MANAGER PROFILE
白=右へ流れる9番、黄=そこから出る折り返し、緑=後ろから中央へ入る2列目。
マルコ・ローゼ
MARCO ROSE
AFC Bournemouth HEAD COACH就任発表 2026.4.20/3年契約1
先制する形は、
すでにできている。
ユルゲン・クロップの教え子で、指導者としてはレッドブル系クラブで経験を積んできた。マインツでクロップの下に左サイドバックとしてプレーし、2004年に1部昇格を一緒に経験した3, 5。ザルツブルクで2連覇、RBライプツィヒでDFBポカールとスーパーカップを獲っている2, 28。ドイツ語圏の外で働くのは今回が初めてになる5。就任1季目のボーンマスは、リーグの開幕4試合すべてで先にリードしながら1勝もできず、第5節を終えて勝点3の17位にいる21, 25。リードから落とした勝点は9で、この時点のリーグ最多だった26。
「1点リードの残り15分、彼は何を変えないのか」
先制の形は4試合・4得点で反復している。それでも勝点は3にとどまる25, 26。本人は「全体を変える必要はない。細部を変えるだけだ」と言う22。では、変えないものは何なのか。03 TACTICAL LINEAGE の NON-NEGOTIABLES で整理する。今季は公式戦7試合で2勝3分2敗28, 29。リーグは5試合0勝3分2敗の勝点3で17位25。ヨーロッパリーグはレアル・ソシエダに2-1で勝ち、クラブとして欧州初勝利を挙げた17。カラバオ杯は4回戦へ進み、10月28日にアストン・ヴィラをホームに迎える20。次のリーグ戦は10月10日のチェルシー戦(アウェー)29。
SIGNATURE MOVEこの監督の一手
短名9番が渡し2列目が打つ ─ センターフォワードのエバニウソンが前を向いて受け、自分では打たずに味方へ渡す。空いた中央へ、後ろから2列目が入って決める
※ 布陣上の標準配置であり、特定の瞬間の座標ではない。矢印は4試合の得点の記述から取った反復的な動きを概念化したもので、特定の得点場面の再現ではない。
- 何を狙うのか9番を囮にして、相手のセンターバックが見ていない中央へ2列目を入れること。タバニアー本人がこの形を説明している。「僕の仕事はストライカーをサポートすることだ。エバニウソンはいつも本当に良い位置を取るし、彼はたいてい赤と黒のシャツを見つける」16。ローゼがザルツブルクで用いた形も、Coaches’ Voiceは「サイドバックが幅を取り、中央に多く居る味方へカットバックを入れようとした」と記述している24。
- 誰が動くのか渡すのはエバニウソン。受けて決めるのは、タバニアー(左ウイング)、アレックス・スコット(Alex Scott)(ボランチ)、クライファート(トップ下)の3人で、いずれも9番より後ろから入る7, 9, 15, 17。折り返しの出し手が9番自身でない場合は、アドリアン・トリュフェール(Adrien Truffert)かラヤンが大外から入れる7, 17。
- 何が起きれば成功かカラバオ杯を除く今季6試合の8得点のうち、4点がこの形から生まれた。マンチェスター・シティ戦26分は、アダム・スミス(Adam Smith)の深い位置からのボールがラヤンを経てエバニウソンへ渡り、そのクロスをタバニアーが約8ヤードで決めた7, 30。エバートン戦41分は、ラヤンがエバニウソンを右サイドへ走らせ、前へ運んだあとスコットへ流している9, 31。ブレントフォード戦52分は、エバニウソンがアントニオ・シルバのパスを収め、タバニアーの進路へ転がした15, 33。レアル・ソシエダ戦11分は、エバニウソンの縦パスがトリュフェールへ渡り、そのクロスをクライファートが約6ヤードで合わせた17, 34。
- 相手はどう対処するか9番に渡させないか、2列目の入る中央を塞ぐこと。リバプール戦では9番が前を向く回数が減り、枠内シュートは2本、xGは0.76にとどまった22, 41。ブレントフォード戦でも、エバニウソンのフリックでスコットが抜け出した場面は外れている15。この形はリードを生んでいるが、リードを増やす2点目にはつながりにくい。PL DAILY ANALYSIS
01MANAGER GUIDE30秒で理解する監督と、試合で見る3ポイント
開幕から4試合すべてで先にリードし、1つも勝てなかった7, 9, 10, 15。プレミアリーグでこれを記録したのはローゼのボーンマスが初めてになる21。第5節を終えて本人は「見栄えが良くても勝点はもらえない」と言った22。この監督を見るなら、先制点の作り方と、1点リードの70分以降にベンチが何をするかをあわせて見たい。
PL DAILY MANAGER ANALYSIS この章の監督像と観戦の視点は編集部の分析。就任・成績・起用の事実には脚注を付した。
マインツでクロップの下に左サイドバックとしてプレーし、2004年の1部昇格を一緒に経験した3。指導者としてはレッドブルの系統で育ち、ザルツブルクで2連覇、RBライプツィヒでDFBポカールとスーパーカップを獲った2, 3。プレミアリーグ公式は、ローゼの職業人生の中心を「故郷ライプツィヒ、師クロップ、レッドブル」の3つと書いている3。ドイツ語圏の外で指揮するのは今回が初めてになる5。
前から奪い、速く縦へ運ぶ。今季のボーンマスはインターセプトが1試合11.4回でリーグ2位、ボール回収も50.2回で2位にいる26。一方で支配率は47.2%の10位、ドリブル成功は1試合4.6回でリーグ最少だった26。ドリブルで相手をかわすのではなく、奪った直後に人を走らせて得点につなげる形である。
02CAREERロコモティフ・ライプツィヒの4部から、プレミアリーグへ
選手としては左サイドバック。1987年、ロコモティフ・ライプツィヒのユースに入った。その年、クラブの1軍はUEFAカップウィナーズカップの決勝に立っている3。紫の主線=監督職、淡い青の分岐=監督以外の役職。
〜2011
ロコモティフ・ライプツィヒ → ハノーファー96 → マインツ
東ドイツのライプツィヒで育ち、ドイツ統一後にプロデビューした。クラブはその間にVfBライプツィヒへ改称している3。ハノーファー96では2001/02に1部昇格を果たした5。2002年からのマインツで2部の左サイドバックとして定着し、とくにクロップの下で伸びた3。マインツIIでは2008年から2011年まで37試合に出ている28。
MILESTONE 2004年、クロップの下でマインツの1部昇格を経験した3, 5。本人は「あそこで本当に特別な時間を過ごした。いまも『クロッポ』と連絡を取り合っている」と語る3。
〜2013.06
〜2016
〜2017.06
〜2019.06
〜2021.06
〜2022.06
〜2025.03
RBライプツィヒ
勝69分23敗33故郷へ戻り、1季目にDFBポカールを制した。クラブにとって2度目のDFBポカール制覇で、ローゼがドイツで獲った最初の主要タイトルになる3, 37。2023年にはバイエルン・ミュンヘンを破ってドイツ・スーパーカップも獲った2。2025年1月、クロップがレッドブルのHead of Global Soccerに就任している3。ローゼは「驚いたが、うれしくもあった」と話した3。同年3月29日、ボルシア・パルクでメンヘングラートバッハに0-1で敗れ、翌30日の日曜朝に解任が発表された。直近11試合で3勝、順位は6位だった37。
MILESTONE 2022/23のDFBポカール決勝は、レッドブル系のクラブが好む狭い4-2-2-2で戦った3。
