SPECIAL ISSUE ─ JAPAN NATIONAL TEAM
PREMIER LEAGUE DAILY
SPECIAL ISSUE
上田綺世、後半から2発 10人の日本、VARで入れ替わったPKで逆転
28 Sept (Mon) 特別号:日本 vs ベネズエラ(キリンチャレンジカップ2026)の1試合を詳報。
THE STORY OF THE DAY
森保一監督の第3期2戦目で、日本はベネズエラに2-1で逆転勝ちした。ウルグアイ戦から先発10人を入れ替え、4人がA代表デビューした前半は0-0で折り返した。後半開始から上田綺世、伊東純也、久保建英ら5人を入れた直後の46分にケビン・ケルシーに先制されたが、49分、左で相馬勇紀からのパスを受けた伊東のクロスに上田が合わせて追いついた。85分に渡辺剛が負傷で退くと、3回の交代機会を使い切っていた日本は10人になった。90+1分にベネズエラに与えられたPKは、VARの確認を経て、その前に久保がヤンヘル・エレラに倒された場面の反則へ置き換わり、90+6分に上田が決めた1 , 2 , 3 , 4 。
イングランドのクラブに所属する選手は3人が出場した。クリスタル・パレスの鎌田大地 は主将として前半の45分、アストン・ヴィラの鈴木彩艶 とリーズの田中碧 は後半の45分をプレーした。所属クラブで脇腹を痛め、ウルグアイ戦はメンバー外だった鈴木は、試合後に「今日のパフォーマンスは攻守ともにひどかった」と話した。イプスウィッチの前田大然 は出番がなく、ウルグアイ戦で先制点を挙げたサウサンプトンの松木玖生 はメンバー外だった1 , 5 , 6 , 7 , 8 。
English
Japan came from behind to beat Venezuela 2-1 in the second match of Hajime Moriyasu’s third term in charge. Japan made ten changes to the starting line-up from the Uruguay game, and four players made their senior debuts in a goalless first half. Japan brought on five players at half-time, including Ayase Ueda, Junya Ito and Takefusa Kubo, but Kevin Kelsy put Venezuela ahead in the 46th minute. In the 49th minute, Ito received a pass from Yuki Soma on the left and crossed for Ueda to equalise. When Tsuyoshi Watanabe went off injured in the 85th minute, Japan had already used all three substitution windows and were down to ten men. Venezuela were given a penalty in the first minute of stoppage time, but after a VAR review the referee penalised an earlier foul by Yangel Herrera on Kubo instead, and Ueda scored the penalty in the sixth minute of stoppage time.
Three players from English clubs took part. Crystal Palace’s Daichi Kamada captained the side for the first 45 minutes, while Aston Villa’s Zion Suzuki and Leeds’ Ao Tanaka played the second half. Suzuki, who had hurt his side at his club and was not in the squad against Uruguay, said after the game: “My performance today was terrible, in attack and in defence.” Ipswich’s Daizen Maeda was an unused substitute, and Southampton’s Kuryu Matsuki, who scored the opener against Uruguay, was not in the matchday squad.
ヒント
「Venezuela wins a late penalty!」は「ベネズエラが試合終盤にPKを得た!」という意味。ここで late は「遅い」ではなく、「試合の終盤の」という使い方だよ。
ヒント
「VAR rewinds the story one move.」は「VARが物語を一つ前の場面まで巻き戻す」。rewind は映像を「巻き戻す」という意味で、ここでは判定を前のプレーまでさかのぼって見る様子を表している。
