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カテゴリー: イングランド代表
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[特別号] ケインがシルトンの最多出場に並び2得点、イングランドがチェコに3-0
PREMIER LEAGUE DAILY 2026.10.7|SPECIAL ISSUE ─ イングランド vs チェコ -
[特別号] 敵地リエカで7-0、クロアチアは史上最悪の大敗 高い位置で奪ったイングランド、前半だけで4点
PREMIER LEAGUE DAILY 2026.10.4|SPECIAL ISSUE ─ クロアチア vs イングランド SPECIAL ISSUE ─ ENGLAND NATIONAL TEAM
PREMIER LEAGUE DAILY
SPECIAL ISSUE 敵地リエカで7-0、クロアチアは史上最悪の大敗
高い位置で奪ったイングランド、前半だけで4点THE STORY OF THE DAYイングランドはUEFAネーションズリーグの第3節で、敵地リエカのクロアチア戦に7-0で勝った。8分、ヨシュコ・グバルディオルが中央へ通そうとしたパスをマルク・ゲイが断ち、速攻からジュード・ベリンガムのスルーパスを受けたハリー・ケインが先制した。21分にベリンガム、39分にアンソニー・ゴードン、45分にブカヨ・サカが追加点を挙げ、前半を4-0で折り返した。後半もケインとサカが1点ずつ決め、87分には途中出場のモーガン・ロジャースがGKをかわして7点目を流し込んだ1, 2, 3。FA公式によれば、クロアチア代表にとって史上最悪の敗戦で、イングランドにとってはネーションズリーグで最大の勝利だった4。
中盤では、試合前の代表出場数が2人合わせて計20試合だったエリオット・アンダーソンとアレックス・スコットが、計323試合のルカ・モドリッチとマテオ・コバチッチを上回った。代表初先発のスコットは、ボールを持っていないときも激しく寄せ、失った直後に高い位置で奪い返したことが多くの得点につながったと話す1, 5。トーマス・トゥヘル監督は「完璧な内容だった」と評した。クロアチアのスラベン・ビリッチ監督は「悪夢の夜で、我々の歴史で最も大きな敗戦」と認め、主将のモドリッチは「代表に20年いて、試合の後に恥ずかしいと感じたのは初めてだ」と語った1, 6, 7。
English
England beat Croatia 7-0 away in Rijeka in their third Nations League game. In the eighth minute, Marc Guéhi cut out a pass that Joško Gvardiol tried to play through the middle. On the quick attack that followed, Harry Kane ran onto a through ball from Jude Bellingham and opened the scoring. Bellingham scored in the 21st minute, Anthony Gordon in the 39th and Bukayo Saka in the 45th, so England led 4-0 at half-time. Kane and Saka scored again in the second half, and substitute Morgan Rogers went around the goalkeeper to make it 7-0 in the 87th minute. According to the FA, it was the heaviest defeat in Croatia’s history and England’s biggest win in the Nations League.
In midfield, Elliot Anderson and Alex Scott, who had 20 caps between them before the game, got the better of Luka Modrić and Mateo Kovačić, who had 323. Scott, making his first England start, said many of the goals came from being intense off the ball and winning it back high up the pitch with the counter-press. Thomas Tuchel called it a complete performance. Croatia coach Slaven Bilić admitted it was a nightmare night and the heaviest defeat in their history, and captain Modrić said that in 20 years with the national team, it was the first time he had felt ashamed after a game.
ヒント
「年長の選手たちは大きな本を持ってくる」という意味。older は「より年上の」で、厚い本が豊かな経験を表している。
ヒント
「新しい選手たちがチョークを手にする」という意味。take はここでは「手に取る」で、若い選手が黒板に向かう場面を表している。
ヒント
「今度は生徒たちがクラスに教える」という意味。pupils は「生徒たち」で、教える側と教わる側が入れ替わるところが笑いどころ。
ヒント
「イングランドは7-0で勝ち、チョークも持ち続ける」という意味。keep は「持ち続ける」で、勝った側が教える役のままで終わるというオチ。