各クラブの試合数・勝敗はFotMobの集計による28。提供元は1つにそろえた。RBライプツィヒについてはブンデスリーガ公式も125試合と記すが、内訳を72勝22分33敗としており、合計は127で記事内の試合数と合わない37。本紙は内訳と合計が一致するFotMobの69勝23分33敗を採った28。DFBポカール制覇について、プレミアリーグ公式は「ローゼにとって最初のもの」と書く3。ただしローゼはすでにザルツブルクでオーストリア1部2連覇とカップを獲っているため2、本紙は範囲をドイツ国内に限って記した。マインツでのコーチ職とザルツブルク・アカデミーでの役職名は、一次資料で期間と担当を確認できていない。
03TACTICAL LINEAGEなぜこの戦術に至ったか
ローゼの系譜は2本ある。1本はマインツでのクロップ、もう1本はレッドブル系クラブでの経験である。本人はクロップについて「彼は私たち全員を形づくった。サッカーの面でもいくつか受け取ったが、何より人との接し方が影響した」と語る24。一方で、2013年から2026年までの13年のうち、8年半をレッドブル系のクラブで過ごした2, 28。
NON-NEGOTIABLES / ADAPTATIONS
| NON-NEGOTIABLES 変えないもの | 根拠 |
|---|---|
| 前へ出ることを、順位や数字より先に置く | 就任直後「本当にリーダーなら、まず聞くべきだ」と言いながら、開幕前には「数字や順位の話はしたくない。どう戦うかを話すべきだ。自分たちのアイデンティティを保って見せたい。前へ出るサッカーをしたい」と述べた4, 6。勝てないまま迎えた第5節の後も「全体を変える必要はない。細部を変えるだけだ」と言っている22。就任前・開幕前・第5節後の3時期で一貫する |
| リーグ戦の先発を動かさない | 今季リーグ5試合での先発変更は2人だけで、この時点のリーグ最少。就任5試合での少なさは2022年10月のロベルト・デ・ゼルビ(ブライトン、1人)以来になる(BBC)23。第2節と第4節は前節と同じ11人で入った8, 14 |
| リードしていても前の人数を減らさない | 1点以上リードした状態で行った交代は、今季すべて前の選手を前の選手で替えている。マンチェスター・シティ戦75分はダニエル・ジェビソン(Daniel Jebbison)とアレックス・トート(Alex Tóth)、エバートン戦81分はデイビッド・ブルックス(David Brooks)とアルバロ・ロドリゲス(Álvaro Rodríguez)、ニューカッスル戦76分はルイス・クック(Lewis Cook)とブルックス、レアル・ソシエダ戦71分はベン・ギャノン・ドーク(Ben Gannon-Doak)とロドリゲス7, 9, 10, 17。守備者を足したのはレアル・ソシエダ戦63分のバフォデ・ディアキテ(Bafodé Diakité)の1度だけで、これは右サイドバックとの交代だった17 |
| ADAPTATIONS 相手と選手で変えるもの | 根拠 |
|---|---|
| 布陣 | リーグ戦は4-2-3-1で通した。相手が5-4-1で構えたレアル・ソシエダ戦だけ4-4-2にし、クライファートをエバニウソンの横へ上げた30, 31, 32, 33, 34, 35 |
| ボランチの1枚 | クックとタイラー・アダムス(Tyler Adams)を入れ替える。第3節でアダムスが先発に入り、第1節・第2節はクックが先発してアダムスが途中出場した7, 9, 10。ブレントフォード戦82分とリバプール戦75分にもクックが入っている15, 18 |
| トップ下の人選 | リバプール戦でクライファートに代えてライアン・クリスティを先発させた。クリスティはカラバオ杯のリンカーン・シティ戦でハットトリックを決めている13, 35 |
| カップ戦の入れ替え幅 | カラバオ杯のリンカーン・シティ戦で8人を替えた14。前日に「13日間で4試合になる。負荷を扱わなければならない。入れ替えはもちろんあり得る」と述べている12 |
NON-NEGOTIABLESは、2つ以上の時期か2つ以上の大会で確かめられたものだけを載せた。「前から奪う」は今季の数字(インターセプト1試合11.4回でリーグ2位)が出ているが、ザルツブルク・グラートバッハ時代の同じ指標を同一の提供元で確認できていないため、原則としては入れていない26。「先発を動かさない」は今季リーグ5試合のみの観察で、過去のクラブでの検証はしていない。
TACTICAL FAMILY TREE
線の種類は4つのうち3つを使った。COACHED UNDER(コーチとして仕えた)に当たる関係は、マインツでのコーチ職の役職名と上司を一次資料で確認できていないため引いていない。ラングニックとの線は師弟関係ではなく、2018年の対戦と、両者が同じレッドブル系のクラブを率いた事実にもとづく比較になる3。イラオラとの線も同じで、前任者がローゼのチームを評した発言にもとづく3。
SYSTEM BY SEASON
| 季 | クラブ | 基本布陣 | 主な変更 | 成績 | 変更理由(根拠) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016-17 | RBザルツブルク U19 | ─ | ─ | UEFAユースリーグ優勝2 | 根拠なし該当なし |
| 2017-18 | RBザルツブルク | 4-1-2-1-2 | 平たい4-4-2を併用24 | リーグ優勝、ヨーロッパリーグ4強2, 5 | 分析媒体Coaches’ Voice。3バックを使うときも2トップは外さなかった24 |
| 2018-19 | RBザルツブルク | 4-1-2-1-2 | ─ | リーグ優勝、カップ優勝2 | 分析媒体2季ともリーグ最多のパス数とPA内への攻撃回数24 |
| 2019-20 | メンヘングラートバッハ | 4-1-2-1-2 | ザルツブルクと同じダイヤモンドで入った24 | リーグ4位2 | 分析媒体リーグ最多のオフサイド数が、前向きの走りの多さを示した24 |
| 2020-21 | メンヘングラートバッハ | 4-2-3-1 | ダイヤモンドからダブルボランチへ24 | チャンピオンズリーグ決勝トーナメント2, 3 | 分析媒体「最終局面の人数は減ったが、より安全に組み立てられるようになった」24 |
| 2021-22 | ドルトムント | 4-1-2-1-2 / 4-3-3 / 4-2-3-1 | 幅はサイドバック、ボランチの1枚は残す24 | リーグ2位、リーグ52失点2, 3 | 分析媒体+リーグ公式プレミアリーグ公式は退任の主因を守備に置いた3, 24 |
| 2022-23 | RBライプツィヒ | 4-2-2-2 | レッドブル系が好む狭い形3 | DFBポカール優勝3 | リーグ公式クラブにとって2つ目の主要タイトルになる3 |
| 2023-25 | RBライプツィヒ | ─ | ─ | スーパーカップ優勝(2023)、2025年3月に解任2, 37 | 大会公式解任時は直近11試合で3勝、6位37 |
| 2026-27 | AFCボーンマス | 4-2-3-1 | レアル・ソシエダ戦のみ4-4-234 | リーグ5試合0勝3分2敗(17位)25 | 本紙集計布陣表記はFotMob(Opta)による30, 31, 32, 33, 34, 35, 36 |
2023-25のライプツィヒは、季ごとの基本布陣を同一の提供元で確認できなかったため空欄にした。ザルツブルク以前の布陣も同様に載せていない。
転機 ─ メンヘングラートバッハで中盤のダイヤモンドを崩したこと