ヒント
「The penalty moves to the other end.」は「PKが反対側へ移る」という意味。the other end は「ピッチの反対側」を指し、判定が逆側のチームのPKになった驚きを短く表している。
ヒント
「Ueda scores, and Japan wins 2-1.」は「上田が決め、日本が2-1で勝つ」。scores はここでは「得点する」で、巻き戻された判定がそのまま決勝点につながるのがオチになっている。
THE MORNING 5
01 上田、後半のシュート2本で2得点 後半開始から最前線に入り、49分は伊東のクロスをダイレクトで、90+6分はPKを決めた。公式記録の上田のシュートは2本で、2本とも得点になった。本人は「勝ち切れたことには意味があった」と話した1 , 3 , 9 。
02 ベネズエラのPKが、日本のPKに 90+1分、エリア右で久保が倒された場面では笛が鳴らず、直後の速攻でベネズエラがPKを得た。VARの確認を経て、主審は先に起きた久保への反則を取った3 , 4 。
03 鈴木彩艶、配球の課題を口にする ヴィラ公式が「戦術的な進化の鍵」と書いた足元の技術について、代表では「味方とあまりイメージが合わなかった」と振り返った8 , 10 。
04 5人がA代表デビュー 小久保玲央ブライアン、中野就斗、熊坂光希、齋藤俊輔が先発で、谷村海那が81分から出場した。熊坂は試合開始直後の接触で左膝を痛め、8分で退いた2 , 11 。
05 守備陣に負傷者が続く 熊坂、渡辺、鈴木淳之介の3人が試合会場から病院へ直行した。板倉滉はこの試合をメンバー外で過ごし、安藤智哉は28日に離脱が発表された。次戦は10月1日のエクアドル戦11 , 12 , 13 。
01 RESULTS & HIGHLIGHTS 試合結果とハイライト
森保体制第3期の2戦目は、0-0で折り返した後半に3点が入り、90+6分のPKで決着した。ベネズエラは1月に就任したオスワルド・ビスカロンド監督が率いた1 , 14 。
キリンチャレンジカップ2026
FRIENDLY 9/28 19:28 JST ─ エディオンピースウイング広島/ 観衆 27,882人
⚽ 49′ 上田綺世 ⚽ 90+6′ 上田綺世(PK) ⚽ 46′ ケビン・ケルシー
前半 0-0。90+6分のPKは、VARの確認を経て与えられた1 , 4 。
50.4% 支配率 49.6%
12 (4) シュート (枠内) 9 (5)
1 CK 7
1 警告 3
日本は3-4-2-1で、ウルグアイ戦から瀬古歩夢以外の先発10人を入れ替えた。0-0で迎えた後半開始から5人を入れた直後、右ウイングバックの中野就斗がルイス・バルボに抜かれて先制されたが、3分後に伊東純也のクロスから上田綺世が追いつく。85分から10人で戦った日本は、90+1分にベネズエラに与えられたPKがVARを経て日本のPKに変わり、上田が決めた1 , 2 , 3 , 4 。
03 THE TURNING POINT 勝敗を分けた一手
後半開始から5人を替えた日本は、3分で追いつき、相手陣でボールを持つ時間を増やした。前半は最前線でボールが収まらなかった2 , 15 。
SUB
後半開始
前半の日本は、小久保玲央ブライアンから1トップの後藤啓介へロングフィードを繰り返したが、空中戦で競り負け、前線でボールが収まらない時間が続いた。森保監督は0-0の後半開始から後藤、齋藤俊輔、佐藤龍之介、鎌田、小久保を下げ、上田綺世、伊東純也、久保建英、田中碧、鈴木彩艶を入れた。伊東は左、久保は右でプレーした1 , 2 , 3 。直後に先制されたが、49分、左で相馬勇紀からのパスをフリーで受けた伊東がエリア左角付近から右足でクロスを送り、上田がディフェンスラインから抜け出して合わせた。65分には田中碧の縦パスを上田が落とし、久保のスルーパスで抜け出した相馬がヨン・アランブルに倒され、アランブルが警告を受けた2 , 3 , 16 。前半に1トップを務めた後藤は、上田の投入後について「収まるシーンが増えて、起点になって、ビルドアップも安定していたし、相手陣内で回して攻める時間が長くなった」と話す15 。
数字で見る変化 ─ 後半開始から5人を同時に投入。敵陣ペナルティーエリア内のタッチは前半10回から後半19回へ、支配率は49%から56%へ上がった(フットモブ、Optaの前後半別の集計)1 , 17 。
見落とせない点 ─ 交代の直後、46分に先制されている。ゲキサカによれば、田中聡が中盤で競り負けた後の速攻で、右ウイングバックの中野がバルボに抜かれた。鈴木彩艶は「味方にサイドを切らせて自分がニア側のボールを取るとか、そういう連携ができていたら防げる部分があった」と話す。後半のシュートは公式記録で4本ずつ、CKはベネズエラが5本を数えた
1 , 2 , 8 。
TACTICAL BOARD ─ 戦術Q&Aテーマ:背後への攻撃
日本 2–1 ベネズエラ / 0–1とされた3分後、49分
Q. 後半開始直後に先制された3分後、 上田はベネズエラの最終ラインの背後をどう取った?