THE MORNING 501ベリンガム、1得点3アシストFAによれば、代表の1試合で3得点以上に絡んだのは初めて。1試合3アシストは、2021年11月のトレント・アレクサンダー・アーノルド以来になる4。 02サカ、右足で1試合2得点は初アーセナルのサカは45分と68分に右足で決めた。クラブと代表を通じて378試合目で初めてだった。72分にはゴール前のシュートが浮き、3点目を逃した3, 4。 03アンダーソン、代表20試合到達の最速記録を更新マンチェスター・シティのアンダーソンは、デビューから392日で20試合に達し、クリス・ワドルの453日を更新した。53分にはケインの2点目をお膳立てしている3, 4。 04ケイン、最多出場まであと1試合2得点1アシストで、代表通算124試合89得点。6日のチェコ戦に出れば、ピーター・シルトンの持つ男子代表の最多出場125試合に並ぶ8。 05ビリッチ監督、3試合で12失点2度目の就任から3試合で12失点。ヴェチェルニ・リストによれば、就任から3試合の最多失点は1994年の6で、今回はその倍だった9, 10, 11。 CONTENTS01RESULTS & HIGHLIGHTS 試合結果とハイライトイングランドは敵地でクロアチアに7-0で勝ち、グループ3の2勝目を挙げた。前半だけで4点を奪い、シュート19本のうち10本を枠へ飛ばした1。
UEFAネーションズリーグ(リーグA・グループ3)
クロアチア 0 – 7 イングランド ⚽ 8′ ハリー・ケイン
⚽ 21′ ジュード・ベリンガム
⚽ 39′ アンソニー・ゴードン
⚽ 45′ ブカヨ・サカ
⚽ 53′ ハリー・ケイン
⚽ 68′ ブカヨ・サカ
⚽ 87′ モーガン・ロジャース前半 0-4。ベリンガムが3アシスト(8分・45分・87分)1, 12。
41% 支配率 59% 12 (1) シュート (枠内) 19 (10) 1 CK 6 1 警告 0 8分、グバルディオルの中央へのパスをゲイが断ち、速攻からケインが先制して主導権を握った。3-0の直後の41分にはコバチッチがゴール前で無人のゴールを外し、イングランドは前半終了間際にサカの4点目で突き放した。ハーフタイムに3人を替えたクロアチアに対し、53分にアンダーソンの低いクロスからケインが、68分にはヨシプ・スタニシッチの戻しのパスを奪ったサカが加点した1, 2, 3。
02TABLE IMPACT 順位表への影響第3節を終えて、スペインが3連勝で首位を守り、イングランドは勝点6で2位を固めた。クロアチアは得失点差−9の3位。リーグAは各組の1位と2位が来年3月の準々決勝へ進み、各組3位の4か国を比較し、上位2か国は残留、下位2か国はリーグBとのプレーオフに回る10, 13, 14。
UEFAネーションズリーグ リーグA・グループ3 ─ 第3節終了時点
順位 チーム 試合 得失点 勝点 今節 1 スペイン 3 +6 9 ○ チェコに3-1 2 イングランド 3 +8 6 ○ クロアチアに7-0 3 クロアチア 3 −9 3 ● イングランドに0-7 4 チェコ 3 −5 0 ● スペインに1-3 順位はUEFAの順位表(2026年10月4日取得)による。スペインはオビエドでチェコに3-1で勝った。6日はスプリトでクロアチアとスペインが、ウェンブリーでイングランドとチェコが戦う10, 15。
03THE TURNING POINT 勝敗を分けた一手経験で勝るクロアチアの中盤に対し、イングランドは高い位置で奪い、ボールを素早く前へ運んだ。8分の先制点は、センターバックのゲイが相手のパスを断ったところから始まっている2, 5。
PRESS 8分クロアチア 0–7 イングランド ─ 中盤の2人が激しく寄せ、前で奪うイングランド
クロアチアは、モドリッチとコバチッチを中盤の底に並べる4-2-3-1で試合に入った。試合前の代表出場は2人で計323試合、対するイングランドのアンダーソンとスコットは計20試合だった1, 5, 16。それでも主導権を握ったのはイングランドだった。8分、グバルディオルが中央へ通そうとしたパスをゲイが断ち、速攻からベリンガムのスルーパスを受けたケインが、最初のタッチでボールを収めて決めた2, 3。スタンダードのドム・スミス記者は、この攻撃の途中でスコットがコバチッチをかわしたと書き、ゲイを「ボールを奪い返すのが非常にうまかった」と評している5, 17。代表初先発のスコットは、激しく寄せ、ボールを失った直後に高い位置で奪い返したことが、多くの得点につながったと話した1。68分の6点目も、スタニシッチがGKのドミニク・リヴァコヴィッチへ戻そうとしたパスをサカが奪い、ケインとのワンツーから決めた3, 18。
裏付け ─ 前半のイングランドはシュート12本・枠内7本・xG3.60で、クロアチアの4本・枠内0本・xG0.99を大きく上回った。地上での競り合いの勝利は試合全体で45対26、ドリブルの成功も16対5だった(フットモブの集計)12。クロアチアのフラニョ・イバノビッチは「競り合いにさえ入っていなかった」と認めている19。
見落とせない点 ─ 先制点と6点目は、クロアチアの自陣でのパスミスが起点だった。ビリッチ監督は、イングランドはチェコ戦やスペイン戦と同じ戦い方で、予想していた形でやられたと話し、大敗を「個人のミスから始まり、チーム全体の判断が利かなくなっていった」と表現している20。一方で3-0の直後の41分には、アンダーソンが足を滑らせた後にコバチッチが3人をかわし、ゴール正面6ヤードから無人のゴールを外した。トゥヘル監督も、3-0の後の3分間に「大きなミスと、簡単なボールの失い方」があったと認めている3, 6。TACTICAL BOARD ─ 戦術Q&Aテーマ:ボール奪取
クロアチア 0–7 イングランド / 0–0で迎えた8分
Q.モドリッチとコバチッチの中盤を相手に、
イングランドはどこで奪い、どう決め切った?A.スポルトネットの速報では、グバルディオルが中央へ通そうとしたパスをゲイが断ち、速攻の続きでベリンガムがケインへ通して、ケインが決めたとされる2。スタンダードは、この攻撃の途中でスコットがコバチッチをかわしたと書く5。映像では、ゲイがパスを断ったのはセンターサークルのクロアチア側の縁付近だった。ゲイが前へ持ち出してスコットへ渡し、スコットが運んで右のベリンガムへ、ベリンガムが前へ運んでケインへ通した。ゲイが断ってからケインのシュートまでは約6秒。センターバックが相手陣で奪い、そのまま中盤を越えた速さが焦点になった。
前回の問い(9/30特号):10人で下がったチェコの守りを、イングランドはどこから崩した?