いまボーンマスが使う4-2-3-1は、メンヘングラートバッハ時代の後半に定着した形である。ローゼはザルツブルクから4-1-2-1-2を持ち込んだが、在任の後半に4-2-3-1へ移した24。
ダイヤモンドは中央に人を集める代わりに、幅をサイドバックだけに頼る。ザルツブルクではインサイドハーフ2枚が相手のサイドバックを内側で押さえ、2トップがセンターバックを固定して、トップ下が受ける空間を作っていた24。ブンデスリーガでは、この人数配分のまま相手の対応を受け続けることが難しくなった。
中盤のダイヤモンドを崩し、ボランチを2枚並べた。ワイドの攻撃陣はインサイドのレーンを進み、幅はサイドバックが取る。Coaches’ Voiceは、この形で「最終局面の人数は減ったが、より安全に組み立てられるようになった」と書いている24。
この転機の記述は、布陣の推移についてはCoaches’ Voiceの分析、成績と大会結果についてはクラブ公式とリーグ公式による2, 3, 24。ローゼ本人がこの変更の理由を語った資料は確認できていない。
04CURRENT SYSTEM現在の戦術と、相手の崩し方
先発の並びは4-2-3-1。今季の公式戦7試合のうち6試合がこの形で、例外はレアル・ソシエダ戦の4-4-2だけだった(Optaの布陣表記)30, 31, 32, 33, 34, 35, 36。支配率は相手によって大きく変わる。マンチェスター・シティ戦は支配率34%、ブレントフォード戦は57%だった30, 33。
※ 布陣上の標準配置であり、特定の瞬間の座標ではない。非保持の図は模式で、相手と試合によって前に出る高さは変わる。
組み立ての中心はセンターバック2枚とボランチ2枚になる。センターバックはジェームズ・ヒル(James Hill)とアントニオ・シルバの組で、リーグ5試合すべてに先発した30, 31, 32, 33, 35。支配率は47.2%でリーグ10位、パス成功率79.82%は15位で、どちらも中位から下にある26。一方でロングパスの成功は1試合25.2本でリーグ5位26。前季の同じ指標は1試合20.0本だった27。短くつないで前進する設計ではない。
敵陣PA内タッチは1試合21.6回でリーグ13位、前季の25.0回から下がった26, 27。ドリブル成功は1試合4.6回で、この時点のリーグ最少になる26。ドリブルで相手をかわす回数が少ない分、仕上げは9番を経由する形に寄る(SIGNATURE MOVE参照)。xGは1試合1.34でリーグ14位、前季は1.63だった26, 27。
奪い返しは多い。インターセプトは1試合11.4回でリーグ2位、ボール回収は50.2回で2位にいる26。被シュートは1試合10.8本で、少ない順に4番目になる26。前季の12.6本から減った27。ローゼは開幕前に「前へ出るサッカーをしたい」と述べており、この2つの数字はそれと整合する6。
HOW TEAMS TRY TO BREAK IT ─ 相手はどう崩そうとしているか
終盤のセットプレーからの失点。3試合で繰り返している。今季リーグ戦の8失点のうち4点が84分以降に生まれ、うち3点が停止球からだった。マンチェスター・シティ戦84分はライアン・シェルキのCKをマルク・ゲイ(Marc Guéhi)がヘディングで決め7, 30、エバートン戦90+1分はCKのこぼれ球をジェームズ・ターコウスキーが約8ヤードから押し込み9, 31、ニューカッスル戦88分はジェイコブ・ラムジーがセットプレーから決めた10, 32。いずれも、その時点でボーンマスがリードしているか同点だった。
残る1点、マンチェスター・シティ戦90+1分のヨシュコ・グバルディオルは流れの中からになる7, 30。時間帯と形をそろえて3試合で共通するのは、停止球のほうだった。相手が終盤に前線の背の高い選手を増やし、コーナーとフリーキックの回数を増やすのは珍しくない。ボーンマスの空中戦勝利数は1試合18.0回でリーグ6位にあり、競り合いの総量で負けているわけではない26。それでも3試合で同じ時間帯に同じ形から失っている。PL DAILY ANALYSIS
「弱点」とは書かない。失点の形の分類はOptaのシュートマップ(FotMob経由)で統一し、クラブ公式のマッチレポートの記述と照合した7, 9, 10, 30, 31, 32。対象はリーグ5試合で、カラバオ杯とヨーロッパリーグは含めていない。ローゼ自身は第5節の後、「全体を変える必要はない。細部を変えるだけだ」と述べており、セットプレーの守備について個別に語った資料は確認できていない22。
05JAPANESE PLAYERS IN THIS SYSTEM在籍なし ─ 過去に指導した1人、今季対戦した1人、これからの対戦
ボーンマスに日本人選手は在籍していない。本紙が公開する日本人選手プロフィール一覧(2026年9月23日時点で19名。プレミアリーグ9名、チャンピオンシップ10名)にボーンマス所属の選手はなく42、今季の公式戦7試合のメンバー表にも日本人選手の名前はない7, 9, 10, 13, 15, 17, 18。この章は、監督側から見た「日本人選手との接点」に絞る。選手プロフィールの内容は再掲しない。
FACED THIS SEASON 今季対戦した日本人選手| 選手 | 試合 | 出場 | ローゼのチームとの関わり(根拠) |
|---|---|---|---|
| 久保建英 | 9月17日 ヨーロッパリーグ リーグフェーズ第1節 レアル・ソシエダ 1–2 ボーンマス | 83分から | アンデル・バレネチェア(Ander Barrenetxea)との交代で入った17。ソシエダが1点差に迫った後の投入で、終盤に低いシュートを放ったが、ジョルジェ・ペトロビッチが右手で弾いた17。ボーンマスは支配率38.3%でこの試合を2-1で終えている40 |
| 遠藤航 | 9月20日 第5節 ボーンマス 0–1 リバプール | メンバー外 | リバプールの当日のメンバー表(先発11人と控え9人)に名前がない35。理由は公表されていない |
久保建英は本紙の選手プロフィールの対象外(プレミアリーグとチャンピオンシップの所属選手が対象)のため、リンクを張っていない42。バレネチェアはレアル・ソシエダの選手。
NEXT 日本人選手が所属するクラブとの対戦予定(リーグ、年内)| 日付 | 相手 | 日本人選手 |
|---|---|---|
| 10月31日 | リーズ(ホーム) | 田中碧 |
| 11月8日 | イプスウィッチ(アウェー) | 前田大然 |
| 12月2日 | ブライトン(ホーム) | 三笘薫 |
| 12月5日 | ハル・シティ(ホーム) | 守田英正 |
| 12月19日 | コベントリー(ホーム) | 坂元達裕 |
| 12月30日 | クリスタル・パレス(アウェー) | 鎌田大地、冨安健洋 |
日付は開催地の現地時間29。年明けは1月2日にアストン・ヴィラ(ホーム、鈴木彩艶)、1月30日にリバプールとの再戦が控える29。カラバオ杯4回戦のアストン・ヴィラ戦(10月28日、ホーム)でも鈴木と当たる可能性がある20。
HAS COACHED 過去に指導した日本人選手ザルツブルクの南野拓実。Coaches’ Voiceは、ローゼのザルツブルクの中盤ダイヤモンドについて「クサヴァー・シュラーガー(Xaver Schlager)、南野拓実、アマドゥ・ハイダラ(Amadou Haidara)、ハンネス・ヴォルフ(Hannes Wolf)は、しばしば異なる役割を占めた」と記述している24。同じ記述によれば、このダイヤモンドではインサイドハーフ2枚が内側のレーンを高く取って相手のサイドバックを押さえ、2トップがセンターバックを固定して、トップ下が受ける空間を作っていた24。役割が固定ではなかったという点が、この中盤の特徴になる。
