスター・ユナイテッドは、左サイドバックと前線に欠場が重なる。
選手 クラブ 事由 情報源 見通し 影響する試合
ジェイコブ・ラムジー ニューカッスル 2日のエバートン戦の追加タイムに、2枚の警告で退場4 , 5 。
試合記録
出場停止の試合数は、本号の出典に記載が無い。
7日のフルハム戦18 。
ルイス・マイリー マティアス・フェルナンデス・パルド ニューカッスル 状態が戻らず、エバートン戦のメンバーに入らなかった17 。
報道
復帰の時期は示されていない。
7日のフルハム戦18 。
ティノ・リブラメント ユーエン・ジャウエン ニューカッスル 長期の負傷で離脱が続いている17 。
報道
復帰の時期は示されていない。
7日のフルハム戦ほか18 。
ジャック・グリーリッシュ エバートン 規律違反で4日前の試合を外れた後、この試合もメンバーに入らなかった。クラブは、試合に出られる状態ではないと説明している7 , 11 。
クラブ・報道
スタンダードは、『ジ・アスレティック』の「まだ状態が戻っていない」との報道を伝える11 。
次節のコベントリー戦(英国時間6日)26 。
パトリック・ドルグ マンチェスター・ユナイテッド 2日に全体練習へ戻った42 。
監督談話
キャリック監督は、ローマ戦には入らないと話した42 。
3日のローマ戦19 。
ルーク・ショー マーカス・ラッシュフォード ベンヤミン・シェシュコ マンチェスター・ユナイテッド 筋肉(ショー)、股関節(ラッシュフォード)、すねの故障(シェシュコ)で欠場が続いている(スタンダード)42 。
報道
スタンダードは、3人ともローマ戦には出られないとする42 。
3日のローマ戦19 。
12 NEXT UP 次に見るべき試合
両チームの次のリーグ戦は、代表ウィーク前の最後の試合になる。エバートンは坂元達裕のいるコベントリーと戦う。
Premier League
11/6 (Fri)
エバートン vs コベントリー(英国時間 11/6 20:00=日本時間 11/7 05:00、プレミアリーグ)
坂元達裕が前節でプレミアリーグ初得点を挙げたコベントリーが、7位へ上がったエバートンの本拠地に乗り込む。モイーズ監督の「入れて、こぼれを打つ」に対して、坂元が右サイドの守備でどこまで下がるか。デュズベリー・ホールとバリーの組み合わせが3試合続けて得点を生むかも見どころになる4 , 26 , 38 。
(→ 03 THE TURNING POINT) (→ 10 JAPANESE PLAYERS)
Premier League
11/7 (Sat)
フルハム vs ニューカッスル(英国時間 11/7 15:00=日本時間 11/8 00:00、プレミアリーグ)
ザ・マグによれば、代表ウィーク前の最後の試合で、ニューカッスルは敵地でフルハムと戦う。ブーイングを浴びた後の最初の試合で、シュート17本のうち枠内2本だった攻めを立て直せるか。ラムジーを欠く可能性があり、ヤイスレ監督が中盤に誰を置くかも見どころになる5 , 18 , 26 。
(→ 05 STAT OF THE DAY) (→ ニューカッスル対エバートンの結果)
13 FLEET STREET 英国現地紙・ファンの論調
英国紙とファン媒体は、エバートンの勝利よりもニューカッスルの出来の悪さを多く論じた。一方でエバートンのファンサイトは、勝った側の決定力の無さを嘆いた1 , 4 , 5 。
PRESS VIEW ─ 英国現地紙の論調
THE INDEPENDENT ─ 「ひどい出来の後、本拠地でブーイング」
レベッカ・ジョンソン記者は、ニューカッスルの夜を「もどかしい」と書き、途中出場のラムジーが追加タイムに2枚の警告を受けて、さらに悪くなったと伝える。ハーフタイムと試合後の2度のブーイングが、ヤイスレ監督への圧力を強めたと見る。第9節を終えて、順位は13位まで下がった。本拠地のファンの反応を、見出しに据えた記事となった1 。
別の視点 ─ ニューカッスル公式の試合記事も、この得点を「質を欠くことの多かった試合にふさわしい1点」と書いた2 。
THE MAG ─ 「また中盤で負けた」
ファン誌ザ・マグのリッター氏は、エバートンが球をうまく使ったのに対し、ニューカッスルは4日前に背後を突かれた恐れからか、前へ人を出せず、相手をほとんど脅かせなかったと書く。それでも中盤と最終ラインは不安なほど空いていた。「道中のつまずきは、大きく、頻繁になってきている」と結び、不振が深まっているとの見方を示した5 。