今回の検証 ─ 判断材料が足りなかった:次に見る点に挙げたアレクサンダー・アーノルドは、控えのまま出番が無かった。右サイドバックに入ったのはジャレル・クアンサーで、39分の3点目は、そのクアンサーの右からのクロスをゴードンが頭で決めたもの。右サイドバックのクロスそのものは、11人のクロアチアにも通った3, 21。4場面先制点を一手ずつ追う
1中央への斜めのパスを断つ8′ 仕掛け ─ 8分、クロアチア陣の中央
スポルトネットのマテ・オマジッチ記者の速報は、グバルディオルが中央へ通そうとしたパスをゲイが断ったと書く2。24サタの速報も、グバルディオルのパスの誤りを先制点の始まりとしている22。映像では、グバルディオルは自陣のエリアの左の側線の外、エリア前端の高さ付近で後ろから受け、少し前へ運んでから中央へ斜めのパスを出した。ゲイはセンターサークルのクロアチア側の縁付近で、このパスに足を当てて止めた。距離は測っておらず、図の位置は目安。
2持ち出して、スコットが運ぶ8′ 運ぶ ─ 8分、中盤を前へ
スタンダードのドム・スミス記者は、この攻撃の途中でスコットがコバチッチをかわしたと書く5。映像では、ゲイはパスを断った後に前へ持ち出し、スコットへ直接渡した。スコットはクロアチア陣の中央で体を開いて受け、前へ運んだ。最初に寄って追ったのは17番のペタル・スチッチで、前方から寄ったもう1人がコバチッチかどうかは特定できず、図には描いていない。
3右のベリンガムから、2人の間へ8′ 相手の対応 ─ 8分、エリアの手前
インディペンデントのジョナサン・ヴィール記者は、ベリンガムが見事に通したボールをケインが決めたと書く3。映像では、スコットは右寄りのベリンガムへ直接渡し、ベリンガムは受けた位置からさらに前へ運んで、エリアの外、ペナルティーアークの右側から右足でケインの前方へ通した。ケインはヴシュコヴィッチとグバルディオルの間へ進んだ。ケインが画面に映る前の走り始めは確認できず、破線は見えている範囲の進入だけを描いた。
4収めて、右足で8′ 結果 ─ ゴール前を拡大
インディペンデントは、ケインが良いファーストタッチから決めたと書き、24サタの速報は、パスを誤ったグバルディオルがケインの後ろに取り残され、ケインがバーの下へ正確に決めたとする3, 22。二重の輪はフットモブに記録されたシュート位置12。映像では、ケインはエリア内でパスを収めて前へ運び、右足で打った。ヴシュコヴィッチが横から足を出し、グバルディオルは後ろから追っていた。GKの位置は映像の確認に無く、模式。
ボールの経路(模式) 選手の移動(模式) プレーの順序 二重の輪=記録されたシュート位置 白い点=映像で確認した位置関係 白=イングランド(上へ攻撃)/色付き=クロアチア
検討クロアチアにはどんな手があったか
実際に記述された動き ─ 記述として確認できるのは3つ。①スポルトネットと24サタの速報は、グバルディオルのパスの誤りを先制点の始まりとする2, 22。②ビリッチ監督は、イングランドはチェコ戦やスペイン戦と同じ戦い方で、予想していた形でやられたと話した20。③68分の6点目も、スタニシッチがGKへ戻そうとしたパスを奪われて生まれた3。映像では、8分のパスは自陣のエリアの左の外から中央へ斜めに出ていた。
そこから検討する対応策 ─ 以下は本紙の仮説である。映像で確かめたのは8分の出し手・受け手と位置関係までで、選手それぞれの判断の理由は特定していない。上の記述と映像から検討しうる選択肢を並べた。
対応案 狙い 代償・検討点 A GKから長く蹴り、中央でつながない 自陣の中央で奪われる危険を減らす。8分は自陣のエリアの横から中央へ斜めに通そうとしたパスを、68分はGKへの戻しを奪われた。 前線で収める選手が要る。24サタは前半のペタル・ムサを孤立していたと書き、支配率は41%にとどまった。蹴るほどボールを持つ時間は減る1, 18。 B 中盤の底の1人を最終ラインの間に下ろす センターバックの前に安全な受け手を作り、中央へ無理に通すパスを減らす。 中盤が1人減り、アンダーソンとスコットに前を向かれやすくなる。モドリッチを下げれば、前への配球の起点も遠くなる。 比較同じ形は、ほかの時間にも出た
8分 グバルディオルの中央へのパスをゲイが断ち、速攻からケインが決めた2。映像では、断った位置はセンターサークルのクロアチア側の縁付近だった。 41分 逆の例。アンダーソンが足を滑らせた後、コバチッチが3人をかわし、6ヤードから無人のゴールを外した3。 68分 スタニシッチがGKへ戻そうとしたパスをサカが奪い、ケインとのワンツーから決めた3, 18。 未確認 8分にグバルディオルへ寄せていたイングランドの選手と、68分にスタニシッチへ寄せていた選手が誰だったかは確認できていない。 次に見る点 ─ 前で奪う守備と、奪った後に中盤を素早く越える運びは、チェコとの再戦でも出るか(10月6日、ウェンブリー)。
図の読み方。ケインのシュート位置(二重の輪)はフットモブのショットマップに記録された位置。ほかの選手の位置とボールの経路は、試合映像(編集部確認)で確かめた位置関係と、スポルトネット、24サタ、スタンダード、インディペンデントの記述にもとづく模式で、特定の瞬間の座標ではない。映像では距離を測っておらず、位置は目安。GKの位置だけは映像の確認に無く、記述にもとづく模式。場面2と3の持ち運びは「持ち出し」「ドリブル」と添えて白い実線で描いた。前方からスコットに寄った選手は特定できず描いていない。描いていない選手(モドリッチ、コバチッチ、ムサ、ゴードン、サカほか)の位置は分からない。時刻は主催者UEFAの記録(8分)に揃えた1, 12。
04PLAYER REPORTS 選手ミニレポートクロアチア 0–7 イングランド (→ 結果)
GOOD
05STAT OF THE DAY 今日のデータ1選イングランドのビッグチャンスは12回で、そのうち7回を得点にした。クロアチアの枠内シュートは1本だけだった1, 12。
12 / 7 イングランドのビッグチャンスの数と、そのうち決めた数 出所: フットモブ、2026.10.4取得フットモブの集計で、イングランドのビッグチャンスは12回。7回を決め、外したのは5回だった。xGの6.43に対し、枠へ飛んだシュートの質を示すxGOTは7.43で、枠をとらえたシュートはさらに質が高かった12。トゥヘル監督は「非常に、非常に決定力があった」と話し、ケインも「ゴールに近い3分の1のエリアで、パスもシュートも冷静だった」と振り返る1, 6。7点は、多くの決定機を作り、冷静に決めた結果だった。
DATA BOARD
指標 クロアチア イングランド Note xG 1.39 6.43 イングランドは前半だけで3.60 枠内シュート 1 10 クロアチアの1本は90+1分 敵陣PA内タッチ 17 45 前半は24対10 地上戦の勝利 26 45 イングランドの勝率は63% xG・xGOT・ビッグチャンス・敵陣PA内タッチ(前後半別を含む)・地上戦はフットモブ、枠内シュートはUEFAの公式スタッツ(フットモブも同じ値)による1, 12。