本紙は南野の個々の出場記録をこのページでは検証していない。ここで確認したのは、ローゼが役割を入れ替えながら使う中盤の4枚に日本人選手を含めていた、という分析媒体の記述までになる。メンヘングラートバッハ、ドルトムント、RBライプツィヒでの指揮下に日本人選手がいたかどうかは確認していない。PL DAILY ANALYSIS
06IN-GAME MANAGEMENTGAME STATE MATRIX ─ どんな状況になると何をするか
ローゼの交代は、複数人をまとめて替えることが多い。今季の公式戦7試合のうち6試合で、63〜82分に2人以上を同時に替えた7, 9, 10, 15, 17, 18。交代の傾向も変わらない。リードしていても、前の選手を前の選手で替えている。
| 試合状況 | よく行う変更 | 狙い(根拠ラベル) | 回数 / 対象試合 | 実例 |
|---|---|---|---|---|
| 63〜82分 スコアを問わず | 2人以上をまとめて替える | 本紙解釈負荷の管理を前提にした交代になる。本人はカラバオ杯の前に「13日間で4試合になる。負荷を扱わなければならない」と述べた12 | 6 / 7 | マンチェスター・シティ戦75分に2人(1-0でリード)、エバートン戦81分に2人(1-0)、ニューカッスル戦76分に2人(2-1)、ブレントフォード戦82分に3人(2-2)、レアル・ソシエダ戦63分に2人と71分に2人(2-0と2-1)、リバプール戦75分に3人(0-1)7, 9, 10, 15, 17, 18 |
| リードしている | 前の選手を前の選手で替える | 本紙解釈守備者を足して閉じにいかない。本人は第5節の後に「全体を変える必要はない」と述べている22 | 4 / 4 | マンチェスター・シティ戦75分にジェビソンとトート(1-0)、エバートン戦81分にブルックスとロドリゲス(1-0)、ニューカッスル戦76分にルイス・クックとブルックス(2-1)、レアル・ソシエダ戦71分にギャノン・ドークとロドリゲス(2-1)7, 9, 10, 17 |
| 70分以降 | エバニウソンを下げる | 本紙解釈9番を経由する形の担い手を、ジェビソンかロドリゲスへ入れ替えている7, 9, 15, 17 | 4 / 7 | マンチェスター・シティ戦75分(→ジェビソン)、エバートン戦81分(→ロドリゲス)、レアル・ソシエダ戦71分(→ロドリゲス)、ブレントフォード戦90+1分(→ロドリゲス)7, 9, 15, 17 |
対象は今季の公式戦7試合(リーグ5、カラバオ杯1、ヨーロッパリーグ1)。1行目の例外はカラバオ杯のリンカーン・シティ戦で、この試合は先発から8人を替えている14。2行目の分母は、1点以上リードした状態で交代を行った4試合。ブレントフォード戦82分とリバプール戦75分はリードしていないため、この行には数えていない。唯一の例外は、レアル・ソシエダ戦63分に右サイドバックのアダム・スミスへ替えて入ったディアキテになる17。3行目の分母は、エバニウソンが先発した7試合。交代の組と分は、クラブ公式のマッチレポートとOptaの交代記録で1組ずつ確認した7, 9, 10, 13, 15, 17, 18。スコアは交代の時点のもの。
07ONE MATCH TO UNDERSTAND HIMレアル・ソシエダ 1-2 AFCボーンマス(2026.9.17)
この試合を選んだのは、今季ローゼが布陣を動かした唯一の試合で、かつ唯一リードを守り切った試合だからである。クラブにとって欧州初勝利でもあった17, 34。
※ 実況記述からの再構成。各選手の位置は記述にもとづく模式であり、実測した座標ではない。
ボーンマスはリーグ5試合を同じ4-2-3-1で戦い、先発の変更は2人にとどめていた23, 30, 31, 32, 33, 35。トップ下のクライファートは、相手の中盤と最終ラインの間で受ける役を担う。中2日と中3日が続く13日間4試合の3戦目で、ローゼは事前に入れ替えの可能性を認めていた12。
レアル・ソシエダは5-4-1で入った34。最終ラインに5枚、その前に4枚。トップ下が立つ中央は二重に塞がれる。ボーンマスのこの試合の支配率は38.3%で、ボールを持つ側ではなく相手に持たせる側だった40。
ローゼはクライファートをエバニウソンの横へ上げ、4-4-2にした34。中盤は右からラヤン、アレックス・スコット、アダムス、タバニアーの4枚。トップ下の位置で受けさせる代わりに、2トップで相手の3センターバックを引きつけ、外から幅を取る形へ切り替えた。
WATCH 11分から20分の9分間。同じ試合の63分と71分も見たい。63分にディアキテを右サイドバックへ入れ、71分にラヤンとエバニウソンを下げている17。今季、リードした状態で守備者を足したのはこの1度だけになる。PL DAILY ANALYSIS
この章は、クラブ公式のマッチレポートとOptaの記録(布陣表記・交代の分)だけで構成した17, 34。支配率は本紙9月18日号の集計による40。映像は確認していないため、秒単位の時刻や瞬間の座標は書いていない。
08MANAGER FINGERPRINT / TEAM DNA前季(イラオラ体制)との比較
同じクラブの前季と今季を、同じ提供元(プレミアリーグ公式のOptaデータ)で並べた26, 27。今季は5試合、前季は38試合で、母数がまったく違う。傾向を見るための図として読む。
前季25-26 50.1%今季26-27 47.2%リーグ平均(破線) 49.9%目盛り 32〜66%
前季25-26 9.6今季26-27 11.4リーグ平均(破線) 8.5目盛り 4〜13
前季25-26 1.63今季26-27 1.34リーグ平均(破線) 1.51目盛り 0.6〜2.4
前季25-26 25.0今季26-27 21.6リーグ平均(破線) 24.8目盛り 14〜38
前季25-26 12.6今季26-27 10.8リーグ平均(破線) 13.9目盛り 8〜20
前季25-26 0.58今季26-27 1.80リーグ平均(破線) 0.41目盛り 0.0〜2.0
目盛りはプレミアリーグ公式APIのチーム季統計から算出した26, 27。全20クラブの同じAPIの値を並べてリーグ平均と順位を出している26。プレス強度(PPDA等)は同APIに項目がないため軸を置かず、インターセプトで代替した。
TEAM DNA
| 指標 | BOU 25/26 (リーグ38試合) | BOU 26/27 [暫定・5試合] | PL DAILY VIEW |
|---|---|---|---|
| 支配率 | 50.1% | 47.2%(10位) | 2.9ポイント下がった。持つ量は狙いではない26, 27 |
| インターセプト / 試合 | 9.6 | 11.4(2位) | 増えた。リーグ平均は8.526, 27 |
| ボール回収 / 試合 | 51.8 | 50.2(2位) | ほぼ同じ。前季から高かった指標になる26, 27 |
| 被シュート / 試合 | 12.6 | 10.8(少ない順4位) | 減った。相手に打たせる回数は抑えている26, 27 |
| xG / 試合 | 1.63 | 1.34(14位) | 下がった。リーグ平均は1.5126, 27 |
| 敵PA内タッチ / 試合 | 25.0 | 21.6(13位) | 下がった。ボックスへ入る回数が減っている26, 27 |