A. dメニュースポーツの速報では、左サイドで相馬勇紀からのバックパスを受けた伊東純也がエリア左角付近から右足でクロスを送り、上田綺世がディフェンスラインから抜け出して、倒れ込みながら右足で合わせた3 。映像では、伊東は縦へ行くそぶりでベネズエラの6番エレラを下げさせてから少し下がって受け、クロスを上げる伊東にエレラの寄せは届かなかった。上田は中央の2番フェラレシと奥の14番マクンの間から抜け出し、ゴールエリアのファー寄りで合わせている。出し手が前を向く時間と、受け手がセンターバックの間へ入るタイミングが焦点になった。
前提 後半開始、日本は何を替えたか
〜45′前半 後藤 齋藤 佐藤 小久保
1トップ後藤、左シャドー齋藤、右シャドー佐藤、GK小久保
46′〜5人同時 上田 伊東 久保 鈴木彩
上田は最前線、伊東は左、久保は右でプレーし、鈴木彩艶がGKに入った。鎌田と交代した田中碧の位置は未確認
破線の枠は交代で下がった選手、緑の枠は入った選手。位置を確認できた4人ずつだけを表示した1 , 2 , 3 。
得たもの ─ 最前線の起点
前半に1トップを務めた後藤は、上田の投入後について「収まるシーンが増えて、起点になって」と話す。敵陣ペナルティーエリア内のタッチは前半10回、後半19回だった(Optaの集計)15 , 17 。
代償 ─ 交代直後の1分で失点
後半開始から間もなく、中盤で競り負けた後の速攻から失点した。伊東は「後半の入りで1分もしない間に失点して、難しい立ち上がりになった」と話した2 , 16 。
3場面 同点弾を3場面で追う
1 中央から左の奥へ49′ 仕掛け ─ 左の奥へ運ぶ
14
1
25
2
7
伊東
鈴木淳
相馬
公式記録の区分は「中央-1」→「左-1」
JFAの公式記録の得点経過では、相手陣深くの中央(中央-1)にいた伊東から、左の相手陣深く(左-1)の鈴木淳之介、相馬とゴロのパスがつながった1 。映像では、鈴木淳はエリアの左端の延長線から1mほど外、エリアの線から10mほど手前で受けた。伊東の最初の位置と相馬が受けた地点は、記述にもとづく模式図である。
2 縦のそぶりで6番を下げる49′ 相手の対応 ─ 寄せが届かない
6
7
14
相馬
伊東
エレラ
フリー
縦へのそぶり
dメニュースポーツの速報は、左サイドで伊東が相馬からのバックパスを受けたと記し、伊東は「相馬からバックパスをもらったときにフリーだった」と話す3 , 16 。映像では、相馬はタッチライン際、ゴールラインから10mほどの位置から戻した。伊東は縦へ行くそぶりを見せてから少し下がって受け、そのそぶりにつられてベネズエラの6番エレラが下がったため、寄せが届かなかった。点線の輪は動く前の位置で、そぶりの距離は模式。
3 2番と14番の間を抜ける49′ 結果 ─ ファー寄りで合わせる
24
2
14
1
14
1
18
2
伊東
右足でクロス
上田
GK
2番と14番の間から
伊東はエリア左角付近から右足でクロスを送り、上田はディフェンスラインから抜け出して、倒れ込みながら右足で合わせた3 。公式記録は浮き球のパスとワンタッチの右足シュートと記す1 。映像では、伊東がクロスを上げたのはエリア左角から縦横とも3mほど外。ベネズエラの3バックは伊東の側から24番オソリオ、2番フェラレシ、14番マクンの順に並び、上田は2番と14番の間から抜け出した。合わせたのはゴールエリア内のファー寄りで、GKのほぼ正面からダイレクトで左下へ決めた。
ボールの経路(模式)
選手の移動(模式)
空いた場所(模式)
1 プレーの順序
白い点=映像で確認した位置関係
白=日本(上へ攻撃)/色付き=ベネズエラ
検討 ベネズエラにはどんな手があったか
確認できた動き ─ 記述と映像で確認できるのは4つ。①伊東が相馬からのパスを受けたとき「フリーだった」と話したこと16 。②dメニュースポーツの速報が、上田は「絶妙なタイミングでディフェンスラインから抜け出した」と記したこと3 。③ビスカロンド監督が、同点の後は日本にベネズエラの陣地でチャンスを作られる場面もあったと振り返ったこと18 。④映像では、伊東の縦へのそぶりに6番エレラがつられて下がり、クロスの瞬間に寄せきれなかったこと。
そこから検討する対応策 ─ 以下は本紙の仮説である。映像で確かめたのは、鈴木淳・相馬・伊東の位置、6番エレラの動き、3バックの並びと上田が抜け出した間、合わせた位置までで、ラインの高さや個々の守備者の判断は特定していない。上の観察から検討しうる選択肢を並べた。
対応案 狙い 代償・検討点
A 縦のそぶりにつられず、間合いを保つ 伊東は縦へ行くそぶりを見せてから下がって受けた。6番が下がらずに間合いを保てば、下がって受けた伊東に寄せが届き、余裕のあるクロスは減る。 伊東が本当に縦へ抜けた場合、タッチライン際の相馬と2対1で左の奥を破られる。65分には、中央の縦パスから上田の落とし、久保のスルーパスで相馬に背後を突かれている2 。
B 3バックの間隔を詰める 上田は2番と14番の間から抜け出し、ファー寄りで合わせた。クロスが上がる前に3人の間隔を詰めれば、ゴール前へ入る通り道は狭まる。 中へ寄るほど、ファーの大外やエリア手前が空く。ゲキサカは、同点の後は日本が押し込む時間が続いたと書いている2 。
比較 同じ背後への攻撃は、54分と65分には決まらなかった
49分 左で戻しのパスを受けた伊東のクロスに、上田がディフェンスラインから抜け出して合わせた3 。映像では、上田は2番と14番の間を抜け、ファー寄りで合わせた。
54分 鈴木彩艶のキックから上田、伊東とつなぎ、久保がペナルティーアーク付近でGKと1対1になりかけたが、飛び出したコントレラスに蹴り出された3 。