イングランド エリア内 16本 イングランド エリア外 3本 クロアチア エリア内 5本 クロアチア エリア外 7本 データ小話 ─ FAによれば、ゴードンは代表の直近2試合で続けて頭で決めたが、エバートン、プレストン、ニューカッスル、バルセロナでのクラブ通算248試合では、頭での得点が1つも無い。前半に4人が別々に得点したのは、2013年3月のサンマリノ戦以来だった4。07RISING 活躍が目立った若手ランキングアレクサンダー・アーノルドに代わって右サイドバックに入った23歳が、得点をアシストした21。
1ジャレル・クアンサー39分、右からのクロスでゴードンの頭に合わせ、3点目をアシストした。スカイ・スポーツのアダム・ベイト記者は、アレクサンダー・アーノルドより優先されたことに不満の声もあったが、良質のクロスで応えたと書く3, 21。スタンダードの採点は7で、先発に戻り、見事なアシストを記録したと評された。スカイのピーター・スミス記者は、イングランドの両サイドバックは守備よりも好機を作ることに力を注いだと書いている17, 26。
FAによれば、5歳でリバプールに入り、アカデミーで育った。2023/24季にはリバプールの守備の中心に定着し、EURO2024の前にはサウスゲート監督の候補合宿にも呼ばれた。2025年11月に代表デビューし、この試合が代表8試合目となる27。センターバックとして育った選手が、右サイドバックでも攻撃を前へ進められると示した。今回はその点で一歩前進した。
見誤りやすい点 ─ 守備で試される場面は少なかった。スカイのスミス記者も、クロアチアがほとんど好機を作れなかったと書いている。右サイドバックとしての守備の評価は、より強い相手との試合で問われる26。
08ONE TO WATCH 今日の注目株PLAYER FEATUREアレックス・スコット
9月29日のチェコ戦で途中出場から代表デビューし、この試合で初めて先発した。アンダーソンと中盤の底に並び、69分までプレーしている1, 27。スタンダードのスミス記者は、8分の先制点につながる攻撃でコバチッチをかわした場面を挙げ、中盤の2人が、ボールの支配、失った直後に奪い返す動き、試合の運び方でクロアチアの2人に手本を示したと書いた5。
ガーンジー島の出身。19歳以下の欧州選手権(2022年)と21歳以下の欧州選手権(2025年)で優勝し、ボーンマスでの働きが認められて、2025年11月のW杯予選で初めてA代表に招集された27, 28。モドリッチについては「子どものころに好きだった選手の1人。同じピッチで競えたのは大きな名誉だ」と話している29。
本人は試合後、「中盤はきつかったが、できる限り相手を押し込みたかったし、それができた」と振り返った1。クラブでも同じように激しくボールを奪いに行けるか、次に注目したい。
別の視点 ─ スカイのスミス記者は、年齢を重ねた今のクロアチアは、力を測る厳しい相手にはならなかったとも書いている。強度で上回れる相手ばかりではない26。次に見る試合 ─ 10月10日(日本時間23時)、敵地のチェルシー戦。代表の同僚ロジャースと、今度は敵として向き合う30。09MANAGER RATINGS 監督の采配採点 (10点満点)前で奪う守備に加え、先発の入れ替え、交代、試合中の修正を評価した。
トーマス・トゥヘル (イングランド)8.8プラン適合 チェコ戦から先発を5人替え、GKにジョーダン・ピックフォード、右サイドバックにクアンサー、中盤にスコットを入れた。クアンサーは3点目をアシストした16, 21, 23。 交代の効果 69分に3人を替え、投入したロジャースが87分に7点目を決めた。79分以降はジェームズ・ガーナーを左サイドバック、マイルズ・ルイス・スケリーを中盤に置いた1, 23, 31。 試合中の修正 大きな修正は要らなかった。前半だけでシュート12本・xG3.6012。 効いた点 前で奪う守備と速い攻めが機能した。監督は「ボールを失った直後に奪い返す動きと守備で、貪欲さを保った」と話した6。 効かなかった点 3-0の直後の「大きなミスと、簡単なボールの失い方」(監督)。41分にコバチッチに決定機を与えた3, 6。 別の視点 ─ スカイのスミス記者は、トゥヘル体制で最高の内容だったとしつつ、イングランドの評価を決めるのは11月15日の敵地のスペイン戦だと書く26。
スラベン・ビリッチ (クロアチア)2.8プラン適合 スポルトネットが「2つの驚き」と書いた先発で、イバノビッチとペタル・ムサを起用し、病気明けのマルティン・バトゥリナを戻した。8分にグバルディオルのパスを断たれて失点した2, 16, 18。 交代の効果 ハーフタイムに前線の3人を替えた。後半のシュートは8本に増えたが、xGは0.40にとどまった1, 12。 試合中の修正 ハーフタイムには逆転を求めず、5点目、6点目を防ぐことを選手に求めた。その後も53分と68分に失点した1, 20。 効いた点 3-0の後の40〜43分に、ムサのヘディング2本とコバチッチのシュート2本で続けてゴールに迫った12。 効かなかった点 自陣でパスをつなぐ際にボールを奪われ、2失点した。地上での競り合いは26勝45敗だった2, 3, 12。 別の視点 ─ ビリッチ監督は「責任は私にあり、言い訳はしない」と認めた。ヴェチェルニ・リストのエディ・ジンド記者は、ネーションズリーグを「試験と捉えていた」という監督の言葉を言い訳だと批判し、スタッフと選手が現実に向き合わなければ、スプリトでも不名誉な記録が待ちかねないと警告している11, 20。
10PREMIER LEAGUE PLAYERS 今日のプレミアリーグ所属選手この試合に日本人選手はいない。出場した32人のうち、プレミアリーグのクラブに所属するのは15人で、イングランドが12人、クロアチアが3人だった。クロアチアのルカ・ヴシュコヴィッチはブライトンで三笘薫の同僚にあたり、マンチェスター・シティの4人は11日に遠藤航のリバプールと戦う1, 12, 27, 30。
PL SPOTLIGHTエリオット・アンダーソン
デビューから392日で代表20試合。中盤の底から前へ出て、5点目を作った。
スコットと中盤の底に並び、53分にはサカとのワンツーでクロアチアの守備の間を破り、低いクロスでケインの2点目をお膳立てした1, 3。スタンダードの採点は8で、「中盤のあらゆる場所で動き回っていた」と評された。スカイのスミス記者も、アンダーソンとスコットが、代表経験ではるかに上回る相手との中盤の争いを制したと書く17, 26。FAによれば、392日での20試合到達はクリス・ワドルの453日を上回る史上最速4。トゥヘル監督は試合前、運動量の多い選手としてアンダーソンとゴードンの名を挙げ、3日空いた日程で疲労を管理したと明かしていた32。所属するシティはプレミアリーグの財務規則違反で有罪の裁定を受けて控訴中で、監督はシティの選手が不安を抱くのは自然な反応だと話していた33。次は10月11日の敵地のリバプール戦(日本時間12日0時30分)で、中盤の先発に入るかに注目したい。
LOCAL EYE ─ 英国現地から
