オリバー・グラスナー|OLIVER GLASNER

オリバー・グラスナー|MANAGER PROFILE v1 — PREMIER LEAGUE DAILY

MANAGER PROFILE

PREMIER LEAGUE DAILY
MANAGERS / No.23 · NOTTINGHAM FOREST2026.09.26
10 9 9 60分前後、10番を下げて もう1人の9番を入れる GLASNER · NOTTINGHAM FOREST

写真は使わず、オリジナルのグラフィックで代替した。白=先発の10番と9番。点線の輪=退いた10番の位置。緑=タッチラインから入った2人目の9番と、その動き。並びは図案で、実際の配置ではない。

NOTTINGHAM FOREST · HEAD COACH

オリバー・グラスナー

OLIVER GLASNER

Nottingham Forest HEAD COACH就任 2026.7.6/契約年数はクラブ未発表⁠1

ボールを長く持つより、
前へ速く運ぶことを優先する。

オーストリアのリートで公式戦571試合に出場したセンターバックで、37歳を前に頭のけがで引退し、翌年からザルツブルクでロジャー・シュミットの下で指導を学んだ⁠2, 3。フランクフルトでヨーロッパリーグ、クリスタル・パレスでFAカップとカンファレンスリーグを制し、2026年7月、前季16位のノッティンガム・フォレストへ来た⁠2, 4, 5。2014年に初めてトップチームを任されたときから、掲げる言葉は「前への速いプレー、前へ出る攻撃的な守備、速い切り替え」で変わっていない⁠3。

THE MANAGER’S QUESTION

「ボールを長く持たずに、相手の守備をどう休ませないのか」

本紙が立てた問い。グラスナーはフランクフルト時代に「相手の守備に問題を起こしたい。前へ出て、相手を常に忙しくさせる」と語っている⁠2。休ませないための答えは、03 TACTICAL LINEAGE の NON-NEGOTIABLES にある。

今季は公式戦6試合で1勝2分3敗、4得点7失点⁠6。リーグは5試合1勝2分2敗の勝点5で13位⁠5。カラバオ杯は2回戦でリーズに0-2で敗れた⁠6。次の試合は10月11日(日、現地時間)、敵地のクリスタル・パレス戦で、前所属との初めての対戦になる。日本時間では同じ11日(日)22時の開始⁠7。

SIGNATURE MOVEこの監督の一手

短名10番を9番に替える ─ 同点か劣勢で迎えた60分前後に、2列目(10番の位置)のダン・ヌドイを下げてセンターフォワード(9番)を入れ、CFを2人同時に起用する

基本形 3-4-2-1(コベントリー戦の先発)2列目は右にヌドイ、左にギブス・ホワイト 2652233242127101419 ▲ 攻撃方向:上 ● フォレスト ○ 相手(薄色)
基本形 3-4-2-1。第5節コベントリー戦の先発。2列目は右にヌドイ、左にモーガン・ギブス・ホワイト、最前線にリアム・デラップ⁠6。
一手 10番を9番に替える(59分)ヌドイ→イゴール・ジェズス。2人の並びは想定 2652233242127101119 ▲ 攻撃方向:上 ● フォレスト ○ 相手(薄色)
一手 59分、ヌドイに代えてイゴール・ジェズスを入れ、CFを2人同時に起用した。図の2人の並びは想定の配置。本人はイゴール・ジェズスを「10番の位置へ降りるのを好む9番」と説明している⁠16, 17。

※ 布陣上の標準配置であり、特定の瞬間の座標ではない。矢印は複数試合で確認した反復的な動き(Optaの実況、クラブ公式の試合記事、監督の談話)を概念化したもの。交代後の2人のCFの並び(横に並ぶのか、1人が2列目へ降りるのか)は記事と実況では確認できないため、2枚目の図の2人の位置は想定の配置として描いた。左WBからのクロスの経路は、同じ試合の79分(左WBのクロスにイゴール・ジェズスがゴール前中央で頭で合わせ、ブロックされた)の実況の記述にもとづく模式。相手(薄い丸)は5-4-1の標準配置。

  • 何を狙うのかCFを2人同時に使い、ゴール前に入る人数を増やすことを狙ったとみられる。本人は3人のCFの違いを「ウッドはボックス内でトップ級の点取り屋。イゴール(・ジェズス)はプレーする9番で、10番の位置へ降りるのを好む。デラップは背後へ走る力強いランナーだ」と説明している⁠17。リバプール戦では、同点にされた後の攻撃を「前へプレーしてPKを得た。そこが本当に気に入った」と評した⁠18。
  • 誰が動くのか下げるのは2列目のヌドイ。リーグ5試合すべてで59〜75分に交代し、5試合とも最初の交代に含まれていた⁠16。入ったのはクリス・ウッド(リーズ戦)、デラップ(リバプール戦)、イゴール・ジェズス(トッテナム戦、ヴィラ戦、コベントリー戦)。交代の時点のスコアは、5試合とも同点か劣勢だった⁠16, 6。
  • 何が起きれば成功か交代の後の得点。リバプール戦は66分の交代の2分後に、左WBのネコ・ウィリアムズ(Neco Williams)がペナルティーエリアで倒されてPKを得て、70分にギブス・ホワイトが決めた。ヴィラ戦は75分に入ったイゴール・ジェズスが88分に決勝点を挙げた⁠16, 19, 20。トッテナム戦(66分)とコベントリー戦(86分)も交代の後にネットを揺らしたが、どちらもVARで取り消された⁠16, 21, 22。
  • 相手はどう対処するかペナルティーエリアに人数をそろえ、入ってくるボールを跳ね返すこと。コベントリー戦について、元フォレストのスティーブ・ホッジ(Steve Hodge)は「5バックとその前の2人がボックスに構え、入れたボールはすべて頭で返された」と話した⁠23。グラスナー本人も「点が要ると感じて、必要のないところでクロスを入れた」と振り返っている⁠24。交代の後はシュートの頻度が上がる(90分あたり14.1本から17.5本)一方、PKを除くxGは1.12から1.19とほぼ変わらない(本紙の概算)⁠6。人数は増えても、質の高い機会はまだ増えていない。PL DAILY ANALYSIS

01MANAGER GUIDE30秒で理解する監督と、試合で見る3ポイント

前季16位だったフォレストを引き継ぎ、初戦から3-4-2-1へ変更し、リーグ5試合を終えて勝点5の13位にいる⁠25, 6, 5。相手に許したチャンスは少なく、被xGは1試合0.95でリーグで2番目に少ない。その一方で、リーグ戦の4得点はxGの合計7.3を大きく下回る(FotMob)⁠26, 6。

PL DAILY MANAGER ANALYSIS この章の監督像と観戦の視点は編集部の分析。就任・成績・起用の事実には脚注を付した。

監督像

リートで18季を過ごしたセンターバックで、当時の監督パウル・グルドバッツ(Paul Gludovatz)は「選手の頃から指導陣と密に仕事をしていた」と証言している⁠27。ザルツブルクでロジャー・シュミットのアシスタントを2年務めた後、リート、LASK、ヴォルフスブルク、フランクフルト、パレスで監督を重ねた⁠2, 8。選手には「本物であること」を大切にし、信頼して任せると語っている⁠2。

戦術の核

前へ速く運び、競り合いを避けない。ボールを持つ時間の長さにはこだわらない(03のNON-NEGOTIABLES)。形は3バックが基本で、LASK、フランクフルト、パレスのリーグ戦は、どの季も3バックの試合が大半を占めた。ヴォルフスブルクでは1季目の途中で4バックへ移している⁠28, 29。

このクラブで何を変えたか

前季から大きく変わったのは、最終ラインの枚数と前へ運ぶ速さである。前季のフォレストはリーグ38試合中30試合が4-2-3-1の表記で、今季は公式戦6試合すべてが3-4-2-1になった⁠25, 6。パスに占めるロングボールの割合は12.5%から15.7%へ上がり、シュートは1試合12.5本から16.4本へ増え、被シュートは13.3本から10.4本へ減った(FotMob)⁠25, 6。

試合で見るなら

①60分前後のヌドイの交代(SIGNATURE MOVE)。同点か劣勢なら、CFがもう1人入る⁠16。②相手のセットプレー。今季リーグの5失点のうち2点がFKとCKからで、決定機を作られた場面もセットプレーが多い(04参照)⁠16。③2人の10番がどこで前を向くか。本人は「とくにファイナルサードで、もっと良くできる」と話している⁠30。次のリーグ戦は10月11日(日、現地時間)、敵地のクリスタル・パレス戦で、日本時間では同日22時の開始⁠7。

02CAREERリートのセンターバックから、シティ・グラウンドのベンチへ

選手としてはリートで公式戦571試合に出て、オーストリア杯を2度掲げた⁠2。紫の主線=監督職、淡い青の分岐=監督以外の役職。

1992
〜2011
PLAYER

リート → LASK → リート

CB。1部で410試合21得点⁠3

1992年、2部のリートに入り、1995年に昇格、1998年にオーストリア杯を制した。2003年にチームが降格すると1季だけLASKでプレーし、翌季にリートへ戻ってまた昇格した⁠2, 3。2008年にはオーストリア年間最優秀選手の投票で5位に入ったが、A代表の出場はない。2010/11に2度目のオーストリア杯を取った⁠2。

MILESTONE 2011年8月、国内リーグの試合での頭の衝突から数日後、ヨーロッパリーグ予選で遠征していたコペンハーゲンで硬膜下血腫が見つかり、緊急手術を受けた。8月23日、37歳の誕生日の5日前に、医師の助言で引退を決めた⁠2。リートの終身名誉主将⁠3。

2012
〜2014
アシスタント

RBザルツブルク

スポーツコーディネーター → 一軍のアシスタント⁠2, 31

引退の数か月後にザルツブルクへ招かれ、2012年初めにスポーツコーディネーター、同じ年の夏から一軍監督ロジャー・シュミットのアシスタントになった⁠2, 31。セットプレーを担当した⁠31。2014年にシュミットがレバークーゼンへ移ったとき、グラスナーは付いていかなかった⁠31。

MILESTONE シュミットの下へ入る前の2012年春、UEFA-Aライセンスの修了論文に自分のプレーの考えを書いている(03参照)⁠31。

2014.6
〜2015.5
監督

リート

勝13分7敗17
オーストリア・ブンデスリーガほか。37試合(勝率35.1%)⁠8

古巣で初めてトップチームを任され、リーグは6位で終えた⁠3, 32。就任会見で掲げたのは「前への速いプレー、前へ出る攻撃的な守備、速い切り替え」だった⁠3。

2015.7
〜2019.6
監督

LASK

勝96分29敗36
2部とオーストリア・ブンデスリーガほか。161試合(勝率59.6%)⁠8

監督とスポーツディレクターを兼ね、2017年に1部へ昇格した。復帰した季に4位、2018/19は2位でチャンピオンズリーグ予選の出場権を取った⁠2, 11, 32。