別の視点 ─ リッター氏は交代の後の2分間を挙げ、ステウルとウィッサの投入の直後にエランガの1本が生まれたことも記している5 。
TOFFEEWEB ─ 「勝ったが、得点はお粗末」
エバートンのファンサイト、トフィーウェブのケンリック氏は、前半のうちに大差がついてもおかしくなかったと書く。そのうえで、デュズベリー・ホールの好パスを味方が得点につなげられない場面を並べ、「得点に関しては、まったくの無能ぶり」と嘆く。勝った側のファンの記述が、この試合の内容の差と、決定力の低さを同時に示している4 。
別の視点 ─ 同氏は後半のエバートンの守りについては、「しっかり守った」と評価する4 。
FAN PULSE ─ 現地サポーターの反応
NEWCASTLE ─ ザ・マグの寄稿者8人の短評と、読者投票
試合後の短評では、8人のうち3人が今季最悪の出来と書き、4人が監督の力量や去就に触れた。「マクラーレンやブルース(過去の監督)の時代に入った」「マイク・アシュリー時代の感覚がある」という比較も出た。判定に不満を書いたのは1人だけで、その人も「守りがひどく、何も得るに値しなかった」と続けた。試合前の読者投票では、5〜9位で終わるとの予想が、4か月前の53%から15%へ減っていた18 , 25 。
観測の範囲 ─ ニューカッスルのファン誌1誌の寄稿者と読者の反応で、ファン全体の割合を示すものではない。87分から入ったトゥーレを評価する声が2人あった25 。
WATCH NEXT
中盤を組み替えて、5日で2度目の勝利を挙げたエバートン。次節は本拠地でコベントリーと戦う26 。そこでも、ガーナーの隣にアームストロングを置き、オブライエンを右に回す形を続けるのか。4日前に得点したハックニーの扱いと、グリーリッシュが戻るのかも合わせて見たい。
15 TOMORROW'S FIXTURES 明日の試合予定
対象は 3 Nov (Tue) の試合。チャンピオンズリーグのリーグフェーズ第4節の9試合と、チャンピオンシップの9試合が行われる。プレミアリーグは第10節まで試合が無く、EFLカップの準々決勝は12月14日の週、FAカップ本大会の1回戦は7〜8日の週末を中心に行われる19 , 20 , 21 , 22 , 26 。
注目の一戦 ─ マンチェスター・ユナイテッド vs ローマ(11/4 05:00 JST)
公式戦9試合勝ちなしのマンチェスター・ユナイテッドが、本拠地でローマを迎える。キャリック監督への視線が厳しさを増すなか、マイヌーは「あと1勝で変わる」と話した。ガスペリーニ監督は「最高の状態の相手と戦うつもりで臨む」と語り、ローマはこの競技場で過去4戦全敗という(インディペンデント)13 , 14 , 19 。
注目の一戦 ─ バルセロナ vs アストン・ヴィラ(11/4 05:00 JST)
鈴木彩艶のアストン・ヴィラが敵地でバルセロナと戦う。バルセロナにはアンソニー・ゴードンがいる。ヴィラは前節のフルハム戦を1–1で引き分けた。鈴木が「破格の掘り出し物」との評価を保ちながら、カンプ・ノウで守り抜けるかを見たい9 , 10 , 19 , 34 , 43 。
CHAMPIONS LEAGUE ─ リーグフェーズ第4節(3日)
ホーム KICK OFF (JST) アウェイ 注目点
シャフタール・ドネツク 11/4 02:45 スポルティング 第4節で最初に始まる2試合の1つ(日本時間2時45分)
ガラタサライ 11/4 02:45 シュツットガルト 第4節で最初に始まる2試合のもう1つ(同じ開始時刻)
バルセロナ 11/4 05:00 アストン・ヴィラ 鈴木彩艶がカンプ・ノウのゴールを守れるか
アトレティコ・マドリード 11/4 05:00 バイエルン 新契約が近いケインと、伊藤洋輝が出場するかが焦点
マンチェスター・ユナイテッド 11/4 05:00 ローマ 公式戦9試合勝ちなしのマンチェスター・ユナイテッドが、本拠地で迎える
フェイエノールト 11/4 05:00 インテル 渡辺剛がインテルの攻撃と向き合うか
ボデ/グリムト 11/4 05:00 リール リールの上田綺世が、敵地で出場するかが焦点
ビジャレアル 11/4 05:00 パリ・サンジェルマン ビジャレアルの本拠地に、パリ・サンジェルマンが乗り込む
LASK 11/4 05:00 スロバン・ブラチスラバ 松岡大起がメンバーに入るか
対戦と開始時刻はサッカーキングの日程の一覧による(日本時間で26:45と29:00の表記を、11/4の時刻に直した)19 。