65分 田中碧の縦パスを上田が落とし、久保のスルーパスで相馬が抜け出したが、エリアの外でアランブルに後ろから倒された。アランブルは警告を受けた2 , 3 。
未確認 49分と54分・65分の違いが、ボールの出どころ(左の外か中央か)、受け手の走り出し、GKの飛び出しのどれにあったかは特定できていない。
経過 ハーフタイムの5人交代の後、試合はどう進んだか
前半 後半
支配率(日本) 49% 56%
敵陣PA内タッチ 日本10・ベネズエラ5 日本19・ベネズエラ8
シュート(枠内) 日本7(2)・ベネズエラ3(2) 日本5(2)・ベネズエラ6(3)
CK 日本1・ベネズエラ2 日本0・ベネズエラ5
フットモブが公開するOptaの前後半別の集計(本紙の集計ではない)。シュートは、こぼれ球への2本目のように同じ攻撃の中の連続も1本ずつ数えた本数で、攻撃機会の数ではない。JFAの公式記録の前後半別シュート数は日本5本・4本、ベネズエラ2本・4本で、提供元により数え方が異なる。後半は日本が先制された後の時間帯で、両チームの狙いも変わっており、数字は交代の良し悪しを判定するものではない1 , 17 。
次に見る点 ─ 上田と伊東が先発で並んだ場合も、左からのクロスに上田が抜け出す形を立ち上がりから作れるか(10月1日、エクアドル戦)。
図の読み方。白い点を付けた選手は、動きと位置関係を試合映像で確認した(編集部確認、2026.9.29)。ショットマップ等に記録された座標ではない。白い点の無い選手(場面1の伊東と相馬)は、試合記事・速報の記述と、JFAの公式記録の得点経過の区分(攻撃側から見た左・中央・右の列と、相手ゴールから4つに分けた帯の組み合わせ。「1」が相手ゴールにいちばん近い)にもとづく模式である。白い実線はボールの経路、水色の破線は選手の移動、点線の輪は動く前の位置、黄色の枠は空いた場所で、いずれも模式であり特定の瞬間の座標ではない。3場面とも、表示の範囲を左タッチライン寄りへずらしている(縮尺は同じ)。関与を確認できた選手と、場面の理解に要る3バックとGKだけを描き、それ以外の選手は位置が分からないため描いていない。得点時刻はJFAの公式記録に揃えた1 , 3 。
04 PLAYER REPORTS 選手ミニレポート
GOODとPOORは2人ずつ。敗れたベネズエラからも、先制点を作った左ウイングバックをGOODとした1 。
日本 2–1 ベネズエラ (→ 結果)
GOOD
上田綺世
日本(リール) / フォワード / 後半45分 / 2得点
後半開始から最前線に入った。49分は伊東のクロスにディフェンスラインから抜け出し、倒れ込みながら右足で合わせた。90+6分はPKをゴール左下へ蹴り、GKホセ・コントレラスの逆を突いた。65分には田中碧の縦パスを落とし、久保のスルーパスにつなげた。前半に1トップを務めた後藤啓介は、上田が入ってボールが収まる場面が増えたと話した2 , 3 , 15 。
シュートは後半の2本で、2本とも得点(公式記録)。ウルグアイ戦に続く2試合連続得点だった1 , 7 。
ルイス・バルボ
ベネズエラ(シュトゥルム・グラーツ) / 左ウイングバック / 90分
46分、左で受けて中野就斗を股抜きでかわし、エリア左からの横パスでケビン・ケルシーのダイレクトシュートを引き出した。前半の追加時間には2本続いたCKを蹴り、クリスティアン・マクンとブライアン・カスティージョのヘディングを生んだ。ベネズエラのスポーツ紙リデル・エン・デポルテスは、前半のベネズエラがハーフウェーラインを越えられたのは、終盤のバルボの左からの突破くらいだったと書いた3 , 19 , 20 。
90分プレーした。公式記録では、ケルシーの得点にアシストが記録されている。所属はオーストリアのシュトゥルム・グラーツ1 , 21 。
POOR
鈴木彩艶
日本(アストン・ヴィラ) / GK / 後半45分
後半開始から入り、その立ち上がりに失点した。77分にはクリスティアン・カセレスのミドルシュートを抑えきれずに前へこぼし、ヘスス・ラミレスの詰めは鈴木の圧力もあって枠を外れた。ゲキサカの西山紘平記者は、キャッチングやハイボールへの対応、ビルドアップで“らしくない”ミスが続いたと書く。本人は「ピッチどうこうではなく、自分の技術的なミス」と話している2 , 8 。
失点1。54分には鈴木のキックから上田、伊東とつなぎ、久保がGKと1対1になりかけた1 , 3 。
ヤンヘル・エレラ
ベネズエラ(レアル・ソシエダ) / 中盤 / 90分
90+1分、エリア右でこぼれ球を拾った久保の足を踏み、VARの確認を経て決勝点のPKを与えた。直前にベネズエラが得ていたPKは、この反則が先に起きていたとして取り消された。久保は、同じレアル・ソシエダのエレラが近づいてきた時点で「絶対に足を出してくると思ったので読み通りでした」と明かしている。ただし久保自身、今の基準では「微妙な判定ではあったことも事実」とも話した4 , 22 。映像で確かめると、49分の同点弾でも、伊東の縦へのそぶりにつられて下がり、クロスを上げる伊東に寄せきれていなかった。
90分プレーした。Optaの実況では、この場面を含めて反則は5つだった23 。
05 STAT OF THE DAY 今日のデータ1選
CKはベネズエラの7本に対し、日本は1本。後半に限ると5対0だった1 。