MILESTONE LAOLA1によれば、医療部門の強化、チームでそろって取る食事、映像分析の充実など、クラブの体制を整えた⁠31。

2019.7
〜2021.6
監督

ヴォルフスブルク

勝41分22敗24
ブンデスリーガほか。87試合(勝率47.1%)⁠8

1季目は7位でヨーロッパリーグ、2季目は4位でチャンピオンズリーグの出場権を得た。2季目の勝点61は、クラブ史上3番目だった⁠32, 11。1季目の12月に3バックから4バックへ移し、2季目は34試合中31試合が4-2-3-1の表記になった⁠28, 29。

2021.7
〜2023.6
監督

アイントラハト・フランクフルト

勝39分29敗29
ブンデスリーガほか。97試合(勝率40.2%)⁠8

アディ・ヒュッターの後任。就任から8試合勝てず、リーグは11位だったが、ヨーロッパリーグは13試合無敗で制した。決勝はセビージャでレンジャーズと1-1、PK戦5-4⁠2, 33, 32。ブンデスリーガ公式は、欧州の大会を制したオーストリア人の監督として、ベーラ・グットマン、エルンスト・ハッペルに次ぐ3人目と書いている⁠2。2季目はチャンピオンズリーグ16強とDFBポカール決勝まで進んだが、リーグで10試合勝てず、クラブが季末での別れを発表した⁠34。

MILESTONE 鎌田大地を2列目と中盤の底の両方で使い、長谷部誠も指導した(05参照)⁠35, 2。

2024.2
〜2026.6
監督

クリスタル・パレス

勝53分34敗35
プレミアリーグほか。122試合(勝率43.4%)⁠8

ロイ・ホジソンの後任として2月19日に就任し、初戦から3バックに替えた。2023/24は10位⁠11, 36, 29。2024/25はFAカップ決勝でマンチェスター・シティに1-0で勝ち、クラブ初の主要タイトルを取った⁠12。2025/26はコミュニティー・シールドとカンファレンスリーグを制し、決勝はライプツィヒでラージョ・バジェカーノに1-0だった⁠13, 14。2026年1月、契約を更新しないことを明かし、季末に去った⁠37, 4。

MILESTONE リーグは10位、12位、15位。カップ戦で3つのタイトルを取る一方、最終季のリーグは勝点45だった⁠32。

2026.7〜
ヘッドコーチ

ノッティンガム・フォレスト

勝1分2敗3
プレミアリーグほか。6試合(勝率16.7%)⁠8

7月6日に就任した⁠1。前任のヴィトール・ペレイラは、前季の16位での残留とヨーロッパリーグ準決勝進出を果たしながら、7月2日にクラブが契約の解除条項を行使して退いた⁠9。この夏、パレスでも指導した右WBダニエル・ムニョスを含む5人が加わった⁠38, 39。

MILESTONE オーナーのエヴァンゲロス・マリナキス(Evangelos Marinakis)は、就任発表で「オリバーは勝者だ」と述べた⁠1。

各任期の試合数と勝敗はFotMobの集計による⁠8。トップチームの監督職の合計は510試合243勝123分144敗(勝率47.6%)。ブンデスリーガ公式の人物記事はヴォルフスブルク期を「87試合で1試合平均1.87点」と書くが、FotMobの勝敗(41勝22分24敗)から計算すると1.67点になるため、本紙はこの数字を使っていない⁠2, 8。

03TACTICAL LINEAGEなぜこの戦術に至ったか

系譜の線は2本ある。選手として過ごしたリートで、監督のグルドバッツが3バックへの切り替えをグラスナーの家の庭で試したこと⁠27。そして引退後、ザルツブルクでシュミットのアシスタントを務めたこと⁠2, 31。ただし本人は「小さなロジャー・シュミット」と呼ばれることを否定し、シュミットの下に入る前に自分の考えを論文にまとめていたと語る⁠31。

NON-NEGOTIABLES / ADAPTATIONS

NON-NEGOTIABLES
変えないもの
根拠
前へ速く運ぶ2014年のリート監督就任時に「前への速いプレー、前へ出る攻撃的な守備、速い切り替え」⁠3、フランクフルトで「前へ出て、相手を常に忙しくさせる」⁠2、2026年のフォレストで「もっと速くボールを動かし、もっと直接的に」⁠40。Coaches’ Voice は、ブンデスリーガの4季すべてでボールロストが上位5位以内だったことについて「後方から前へ急ぐためかもしれない」と分析した⁠29。今季のフォレストも、ボールロストは20クラブ中5番目に多く、ロングパスは2番目に多い(リーグ公式)⁠41
競り合いの多い試合にするデュエルの総数は、ブンデスリーガの4季すべてで上位6位以内、フランクフルトの2021/22は1位(Coaches’ Voice)。パレスでも2024/25の9試合時点で2位だった⁠29。今季のフォレストは1試合114.0回で、20クラブ中2位(リーグ公式)⁠41
ボールを持つ長さにはこだわらないドイツの4季はいずれも、季平均の支配率が51%を超えなかった(Coaches’ Voice)⁠29。パレスは2024/25が42.6%、2025/26が45.9%、今季のフォレストは47.2%(FotMob)⁠42, 6。Sky Sports は「支配率で上回らなくても、相手を脅かせるチームを作る」と評した⁠43
ADAPTATIONS
相手と選手で変えるもの
根拠
最終ラインの枚数LASK、フランクフルト、パレス、フォレストは3バックが大半。ヴォルフスブルクでは1季目の12月から4バックへ移し、2季目は34試合中31試合が4-2-3-1(FotMob)⁠28, 29。本人は2017年に「LASKでは同じことを1対1ではできない。選手に合う別の型を身につけた」と語っている⁠31
構える高さドイツでは最終季を除いてPPDAがリーグ最低水準で、前から奪いに行った。パレスではブロックを敷く時間が長かった(Coaches’ Voice)⁠29。今季のフォレストは、相手陣の3分の1で奪った回数が1試合1.8回で20クラブ中18位タイ⁠44
前線の組み合わせ基本は9番1人と10番2人。パレスの2025/26は、FWを2人以上先発させた試合がリーグ38試合中16試合あった(FotMob)⁠42。フォレストでは、試合の途中でCFを2人同時に起用する(SIGNATURE MOVE)⁠16

NON-NEGOTIABLESの3行は、いずれも2つ以上のクラブか時点で確かめた。1行目は2014年、2023年、2026年の本人の談話と、ドイツの4季と今季の数字、2行目はドイツ、パレス、今季の数字、3行目はドイツ、パレス、今季の数字による⁠3, 2, 40, 29, 41, 42, 6。順位は本紙が全20クラブの値を並べて算出した。冒頭の問いに戻ると、相手の守備を休ませないための答えは、前へ速く運ぶこと(1行目)と競り合いを避けないこと(2行目)であり、ボールを持つ時間の長さは優先しない(3行目)、という整理になる。PL DAILY ANALYSIS

TACTICAL FAMILY TREE

パウル・グルドバッツPLAYED FOR(リート 2008〜12年)3バックへの切り替えを、庭で一緒に試した ロジャー・シュミットCOACHED UNDER(ザルツブルク 2012〜14年)一軍のアシスタント。セットプレーを担当 ロジャー・シュミットPUBLICLY CITED「考えの9割が一致していた」 自身のUEFA-A修了論文(2012年春)PUBLICLY CITEDシュミットの下へ入る前に、考えを書いた オリバー・グラスナー「いつも小さなロジャー・シュミットだと言われるが、そうではない」(LAOLA1、2017年7月) 点線=LAOLA1の比較:ザルツブルクで確立されたプレスの学派の一員 LASK 2015–193バックで昇格と2位(1部68試合中63) ヴォルフスブルク 2019–211季目の12月に4バックへ、2季目は4位 フランクフルト 2021–233-4-2-1でヨーロッパリーグ優勝 パレス 2024–26/フォレスト 20263-4-2-1、途中でCF2人を同時に起用(一手) 変えたのは最終ラインの枚数。変えていないのは、前へ速く運ぶことと競り合いの多さ布陣はFotMobの表記、線は本人と関係者の談話(MeinBezirk 2021年、LAOLA1 2017年)による
PLAYED FOR 選手として指導を受けた⁠27COACHED UNDER アシスタントとして下で働いた⁠2, 31PUBLICLY CITED 本人が公に語った影響と出発点⁠31TACTICAL COMPARISON 媒体による戦術的な類似の指摘⁠31

線は4種類。PLAYED FOR の1本は、リートの監督だったグルドバッツが、3バックへの切り替えを「リーダウのオリバーの庭で試して議論した」と語ったインタビューによる⁠27。COACHED UNDER の1本は、2012年夏から2014年までザルツブルクでシュミットのアシスタントを務めたことによる⁠2, 31, 3。PUBLICLY CITED の2本はどちらも本人の談話で、1本はシュミットとの「考えの9割が一致していた」、もう1本はその前に書いた自分の修了論文⁠31。TACTICAL COMPARISON の1本は、LAOLA1がグラスナーを「ザルツブルクで確立されたプレスの学派の一員」と書いたことによる⁠31。本紙は「〜系」という呼び名を付けていない。