| ドリブル成功 / 試合 | 7.8 | 4.6(20位) | この時点のリーグ最少。前季から4割減った26, 27 |
| 失点 / 試合 | 1.42 | 1.60 | 増えた。被シュートが減ったのと逆を向く26, 27 |
| リードから落とした勝点 | 22(38試合) | 9(5試合・リーグ最多) | 1試合あたり0.58から1.80へ。2位はブレントフォードの626, 27 |
前季はイラオラ体制、今季はローゼ体制の数値で、選手の入れ替わりを含む。今季の5試合には強度の高い相手(マンチェスター・シティ、リバプール)が2つ含まれる25。順位とリーグ平均は、全20クラブの同一APIの値から算出した26。
反対仮説 ─ 「終盤に落とすのは設計ではなく、5試合の偏りではないか」。母数は小さい。リーグ5試合のうち2つはマンチェスター・シティとリバプール相手で、どちらも被xGが上回った30, 35。90+1分の2失点(マンチェスター・シティ戦とエバートン戦)は、合計xGが0.29の2本から生まれている30, 31。同じ2本が決まらない試合も十分にあり得る。
それでも、棄却しきれない材料が3つ残る。①84分以降の4失点のうち3点が停止球からで、形がそろっている30, 31, 32。②リードしている状態で守備者を足した交代が、今季1度しかない7, 9, 10, 15, 17。③ドルトムント時代にも、リーグ2位でありながらブンデスリーガだけで52失点し、プレミアリーグ公式は退任の主因を守備に置いた3。3つ目は5年前の別クラブの話で、直接の証拠にはならない。本紙は「設計の問題と断定できるだけの試合数はまだない」という位置に置く。PL DAILY ANALYSIS
09TACTICAL EVOLUTION今季の推移
確認できる節目は2つである。第3節でタイラー・アダムスがボランチに入ったことと、9月中旬に始まった3大会同時進行だ10, 12, 34。就任から公式戦7試合で、布陣そのものは1度しか動いていない30, 31, 32, 33, 34, 35, 36。
4-2-3-1/ボランチはクック
マンチェスター・シティ戦でアントニオ・シルバがプレミアリーグ初出場、フアンル・サンチェス(Juanlu Sánchez)とロドリゲスがベンチに入った7。エバートン戦は先発を1人も替えず、ベンチだけ3人を入れ替えている8。2試合ともリードし、2試合とも守り切れなかった7, 9。
節目は「3試合以上続いた変更」または「監督が明言した変更」に限った。就任から7試合しか経っていないため、コマは3つにとどめている。過去シーズンの推移は 03 の SYSTEM BY SEASON を参照。
10VOICES同じ監督を4方向から
「見栄えが良くても勝点はもらえない」
リバプール戦の後、ローゼは「5試合を見れば、どの試合にも勝つ機会があった。それでもいま勝点は3だ」と述べ、「細部の問題だ。両方のボックスでもっと鋭く、もっと決め切らないといけない。態度など、周りのものはすべて良く見える。だが、見栄えが良くても勝点はもらえない」と続けた22。ブレントフォード戦の後には「今季初めてビハインドになったが、よく反応した。そして幸運にも、遅い時間に失点しなかった」と話している21。本人も終盤の失点に触れている。
「リードを守れないことは、取り組んでいるところだ」
タバニアーはニューカッスル戦の後、「非常に落胆している。先週の終盤と似た感覚だ」と述べ、「チーム全体の問題で、最終ラインだけの話ではない。リードを守れないことは、取り組んでいるところだ」と説明した11。ブレントフォード戦の後には「3点、4点と取って早めに決めるべきだった」と話している16。シルバはリバプール戦の後、「監督は多くを求めてくるし、僕らは非常に良いプレーをしている。必要なのは結果だけだ」と語った19。
「縦に、ラインを越えるパスを出したいという同じ意志」
Coaches’ Voiceは、ザルツブルクとメンヘングラートバッハの共通点を「縦に、ラインを越えるパスを出したいという同じ意志」と書き、グラートバッハがブンデスリーガで最多のオフサイド数を記録したことを、前向きの走りの多さの証拠として挙げた24。プレミアリーグ公式のMatt Fordは、ローゼのキャリアを形づくる軸を「故郷ライプツィヒ、師クロップ、レッドブル」の3つと整理し、ドルトムント退任の主因を守備の脆さに置いている3。
「良いプレーだけでは足りない」
元ボーンマスのDFジョー・パーティントン(Joe Partington)は、ポッドキャストで「最後の局面での確信、創造性、アイデアが足りない」と述べた。同時に「努力や意欲の不足ではない」とも言い、「交代の選択に疑問が出る」「スタジアムの雰囲気がしぼんで、不満に変わることがある」と付け加えている23。リバプール戦の内容自体は「勇気づけられる」ものだったとしたうえで、「良いプレーをしているのは見てきたが、良いプレーだけでは足りない。勝たないといけない」と締めた23。
単発の評価を「英国での評価」として一般化しない。パーティントンは元選手の解説者で、報道機関の取材記事とは性質が異なる。前任のアンドニ・イラオラがローゼのメンヘングラートバッハを評した2023年の発言(「私のお気に入りのチームのひとつだった」)は、プレミアリーグ公式がRevelo掲載のインタビューから引いたもので、本ページでは 03 の系譜図に置いた3。
11CONTRACT / CLUB BACKING / EXPECTATIONS事実だけを並べる
2026年4月20日、クラブ公式が3年契約での就任を発表した。開始は2025/26シーズン終了後とされ、満了年の明記はない1。着任はFotMobの記録では6月3日28。7月19日に就任会見を行っている5。
4月20日の発表文に、クラブ首脳の発言は含まれていない。発表文は「クラブの当面の焦点は、13試合無敗が続く今季をできるだけ強く終えることにある」と記し、「夏にバイタリティ・スタジアムへ迎えることを楽しみにしている」と結んでいる1。本紙は、就任に関する経営陣の公式発言を確認できていない。
解任や去就に関する噂は載せていない。順位と成績は 08 TEAM DNA に、日程は 01、05、09 に記した。
12PL DAILY ARCHIVE本紙がローゼを扱った号
- MANAGER RATINGS|ニューカッスル 2–2 ボーンマス、ローゼに5.0
ニューカッスル戦を扱った号。内容で上回りながら3試合連続でリードを失ったことを指摘し、「先制した3試合で1勝もできていないのはPL史上初」と記した。ローゼの「試合を終わらせなければならない。人生最後の試合のようにゴールを守る必要がある」を引いている38。
リンク先:premier-cl.jp の公開版(2026.09.23にHTTP 200と本文の記述を確認)/ 検証に使った保存版:out/PL_DAILY_20260906_v7.html - ONE TO WATCH|ボーンマス 4–0 リンカーン、クリスティのハットトリック
カラバオ杯3回戦を扱った号。ローゼにとってボーンマスでの公式戦初勝利で、「94分間、良い出来だった。クリスティにはふさわしい結果だ」という発言を引いた。3大会が重なる日程で、負傷明けの中盤に役割をどう割り振るかを論点にしている39。
リンク先:premier-cl.jp の公開版(2026.09.23にHTTP 200と本文の記述を確認)/ 検証に使った保存版:out/PL_DAILY_20260909_v5.html - PLAYER REPORTS|ボーンマス 0–1 リバプール、敵陣PA内タッチで27対19