7-1
CKの本数。ベネズエラ7本、日本1本(後半は5対0)
出所: JFA公式記録(マッチレポート)、2026.9.28
日本のCKは4分に得た1本だけで、後半は1本も取れなかった。ベネズエラは前半の追加時間に2本続いたCKでマクンとカスティージョにヘディングを打たせ、後半の5本はすべて75分以降に集まった。84分にもCKからナウエル・フェラレシが頭で合わせ、ボールは枠の上へ外れている。後半の日本は敵陣ペナルティーエリア内のタッチを19回まで増やしたが、終盤はセットプレーで押し込まれる時間が続いた1 , 3 , 17 , 19 , 23 。
DATA BOARD
指標 日本 ベネズエラ Note
シュート 12 9 日本が3本多かった
枠内シュート 4 5 枠内はベネズエラが1本多かった
敵陣PA内タッチ 29 13 日本は後半だけで19回
CK 1 7 ベネズエラの後半5本は75分以降
シュート・枠内シュート・敵陣PA内タッチはフットモブが公開するOptaの集計、CKはJFAの公式記録による(Optaも同じ本数)。公式記録のシュートは日本9本、ベネズエラ6本で、Jリーグ公式が公開するデータスタジアムの集計は日本13本(枠内4本)、ベネズエラ6本(枠内3本)と、提供元によって数え方が異なる。xGは公開された値を確認できなかったため載せていない1 , 17 , 24 。
日本 CK 1本
ベネズエラ CK 7本
日本 敵陣PA内タッチ 29回
ベネズエラ 敵陣PA内タッチ 13回
データ小話 ─ 公式記録の選手別シュート数では、後半開始から入った5人のうちシュートを記録したのは上田だけで、その2本がいずれも得点になった。日本の後半のシュート4本は、上田の2本と、相馬勇紀、中野就斗の1本ずつだった
1 。
07 RISING 若手株価上昇ランキング
A代表デビューの前半45分を無失点で終えたGKが1位19 。
1 小久保玲央ブライアン
シント=トロイデン / GK / 前半45分 / A代表デビュー
前半の追加時間、バルボのCKに瀬古歩夢がかぶり、クリスティアン・マクンにヘディングで狙われたが、鋭い反応で弾き出した。続くCKでもブライアン・カスティージョの至近距離のヘディングに手をかすめ、ゴールライン上の瀬古のクリアにつなげた。公式記録のベネズエラの前半のシュートはこの2本だけで、小久保は「あそこが(ベネズエラの)ファーストシュートだった。そこに対しての準備は45分間ずっとしてきていた」と話した1 , 19 。
ゲキサカによれば、ピッチで君が代を歌うのはパリ五輪以来2年ぶりだった。本人は「パリから悔しい思いをしたので、4年後のW杯に向けて良いスタートダッシュが切れたのかなと思う」と話す。一方で45分には、自陣でのビルドアップが詰まった場面で小久保からの横パスを受けた渡辺剛のトラップが大きくなり、CKを与えた。本人も「ビルドアップからCKにしてしまったのは改善点」と認めている19 。
評価の前提 ─ シュートを受けたのは前半終了間際の2本だけで、後半は鈴木彩艶に代わった。配球の評価も、まだ45分の材料しかない。
08 ONE TO WATCH 今日の注目株
PLAYER FEATURE
久保建英
日本の右シャドーで、レアル・ソシエダに所属する。9月の2試合はいずれも途中出場だった。
後半開始から右で入り、73分には右サイドの連係からゴール前の右側へ走り込み、折り返した。10人になった後の90+1分、エリア右へ攻め込み、こぼれ球を拾ったところでヤンヘル・エレラに足を踏まれた。久保は、エレラが近づいてきた時点で足を出してくると読んでいたと明かす。このプレーがVARの確認を経て、決勝点のPKになった2 , 4 , 22 。
久保が強調したのは、1-1の10人でも時間を使わずに点を取りに行った判断だった。「一人少ない状況でもあそこで狙いに行く姿勢が必要だったのかなと思う」。ゲキサカの竹内達也記者は、2022年W杯のクロアチア戦、2023年アジア杯のイラン戦、今夏のW杯のブラジル戦と、日本が1-1で終盤を迎え、後ろ重心のまま敗れた3試合を挙げている22 。
ウルグアイ戦は63分から、ベネズエラ戦は後半開始からの出場だった。3か月後にアジア杯を控える日本で、同点で終盤を迎えたとき、久保がどこまで攻撃の判断を担うかが焦点になる5 , 7 , 22 。
別の視点 ─ 10人で前へ出た結果、ベネズエラには速攻からPKを与えている。久保への反則が取られなければ、失点につながりかねない場面だった
4 , 22 。
次に見る試合 ─ 10月1日(19時10分)、横浜国際総合競技場でのエクアドル戦。先発に入るか
13 。
09 MANAGER RATINGS 監督の采配採点 (10点満点)
先発の大幅な入れ替え、後半開始の5人交代、10人になった終盤の対応を採点に入れた。
森保一 (日本) 6.8
先発プラン ウルグアイ戦から先発10人を替え、4人をA代表デビューさせた。前半は後藤へのロングフィードが収まらず、決定機も決めきれなかった2 。
交代の効果 後半開始から5人を同時投入。3分後に伊東のクロスから上田が追いつき、決勝点のPKも途中出場の久保が得た1 , 4 。
試合中の修正 81分に谷村を入れて3-1-4-2で前線を増やした。渡辺の負傷後は、中村と伊東をサイドバックに置く4-4-1で守った2 。
効いた点 上田が起点になり、敵陣PA内のタッチは前半10回から後半19回に増えた(Opta)17 。