SYSTEM BY SEASON

季クラブ基本布陣主な変更成績変更理由(根拠)
2014-15リート3-5-2(36試合中10)。3バック系は23⁠28監督1季目⁠36位(36試合12勝8分16敗)⁠32監督発言「前への速いプレー、前へ出る攻撃的な守備、速い切り替え」⁠3
2015-16
2016-17
LASK(2部)主要布陣:未確認監督とスポーツディレクターを兼任⁠22017年に1部へ昇格⁠2, 11本紙解釈2部の2季は、試合ごとの布陣の表記に到達していない
2017-18LASK3-4-3(36試合中23)。3バック系は32⁠281部へ復帰⁠24位(勝点57)、EL予選の出場権⁠32監督発言「LASKでは同じことを1対1ではできない。選手に合う別の型を身につけた」⁠31
2018-19LASK3-4-3(32試合中21)。3バック系は31⁠28形を継続⁠282位、CL予選の出場権⁠32, 11本紙解釈前季の3バックを続けて順位を2つ上げた
2019-20ヴォルフスブルク3-4-3(34試合中11)⁠2812月15日の第15節から4バックへ⁠287位(勝点49)、ELの出場権⁠32分析媒体1季目の途中で、得意の3-4-2-1から4-2-3-1へ移した(Coaches’ Voice)⁠29
2020-21ヴォルフスブルク4-2-3-1(34試合中31)⁠284バックで固定⁠284位(勝点61)、CLの出場権⁠32分析媒体4バックでも、ボランチの1人を2人目の10番に上げた(Coaches’ Voice)⁠29
2021-22フランクフルト3-4-2-1(34試合中23)。3バック系は29⁠283バックに戻す⁠2811位、EL優勝⁠32, 33分析媒体ヴォルフスブルクより少ない入れ替わりで、好みの攻撃の形に届いた(Coaches’ Voice)⁠29
2022-23フランクフルト3-4-2-1(34試合中28)。3バック系は29⁠28鎌田を中盤の底へ⁠357位、CL16強、DFBポカール準優勝⁠32, 34分析媒体ゲッツェが加わり、鎌田をより守備的なMFとして使った(プレミアリーグ公式)⁠35
2023-24
(2月〜)
パレス3-4-2-1(13試合中12)⁠28ホジソンの4-2-3-1から3バックへ⁠2910位(13試合7勝3分3敗)⁠32, 28分析媒体就任直後に3バックへ替え、マテタ、エゼ、マイケル・オリーズの3人を前線に置いた(Coaches’ Voice)⁠29
2024-25パレス3-4-2-1(38試合中33)⁠42開幕8試合未勝利でも形を継続⁠3612位、FAカップ優勝⁠32, 12本紙解釈結果が出るまで形を変えなかった。その季にクラブ初の主要タイトルを取った
2025-26パレス3-4-2-1(38試合中35)⁠42FWを2人以上先発させた試合が16⁠4215位、カンファレンスリーグ優勝⁠32, 14分析媒体5バックのスライドと、片方のWBが出るともう片方が絞る守り方(UEFA技術観察員)⁠45
2026-27フォレスト3-4-2-1(公式戦6試合すべて)⁠6前季の4-2-3-1から3バックへ⁠2513位(5試合1勝2分2敗)⁠5分析媒体フォレストはグラスナーの好む形へ切り替えた(Sky Sports)⁠43

基本布陣は、その季に最も多く先発で使った布陣で、FotMob(Opta)の表記による。リーグ戦のみ。3-4-3、3-4-2-1、3-5-2、3-4-1-2、5-3-2などの3バック系の合計を併記した⁠28, 42, 6。成績の順位と勝点はESPNの順位表、タイトルは大会公式による⁠32, 33, 12, 14。LASKの2部の2季は、布陣の表記に到達していない。

転機 ─ パレス就任初戦で4-2-3-1から3バックへ(2024年2月)

現在のフォレストで使う3-4-2-1は、パレス就任初戦でも採用した形である。4バックを使っていたチームを引き継ぎ、最初の試合から3バックへ替え、その後も継続した⁠29, 36。

変更前の問題

就任時のパレスは15位で、直前の17試合で10敗していた。前任のホジソンは4-2-3-1を使っていた(Coaches’ Voice)⁠29。クラブの発表では、契約は2025/26の終わりまでだった⁠11。

変えたこと

2月24日の初戦(バーンリー戦、3-0)から3-4-2-1にした。最前線にマテタ、2列目にエゼとオリーズを並べ、3人で中央を攻めた⁠36, 29。その季に指揮したリーグ13試合のうち12試合が3-4-2-1の表記だった(FotMob)⁠28。

定着した理由

結果が出るまで形を変えなかった。初戦の後のリーグ5試合は勝てなかったが、最後の7試合で6勝し、10位で終えた(クラブ公式)⁠36。2024/25も開幕8試合未勝利から形を保ち、その季にFAカップを取った⁠36, 12。ブンデスリーガ公式もフランクフルト時代について「一度うまくいく組み合わせを見つけたら、あれこれ変えない」と書き、2021/22は10人が2,500分以上に出たと記している⁠2。フォレストでも、前季の4-2-3-1を初戦で3バックに替え、公式戦6試合続けている⁠25, 6。

転機の選定は本紙による。変更の事実はクラブ公式、Coaches’ Voice、FotMobの布陣表記で確かめた⁠36, 29, 28。パレスで3バックを選んだ理由を本人が語った資料には到達していない。PL DAILY ANALYSIS

04CURRENT SYSTEM現在の戦術と、相手の崩し方

3-4-2-1。今季の公式戦6試合すべてがこの布陣の表記だった⁠6。最終ラインは右からジャイール・クーニャ、ニコラ・ミレンコビッチ、ムリーリョで始まり、ヴィラ戦の前夜に右と中央の2人がハムストリングで離れると、右にオラ・アイナ、中央にウスマン・ディオマンデが入った⁠6, 46。右WBは開幕からアイナで、8月31日に加わったダニエル・ムニョスが第4節から先発している。左WBはネコ・ウィリアムズ⁠6, 39。中盤の2枚はジェームズ・マカティー(James McAtee)と、第2節からはクサヴァー・シュラーガー(Xaver Schlager)。2列目は第3節から右にヌドイ、左にギブス・ホワイトで(開幕の2試合は左右が逆)、最前線は第3節からデラップが先発している⁠6。

IN POSSESSION 3-4-2-1第5節コベントリー戦の先発。WBが幅を取る 2652233242127101419 ▲ 攻撃方向:上 ● フォレスト ○ 相手(薄色)
IN POSSESSION 3-4-2-1 第5節コベントリー戦の先発。WBが幅を取り、2列目の2人がCFの後ろに並ぶ⁠6。
OUT OF POSSESSION 5-4-1同じ11人が自陣に戻った模式 2635223271024211419 ▲ 攻撃方向:上 ● フォレスト ○ 相手(薄色)
OUT OF POSSESSION 5-4-1 同じ11人が自陣に戻った模式。WBが最終ラインに下がり、2列目の2人が中盤の外に入る。パレスでもこの形のブロックを使った(Coaches’ Voice)⁠29。

※ 布陣上の標準配置であり、特定の瞬間の座標ではない。非保持の図は、先発の布陣を自陣に下げた模式で、実際に構えた高さや、2列目の2人が中盤の外に入るのか中央を閉じるのかは試合で変わる。今季は相手陣で奪う回数が少なく、構える位置は低い⁠44。相手(薄い丸)は、保持の図が5-4-1で構える相手、非保持の図がボールを持った4-2-3-1の模式。

ビルドアップ

長いボールが増えた。パスに占めるロングボールの割合は15.7%で、前季の12.5%より高い(FotMob)⁠6, 25。ロングパスの試行は1試合59.0本で、20クラブ中2番目に多い(リーグ公式)⁠41。リバプール戦の先制点は、GKマッツ・セルスのロングパスをイゴール・ジェズスが落とし、ギブス・ホワイトを経て、ボックスで空いていたヌドイが決めた⁠19。開幕戦の後、グラスナーは「もっと速くボールを動かし、ボックスでは容赦なく。もっと直接的に攻めて機会を増やしたい」と話している⁠40。

アタッキングサード

シュートは1試合16.4本と前季(12.5本)から増えたが、枠内は3.4本で、20クラブ中3番目に少ない⁠6, 25, 26。ビッグチャンスを逃した回数は10で、5番目に多い⁠26。リーグ戦の4得点はxGの合計7.3を下回り、ホームのリーグ3試合は無得点だった⁠26, 6。本人はコベントリー戦の前に「ホームではまだ無得点で、それを変えたい」と話し、試合後には「必要のないところでクロスを入れた」と振り返った⁠47, 24。

非保持

許すチャンスは少ない。被xGは1試合0.95でリーグで2番目に少なく、被シュートは10.4本(前季13.3本)⁠26, 6, 25。一方で、相手陣の3分の1で奪った回数は1試合1.8回で20クラブ中18位タイ(前季は3.8回で9位)⁠44。高い位置で奪って攻めるより、自陣で構えて跳ね返す時間が長い。PL DAILY ANALYSIS 開幕戦の後、本人は「とても安定した守備が見えた」と話した⁠40。

トランジション

速攻からのシュートは1試合1.00本で、前季(0.95本)とほぼ同じ。速攻からの得点はまだない(FotMob)⁠6, 25。奪ってすぐの得点はヴィラ戦の46分で、左CBのムリーリョが相手陣でボールを奪い、デラップが運んで右足で決めた。Optaの分類は速攻ではなく通常のプレー⁠48, 6。

セットプレー

xGに占めるセットプレーの割合は22.6%で、前季(21.3%)とほぼ同じ。パレスの2025/26は29.4%だった(FotMob)⁠6, 25, 42。PKを除くセットプレーからの得点は、まだない⁠6。グラスナーはザルツブルクのアシスタント時代にセットプレーを担当していた⁠31。

HOW TEAMS TRY TO BREAK IT ─ 相手はどう崩そうとしているか

セットプレーから決定機を作られている。リーグ5試合のうち4試合で、相手の決定機の中心がセットプレーだった。リーズ戦は88分の直接FKで失点し⁠16、トッテナム戦は開始10分でCKが5本続き、本人も「最初の9分は相手のセットプレーが多かった」と話した⁠16, 49。ヴィラ戦は74分のCKの流れから同点にされ⁠16, 48、コベントリー戦もセットプレーから2度、ヘディングでゴールを狙われた⁠16。

流れの中からは、ほとんど崩されていない。相手のリーグ5試合のxGの合計4.79のうち1.32(27.6%)がセットプレーからで、5失点のうち2点がFKとCKだった(FotMob、Optaの分類)⁠6。流れの中からの3失点は、リバプール戦の2点(本人いわく「同じ経路で、同じミスから」)と、コベントリー戦55分のGKのパスが起点になった1点で、失点の形は一つではない⁠18, 16。PL DAILY ANALYSIS

「弱点」とは書かない。対象はリーグ5試合で、カラバオ杯の1試合は含めていない。セットプレーの分類はFotMob(Opta)のシュートマップによるもので、CK、FK、スローインの流れを含む⁠6。

05JAPANESE PLAYERS IN THIS SYSTEM在籍なし ─ 指導した日本人選手、今季の対戦、これからの対戦

フォレストに日本人選手は在籍していない。クラブ公式が9月3日に発表した2026/27のプレミアリーグの登録に、日本国籍の選手はいない⁠15。ただしグラスナーは、鎌田大地をフランクフルトとパレスの2つのクラブで指導し、フランクフルトでは長谷部誠も指導している⁠35, 2。この章は、監督側から見た日本人選手との接点に絞り、選手プロフィールの内容は再掲しない。

COACHED BEFORE 指導した日本人選手
選手クラブ・時期グラスナーの使い方(根拠)
鎌田大地フランクフルト 2021〜23
パレス 2024〜26
2021/22は2列目(10番)で使い、鎌田はヨーロッパリーグのチーム最多得点を挙げ、準決勝第1戦のウェストハム戦で決勝点、決勝のPK戦で3人目を決めた⁠35。2022/23はゲッツェの加入を受けて中盤の底へ移した⁠35。パレスでは3-4-2-1の中盤の2枚の一角で、FAカップ決勝、コミュニティー・シールド、カンファレンスリーグ決勝の3試合すべてに先発させた⁠50, 45。カンファレンスリーグ決勝の後、グラスナーは「アダム(・ウォートン)と大地はとても良かった。相手は前を1人減らして後ろで1人余らせると分かっていた。あとは、どれだけ速くサイドを変えられるかだった」と話した⁠45
長谷部誠フランクフルト 2021〜23ブンデスリーガ公式によれば、2021/22は10人が2,500分以上に出場し、その次に長かったのが長谷部の1,750分だった⁠2