チェルシー / クラブ公式 ─ 「歴史的勝利に彩り」クラブ公式は、ロジャースの7点目を試合の流れとともに伝えた。 記事によれば、チェコ戦で先発したロジャースは、トゥヘル監督が先発を5人替えたこの試合で控えに回り、69分に入った。左からの低いボールでサカの決定機を作り、87分にはベリンガムのパスで守備ラインの背後へ抜け出してGKをかわし、無人のゴールへ流し込んだ23。
アーセナル / ロンドン紙スタンダード ─ 「必要な時に輝いた」ロンドンのスタンダードは、サカの2得点をちょうど必要な時の活躍と位置づけた。 スミス記者は、4日前のチェコ戦のサカをイングランドで最も物足りない出来の1人だったと振り返り、この試合では賢い判断を重ねたと評価した。21分の2点目は、サカが顔を上げて送った浮き球をゴードンが受けて折り返した形で、記者はその1本が得点に大きく貢献したと書く5。
ALL PREMIER LEAGUE PLAYERS ─ 出場したプレミアリーグ所属選手
選手 クラブ 出場 今日のポイント 次に見る点 ジョーダン・ピックフォード エバートン 先発90分 チェコ戦を休み、先発に戻った。セーブは90+1分のイバン・ペリシッチの1本で、無失点で終えた1, 12, 17。 10月11日の敵地のハル・シティ戦。エバートンでも無失点で終えられるか。 エズリ・コンサ アーセナル 先発90分 軽い問題でチェコ戦を欠場した後、先発に戻った。スタンダードは「試されなかったが堅実」と評した17。 10月10日のリーズ戦(ホーム)。アーセナルで先発に入るか。 マルク・ゲイ マンチェスター・シティ 先発90分 8分、グバルディオルのパスを断ち、先制点の起点になった。83分に治療を受けたが、最後までプレーした2, 31。 10月11日の敵地のリバプール戦。センターバックの先発に入るか。 ルイス・ホール ニューカッスル 先発79分 9分にスルーパスでゴードンを抜け出させた。24サタは、対面のイバノビッチを封じたホールを全盛期のロベルト・カルロスにたとえた3, 18。 10月12日の敵地のコベントリー戦(日本時間13日4時)。左から攻撃を前へ進める役割を担えるか。 エリオット・アンダーソン マンチェスター・シティ 先発79分 53分にサカとのワンツーで抜け出し、ケインの2点目をアシスト。最速で代表20試合に達した3, 4。 10月11日の敵地のリバプール戦。中盤の先発に入るか。 アレックス・スコット ボーンマス 先発69分 代表初先発。スタンダードは、8分の先制点につながる攻撃でコバチッチをかわしたと書く5。 10月10日の敵地のチェルシー戦。中盤で同じ強度を出せるか。 ブカヨ・サカ アーセナル 先発90分 45分と68分に右足で決め、21分の2点目の起点にもなった。72分には決定機を外した3, 5。 10月10日のリーズ戦。右ウイングで得点を続けられるか。 エベレチ・エゼ アーセナル 途中21分 69分にゴードンと交代。スタンダードは、前へ運ぶ場面はあったが結果に結び付かなかったと評した1, 17。 10月10日のリーズ戦。先発に入るか。 ジェームズ・ガーナー エバートン 途中21分 69分にスコットと代わって中盤に入り、79分以降は左サイドバックに回った1, 31。 10月11日の敵地のハル・シティ戦。エバートンでの位置はどこか。 モーガン・ロジャース チェルシー 途中21分 69分にケインと代わって入り、87分にベリンガムのパスで抜け出して7点目を決めた23。 10月10日のボーンマス戦(ホーム)。先発に入るか。 マイルズ・ルイス・スケリー アーセナル 途中11分 79分にホールと交代し、中盤に入った1, 31。 10月10日のリーズ戦。クラブでどの位置に入るか。 モーガン・ギブス・ホワイト ノッティンガム・フォレスト 途中11分 79分にアンダーソンと交代した1。 10月11日の敵地のクリスタル・パレス戦。攻撃の中心として先発するか。 ヨシュコ・グバルディオル マンチェスター・シティ 先発90分 8分にパスを断たれて先制点を許した。フットモブの評価点3.5は両チームで最低2, 12。 10月11日の敵地のリバプール戦。クラブで立て直せるか。 マテオ・コバチッチ マンチェスター・シティ 先発90分 41分、ゴール正面6ヤードから無人のゴールを外した。68分に警告を受けた1, 3。 10月11日の敵地のリバプール戦。中盤の先発に入るか。 ルカ・ヴシュコヴィッチ ブライトン 先発90分 グバルディオルと並んで右のセンターバックに入った。24サタは、味方との連携と立ち位置の悪さを指摘した1, 18。 10月10日の敵地のサンダーランド戦。ブライトンで先発に入るか。 出場時間は90分を基準に数え、交代の時刻はUEFAの記録に揃えた。所属はイングランドの選手がイングランドサッカー協会(FA)公式の選手紹介とフットモブの試合データ、クロアチアの3人がフットモブとUEFAの試合データによる。イングランドの控えのうち、プレミアリーグ所属のジェームズ・トラフォード(リーズ)、ジェイソン・スティール(ブライトン)、ジャラッド・ブランスウェイト(エバートン)、リオ・ングモハ(リバプール)、ドミニク・カルバート・ルーウィン(リーズ)は出番が無かった1, 12, 27。
11INJURY & SUSPENSION WATCH 負傷・出場停止ウォッチこの試合での負傷交代は無かった。イングランドはニコ・オライリーを欠き、83分にはゲイが治療を受けたが、最後までプレーした1, 31, 34。
選手 クラブ 事由 情報源 復帰見込み 影響する試合 ニコ・オライリー マンチェスター・シティ チェコ戦を欠場し、10月1日にクラブへ戻った。 協会 FAによれば、クラブでさらに検査を受ける。追加の招集は予定していない34。 10月11日の敵地のリバプール戦。 マルク・ゲイ マンチェスター・シティ 83分に倒れて治療を受けた。 実況 治療の後、最後までプレーした1, 31。 10月6日のチェコ戦。10月11日のリバプール戦。 13FLEET STREET 英国・クロアチアの論調英国のスカイ・スポーツとスタンダードは、トゥヘル体制で最高の内容だったと評価し、中盤では代表経験の差を覆したと書いた。クロアチアのヴェチェルニ・リストは、ビリッチ監督の言葉を言い訳だと批判した5, 11, 26。
PRESS VIEW ─ 英国・クロアチアの論調
SKY SPORTS(ピーター・スミス記者)スミス記者は、W杯準決勝のアルゼンチン戦の敗退で傷を負ったトゥヘル体制にとって、7-0はチーム作りを再び勢いづける結果だと書いた。前線の4人を「電撃的で破壊的」と評し、アンダーソンとスコットが中盤の争いを制したと指摘する。ただし、イングランドの評価を決めるのは、11月15日の敵地のスペイン戦だと結んでいる26。
別の見方 ─ ビリッチ監督は、イングランドはチェコ戦、スペイン戦と同じ戦い方だったと話した。イングランドが変わったというより、クロアチアが崩れたという見方になる20。
THE STANDARD(ドム・スミス記者)スミス記者は、代表経験だけを見れば、中盤はクロアチアが大きく上回る組み合わせに見えたと書く。試合前の代表出場はアンダーソンとスコットの計20試合に対し、モドリッチとコバチッチは計323試合。それでも、ボールを支配し、失った直後に奪い返す動きや試合の運び方で手本を示したのはイングランドの2人だったという。モドリッチが攻撃で脅威を与えたのはペリシッチへのアウトサイドのパス1本だけで、「初めて本当に40代の選手に見えた」と書いた5。