効かなかった点 交代直後の46分に失点。3回の交代機会を81分までに使い切り、渡辺の負傷後は10人で戦った1 , 2 。
別の視点 ─ 森保監督は前日会見で「代表初キャップになる選手、経験の浅い選手たちをスタートで起用し」と予告していた。試合後は「粘り強くしっかり切り替えてくれて、守備をしっかりしながら攻撃に移ることも忘れずにホームで勝ちたいという気持ちを選手たちが出してくれた」と話した25 , 26 。
オスワルド・ビスカロンド (ベネズエラ) 6.0
先発プラン 日本からボールを奪い、長身の2トップにつなぎ、ウイングバックも生かす狙いを明かした。前半のシュートは公式記録で2本にとどまった1 , 18 。
交代の効果 59分にカセレスとラミレス、71分にウィケルマン・カルモナとグレイケル・メンドサ。ラミレスは77分と82分に好機を得て、90+1分にはPKを得たが取り消された1 , 3 , 4 。
試合中の修正 相馬によれば、日本の予想に反して3バックで入り、試合中には4バックにも移った27 。
効いた点 後半開始直後にバルボの突破からケルシーが先制。CKは7本を数えた1 , 3 。
効かなかった点 3分後に追いつかれ、90+1分はエレラの反則で日本にPKを与えた4 。
別の視点 ─ ビスカロンド監督は「今日の試合では審判のジャッジで居心地の悪い思いをしたのも事実だ」と述べ、後半の追加時間の表示が2分だったことにも不満を示した。一方で「素晴らしいサッカー文化を持つ日本で試合ができてうれしく思う」とも話している18 。
10 JAPANESE PLAYERS 今日の日本人選手
日本は21人が出場し、そのうちイングランドのクラブに所属するのは3人だった。後半45分を守った鈴木彩艶を中心に、イングランド組3人の出場を振り返る1 , 13 。
JAPAN SPOTLIGHT
鈴木彩艶
アストン・ヴィラ / GK / 途中45分 / 失点1
脇腹の痛みから戻った45分を、本人は「攻守ともにひどかった」と振り返った。
後半開始から入り、直後の46分にバルボの突破からケルシーに決められた。鈴木は「味方にサイドを切らせて自分がニア側のボールを取るとか、そういう連携ができていたら防げる部分があった」と話す。77分にはカセレスのミドルを前へこぼしたが、ラミレスの詰めは枠を外れた2 , 8 。ヴィラ公式は今月、今夏加入した鈴木の足元の技術が、より直接的に攻めるエメリ監督のチームで「戦術的な進化の鍵」になっていると書き、直近4節で101本のパスを成功させたと伝えた。最初の4試合で15セーブ、第3節のハル戦では無失点だったとも書く。代表では「味方とあまりイメージが合わなかった」と、その配球を課題に挙げている8 , 10 。一方、dメニュースポーツの速報は、同点の後の日本を押し上げた要素の1つに鈴木の正確なロングボールを挙げた3 。所属クラブで脇腹を痛め、ウルグアイ戦はメンバー外だった6 , 7 。次に見るのは、10月10日のブレントフォード戦で配球の精度が戻るかだ。
LOCAL EYE ─ 英国現地から
鎌田大地 / CRYSTAL PALACE FC ─ 代表2試合は45分ずつ
4人がデビューした先発で主将を務めた。 パレス公式は28日の記事で、鎌田が先発してハーフタイムに田中碧と代わり、日本が連勝したと書いた。出場はウルグアイ戦が後半、この試合が前半の45分ずつだった。鎌田は「前半失点しそうなシーンでも、最後耐えることができてゼロで終えられて良かった」と話した1 , 7 , 28 , 29 。
田中碧 / YORKSHIRE EVENING POST ─ 中断前は3試合続けて先発
代表では2試合ともベンチから。 リーズの地元紙ヨークシャー・イブニング・ポストのカイル・ニューボールド記者は、田中が中断前のプレミアリーグ3試合に先発していたのに対し、ウルグアイ戦はベンチスタートだったと書いた。この試合も後半からの45分で、65分に上田への縦パスで相馬の抜け出しを生み、90+8分に警告を受けた。中断明けは10月10日、敵地でのアーセナル戦となる1 , 2 , 30 , 31 , 32 。
ALL JAPANESE PLAYERS ─ 全選手一覧
選手 クラブ 出場 今日のポイント 次に見る点
鈴木彩艶 アストン・ヴィラ
途中45分
後半開始から入り、46分に失点。77分はカセレスのミドルを前へこぼしたが、ラミレスの詰めは枠を外れた1 , 2 。
10月10日のブレントフォード戦。配球の精度が戻るか。
鎌田大地 クリスタル・パレス
先発45分
主将として先発。4分に自らの奪取から速攻を生み、32分には相馬へラストパスを送った2 , 23 。
10月11日のノッティンガム・フォレスト戦。代表で45分ずつだった後の起用。
田中碧 リーズ
途中45分
鎌田に代わって後半から出場。65分に上田への縦パスで相馬の抜け出しを生み、90+8分に警告を受けた1 , 2 。
10月10日のアーセナル戦。中断前の3試合に続いて先発に入るか。
小久保玲央ブライアン シント=トロイデン
先発45分
A代表デビュー。前半の追加時間にマクンのヘディングを弾き、45分を無失点で終えた19 。
シント=トロイデンの次戦で先発に入るか。
渡辺剛 フェイエノールト
先発85分
3バックの右で先発。82分に自陣ゴール前でクリアした後に右足を気にし、85分に退いた2 , 3 。