鎌田との関係は、衝突から始まっている。2022年2月19日のケルン戦(0-1)、グラスナーは後半から入れた鎌田を試合の終わり近くに下げ、チームメートの前で叱責した⁠35, 51。鎌田の回想によれば、翌日に鎌田が謝罪し、起用に疑問を持った理由も伝えると、グラスナーは「謝罪は受け入れるし、考えていることもわかった。これで終わりにしよう」と応じた⁠51。3か月後、鎌田はヨーロッパリーグ決勝のPK戦で3人目を決めた⁠35。

鎌田は後に「調子の悪い時期も守ってくれた」「守備と、ボールがないときの規律を厳しく求められ、攻撃では自由をくれた」と語っている⁠35。グラスナーは同じ選手を、2列目、中盤の底、中盤の2枚へと季ごとに動かし、3つのクラブの3つの決勝で使い続けた⁠35, 50, 45。PL DAILY ANALYSIS

FACED THIS SEASON 今季対戦したクラブの日本人選手
選手試合出場グラスナーのチームとの関わり(根拠)
田中碧8月22日 第1節
フォレスト 0–1 リーズ
ベンチ(出場なし)ベンチに入ったが、出場しなかった⁠6。リーズが88分の直接FKで勝ち、グラスナーの初陣は黒星になった⁠16
田中碧8月25日 カラバオ杯2回戦
フォレスト 0–2 リーズ
先発〜68分中盤で先発し、31分にスルーパスで決定機を作った(Optaの記録ではダニエル・ジェームズのシュートをアシスト)。68分に交代した⁠6, 16。フォレストはこの敗戦で大会を去った
遠藤航8月29日 第2節
リバプール 2–2 フォレスト
ベンチ(出場なし)ベンチに入ったが、出場しなかった⁠6。この試合でグラスナーは66分にヌドイを下げてデラップを入れ、2分後にPKを得た(SIGNATURE MOVE)⁠16
鈴木彩艶9月12日 第4節
アストン・ヴィラ 1–2 フォレスト
先発(フル出場)ヴィラのゴールを守り、86分にはシュラーガーのヘディングを右へ飛んで止めた(ガーディアン)⁠48。46分のデラップの一撃と、88分のイゴール・ジェズスの決勝点で2失点(07で詳述)⁠16, 6
坂元達裕9月19日 第5節
フォレスト 0–1 コベントリー
ベンチ(出場なし)ベンチに入ったが、出場しなかった⁠6。コベントリーは55分の1点を守り切り、フォレストは59分と73分にCFを足した⁠16

試合の日付は現地(英国)時間。出場と交代の分、登録メンバーはFotMob(Opta)とESPNの記録で確かめた⁠6, 16。トッテナム戦の登録メンバーに、日本人選手はいなかった⁠6。

NEXT 日本人選手が所属するクラブとの対戦予定(年内)
日付(現地)相手日本時間日本人選手
10月11日(日)クリスタル・パレス(アウェー)11日(日)22:00鎌田大地、冨安健洋
10月23日(金)イプスウィッチ・タウン(アウェー)24日(土)4:00前田大然
12月2日(水)ハル・シティ(アウェー)3日(木)5:00(未確定)守田英正
12月5日(土)ブライトン(ホーム)6日(日)0:00(未確定)三笘薫

日付は現地(英国)時間で、日本時間は本紙が換算した。10月11日の開始時刻はクラブ公式のチケット情報による(14時、英国夏時間)⁠7。鎌田にとっては、パレスで指導を受けた監督との初めての対戦になる。冨安はグラスナーの退任後の2026年8月7日にパレスへ加わっており、指導を受けたことはない⁠52。10月23日と12月の2試合の開始時刻はFotMobの一覧によるもので、12月の2試合は日時が仮のまま、テレビ中継の選定で変わることがある⁠6。年明けは1月5日(火)にホームでハル(19時30分開始、日本時間6日4時30分)⁠53、3月20日にホームでアストン・ヴィラ(鈴木彩艶)、4月10日に敵地でリーズ(田中碧)、4月17日にホームでリバプール(遠藤航)が控える⁠6。

06IN-GAME MANAGEMENTGAME STATE MATRIX ─ どんな状況になると何をするか

リーグ5試合では、最初の交代に毎回2列目のヌドイが含まれていた(トッテナム戦は右WBのアイナと同時)⁠16。負傷以外の最初の交代は平均64.2分で、パレスの2025/26(61.4分)より少し遅い(FotMob)⁠6, 42。

試合状況よく行う変更狙い(根拠ラベル)回数 / 対象試合実例
59〜75分
同点か劣勢
2列目のヌドイを下げ、CFを入れる(SIGNATURE MOVE)監督発言「イゴールはプレーする9番で、10番の位置へ降りるのを好む」「デラップは背後へ走る力強いランナー」⁠175 / 5リーズ戦62分(0-0、ヌドイ→ウッド)、リバプール戦66分(1-1、→デラップ。70分にPKで勝ち越し)、トッテナム戦59分(0-0、→イゴール・ジェズス)、ヴィラ戦75分(1-1、→イゴール・ジェズス。88分に本人が決勝点)、コベントリー戦59分(0-1、→イゴール・ジェズス)⁠16, 19, 20
59〜86分
同点か劣勢
右WBを替える本紙解釈サイドを上下する脚を入れ替える。交代後の左右の配置は、記事と実況では確認できない⁠165 / 6リーズ戦74分(0-0、アイナ→ルカ・ネッツ(Luca Netz))、カラバオ杯61分(0-1、アイナ→ネッツ)、リバプール戦86分(2-2、アイナ→ネッツ)、トッテナム戦59分(0-0、アイナ→ムニョス)、コベントリー戦83分(0-1、ムニョス→ネッツ)⁠16
74〜83分
同点か劣勢
マカティーを下げ、中盤の選手を入れる本紙解釈中盤の2枚の脚をそろえ直す。ヴィラ戦は、マカティーが80分に警告を受けた2分後の交代だった⁠16, 63 / 5リーズ戦74分(0-0、→シュラーガー)、ヴィラ戦82分(1-1、→イブラヒム・サンガレ)、コベントリー戦83分(0-1、→サンガレ)⁠16

対象は今季の公式戦6試合で、1行目と3行目はリーグ5試合。交代の組と分はOptaの実況(「X replaces Y」)で1組ずつ確定し、交代時のスコアは得点の時刻と突き合わせた⁠16, 6。負傷による交代(カラバオ杯79分のネコ・ウィリアムズ、トッテナム戦90分のムリーリョ)は数えていない。分母は、1行目がヌドイが先発したリーグ5試合、2行目が右WBが先発した公式戦6試合(ヴィラ戦のムニョスはフル出場)、3行目がマカティーが先発したリーグ5試合(リバプール戦は90+2分にカラム・ハドソン・オドイと交代、トッテナム戦はフル出場)。カラバオ杯は先発を大きく替え、60分にヌドイを入れる側だった⁠16。

Closing games ─ リード時の締め方

リードした2試合は1勝1分⁠6。リバプール戦は2度リードし、リードしている間は交代を使わないまま、60分と82分に追いつかれた。グラスナーは2失点を「ほぼ同じ形、同じ経路で、同じミスから」と説明した⁠16, 18。ヴィラ戦は88分に勝ち越した後、90+1分にデラップを下げてウッドを入れ、CFを同じ役割の選手に替えた⁠16。リードの守り方の型は、2試合ではまだ見えない。

Plan B ─ 劣勢時

先に失点した3試合(リーグとカラバオ杯のリーズ戦、コベントリー戦)はすべて敗れた⁠6。コベントリー戦は59分にイゴール・ジェズスを入れ、73分にはCBのディオマンデを下げてウッドを入れ、CFを3人同時に起用した。リーグのリーズ戦も90+3分にCBのムリーリョを下げてアルノー・カリムエンドを入れている⁠16。CBを削ってFWを足す交代は2回で、表の基準(3回)に届かない。本人はコベントリー戦の後、「点が要ると感じていたから、必要のないところでクロスを入れた」と話し、ネコ・ウィリアムズも「失点の後、落ち着く代わりに少し焦った」と振り返った⁠24, 54。追う展開では、前の人数を足すほどクロスが増えやすい。PL DAILY ANALYSIS

07ONE MATCH TO UNDERSTAND HIMアストン・ヴィラ 1–2 ノッティンガム・フォレスト(2026.9.12)

就任後の初勝利を選んだ。前夜にCBを2人失い、同点にされた直後に一手(10番を9番に替える)を使い、交代で入った9番が決勝点を挙げた試合だからだ⁠46, 16。

BEFORE ヴィラ戦の先発(3-4-2-1)前夜にCB2人が離脱。右CBにアイナ、中央にディオマンデ 2652343212427101419 ▲ 攻撃方向:上 ● フォレスト ○ 相手(薄色)
BEFORE → PROBLEM ヴィラ戦の先発。前夜にCB2人が離脱し、右CBにアイナ、中央にディオマンデ。立ち上がりの10〜15分は押し込まれた⁠46, 6。
CHANGE 75分と82分の交代ヌドイ→イゴール・ジェズス、マカティー→サンガレ 265234321627101911 ▲ 攻撃方向:上 ● フォレスト ○ 相手(薄色)
CHANGE 74分に同点にされた直後、75分にヌドイに代えてイゴール・ジェズス。82分にマカティーに代えてサンガレ⁠16。
RESULT 88分 2-1ムニョスとギブス・ホワイトのパス交換、フリックから 265234321627101911 ▲ 攻撃方向:上 ● フォレスト ○ 相手(薄色)
RESULT 88分。ムニョスとギブス・ホワイトのパス交換から、フリックを受けたイゴール・ジェズスがエリア中央から決めた⁠48, 20, 16。

※ 実況記述からの再構成(クラブ公式とガーディアンの試合記事、Optaの実況、FotMobの布陣表記とシュートマップ)。各選手の位置は布陣上の標準配置であり、特定の瞬間の座標ではない。2枚目のデラップとイゴール・ジェズスの並びは想定の配置。3枚目のイゴール・ジェズスの位置だけは、FotMobのシュートマップに記録された88分のシュートの位置で、ほかの選手の位置とボールの経路は、記事の「パス交換」「フリック」「ムニョスのクロス」という記述にもとづく模式。相手(薄い丸)は、ヴィラの4-2-3-1(FotMobの表記)と、80分以降に10人になった後の模式。