別の見方 ─ フットモブの評価点でモドリッチは6.1で、クロアチアの先発11人の中では上から4番目に並ぶ。両チームの最低はグバルディオルの3.5とスタニシッチの3.9で、崩れたのは主に最終ラインだった12。
VEČERNJI LIST(エディ・ジンド記者)ジンド記者は、この試合を「平均以下」と呼ぶことさえ美化になると書いた。技術や位置取りに関する個人のミスの多さ、競り合いやパスを恐れる姿勢を挙げ、0-1になった直後から、顔を手で覆ったり、ひざに手をついたりする選手が3、4人いたと指摘する。就任から3試合で12失点は1994年の6失点の倍。記事は、スタッフと選手が現実に向き合わなければ、スプリトでまた不名誉な記録が生まれかねないと結んでいる11。
別の見方 ─ ビリッチ監督は「責任は私にあり、言い訳はしない」としたうえで、この選手たちには活力があり、それが無ければこれまでの成功は無かったと話し、スプリトでの巻き返しを誓った20。
WATCH NEXT79分以降、左サイドバックにはルイス・スケリーではなくガーナーが入り、ルイス・スケリーは中盤に回った。オライリーが離脱した左サイドバックで、ホールに次いで誰が起用されるのか。6日のチェコ戦の先発と交代が、その答えの手がかりになる31。
14EXTRA TIME 今日の小話無観客処分を受けた試合の観衆、クラブの同僚への言葉、前監督の勝利を振り返る。
無観客の試合に、6,342人
2025年3月のフランス戦でのファンの差別的な行為で、UEFAはクロアチアに次のホーム1試合を無観客とする処分を科していた。この試合が、UEFAの大会で処分後初めてのホームゲームだった。スタンドには教員やコーチに連れられた学童と、招待されたイングランドのファン100人が入り、観衆は6,342人。トゥヘル監督は前日、子どもたちが選手を間近で見られるのはうれしいと話していた1, 2, 9, 32, 36。
補SOURCES 出典脚注は本文の主張に対応する。観衆、支配率・シュート・枠内シュート・CK・警告、先発・交代・得点の時刻は主催者UEFAの試合データ、xG・xGOT・ビッグチャンス・敵陣PA内タッチ・地上戦・ドリブル・前後半別の集計・シュートの位置・評価点はフットモブ、アシストはUEFAとフットモブによる。支配率はUEFAの集計で、フットモブの集計は36対64。警告はUEFAの集計ではクロアチアに2枚あるが、選手への警告は68分のコバチッチの1枚で、もう1枚は受けた人物の記載が無いため、試合カードでは1とした。所属クラブは、イングランドの選手がイングランドサッカー協会(FA)公式の選手紹介とフットモブ、クロアチアの選手がフットモブとUEFAの試合データによる。英語とクロアチア語の記事・会見の引用は本紙の訳。
- UEFA(UEFA.com、現地報告はElvir Islamović記者), Croatia vs England ─ UEFA Nations League 2026/27, League A Group 3, 2026.10.4取得(主催者の試合ページ。先発・交代・得点・警告の時刻、観衆、支配率・シュート・枠内・CK等の公式スタッツ(UEFAの試合データで確認)、試合後の談話。トゥヘル監督の一部とスコットの談話はITVスポーツへのもの) ↩
- Sportnet.hr(Mate Omazić記者), Kronologija: Hrvatska – Engleska 0:7, 2026.10.3(クロアチア語の文字速報) ↩
- The Independent(Jonathan Veal記者), England put seven past shambolic Croatia to show secret to success under Thomas Tuchel, 2026.10.3(試合記事。得点の経過と、41分・72分の決定機) ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Stats and records from Croatia 0-7 England, 2026.10.3 ↩
- The Standard(Dom Smith記者), England send rivals ominous message and key talking points from Three Lions’ thrashing of Croatia, 2026.10.3 ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Tuchel: ‘A complete performance’, 2026.10.3 ↩
- 24sata(Josip Tolić、Hrvoje Tironi記者), MODRIĆ NA RUBU SUZA ‘Prvi put u 20 godina reprezentacije me sram! Ovo je nedopustivo’, 2026.10.3(モドリッチの試合後の談話) ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Kane and Saka hail ‘unbelievable’ win over Croatia, 2026.10.3 ↩
- The Standard(Tashan Deniran-Alleyne記者), Why Croatia vs England stadium is ’75 per cent full’ for behind closed doors clash today, 2026.10.3(UEFAの処分の経緯(2025年5月19日の裁定)、ビリッチ監督の2度目の就任と直近2試合) ↩
- UEFA(UEFA.com), Groups | UEFA Nations League, 2026.10.4取得(グループA3の第3節終了時点の順位(UEFAの順位データで確認)) ↩
- Večernji list(Edi Džindo記者), Bilićeva izlika je neumjesna, a ova Hrvatska je izgubila identitet, 2026.10.3 ↩
- FotMob, Croatia vs England ─ Stats, Shotmap, Lineup, 2026.10.4取得(xG、xGOT、ビッグチャンス、敵陣PA内タッチ、地上戦とドリブル(前後半別を含む)、ショットマップ、出場選手の所属クラブ、評価点) ↩
- UEFA(UEFA.com), 2026/27 UEFA Nations League: All you need to know, 2026.9.24(準々決勝(2027年3月)と、リーグ別の昇降格の条件) ↩
- UEFA(UEFA.com), New promotion/relegation system for UEFA Nations League 2026/27, 2026.9.15(2028/29から3リーグ制へ移るのに伴う、2026/27の昇降格方式の変更) ↩