足の状態。エクアドル戦に出られるか。
瀬古歩夢 ル・アーヴル
先発71分
ウルグアイ戦から続けて先発した唯一の選手。3バックの中央に入り、前半の追加時間にはゴールライン上でクリアした2 , 19 。
ル・アーヴルの次戦で先発に入るか。
鈴木淳之介 コペンハーゲン
先発90分
3バックの左で先発してフル出場。49分の同点弾では、左で伊東のパスを受けて相馬へつないだ。90+1分にラミレスを倒したPKは、VARを経て取り消された1 , 2 , 4 。
終盤に痛めた足の状態。
相馬勇紀 FC町田ゼルビア
先発71分
シュート3本は両チーム最多。49分は同点弾の1つ前のパスを伊東へ出し、65分に得た直接FKは壁に当たった1 , 27 。
町田の次戦で先発に入るか。
中野就斗 サンフレッチェ広島
先発71分
本拠地でA代表デビュー。右で佐藤と連係して前進したが、46分はバルボに抜かれて失点に絡んだ33 。
広島の次戦で右サイドの先発を続けるか。
熊坂光希 柏レイソル
先発8分
A代表デビュー戦で、試合開始直後の接触から左膝を痛め、8分に担架で退いた2 , 11 。
左膝の検査結果。
齋藤俊輔 ウェステルロー
先発45分
A代表デビュー。左シャドーでシュート2本を放ち、セットプレーのキッカーも務めた1 , 34 。
ウェステルローの次戦で先発に入るか。
後藤啓介 フライブルク
先発45分
1トップで先発。34分に田中聡のスルーパスで抜け出したが、GKとの1対1でループシュートは右へ外れた15 。
フライブルクの次戦で出場機会を得るか。
佐藤龍之介 バレンシア
先発45分
右シャドーで中野と連係し、ハーフタイムに交代。クラブ事情のため、この試合を最後に代表を離れた12 , 35 。
バレンシアで、代表ウイーク明けの試合に出られるか。
田中聡 シャルケ
途中73分
8分に熊坂と交代。34分に後藤へスルーパスを通したが、46分の失点の前には中盤で競り負けた1 , 2 。
シャルケの次戦で中盤の先発に入るか。
伊東純也 ヘンク
途中45分
後半は主将を務め、左から49分の同点弾をアシスト。ウルグアイ戦に続く2試合連続のアシストだった1 , 16 。
ヘンクの次戦で得点に絡むか。
上田綺世 リール
途中45分
49分に伊東のクロスから、90+6分にPKで得点。シュート2本で2得点だった1 。
リールの次戦で得点するか。
久保建英 レアル・ソシエダ
途中45分
後半から右で出場。90+1分にエリア内でエレラに足を踏まれ、VARの確認を経て決勝点のPKを得た4 , 22 。
レアル・ソシエダの次戦で先発に入るか。
伊藤洋輝 バイエルン
途中19分
71分に瀬古と交代して3バックに入った1 , 2 。
バイエルンの次戦で出場機会を得るか。
堂安律 フランクフルト
途中19分
71分に中野と交代。ウルグアイ戦では主将として先発していた1 , 7 。
フランクフルトの次戦で先発に入るか。
中村敬斗 リヨン
途中19分
71分に相馬と交代。10人になった後は、伊東とともにサイドバックに回った1 , 2 。
リヨンの次戦で先発に入るか。
谷村海那 横浜F・マリノス
途中9分
81分に田中聡と交代してA代表デビュー。日本は3-1-4-2で前線の人数を増やした2 。
横浜F・マリノスの次戦で得点するか。
出場時間は90分を基準に数えた(追加時間は前半1分25秒、後半8分32秒)。渡辺は85分に負傷で退き、日本はそこから10人になった。控えのうち5人(早川友基、前田大然、佐野海舟、鈴木唯人、佐野航大)は出番が無かった。板倉滉、安藤智哉、松木玖生、塩貝健人はメンバー外で、冨安健洋は今回の活動に参加していない1 , 3 , 5 , 13 。
11 INJURY & SUSPENSION WATCH 負傷・出場停止ウォッチ
試合中に3人が負傷し、ほかに3人がこの試合を欠いた。警告は日本が田中碧(90+8分)、ベネズエラがヨン・アランブル(65分)、ホセ・コントレラス(90+5分)、グレイケル・メンドサ(90+7分)の計4枚だった1 , 11 。
選手 クラブ 事由 情報源 復帰見込み 影響する試合
熊坂光希 柏レイソル 試合開始直後の接触で左膝を痛め、8分に担架で退いた。試合会場から病院へ直行した。
報道
検査の結果は発表されていない2 , 11 。
柏の次戦。
渡辺剛 フェイエノールト 82分に自陣ゴール前でクリアした後に右足を気にし、85分に退いた。試合会場から病院へ直行した。
報道
状態は発表されていない3 , 11 。
10月1日のエクアドル戦。
鈴木淳之介 コペンハーゲン 終盤に足を痛めたままプレーを続け、フル出場した。試合会場から病院へ直行した。
報道
状態は発表されていない11 。
10月1日のエクアドル戦。
板倉滉 メンヘングラートバッハ ウルグアイ戦で左足首を痛め、この試合はメンバー外だった。
報道
森保監督は前日会見で「可能であれば次の試合に戻ってくる」ことを望んだ5 , 11 , 25 。
10月1日のエクアドル戦。
安藤智哉 ザンクト・パウリ 腰痛で宮城・広島遠征に帯同せず、28日に怪我のための離脱が発表された。
公式
復帰時期は発表されていない11 , 12 。
ザンクト・パウリの次戦。
冨安健洋 クリスタル・パレス 合流前のリーグ戦でふくらはぎを痛め、今回の活動に参加していない。
公式
復帰時期は発表されていない11 , 13 。