BEFORE

第3節までの守備陣から、中央と右のCBを欠いて臨んだ。前日にミレンコビッチとジャイール・クーニャがハムストリングを痛め、夜9時半に出た検査の結果で、2人とも出られないと決まった。グラスナーはアイナとディオマンデの部屋を訪ね、3バックで先発すると伝えた⁠46。右WBは、加入後初めての先発のムニョス⁠6, 39。

PROBLEM

立ち上がりに押し込まれた。7分にGKセルスが続けざまにシュートを止め、グラスナーも「最初の10〜15分は苦しんだ」と認めている⁠20, 46。ヌドイは前半の衝突で顔を痛め、グラスナーいわく「12ラウンド目のボクサーのような鼻」になっていた(ガーディアン)⁠48。後半開始直後に先制したが、74分にCKの流れから同点にされた⁠16, 48。

CHANGE

ハーフタイムに「欲しいスペースを見せ」、攻撃のテンポを上げた⁠46。46分、ムリーリョが相手陣でブエンディアから奪い、デラップが運んで右足で決めた⁠48。同点にされた直後の75分、ヌドイを下げてイゴール・ジェズスを入れ、CFを2人同時に起用した(SIGNATURE MOVE)。ガーディアンによれば、この投入は失点の前から準備されていた⁠16, 48。82分には、80分に警告を受けていたマカティーを下げてサンガレを入れた⁠16, 6。

RESULT

88分、ムニョスとギブス・ホワイトのパス交換から、ギブス・ホワイトのフリックを受けたイゴール・ジェズスがエリア中央から流し込んだ⁠48, 20, 16。シュートは22本対7本(FotMob)⁠6。フォレストのヴィラ・パークでの勝利は1994年以来で、グラスナーのエメリとの対戦成績は8戦6勝2分になった⁠20, 48。本人は「勝点1を持ち帰る、という考えではなかった。引き分けではいけないと、全員が感じていた」と話した⁠46。

WATCH 74分から88分。同点にされた直後の交代から、決勝点までの14分間⁠16。今季の一手が、初めて決勝点に結びついた試合でもある。ヴィラは63分までに交代枠を使い切っており、80分のマートセンの負傷で10人になっていた(ガーディアン)⁠48。一手が効いた背景には、相手が人数を欠いた終盤の10分もある。PL DAILY ANALYSIS

この章は、クラブ公式とガーディアンの試合記事、Optaの実況、FotMobの布陣表記と試合統計で構成した⁠20, 48, 16, 6。映像は確認していないため、秒単位の時刻や瞬間の座標は書いていない。本紙9月13日号の THE TURNING POINT は、この試合をヴィラ側の交代枠の使い方から扱っている(12参照)。

08MANAGER FINGERPRINT / TEAM DNA前所属の最終季・前季のクラブ・今季を同じ提供元で

前所属の最終季(パレスの2025/26)、フォレストの前季(2025/26、4人の監督の期間を含む)、今季の3つを、同じ提供元(FotMob)で並べた⁠42, 25, 6。今季はリーグ5試合しかないため、数値は傾向を見るための参考値である。

パレス 2025/26(リーグ38試合、15位)⁠42, 5フォレスト 2026/27(リーグ5試合、13位)⁠6, 5破線=フォレスト 2025/26(リーグ38試合、16位)⁠25, 5
BALL支配率(%)/破線はフォレストの2025/2635%60%45.947.2

パレス25-26 45.9%今季26-27 47.2%フォレスト25-26(破線) 46.8%目盛り 35〜60%

BUILD-UPパスに占めるロングボールの割合(%)/破線は同上8%20%13.915.7

パレス25-26 13.9%今季26-27 15.7%フォレスト25-26(破線) 12.5%目盛り 8〜20%

PRESS相手陣の3分の1で奪った回数 / 試合(季統計)/破線は同上083.11.8

パレス25-26 3.1今季26-27 1.8フォレスト25-26(破線) 3.8目盛り 0〜8

WIDTHクロス / 試合/破線は同上82816.018.2

パレス25-26 16.0今季26-27 18.2フォレスト25-26(破線) 21.8目盛り 8〜28

TEMPO速攻からのシュート / 試合/破線は同上0.02.00.971.00

パレス25-26 0.97今季26-27 1.00フォレスト25-26(破線) 0.95目盛り 0.0〜2.0

RISKxG − 被xG(1試合平均)/破線は同上-1.01.50.170.50

パレス25-26 0.17今季26-27 0.50フォレスト25-26(破線) -0.30目盛り -1.0〜1.5

目盛りは、FotMob(Opta)の試合ページのチーム統計、選手統計、シュートマップを本紙が合計して算出した。PRESSだけはFotMobの季統計(相手陣の3分の1でボールを奪った回数の1試合平均)⁠42, 25, 6, 44。ロングボールの割合は、ロングボールの試行数をパス総数で割った値。速攻はOptaの分類(FastBreak)によるシュート数。破線(フォレストの2025/26)の値は、支配率46.8%、ロングボールの割合12.5%、相手陣での奪取3.8回、クロス21.8本、速攻からのシュート0.95本、xG差−0.30。マーカーの位置は x = 20 + 560 ×(値 − 下限)÷(上限 − 下限)。

TEAM DNA

指標PAL 25/26
(リーグ38試合)
NFO 25/26 前任ら
(リーグ38試合)
NFO 26/27
[暫定・リーグ5試合]
PL DAILY VIEW
勝点 / 試合1.18(45)1.16(44)1.00(5)3つとも1点前後。今季はまだ5試合で、1試合の結果で大きく動く⁠42, 25, 6
失点 / 試合1.341.341.003つの中で最も少ない⁠42, 25, 6
支配率45.9%46.8%47.2%3つとも50%を下回る。03のNON-NEGOTIABLESの3行目どおり⁠42, 25, 6
xG / 試合1.531.211.45作ったチャンスは前季より多い。得点は1試合0.80で、xGを大きく下回る⁠25, 6
被xG / 試合1.371.510.95最も大きく動いた指標⁠42, 25, 6
シュート / 試合11.612.516.4パレスの最終季より5本近く多い⁠42, 25, 6
被シュート / 試合11.713.310.4前季より3本近く少ない⁠42, 25, 6
相手陣の3分の1で奪った回数 / 試合3.1(20クラブ中15位)3.8(20クラブ中9位)1.8(20クラブ中18位タイ)3つの中で最も少ない。前から奪う形は、パレスの頃から中位以下⁠44
クロス / 試合16.021.818.2前季よりは少なく、パレスよりは多い⁠42, 25, 6
最初の交代(平均)61.4分60.3分64.2分負傷による交代を除く。今季はすべて59分以降⁠42, 25, 6

すべてリーグ戦のみ。「相手陣の3分の1で奪った回数」はFotMobの季統計、それ以外の行はFotMob(Opta)の各試合ページの値を本紙が合計して試合数で割った⁠44, 42, 25, 6。順位は本紙が全20クラブの値を多い順に並べて算出し、同じ値のクラブがあるときは並んだ中の最上位を記した。最初の交代の分はFotMobの表記で、ハーフタイムの交代は46分と数える。パレスの2025/26は、交代の記録が無い1試合を除く37試合の平均。

反対仮説 ─ 「60分の交代は一手ではなく、先発の2列目が点に絡めていないことの穴埋めにすぎないのではないか」。材料はそろっている。前半の得点は、リーグ5試合でリバプール戦の1点だけ⁠16。交代の後に増えるのはシュートの本数で、PKを除くxGはほぼ変わらない(SIGNATURE MOVE)⁠6。独立系のファン媒体は、イゴール・ジェズスを2人目の10番として先発させるべきだと書いた⁠55。

それでも、本紙は「穴埋めにすぎない」とは判断しない。材料が3つある。①パレスの2025/26も、リーグ38試合中19試合でFW以外の選手を下げてFWを入れており、負傷を除く26回のうち22回は同点か劣勢の時点だった(FotMob)⁠42。クラブが替わっても続く習慣で、フォレストの事情だけでは説明できない。②ヴィラ戦では、同点にされる前から投入が準備されていた⁠48。③夏の補強で、型の違うCFを3人そろえた。本人は、ボックス内のウッド、10番へ降りるイゴール・ジェズス、背後へ走るデラップの違いを説明している⁠17。本紙は仮説の半分(先発の2列目が点に絡めていない)を支持し、残りの半分(その場しのぎの交代)は支持しない。PL DAILY ANALYSIS

09TACTICAL EVOLUTION今季の推移

今季の公式戦6試合で、3-4-2-1という基本布陣は変わっていない⁠6。変わったのは最前線と2列目の人選で、節目は1つ。デラップが先発に入った第3節から、最前線と2列目の左右が入れ替わった⁠6。過去のクラブの推移は、03 の SYSTEM BY SEASON に置いた。

AUG8/22〜8/29[3試合]

9番にイゴール・ジェズス/2列目は右にギブス・ホワイト

開幕のリーズ戦とリバプール戦は、最前線にイゴール・ジェズス、2列目は右にギブス・ホワイト、左にヌドイ。最終ラインは右からジャイール・クーニャ、ミレンコビッチ、ムリーリョで、右WBはアイナだった⁠6。間のカラバオ杯は先発を5人入れ替え、2列目にイゴール・ジェズスを置いた⁠6。0-2で敗れた後、グラスナーは「彼らは我々より先にいる。我々は過程を始めたところだ」と話している⁠56。デラップは8月27日に加わり、リバプール戦で途中から初めて出場した⁠17, 38。

SEP9/5〜9/19[3試合]

9番にデラップ/2列目は右にヌドイ、左にギブス・ホワイト

トッテナム戦からデラップが3試合続けて先発し、2列目の左右が入れ替わった⁠6。右WBは第4節から、8月31日に加わったムニョス⁠6, 39。この3試合は1勝1分1敗で、デラップはヴィラ戦で初得点を挙げた⁠6, 20。60分前後にヌドイを下げてイゴール・ジェズスを入れる交代は、3試合とも同じだった(06)⁠16。

節目は「3試合以上続いた変更」または「監督が明言した変更」に限った。開幕からの3試合は、今季の出発点として置いた。ヴィラ戦の最終ライン(アイナを右CB、ディオマンデを中央)は前夜の負傷によるもので、節目の基準には届かない。布陣と先発の配置はFotMob(Opta)の表記による⁠6, 46。

10VOICES同じ監督を4方向から

MANAGER SAYS ─ 本人(Sky Sports、2026.8.20/クラブ公式、2026.9.19)