リバプール戦を扱った号。敵陣PA内タッチで27対19と上回りながら、枠内シュートは2本、xGは0.76にとどまったと記し、ローゼの「狭い局面で少し慌てた」を引いた41。本ページの 04 で扱う試合と同じである。
リンク先:premier-cl.jp の公開版(2026.09.23にHTTP 200と本文の記述を確認)/ 検証に使った保存版:PL_DAILY/out/PL_DAILY_20260921.html
本文にローゼ監督の記述がある号だけを載せた。9月13日号(ブレントフォード戦)と9月18日号(レアル・ソシエダ戦)の公開版には、ボーンマスの記述はあるが監督名がない(2026.09.23確認)。9月18日号の支配率38.3%は 07 の数値として用いており、出典欄に記載した40。ARCHIVE自体は他章の事実の根拠にしておらず、各章の記述はSOURCESの一次・二次資料に直接つないでいる。
SOURCES 本文の肩数字から該当資料へ
確認日:2026年9月23日。クラブ公式(CLUB OFFICIAL)、リーグ公式(LEAGUE OFFICIAL)、放送局(BROADCAST)、新聞・通信(PRESS)、戦術分析媒体(ANALYST)、データ提供元(DATA)、本紙(PL DAILY)を区分して記載。シーズンの集計・順位・リーグ平均はプレミアリーグ公式APIのOptaデータで統一し、試合ごとの布陣・交代・シュートの分類はFotMob(Opta)で統一した。監督の通算成績はFotMobで統一している。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthMarco Rose to become Head Coach ahead of 26/27 seasonAFC Bournemouth、2026.4.20。就任の発表。3年契約で、2025/26シーズン終了後に開始する旨。レッドブル・ザルツブルク、メンヘングラートバッハ、ドルトムント、ライプツィヒでの指揮歴。クラブ首脳の発言はこの発表文に含まれない。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthWho is Marco Rose? The story behind AFC Bournemouth’s new head coachAFC Bournemouth、2026.6.4掲載。1976年9月11日ライプツィヒ生まれ、DF、ハノーファー96とマインツでプレー。2013年にザルツブルクのアカデミーへ。2017年にU19でUEFAユースリーグ優勝(決勝でベンフィカ)。ザルツブルクで2連覇とカップ。グラートバッハで4位とCL決勝トーナメント。ドルトムントで2位。ライプツィヒでDFBポカールとスーパーカップ。
- LEAGUE OFFICIAL|Premier LeagueMarco Rose: How Jurgen Klopp influenced Bournemouth’s new head coachPremier League、Matt Ford(ドイツ・サッカー専門)。1987年にロコモティフ・ライプツィヒのユースへ。マインツで2部の左サイドバックとして定着し、クロップの下で2004年に1部昇格。ロコモティフ・ライプツィヒで監督業を開始。ザルツブルクがラングニックのライプツィヒを3-2で破った試合。グラートバッハで1977年以来のCL決勝トーナメント。解除条項の行使によるドルトムント移籍。ドルトムントはリーグだけで52失点。ライプツィヒで4-2-2-2。クロップのレッドブル入りと2025年3月の解任。イラオラのグラートバッハ評(Revelo 2023)。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthRose relishing challenge of working in the Premier LeagueAFC Bournemouth、2026.6.7。The Athleticでの発言を引用。前季のイラオラの下での6位と創設127年で初の欧州出場。「本当にリーダーなら、まず聞くべきだ」「彼らはまず人間で、その後で私の選手だ」「決断は説明できなければならない」。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthRose hopes to blossom with CherriesAFC Bournemouth、2026.7.19の就任会見。16年の選手生活(ロコモティフ・ライプツィヒ、ハノーファー96、マインツ)、2001/02のハノーファーでの1部昇格、マインツでクロップの下でプレー。祖父ヴァルター・ローゼが1937年にドイツ代表。ザルツブルクでの2連覇とEL4強、グラートバッハでのCL突破。9月11日に50歳。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthRose ‘excited’ for first taste of Premier LeagueAFC Bournemouth、2026.8.20のマンチェスター・シティ戦前会見。「数字や順位の話はしたくない。どう戦うかを話すべきだ。自分たちのアイデンティティを保って見せたい。前へ出るサッカーをしたい。どの相手とも競り合いたい」。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthMatch report: Manchester City 2-1 AFC BournemouthAFC Bournemouth、2026.8.23。26分の得点はアダム・スミスの深い位置からのボール→ラヤン→エバニウソンのクロス→タバニアーが約8ヤードで決めた。84分にゲーイがCKからヘディング、90+1分にグヴァルディオルが決勝点(VARで認定)。先発と交代(アダムス76、トート75、ジェビソン75、ギャノン・ドーク89)。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthCherries unchanged for visit of EvertonAFC Bournemouth、2026.8.29。シティ戦と同じ先発。ベンチのみ3人交代。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthMatch report: AFC Bournemouth 1-1 EvertonAFC Bournemouth、2026.8.29。41分の得点はラヤンがエバニウソンを右サイドへ走らせ、ドライブののちスコットへ流して決まった。90+1分にターコウスキーがCKのこぼれ球を約8ヤードから流し込んだ。交代(アダムス69、ブルックス81、ロドリゲス81、クリスティ87)。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthMatch report: Newcastle United 2-2 AFC BournemouthAFC Bournemouth、2026.9.5。9分にラヤンの低いクロス→スコットのシュートが当たってこぼれ、タバニアーがファーで押し込んだ。35分はクルイベルトのシュートの跳ね返りからスコットがクロス、ティアウのオウンゴール。88分にラムジー。前半のシュート13本は2025年12月のチェルシー戦(14本)に次ぐアウェーでの記録。