10月11日のノッティンガム・フォレスト戦。
12 NEXT UP 次に見るべき試合
日本は10月1日に横浜でエクアドルと、5日に国立競技場でパナマまたはニュージーランドと戦う。イングランド組の所属クラブは10月10日と11日に再開する。ベネズエラは2日に蔚山で韓国、6日にアンマンでヨルダンと対戦する13 , 32 , 36 , 37 。
Premier League
10/10 20:30 JST
アーセナル vs リーズ
田中碧が、中断前と同じく先発に入るか30 , 32
Premier League
10/10 23:00 JST
アストン・ヴィラ vs ブレントフォード
鈴木彩艶の配球が、クラブで評価されてきた精度に戻るか10 , 32
Premier League
10/10 23:00 JST
イプスウィッチ vs フラム
ベネズエラ戦で出番の無かった前田大然が起用されるか1 , 32
EFL Championship
10/11 20:00 JST
サウサンプトン vs ポーツマス
ベネズエラ戦はメンバー外だった松木玖生が、先発に入るか5 , 36
Premier League
10/11 22:00 JST
クリスタル・パレス vs ノッティンガム・フォレスト
代表で45分ずつだった鎌田大地の起用と、冨安健洋の復帰時期が焦点28 , 32
13 FLEET STREET 相手国の論調
ベネズエラのスポーツ紙2紙とラジオ局は、いずれも審判の判定を試合の焦点の1つに置いた20 , 38 , 39 。
PRESS VIEW ─ 相手国の論調
MERIDIANO(ウンベルト・メンドサ記者)
メリディアノは「信じられない!」の見出しで、試合を「論争のある結末」の一戦と書いた。VARを見た主審が、ラミレスのPKにつながった一連の攻撃の始まりにヤンヘル・エレラの反則があったと判断し、ベネズエラのPKを取り消して日本に与えたと説明した。この判定の転換を、試合で最も論争を呼んだ場面とした。スコットランドのレンジャーズに所属するケルシーの先制点は、代表7試合目での初得点だったとも記す21 , 38 。
別の見方 ─ EFE通信の記事は「エレラが久保に犯したPK」と書くだけで、判定を論争としては扱っていない。反則を受けた久保は、今の基準では「微妙な判定ではあったことも事実」と話した22 , 40 。
RADIO MUNDIAL(アンドレア・ゴメス・サレルノ記者)
ベネズエラのラジオ局ラジオ・ムンディアルは、ビスカロンド監督の会見を中心に伝えた。監督は選手たちの戦術面の努力を評価しつつ、審判団に強く抗議した。ラミレスがGKの頭越しにボールを浮かせたところでGKに倒された場面について「ここからベネズエラまで、どこで見てもPKだ」と述べ、後半の追加時間の短さにも疑問を示したという39 。
別の見方 ─ 速報の記述では、ラミレスと鈴木彩艶が交錯したのは82分。ラミレスは鈴木と交錯しながら頭で合わせ、カバーに入った渡辺剛がかき出した(dメニュースポーツ)。Optaの実況も83分に、ラミレスの負傷でプレーが止まったと記す3 , 23 。
LÍDER EN DEPORTES(ヘスス・ダビド・カステジャノ記者)
ベネズエラのスポーツ紙リデル・エン・デポルテスは、前半のベネズエラは、終盤のバルボの左からの突破を除いてハーフウェーラインを越えられなかったが、後半は何度も日本のエリアに近づき、内容を上げたと評した。日本はW杯を戦った選手を多くそろえた一方、ベネズエラは2030年W杯を見据えてチームの刷新を続けている途中だとも書く20 。
別の見方 ─ Optaの集計では、後半の支配率は日本の56%で、敵陣ペナルティーエリア内のタッチも日本19回、ベネズエラ8回と差が開いた。公式記録の後半のシュートは4本ずつだった1 , 17 。
WATCH NEXT
10月1日のエクアドル戦は、3バックの顔ぶれが焦点になる。板倉、安藤、冨安が欠け、この試合では渡辺と鈴木淳も病院へ向かった。81分までに3回の交代機会を使い切った後に負傷者が出た今回の経験を、森保監督が交代の配分にどう生かすかも見たい。
補 SOURCES 出典
脚注は本文の主張に対応する。支配率・CK・警告・観衆・得点経過・選手別シュート数・交代時刻・試合所要時間は日本サッカー協会(JFA)の公式記録、シュート・枠内シュート・敵陣ペナルティーエリア内のタッチと前後半別の値はフットモブが公開するOptaの集計による。日本語の談話は日本語媒体の記事の表記のまま引いた(ビスカロンド監督の談話は、同監督の会見を日本語で伝えたゲキサカの記事と、スペイン語で伝えたラジオ・ムンディアルの記事による)。英語とスペイン語の記事・会見の引用は本紙の訳。
注 NAME NOTES 表記注記
以下の固有名詞は日本語表記の確認が済んでおらず、暫定表記としている。( )内は原綴り。確認できた名前は、この注記から外す。
記者・解説者ほか カイル・ニューボールド(Kyle Newbould)、 ウンベルト・メンドサ(Humberto Mendoza)、 アンドレア・ゴメス・サレルノ(Andrea Gómez Salerno)、 ヘスス・ダビド・カステジャノ(Jesús David Castellano)
PREMIER LEAGUE DAILY
28 Sept (Mon) の試合 / 特別号 / 発行 2026.9.29 JST