CHAMPIONSHIP ─ 3日の9試合
ホーム KICK OFF (JST) アウェイ 注目点
ブラックバーン 11/4 04:45 ストーク 前節0–4で敗れて本拠地へ戻る。森下龍矢 と大橋祐紀 の出場が焦点
チャールトン 11/4 04:45 ボルトン 勝点14で並ぶ20位と19位の対戦。伊藤敦樹 の出場も焦点
ダービー 11/4 04:45 ノリッジ 前節ミルウォールに1–4で敗れたダービーが、本拠地で迎える
ポーツマス 11/4 04:45 スウォンジー 前節4–0で勝ったスウォンジーが、敵地で攻撃を続けられるか
プレストン 11/4 04:45 シェフィールド・ユナイテッド シェフィールド・ユナイテッドが、プレストンの本拠地へ乗り込む
QPR 11/4 04:45 バーンリー 斉藤光毅 と旗手怜央 の対戦が実現するかが焦点
ワトフォード 11/4 04:45 リンカーン 両クラブの元監督の名を冠した杯を、この試合から争う
バーミンガム 11/4 05:00 ミルウォール 岩田智輝の出場と、ミルウォールの次田夏樹がメンバーに入るか
ウェスト・ブロムウィッチ 11/4 05:00 サウサンプトン 松木玖生 の出場と、サウサンプトンのこの対戦6戦無敗が焦点
対戦と開始時刻は、2部の11月の日程の一覧による(英国時間19時45分と20時を、日本時間に直した)22 。7試合は、当事者のクラブの公式発表でも確かめた41 , 44 , 45 , 46 , 47 , 48 , 49 , 50 。ブラックバーン対ストークとプレストン対シェフィールド・ユナイテッドは、クラブの公式発表では確かめていない。注目点に書いた前節の結果や順位などは、各クラブの記事による44 , 48 , 51 , 52 , 53 。バーミンガムは5試合で4勝の流れで迎える41 。
補 SOURCES 出典
脚注は本文の主張に対応する。得点・警告・交代の時刻は、ニューカッスル公式の試合記録による。媒体で時刻が分かれた交代は、01章の試合の注記に記した。翌日の2部の対戦と開始時刻は、Football Web Pages の日程の一覧とクラブ公式の記事による。チームの統計の表(xG など)と順位表は載せていない。本文の支配率・シュート数・エリア内のタッチ数は、ザ・マグの記事に書かれた値。監督の点数は本紙の評価。クラブ公式のうち、利用規約がトップページ以外へのリンクを認めていないサイトは、リンク先をトップページにし、記事の題名と日付を記した。英語の記事と談話の引用は本紙の訳。
注 NAME NOTES 表記注記
以下の固有名詞は日本語表記の確認が済んでおらず、暫定表記としている。( )内は原綴り。確認できた名前は、この注記から外す。
選手・監督 タイリック・ジョージ(Tyrique George)、 ティエルノ・バリー(Thierno Barry)、 ジェイク・オブライエン(Jake O’Brien)、 メルリン・ロール(Merlin Röhl)、 ハリソン・アームストロング(Harrison Armstrong)、 ニコ・ゴンサレス(Nico González)、 ショーン・ステウル(Sean Steur)、 ジェイコブ・マーフィー(Jacob Murphy)、 アマル・デディッチ(Amar Dedić)、 バズマナ・トゥーレ(Bazoumana Touré)、 ヘイデン・ハックニー(Hayden Hackney)、 マティアス・フェルナンデス・パルド(Matías Fernández-Pardo)、 ティノ・リブラメント(Tino Livramento)、 ユーエン・ジャウエン(Ewen Jaouen)、 パトリック・ドルグ(Patrick Dorgu)
記者・解説者ほか ザ・マグ(The Mag)、 トフィーウェブ(ToffeeWeb)、 ジョン・ブルックス(John Brooks)、 ポール・ハワード(Paul Howard)、 サイモン・リッター(Simon Ritter)、 マイケル・ケンリック(Michael Kenrick)、 パトリック・リッジ(Patric Ridge)、 レベッカ・ジョンソン(Rebecca Johnson)、 マイク・アシュリー(Mike Ashley)、 ナセフ・サウィリス(Nassef Sawiris)
PREMIER LEAGUE DAILY
2 Nov (Mon) の試合 / 発行 2026.11.3 JST