「同じことだけをしていたら、いつも同じ結果になる」

開幕前のインタビューで、就任後に選手へ最初に伝えたことの一つとして「同じことだけをしていたら、いつも同じ結果になる」を挙げた。「16位より上を目指せると思うが、現実的でなければならない」「最優先はクラブに安定をもたらすこと。そのうえで、上位半分に定着する話ができる」とも話している⁠43。ホームで無得点が続いたコベントリー戦の後には、「初めて昨季の重さを感じたのかもしれない。ロッカールームは静かだった」と語った⁠24。

PLAYERS SAY ─ ダニエル・ムニョス(クラブ公式、2026.8.31)/ニコラ・ミレンコビッチ(Sky Sports、2026.8.20)/アダム・ウォートン(UEFA、2026.5.29)

「相手を百万回見る」

パレスでも指導を受けたムニョスは、「オリバー・グラスナーは特別だ。疲れを知らない働き手で、勝者だ。彼と働くと、自分の力以上を出そうとする」と話した⁠57。ミレンコビッチは「少し完璧主義者で、細部まで見る。試合を決めるのは、そういう細部だったりする」と語り、ネコ・ウィリアムズは「監督は新しいことをたくさん持ち込んだ」と話した⁠43, 58。パレスでカンファレンスリーグ決勝の最優秀選手になったウォートンは、「すべては細部。毎試合の前の分析がとても細かく、相手を百万回見る」と話している⁠14, 45。

ANALYSTS SEE ─ Coaches’ Voice(2024.11.1)/UEFA技術観察員(2026.5.29)/シャビ・エルナンデス(ブンデスリーガ公式、2022)

「カウンターとカウンタープレスを、あれほどやるチームは数えるほどしか見たことがない」

Coaches’ Voice は「グラスナーのチームがボールを支配することはめったにない」と書き、もう一つの特徴として個々のデュエルの激しさを挙げた⁠29。UEFAの技術観察員は、カンファレンスリーグ決勝で鎌田が外へ開いて受けた動きについて「普段、パレスの6番は外へ開かない。使うために、あらかじめ空けていた」と分析している⁠45。フランクフルトにヨーロッパリーグ準々決勝で敗れたバルセロナの監督シャビ・エルナンデスは、「カウンターとカウンタープレスを、あれほどやるチームは数えるほどしか見たことがない」と評した(ブンデスリーガ公式)⁠2。

LOCAL VIEW ─ BBCラジオ・ノッティンガム(BBC Sport、2026.9.21)/SUPPORTER VIEW:Nottingham Forest News(2026.9.24)

「同じことの繰り返しだった」

BBCラジオ・ノッティンガムで、元フォレストのホッジは「今季のホーム3試合で、はっきりした決定機を3つも4つも数えられない」「ボックスへ入れたボールを、コベントリーがすべて頭で返した。トッテナム戦とリーズ戦を、もう一度見ているようだった」と語った⁠23。独立系のファン媒体 Nottingham Forest News は、「直近のホーム2試合でヌドイはイゴール・ジェズスと交代し、チームははるかに点を取りそうに見えた」と書き、イゴール・ジェズスを2人目の10番として先発させるよう求めた⁠55。

単発の評価を「英国での評価」として一般化しない。Nottingham Forest News はサポーター向けの独立系媒体で、論考は筆者の意見として読む必要がある⁠55。

11CONTRACT / CLUB BACKING / EXPECTATIONS事実だけを並べる

契約

2026年7月6日、クラブ公式が就任を発表した。契約の年数は発表に書かれていない⁠1。Sky Sports は就任の4日前、3年契約での合意が近いと報じていた⁠9。前所属のパレスとの契約は、2025/26の終わりで満了していた⁠11, 4。

クラブ首脳の発言

オーナーのマリナキスは発表で「話し合いの中で、同じビジョン、同じ野心、成功への同じ執念を共有していると分かった」「私たちの野心は、ただ競うことではない。勝ち、主要なタイトルに挑むことだ」「オリバーは勝者だ」と述べた⁠1。9月1日付で、FIFAとオリンピアコスで要職を務めた人物が新しいCEOに就いた⁠59。

就任時に示された目標

クラブ公式の発表に、数値の目標はない。本人は「チームをもう一段上へ引き上げ、サポーターが誇れるチームを作る」ことを掲げた⁠1。開幕前には「16位より上を目指せると思う」「最優先は安定」と話している⁠43。

今季の状況

第5節終了時点でリーグ13位、5試合1勝2分2敗の勝点5⁠5。カラバオ杯は2回戦で敗れ、今季は欧州の大会に出ていない⁠6, 4。本人は「欧州の大会がないので人数を減らし、質と人柄のある選手を足したかった」と、フィールドプレーヤー21人とGK3人の編成を説明した⁠60。この夏、エリオット・アンダーソンがマンチェスター・シティへ、タイウォ・アウォニイがコベントリーへ移った⁠38。前季は公式戦56試合を戦い、リーグの勝点はその前の季より21少なかった(Sky Sports)⁠43。代表ウィークを挟み、リーグは10月11日(現地時間。日本時間同日22時)の敵地パレス戦で再開する⁠7。

解任や去就に関する噂、年俸についての報道は載せていない。次の相手のパレスとは、2025/26のヨーロッパリーグの出場権をめぐる経緯があり、UEFAがパレスを除外してフォレストに出場権を与えた(Sky Sports)。フォレストの就任発表は、グラスナーの前所属の名を出していない⁠4, 1。成績は 08 の TEAM DNA に、日程は 05 に記した。

12PL DAILY ARCHIVE本紙がグラスナーを扱った号

本紙の本文にグラスナーの名前が出る号のうち、監督の采配・発言・成績に触れた3号を載せた。8月23日号は出典の記事題にだけ名前が出るため、載せていない。8月26日号は、固有名詞を日本語で表記する前の時期の号になる。ARCHIVE 自体は他章の事実の根拠にしておらず、各章の記述はSOURCESの一次・二次資料に直接つないでいる。

SOURCES 本文の肩数字から該当資料へ

確認日:2026年9月26日。クラブ公式(CLUB OFFICIAL)、リーグ・大会・連盟の公式(LEAGUE OFFICIAL)、放送局(BROADCAST)、新聞(PRESS)、オーストリアの媒体(AT MEDIA、LOCAL)、日本の媒体(JP MEDIA)、分析媒体(ANALYST)、サポーター媒体(SUPPORTER)、データ提供元(DATA)、本紙(PL DAILY)を区分して記載。試合ごとの布陣・交代・スタッツ・シュートの分類はFotMob(Opta)で、交代の組と得点の形はOptaの実況(ESPN)で統一し、今季と前季の順位はプレミアリーグ公式API、それより前の季の順位はESPNの順位表を使った。監督の通算成績はFotMobで統一している。