- UEFA(UEFA.com), Fixtures & results | UEFA Nations League, 2026.10.4取得(10月6日と11月の試合の日時・会場(UEFAの試合データで確認。日本時間は協定世界時に9時間を足した)) ↩
- Sportnet.hr(Mate Omazić記者), Slaven Bilić otkrio karte: Dva iznenađenja u prvih 11 Hrvatske!, 2026.10.3(両チームの先発と配置) ↩
- The Standard(Dom Smith記者), England player ratings vs Croatia: Jude Bellingham cements starting berth as Arsenal star finds form, 2026.10.3(採点は10点満点) ↩
- 24sata(Luka Tunjić記者), TUGA, JAD I BIJEDA Modrić više širio ruke nego gledao suigrače, Ivanoviću reći kako igraju krila!, 2026.10.3(両チームの採点(10点満点)) ↩
- Sportnet.hr(Mate Omazić記者), Ivanović: ‘Primiti sedam golova protiv Engleske… Nemoguće. Ne znam što reći, jako loše’, 2026.10.3(イバノビッチの試合後の談話) ↩
- HNS(クロアチアサッカー連盟公式), Bilić: “Razočarani smo, ovo zahtijeva iskupljenje”, 2026.10.3(試合後の会見) ↩
- Sky Sports(Adam Bate記者), Croatia 0-7 England: Amazing Nations League win as Harry Kane and Bukayo Saka each score twice in huge victory, 2026.10.3(試合記事。ロイ・キーン氏(ITV)とロブ・ドーセット記者(スカイ・スポーツ・ニュース)の評、ケインの記録を含む) ↩
- 24sata(Hrvoje Tironi、Ivan Tomašković、Luka Tunjić記者), Hrvatska – Engleska 0-7: Englezi rastavili na proste faktore nikad lošije i sramotne ‘vatrene’, 2026.10.3(試合記事(文字速報のページ)) ↩
- Chelsea FC(クラブ公式), Internationals: Rogers provides gloss on historic England win, 2026.10.3 ↩
- 24sata(Josip Tolić記者), POGLEDAJTE BROJKE Najlošija utakmica Gvardiolove karijere, 2026.10.3(ソファスコアの評価点) ↩
- Sportnet.hr(Mate Omazić記者), Kane: ‘Poštujemo Hrvatsku, ali danas smo bili nevjerojatni. Stanišić? Sjajan igrač i osoba’, 2026.10.3(ケインのノヴァTVへの談話) ↩
- Sky Sports(Peter Smith記者), Croatia 0-7 England: Thumping win reinvigorates Thomas Tuchel’s project after World Cup blow – but next Spain test will define progress towards success, 2026.10.3 ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Men’s Senior Squad, 2026.10.4取得(選手紹介の所属クラブ、生年月日、代表デビュー日、出場数、経歴(クアンサー、スコット、アンダーソン、ピックフォード、ガーナー、コンサ)) ↩
- UEFA(UEFA.com、Sam Honeyman記者), Israel 1-3 England (aet): Chukwuemeka and Ramsey the extra-time heroes as Young Lions fight back, 2022.7.1(U19欧州選手権の決勝の記録。スコットは先発。FAの選手紹介の本文は優勝の年を2023年と書くが、この記録により2022年とした) ↩
- The Independent(Will Castle記者), Alex Scott: I’ve watched Harry Kane since I was little – he’s ridiculous up close, 2026.10.3(スコットのITVへの談話) ↩
- Premier League, All 380 fixtures for 2026/27 Premier League season, 2026.6.19(2026.10.4に同サイトの試合データ(第6節)でキックオフ時刻を確認。英国時間。日本時間は8時間を足した) ↩
- The Standard(Oli Gent、Dom Smith記者), Croatia vs England LIVE: Nations League result, latest updates and reaction, 2026.10.3(ライブ速報。79分以降の配置、83分のゲイの治療) ↩
- England Football(Nicholas Veevers記者), Tuchel looking for focus in Croatia, 2026.10.2(試合前日の会見。ページ上の掲載日の表示は10月1日) ↩
- The Independent(Jonathan Veal記者), England’s Manchester City players worried about future after club’s guilty verdict, Thomas Tuchel says, 2026.10.3 ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Squad update: Nico O’Reilly withdrawn, 2026.10.1 ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), England Men’s Senior Team, 2026.10.4取得(次の2試合の日時と会場(英国時間)) ↩