交代(クック76、ブルックス76、ジェビソン88、ギャノン・ドーク88、クリスティ90+6)。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthTavernier: We can’t keep not seeing games outAFC Bournemouth、2026.9.5。「非常に落胆している。先週の終盤と似た感覚だ」「リードを守れないことは、チーム全体の問題で、最終ラインだけの話ではない」「取り組んでいるところだ」。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthRose prepared for Lincoln test in Carabao CupAFC Bournemouth、2026.9.7。「彼らは5-4-1でかなりコンパクトだ」「13日間で4試合になる。負荷を扱わなければならない。入れ替えはもちろんあり得る」。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthAFC Bournemouth into Carabao Cup fourth round with Lincoln winAFC Bournemouth、2026.9.8。カラバオ杯3回戦で4-0。クリスティのハットトリック(7分・69分・88分)とラヤンの90+4分。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthRose reverts back to Newcastle starting line-upAFC Bournemouth、2026.9.12。カラバオ杯では8人を入れ替えたが、ブレントフォード戦はニューカッスル戦と同じ先発に戻した。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthMatch report: AFC Bournemouth 2-2 BrentfordAFC Bournemouth、2026.9.12。52分の得点は「エバニウソンがシルバのパスを収め、タバニアーの進路へ転がした」もの。直前にはエバニウソンのフリックでスコットが抜け出している。34分と56分にシャーデ。交代(クリスティ66、クック82、ギャノン・ドーク82、ブルックス82、ロドリゲス90+1)。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthTavernier: We need to find a way to change thatAFC Bournemouth、2026.9.12。「僕の仕事はストライカーをサポートすることだ。エバニウソンはいつも本当に良い位置を取るし、彼はたいてい赤と黒のシャツを見つける」「試合を終わらせないといけない。3点、4点と取って早めに決めるべきだった」。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthHistoric first European win for Cherries on memorable night in SpainAFC Bournemouth、2026.9.17。ヨーロッパリーグ・リーグフェーズ初戦を2-1。11分の得点は「エバニウソンの縦パスがソシエダの守備を開いてトリュフェールへ渡り」、そのクロスをクルイベルトが約6ヤードで合わせたもの。20分はスコットのクロスにラヤンのヘディング。57分にセルヒオ・ゴメス。アダム・スミスは35歳141日で、1962年のレグ・ピケット以来、欧州の主要大会でデビューした最年長のイングランド人フィールドプレーヤーになった。交代(ディアキテ63、クリスティ63、ギャノン・ドーク71、ロドリゲス71、ブルックス83)。久保建英は83分から出場。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthCherries edged out by Liverpool at Vitality StadiumAFC Bournemouth、2026.9.20。0-1。57分にガクポのクロスが当たってこぼれ、イサクが決めた。交代(ジェビソン75、ブルックス75、クック75、トート88、ギャノン・ドーク88)。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthSilva: We will fight every weekAFC Bournemouth、2026.9.20。「監督は多くを求めてくるし、僕らは非常に良いプレーをしている。必要なのは結果だけだ」「木曜に試合をして、中2日の日曜は難しかった」。
- CLUB OFFICIAL|AFC BournemouthCherries to host Aston Villa in Carabao Cup fourth roundAFC Bournemouth、2026.9.16。カラバオ杯4回戦でアストン・ヴィラをホームに迎える。
- BROADCAST|BBC Match of the Day(Goal.com 経由)Marco Rose stays upbeat despite Bournemouth setting unwanted Premier League record in Brentford drawGoal.com、2026.9.13。BBC Match of the Day でのローゼの発言「今季初めてビハインドになったが、よく反応した。そして幸運にも、遅い時間に失点しなかった」。開幕4試合すべてでリードしながら1勝もできなかったのはプレミアリーグ史上初、という記録の記載。
- PRESS|beIN SPORTSRose: Bournemouth will get no points for ‘looking good’ in Premier LeaguebeIN SPORTS、2026.9.20。「見栄えが良くても勝点はもらえない」「細部を変えるだけでいいが、早く変えないといけない」「狭い局面で少し慌てる。両方のボックスでもっと明確にならないといけない」。開幕5試合未勝利はクラブ史上9度目、プレミアリーグでは2度目。この試合のxGは0.76対1.57。
- BROADCAST|BBC Radio Solent(Yahoo Sports 配信)‘Cloud hangs over’ Rose’s underperforming Cherries – PartingtonBBC、2026.9.21(Yahoo Sports 配信)。ローゼのリーグ5試合での先発変更は2人だけでリーグ最少、就任5試合での少なさは2022年10月のデ・ゼルビ(ブライトン、1人)以来。元ボーンマスDFジョー・パーティントンがポッドキャスト「Cherries Unpicked」で語った評。
- ANALYST|Coaches’ VoiceMarco Rose: Coach WatchCoaches’ Voice。ザルツブルクは主に4-1-2-1-2で、2季ともリーグ最多のパス数とPA内への攻撃回数。「サイドバックが幅を取り、中央に多く居る味方へカットバックを入れようとした」。グラートバッハでは4-2-3-1が好みの形になり、「ワイドの攻撃陣はインサイドのレーンを進み、サイドバックが幅を取る」「ダブルボランチで最終局面の人数は減ったが、より安全に組み立てられるようになった」。ローゼのクロップ評「彼は私たち全員を形づくった」。