  1. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestForest appoint Oliver Glasner as head coachノッティンガム・フォレスト、2026.7.6。肩書はHead Coach。本人の談話(オーナーと首脳陣の明確なビジョンと信頼、選手の潜在力が決め手、チームをもう一段上へ)と、オーナーのEvangelos Marinakisの談話(「オリバーは勝者だ」「競うだけでなく、勝ち、主要タイトルに挑む」)。ヨーロッパリーグとカンファレンスリーグの両方を制した3人目の監督と紹介。契約年数の記載はない。前所属のクラブ名は出していない。
  2. LEAGUE OFFICIAL|BundesligaWho is Oliver Glasner, Eintracht Frankfurt’s UEFA Europa League-winning coach?ブンデスリーガ公式、2022.5.9掲載(2023年3月時点の記述を含む)。リートで1992年から、1998年と2010/11にオーストリア杯。2003〜04年はLASK。2011年8月、試合での頭の衝突による硬膜下血腫で緊急手術、8月23日に引退(リートで公式戦571試合)。ザルツブルクでスポーツコーディネーター、次いでロジャー・シュミットのアシスタント。2014/15リート監督、LASKで2017年昇格、復帰季4位、2018/19は2位。ヴォルフスブルクで7位と4位、3バックと4バックを行き来。フランクフルト1季目はリーグ11位、ヨーロッパリーグ13試合無敗で優勝。2021/22は10人が2,500分超、次が長谷部誠の1,750分。本人の談話「相手の守備に問題を起こしたい。前へ出て、相手を常に忙しくさせる」。シャビ・エルナンデスとニコ・コバチの評。記事中の「87試合で1試合平均1.87点」はFotMobの勝敗(41勝22分24敗)と合わないため、本紙は使っていない。
  3. CLUB OFFICIAL|SV RiedOliver Glasner ist neuer Cheftrainer der SV Josko RiedSVリート、2014.5.16。1974.8.28ザルツブルク生まれ。リートの選手として1992〜2003年と2004〜2011年、1部リーグ410試合21得点、終身の名誉主将。ザルツブルクで2年間コーチ。本人の談話「前への速いプレー、前へ出る攻撃的な守備、速い切り替えで、現代的で魅力的なサッカーを見せたい」。マネージャーのStefan Reiterは「ロジャー・シュミットとともにザルツブルクの魅力的なスタイルを作り、実行した」と紹介。
  4. BROADCAST|Sky SportsOliver Glasner to Nottingham Forest: Former Crystal Palace boss succeeds Vitor Pereira at the City GroundSky Sports、2026.7.6。パレスとの契約満了で退団し、フォレストの12か月で5人目の監督に。パレスは5月のカンファレンスリーグ決勝でラージョ・バジェカーノに1-0。2025/26のヨーロッパリーグ出場権は、UEFAがパレスを除外してフォレストに与えた経緯があり、フォレストの発表はパレスの名を出していないと指摘。今季フォレストは欧州の大会に出ない。
  5. DATA|Premier LeaguePremier League standings (official API)2026/27第5節終了時点と、同じAPIのシーズンIDを2025に替えて取得した2025/26最終順位。2026.9.26取得。
  6. DATA|FotMob(Opta)Nottingham Forest 2026/27 — match pages今季の公式戦6試合(リーグ5、カラバオ杯1)の布陣表記、先発の配置、交代、前後半のチーム統計、シュートマップ(位置、xG、状況の分類)。本紙が合計して1試合平均を算出した。2026.9.26取得。
  7. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestTicket details – Crystal Palace (A)2026.9.6。クリスタル・パレス戦は10月11日(日)、セルハースト・パーク、14時(英国夏時間)開始。
  8. DATA|FotMobOliver Glasner — coach career監督の通算成績(coachStats)。リート37試合13勝7分17敗、LASK 161試合96勝29分36敗、ヴォルフスブルク87試合41勝22分24敗、フランクフルト97試合39勝29分29敗、パレス122試合53勝34分35敗(2024.2.19〜2026.6.2)、フォレスト6試合1勝2分3敗(2026.7.6〜)。2026.9.26取得。
  9. BROADCAST|Sky SportsVitor Pereira: Nottingham Forest confirm head coach exit with Oliver Glasner in talks to replace himSky Sports、2026.7.2。フォレストが契約の相互解除条項を行使してVítor Pereiraと別れた(クラブの声明を引用)。Sky Sports Newsの取材として、グラスナーは3年契約での合意に近いと報道。パレスとの契約は満了。ペレイラは2月に18か月契約で就任し、残留とヨーロッパリーグ準決勝進出を果たしていた。
  10. BROADCAST|ESPNOliver Glasner announced as new Nottingham Forest head coachESPN、2026.7.6。「ヌーノ・エスピリト・サント、アンジェ・ポステコグルー、ショーン・ダイチ、ペレイラに続き、12か月で5人目の監督になる」。フォレストは2025/26を16位で終えた。
  11. CLUB OFFICIAL|Crystal PalaceOliver Glasner appointed as Palace managerクリスタル・パレス、2024.2.19。2025/26終了までの契約。LASKを3季で2部から欧州カップ戦の出場権へ導き、4季目にチャンピオンズリーグ予選の出場権。ヴォルフスブルクではクラブ史上3番目の勝点で4位。会長のスティーブ・パリッシュの談話。
  12. LEAGUE OFFICIAL|The FACrystal Palace win historic first Emirates FA Cup with 1-0 victory over Manchester CityThe FA、2025.5.17、ウェンブリー。マテタからのボールを受けたダニエル・ムニョスの低いクロスをエゼが決め、1-0。パレスのクラブ史上初のFAカップ優勝。
  13. LEAGUE OFFICIAL|The FAJustin Devenny fires Crystal Palace to FA Community Shield on penaltiesThe FA、2025.8.10、ウェンブリー。リバプールと2-2、PK戦3-2でパレスが勝利。
  14. LEAGUE OFFICIAL|UEFACrystal Palace 1-0 Rayo Vallecano highlights: Jean-Philippe Mateta wins Conference League for the EaglesUEFA、2026.5.27、ライプツィヒ。51分にマテタがウォートンのシュートのこぼれ球を押し込み1-0。グラスナーにとってパレスでの最後の90分だった。
  15. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestForest’s 2026/27 Premier League squad confirmed2026.9.3。21歳超の登録24人と21歳以下の契約選手の一覧。日本国籍の選手はいない。
  16. DATA|ESPN(Opta実況)Nottingham Forest 2026/27 — Opta commentary via ESPN (six matches)今季の公式戦6試合の実況データ(ESPNのsummary API、JSON)。交代の組(「X replaces Y」)、負傷交代の記述、得点とアシスト、シュートの位置の記述。見出しのリンクはヴィラ戦で、6試合それぞれは下の個別リンクから開ける。2026.9.26取得。個別:8.22 リーズ戦8.25 カラバオ杯リーズ戦8.29 リバプール戦9.5 トッテナム戦9.12 アストン・ヴィラ戦9.19 コベントリー戦
  17. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestGlasner: Delap signing a sign of our ambition2026.8.28。デラップは8月27日に5年契約で加入。本人の談話「力強く、速く、背後へ走って決められるストライカー。アウォニイで失った型だ」「ウッドはボックス内でトップ級の点取り屋。イゴールはプレーする9番で、10番の位置へ降りるのを好む」「今は背後への力強いランナーがいる」。
  18. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestGlasner admits disappointment with just a point2026.8.29、リバプール戦の後。本人の談話「2度リードし、多くの機会を作った。一方で、ほぼ同じ形、同じ経路で、2度とも同じミスから失点した」「同点にされた後、前へプレーしてPKを得た。そこが本当に気に入った」「アンフィールドで機能するなら、どこでも機能する」。
  19. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestLiverpool report2026.8.29、リバプール 2-2 フォレスト。25分の先制点は、セルスのロングパスをイゴール・ジェズスが落とし、ギブス・ホワイトを経て、ボックスで空いていたヌドイが決めた。ネコ・ウィリアムズがGKに倒されてPK、ギブス・ホワイトが決めて勝ち越し。フォレストはアンフィールドで3季続けて負けていない。
  20. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestAston Villa report2026.9.12、アストン・ヴィラ 1-2 フォレスト。グラスナー体制の初勝利で、ヴィラ・パークでは1994年以来の勝利。後半開始直後、ムリーリョが相手陣で奪い、デラップが決めた。イゴール・ジェズスがムニョスのクロスをギブス・ホワイトのフリックを経て決め、勝ち越し。
  21. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestSpurs report2026.9.5、フォレスト 0-0 トッテナム。60分前後に両ベンチが交代し、その直後にネコ・ウィリアムズが押し込んだ得点はVARで取り消し。
  22. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestCoventry City report2026.9.19、フォレスト 0-1 コベントリー。途中出場のイゴール・ジェズスのループは相手DFにゴール前でかき出され、終盤の得点はVARで取り消し。
  23. BROADCAST|BBC Sport(BBC Radio Nottingham)‘Same again’ from Forest as Glasner’s side ‘struggle’ at homeBBC Sport、2026.9.21。フォレストのホームでの最後の勝利は2026年4月のヨーロッパリーグ準決勝第1戦(ヴィラに1-0)。元フォレストのSteve HodgeがBBCラジオ・ノッティンガムで「ボックスへ入れたボールは、コベントリーがすべて頭で返し、こぼれ球も拾った。同じことの繰り返しだった」「5バックとその前の2人がボックスに構えていた」と語った。開幕5試合でフォレストより得点が少ないのはコベントリーとトッテナムだけ。
  24. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestGlasner assesses clash with Coventry2026.9.19。本人の談話「初めて昨季の重さを感じたのかもしれない」「点が要ると感じていたから、必要のないところでクロスを入れた」「得点のない試合は4つ目で、この状況に満足はできない」。
  25. DATA|FotMob(Opta)Nottingham Forest 2025/26 — Premier League match pagesフォレストの前季リーグ38試合のチーム統計を本紙が集計(ヌーノ、ポステコグルー、ダイチ、ペレイラの4人の期間を含む)。2026.9.26取得。
  26. DATA|FotMobPremier League 2026/27 — team season stats (xG, xG conceded, big chances, shots on target)同じ経路の expected_goals_team、_xg_diff_team、big_chance_team、big_chance_missed_team、ontarget_scoring_att_team を併せて取得。第5節終了時点。2026.9.26取得。
  27. LOCAL (AT)|MeinBezirk.at(Ried)Gludovatz: „Rieder mit Leib und Seele“リートの地域紙、2021.5.14。2008〜2012年にリートを率いたPaul Gludovatzのインタビュー。「選手の頃から指導陣と密に仕事をしていた」「Gerhard Schweitzerと3バックへ切り替えようとしたとき、リーダウのオリバーの庭で試して議論した」。
  28. DATA|FotMob(Opta)League match pages — Ried, LASK, Wolfsburg, Eintracht Frankfurt, Crystal Palace (formation by match)過去の季のリーグ戦を1試合ずつ取得し、布陣の表記を数えた。見出しのリンクはフランクフルトの2021/22で、各季の試合一覧は下の個別リンクから開ける(各試合のページで布陣の表記を確認できる)。2026.9.26取得。個別:リート 2014/15LASK 2017/18LASK 2018/19ヴォルフスブルク 2019/20ヴォルフスブルク 2020/21フランクフルト 2021/22フランクフルト 2022/23パレス 2023/24
  29. ANALYST|Coaches’ VoiceOliver Glasner tactics and style of playCoaches’ Voice、2024.11.1。UEFAライセンスを持つコーチ陣の分析。保持率は季平均で51%を超えたことがない。ヴォルフスブルク1季目の途中で3-4-2-1から4-2-3-1へ移り、4バックでもダブルボランチの1人を2人目の10番に上げた。ブンデスリーガの4季すべてでボールロストが上位5位以内(フランクフルト2021/22は1位)、後方から前へ急ぐため。クロスはフランクフルトで3位と4位。デュエルは4季すべて上位6位(2021/22は1位)。ドイツでは最終季以外PPDAがリーグ最低水準で、パレスではブロックを多く使いPPDAが高い。パレスでは就任直後にホジソンの4-2-3-1を3バックへ替え、マテタ、エゼ、オリーズの3人を前線に。
  30. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestGlasner on trip to Aston Villa2026.9.11。本人の談話「うまくやれている感触はあるが、試合のいくつかの局面、とくにファイナルサードでもっと良くできる」。
  31. AT MEDIA|LAOLA1Oliver Glasner ist nicht der kleine Roger SchmidtLAOLA1(オーストリア)、2017.7.28。2012年初めにザルツブルクのスポーツコーディネーター、夏からシュミットのアシスタント。本人の談話(地元紙OÖNの引用を含む)「いつも小さなロジャー・シュミットだと言われるが、そうではない。2012年春、UEFA-Aライセンスの修了論文に自分のプレーの考えを書いた。半年後にロジャーに読んでもらうと、考えの9割が一致していた」「ザルツブルクで自分が果たした役割は最も小さい。学ぶために行った」「LASKでは同じことを1対1ではできない。選手に合う別の型を身につけた」。ザルツブルクではセットプレーを担当していた。LASKは3バックで戦う。