- LEAGUE OFFICIAL|Premier League(Opta)Premier League standings 2026/27(公式API)2026.9.23取得。第5節終了時点。ボーンマスは5試合0勝3分2敗、6得点8失点、勝点3で17位。
- LEAGUE OFFICIAL|Premier League(Opta)AFC Bournemouth team stats 2026/27(公式API)2026.9.23取得。5試合。リードから落とした勝点9、支配率47.2%、シュート50、被シュート54、xG 6.7152、被枠内xG 6.9903、敵PA内タッチ108、ボール回収251、インターセプト57、ドリブル成功23、パス成功率79.82%、ロングパス成功126。全20クラブ分を同じAPIで取得して順位を算出した。
- LEAGUE OFFICIAL|Premier League(Opta)AFC Bournemouth team stats 2025/26(公式API)2026.9.23取得。イラオラ体制の38試合。支配率50.1%、シュート373、被シュート480、xG 61.9034、敵PA内タッチ950、ボール回収1967、失点54、リードから落とした勝点22。
- DATA|FotMobMarco Rose(監督ページ・通算成績)2026.9.23取得。ロコモティフ・ライプツィヒ30試合9勝9分12敗、ザルツブルク116試合84勝22分10敗、メンヘングラートバッハ84試合38勝19分27敗、ドルトムント46試合27勝4分15敗、ライプツィヒ125試合69勝23分33敗、ボーンマス7試合2勝3分2敗。選手歴はハノーファー96(2000–2002)、マインツ(2002–2010)、マインツII(2008–2011、37試合)。身長187cm、左利き。
- DATA|FotMobAFC Bournemouth 日程・結果 2026/272026.9.23取得。公式戦7試合の日付・大会・スコアと、10月以降の日程(チェルシー10.10、シュトゥルム・グラーツ10.15、サンダーランド10.18、ミラン10.22、マンチェスター・ユナイテッド10.25、アストン・ヴィラ10.28、リーズ10.31、スパルタ・プラハ11.5、イプスウィッチ11.8、ノッティンガム・フォレスト11.21、セルタ11.26、フラム11.29、ブライトン12.2、ハル12.5、ヴィクトリア・プルゼニ12.10、アーセナル12.12、コベントリー12.19、トッテナム12.26、クリスタル・パレス12.30、アストン・ヴィラ2027.1.2)。日付は現地時間。
- DATA|FotMob(Opta)Manchester City 2-1 AFC Bournemouth(試合データ)2026.9.23取得。両軍4-2-3-1。ボーンマスの先発配置(右SBアダム・スミス、右CBヒル、左CBシルバ、左SBトリュフェール、ボランチはクックとスコット、右WGラヤン、トップ下クルイベルト、左WGタバニアー、CFエバニウソン)。26分タバニアー(xG 0.34)、84分ゲーイ(CK、ヘディング)、90+1分グヴァルディオル。交代の組と分。
- DATA|FotMob(Opta)AFC Bournemouth 1-1 Everton(試合データ)2026.9.23取得。4-2-3-1。41分スコット(ファストブレイク)、90+1分ターコウスキー(CK)。交代の組と分。
- DATA|FotMob(Opta)Newcastle United 2-2 AFC Bournemouth(試合データ)2026.9.23取得。4-2-3-1。9分タバニアー(xG 0.60)、35分ティアウのオウンゴール、37分バーンズ、88分ラムジー(セットプレー)。交代の組と分。
- DATA|FotMob(Opta)AFC Bournemouth 2-2 Brentford(試合データ)2026.9.23取得。4-2-3-1。34分シャーデ(ヘディング)、38分クルイベルト、52分タバニアー、56分シャーデ。交代の組と分(82分に3人)。
- DATA|FotMob(Opta)Real Sociedad 1-2 AFC Bournemouth(試合データ)2026.9.23取得。ボーンマスは4-4-2(右からラヤン、スコット、アダムス、タバニアー。2トップはエバニウソンとクルイベルト)、レアル・ソシエダは5-4-1。11分クルイベルト、20分ラヤン(ヘディング)、57分セルヒオ・ゴメス。交代の組と分。
- DATA|FotMob(Opta)AFC Bournemouth 0-1 Liverpool(試合データ)2026.9.23取得。4-2-3-1。トップ下はクリスティ。57分イサク(xG 0.56)。交代の組と分(75分に3人)。
- DATA|FotMob(Opta)AFC Bournemouth 4-0 Lincoln City(試合データ)2026.9.23取得。4-2-3-1。クリスティの3得点とラヤンの1点。リンカーンは4-4-2。
- LEAGUE OFFICIAL|BundesligaRB Leipzig dismiss head coach Marco RoseBundesliga、2025.3.30。土曜(3月29日)のボルシア・パルクでの0-1の敗戦を受け、日曜朝にマルセル・シェーファーの談話とともに解任を発表。第27節の結果でメンヘングラートバッハに抜かれ6位、直近11試合で3勝。在任125試合で72勝22分33敗と記すが、内訳の合計は127で記事内の試合数と一致しない。クラブにとって2度目のDFBポカールと初のスーパーカップ。コーチ陣(アレクサンダー・ツィクラー、マルコ・クルト、フランク・ガイデック)も同時に退任。
- PL DAILYトッテナムを去った2人が決めた日 鎌田大地は決勝アシスト(2026.9.6号)PREMIER LEAGUE DAILY 2026.9.6号。ニューカッスル 2-2 ボーンマスの詳報と監督評。ローゼの「試合を終わらせなければならない。人生最後の試合のようにゴールを守る必要がある」。
- PL DAILY鈴木彩艶が日本人GK初のCL出場 上田綺世は先制ヘッド(2026.9.9号)PREMIER LEAGUE DAILY 2026.9.9号。カラバオ杯3回戦のボーンマス 4-0 リンカーンの詳報。ボーンマスでの公式戦初勝利と、ローゼの「94分間、良い出来だった。クリスティにはふさわしい結果だ」。
- PL DAILYエティハドの17歳、デビュー戦で2得点 パレスは欧州初戦で4-0(2026.9.18号)PREMIER LEAGUE DAILY 2026.9.18号。ヨーロッパリーグ第1節の一覧。ボーンマスは支配率38.3%でレアル・ソシエダから2-1で勝点3を持ち帰った。
- PL DAILYシティが8点の乱打戦を制して5連勝|ブロビーのハットトリックは敗戦に終わる(2026.9.21号)PREMIER LEAGUE DAILY 2026.9.21号。ボーンマス 0-1 リバプールの詳報。敵陣PA内タッチは27対19でボーンマスが上回り、枠内シュート2本、xG 0.76。ローゼの「狭い局面で少し慌てた」。
- PL DAILYPLAYER PROFILES 日本人選手プロフィール一覧2026.9.23閲覧。掲載は19名(Premier League 9名 / Championship 10名)。ボーンマス所属の日本人選手はいない。