  32. DATA|ESPNStandings — Austrian Bundesliga, German Bundesliga, Premier League (by season)リート2014/15(6位)、LASK 2017/18(4位)と2018/19(2位)、ヴォルフスブルク2019/20(7位)と2020/21(4位)、フランクフルト2021/22(11位)と2022/23(7位)、パレス2023/24(10位)、2024/25(12位)、2025/26(15位)。見出しのリンクはブンデスリーガの2021/22で、各季の順位表(ESPNのAPI、JSON)は下の個別リンクから開ける。2026.9.26取得。個別:オーストリア 2014/15オーストリア 2017/18オーストリア 2018/19ドイツ 2019/20ドイツ 2020/21ドイツ 2021/22ドイツ 2022/23イングランド 2023/24イングランド 2024/25イングランド 2025/26
  33. LEAGUE OFFICIAL|UEFAFrankfurt 1-1 Rangers — UEFA Europa League 2021/22 FinalUEFA、2022.5.18、セビージャ。1-1(延長)、PK戦5-4でフランクフルトが優勝。
  34. LEAGUE OFFICIAL|BundesligaOliver Glasner to leave Eintracht Frankfurt at end of 2022/23 seasonブンデスリーガ公式、2023.5.9。フランクフルトが2022/23終了での別れを発表。チャンピオンズリーグ16強とDFBポカール決勝進出の一方、リーグは10試合未勝利で年明けの2位から9位へ。本人の談話「クラブ首脳の決定を受け入れる」。
  35. LEAGUE OFFICIAL|Premier LeagueKamada’s rollercoaster journey to link up with Glasner againプレミアリーグ公式(Matt Ford)、2024.7.1。2022.2.19のケルン戦で、後半から入った鎌田を試合中に下げ、公の場で叱責。3か月後のヨーロッパリーグ決勝で鎌田は3人目のPKを決めた。2021/22は2列目(10番)でプレーし、大会のチーム最多得点、準決勝第1戦ウェストハム戦の決勝点。2022/23はゲッツェの加入後、守備的なMFへ移した。鎌田の談話「調子の悪い時期も守ってくれた」「守備と、ボールがないときの規律を厳しく求められ、攻撃では自由をくれた」。
  36. CLUB OFFICIAL|Crystal PalaceOliver Glasner celebrates one year in charge of Crystal Palaceクリスタル・パレス、2025.2.19。初戦はホームのバーンリー戦3-0。続くリーグ5試合は未勝利(3敗)。アンフィールドで1-0の後、最後の7試合で6勝(21得点)。10位はクラブ2度目のトップハーフで、得点57はクラブのプレミアリーグ最多。2024/25は開幕8試合未勝利の後、16試合で6勝6分。
  37. BROADCAST|Sky SportsOliver Glasner to leave Crystal Palace: Austrian manager will not renew contract when it expires at end of seasonSky Sports(Ron Walker)、2026.1.16。10月の代表ウィークに会長へ契約を更新しないと伝えていた。本人の談話「新しい挑戦を探している。移籍市場とは関係ない」。
  38. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestForest’s summer transfer window2026.9.2。加入はシュラーガー(ポルトガル合宿中)、ディオマンデ(Sporting CPから4年契約)、GKのSteven Benda、デラップ(チェルシーから5年契約)、ダニエル・ムニョス(パレスから、グラスナーと再会)の5人。放出にエリオット・アンダーソン(マンチェスター・シティ)、アウォニイ(コベントリー)ほか。
  39. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestForest complete signing of Daniel Muñoz2026.8.31。3年契約(クラブに1年の延長選択権)。パレスでFAカップ決勝の決勝点をアシストして最優秀選手、2024/25のクラブ年間最優秀選手、カンファレンスリーグ優勝。
  40. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestGlasner: many encouraging signs against Leeds2026.8.22、リーズ戦(0-1)の後。本人の談話「とても安定した守備が見えた」「流れの中の決定機は1つで、ポストに当たった」「もっと速くボールを動かし、ボックスで容赦なく。もっと直接的に攻めて機会を増やしたい」。ムリーリョは4か月の負傷から戻って3週間、ウッドはワールドカップ後に遅れて合流。
  41. DATA|Premier LeagueNottingham Forest — team season stats 2026/27 (official API)デュエル(勝ち+負け)、ボールロスト、ロングパス(成功+失敗)の季合計を試合数で割り、全20クラブを並べて本紙が順位を算出。第5節終了時点。2026.9.26取得。
  42. DATA|FotMob(Opta)Crystal Palace 2024/25 and 2025/26 — Premier League match pagesパレスのリーグ戦76試合のチーム統計、交代(選手の登録ポジション)、先発を本紙が集計。2026.9.26取得。
  43. BROADCAST|Sky SportsOliver Glasner has a plan for Premier League stability and success at Nottingham Forest – but it comes with a warningSky Sports(Laura Hunter)、2026.8.20の独占インタビュー。本人の談話「最初に伝えたことの一つは『同じことだけをしていたら、いつも同じ結果になる』だった」「16位より上を目指せると思うが、現実的でなければならない」「最優先はクラブに安定をもたらすこと。そのうえで上位半分に定着する話ができる」。ミレンコビッチの談話「少し完璧主義者で、細部まで見る」。記者の評「支配率で上回らなくても、相手を脅かせるチームを作る」。フォレストは2025/26に56試合を戦い、勝点は前季から21減った。
  44. DATA|FotMobPremier League — Possession won final 3rd per match (season stats)相手陣の3分の1でボールを奪った回数の1試合平均。2026/27(ID 36781)、2025/26(27110)、2024/25(23685)を同じ項目で取得。順位は本紙が全20クラブを並べて算出。2026.9.26取得。
  45. LEAGUE OFFICIAL|UEFA Technical ObserversConference League Performance Insights: Crystal Palace’s trophy-winning formulaUEFA、2026.5.29。技術観察員Jan Peder JallandとRui Fariaの分析。決勝では左CBの持ち上がりと、ボランチの鎌田大地が外へ開いて受ける動きで左側を使った。「普段、パレスの6番は外へ開かない」(Jalland)。グラスナーの談話「相手は前を1人減らして後ろで1人余らせると分かっていた。あとは、どれだけ速くサイドを変えられるか」。ウォートンの談話「分析がとても細かい。相手を百万回見る」。5バックのスライド、片方のWBが出るともう片方が絞って4バックを保つ。グラスナーの談話「全員を、プレーの仕方、守り方、攻め方、考え方で一つにそろえるのが私の仕事だ」。
  46. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestGlasner’s pride in his players despite late changes to starting XI2026.9.12。前夜9時半にミレンコビッチとジャイール・クーニャがハムストリングで出られないと分かり、アイナとディオマンデに3バックで先発すると伝えた。本人の談話「最初の10〜15分は苦しんだ」「ハーフタイムに、欲しいスペースを見せた。攻撃のテンポを上げた」「引き分けではいけない、という考え方だった」。
  47. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestGlasner: we will give our all for win against Coventry2026.9.18。本人の談話「ホームではまだ無得点で、それを変えたい」。
  48. PRESS|The GuardianEmery takes responsibility as Forest strike late at winless Aston VillaThe Guardian(Ben Fisher)、2026.9.12。この夏の補強の要は、前線を率いる動けるストライカー(デラップ)と、好みの3-4-3に合う右WB(ムニョス)。後半開始45秒、ムリーリョがブエンディアから奪い、デラップが運んで右足で決めた。フォレストはヴィラの同点弾の時点でイゴール・ジェズスの投入を準備しており、ヌドイは前半の衝突で顔を負傷していた。決勝点はムニョスとギブス・ホワイトのパス交換からギブス・ホワイトのフリック、イゴール・ジェズスが流し込んだ。マカティーのマートセンへのタックルにエメリ監督は退場を主張。グラスナーはエメリとの対戦で8戦6勝2分。本人の談話「試合前に彼と話した。欧州のタイトルでは5対2で彼のリードだ」。
  49. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestGlasner speaks after Spurs fixture2026.9.5。本人の談話「守備は良かったが、簡単にボールを失いすぎた」「最初の9分は相手のセットプレーが多かったが、その後はずっと良くなった」。
  50. DATA|ESPNCrystal Palace 1-0 Manchester City (FA Cup final 2025) — lineupsFAカップ決勝(event 735531)とコミュニティー・シールド(743268)の先発。どちらも3-4-2-1で、鎌田大地がウォートンと中盤の2枚を組んだ。2026.9.26取得。
  51. JP MEDIA|Number Web鎌田大地が恩師に激怒→公開説教された日「最もキツイ」「サッカー人生、終わったかも」Number Web編集部、2026.6.23。2022年2月19日のケルン戦(0-1)で後半開始から入った鎌田がアディショナルタイム直前に交代を命じられ、チームメートの前で2度にわたり叱責された。翌日、鎌田が謝罪し、起用に疑問を持った理由も伝えると、監督は「謝罪は受け入れるし、考えていることもわかった。これで終わりにしよう」と応じた(鎌田の回想)。
  52. CLUB OFFICIAL|Crystal PalaceTakehiro Tomiyasu signs for Crystal Palaceクリスタル・パレス、2026.8.7。トライアルを経て加入し、監督ピエール・サージュの夏の2人目の補強と紹介。背番号17。
  53. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestFestive TV selections – three games affected2026.9.10。ホームのハル・シティ戦は2027年1月5日(火)19時30分開始に変更。
  54. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestNeco: heads up and put it right2026.9.21。ネコ・ウィリアムズの談話「決め切れなかった。失点の後、落ち着く代わりに少し焦った。もっと前向きに、辛抱強くやるべきだった」。
  55. SUPPORTER|Nottingham Forest NewsThe Oliver Glasner dilemma: Nottingham Forest fans want ‘dangerous’ player to start独立系ファン媒体、Lee Clarke、2026.9.24。「直近のホーム2試合でヌドイはイゴール・ジェズスと交代し、チームははるかに点を取りそうに見えた」「イゴール・ジェズスがギブス・ホワイトと並ぶ2人目の10番として先発するのは時間の問題」。サポーターの意見として扱う。
  56. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestGlasner’s assessment of Leeds result2026.8.25、カラバオ杯2回戦リーズ戦(0-2)の後。本人の談話「彼らは我々より先にいる。我々は過程を始めたところだ」「判断を誤りすぎた」「良いプレーをし、体力を上げるのは我々の責任だ」。
  57. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestMuñoz: Forest is a winning club2026.8.31。ムニョスの談話「オリバー・グラスナーは特別だ。とても良い関係で、一緒に大きなことを成し遂げた」「疲れを知らない働き手で、勝者だ」「彼と働くと、自分の力以上を出そうとする」。
  58. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestNeco: positives to take2026.9.7。ネコ・ウィリアムズの談話「監督は新しいことをたくさん持ち込んだ」。グラスナー体制で初の無失点。
  59. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestTheodore Giannikos appointed Forest Chief Executive Officer2026.9.2。Theodore Giannikosが9月1日付でCEOに就任。FIFAとオリンピアコスで要職を務めた。
  60. CLUB OFFICIAL|Nottingham ForestGlasner’s view on Forest’s transfer window2026.9.4。本人の談話「欧州の大会がないので人数を減らし、質と人柄のある選手を足したかった。フィールドプレーヤー21人とGK3人で、どうプレーしたいかを全員が分かっている」。
  61. PL DAILY|本紙2026年8月26日号 04 PLAYER REPORTS / 09 MANAGER RATINGSカラバオ杯2回戦リーズ戦の採点(4.2)と、グラスナーの「目指す位置からは程遠い」。公開版を2026.9.26に確認、保存版 out/PL_DAILY_20260826_v5.html と一致。
  62. PL DAILY|本紙2026年9月13日号 03 THE TURNING POINTアストン・ヴィラ 1–2 ノッティンガム・フォレストの項。公開版を2026.9.26に確認、保存版 PL_DAILY/out/PL_DAILY_20260913.html と一致。
  63. PL DAILY|本紙2026年9月20日号 09 MANAGER RATINGS / PRESS VIEWコベントリー戦の採点(5.2)と、グラスナーの「初めて過去の重さを感じた」。公開版を2026.9.26に確認。保存版 PL_DAILY/out/PL_DAILY_20260920.html とは語句の修正がある(採点と本人の談話は同じ)。
LAST UPDATED2026.09.26 20:27 JST試合の日付は、断りのない限り現地(英国)時間。対象:布陣・交代・成績は2026.09.19コベントリー戦終了時点/順位表はプレミアリーグ公式APIの2026.09.26取得値(第5節終了時点)/日程はクラブ公式とFotMobの2026.09.26取得値。