- The Independent(Ian Parker記者), Are England fans allowed to attend the Nations League match in Croatia?, 2026.10.3(無観客処分の適用試合についてのクロアチアサッカー連盟の声明、イングランドへの100枚の招待券) ↩
- Večernji list(Karlo Koret記者), Dalić oduševio: Reprezentaciju koja nije upisala pobjedu sedam godina uveo u finale, 2026.10.3 ↩
- Sportske novosti(Toni Roić記者), Nekom povijesna sramota, nekome finale: Dok Hrvatska tone, Dalić slavi najveći uspjeh s novom reprezentacijom, 2026.10.3(決勝の日時と会場) ↩
注NAME NOTES 表記注記以下の固有名詞は日本語表記の確認が済んでおらず、暫定表記としている。( )内は原綴り。確認できた名前は、この注記から外す。
選手・監督マルク・ゲイ(Marc Guéhi)、ジェイソン・スティール(Jason Steele)、リオ・ングモハ(Rio Ngumoha)、ニコ・オライリー(Nico O’Reilly)
クラブ・競技場スタディオン・HNKリエカ(Stadion HNK Rijeka)
記者・解説者ほかドム・スミス(Dom Smith)、マテ・オマジッチ(Mate Omazić)、ジョナサン・ヴィール(Jonathan Veal)、ルカ・トゥニッチ(Luka Tunjić)、ヨシプ・トリッチ(Josip Tolić)、アダム・ベイト(Adam Bate)、ピーター・スミス(Peter Smith)、エディ・ジンド(Edi Džindo)
PREMIER LEAGUE DAILY
4 Oct (Sun) の試合 / 特別号 / 発行 2026.10.4 JST -
10人のチェコを、後半開始70秒で崩す アレクサンダー・アーノルドのクロスをゴードンが頭で決める
PREMIER LEAGUE DAILY 2026.9.30|SPECIAL ISSUE ─ チェコ vs イングランド SPECIAL ISSUE ─ ENGLAND NATIONAL TEAM
PREMIER LEAGUE DAILY
SPECIAL ISSUE 10人のチェコを、後半開始70秒で崩す
アレクサンダー・アーノルドのクロスをゴードンが頭で決めるTHE STORY OF THE DAYイングランドはUEFAネーションズリーグの第2節で、敵地プラハでチェコを2-0で破った。23分、チェコのパヴェル・シュルツがエリオット・アンダーソンに遅れてスライディングし、主審は警告を示したが、VARの介入後に映像を確認し、25分に退場へ変更した1, 2, 3。0-0で折り返した後半、トゥヘル監督はエベレチ・エゼを入れて並びを4-1-4-1に替えた。再開から約70秒、トレント・アレクサンダー・アーノルドのクロスをアンソニー・ゴードンが頭で決めた。69分にはハリー・ケインが代表87点目を加え、イングランドは7試合ぶりに無失点で終えた1, 2, 4。
主役は、W杯のメンバーから外れていたアレクサンダー・アーノルドだった。トゥヘル監督の下での先発は初めてで、BBCによれば、トゥヘル体制の24試合で起用された9人目の右サイドバックだった1, 5。こぼれ球を右で拾い、素早く向きを直して送ったクロスについて、ゴードンは「ミスを恐れずにあのパスを試せる能力と技術と勇気を持つ選手は、限られている」とたたえた。チェコはスペイン人のサンティ・デニア監督の下で2連敗となった。デニア監督は「退場は試合の鍵だったが、個人のミスではない」とシュルツをかばった1, 2, 6。
English
England beat Czechia 2-0 away in Prague in their second Nations League game. In the 23rd minute, Czechia’s Pavel Šulc made a late sliding tackle on Elliot Anderson. The referee showed a yellow card, but after a VAR intervention he checked the screen and changed it to a red card in the 25th minute. It was 0-0 at half-time, and Thomas Tuchel brought on Eberechi Eze and switched to a 4-1-4-1. About 70 seconds after the restart, Anthony Gordon headed in a cross from Trent Alexander-Arnold. Harry Kane added his 87th England goal in the 69th minute, and England kept their first clean sheet in seven games.
The key figure was Alexander-Arnold, who had been left out of the World Cup squad. It was his first start under Tuchel, and BBC Sport says he was the ninth right-back Tuchel has used in 24 games. He picked up a loose ball on the right, turned quickly and crossed. Gordon said only a few players have the ability, technique and bravery to try that pass without fear of making a mistake. Czechia have now lost both games under their Spanish coach, Santi Denia. Denia defended Šulc, saying the red card was the key moment but not an individual mistake.
ヒント
「TEN MEN, BUT THE DOOR STAYS SHUT.」は「チェコが10人になっても、扉は閉じたまま」という意味。door stays shut は、チェコの守備を「開かない扉」に見立て、イングランドがまだ得点できない様子を表している。
ヒント
ここでの right には「正しい」と「右の」の2つの意味がある。「正しい鍵」を探す場面と、右サイドの選手が鍵を握るイメージを重ねた言葉遊びだ。
ヒント
about 70 seconds は「約70秒後」。鍵を回す絵と、アレクサンダー・アーノルドのクロスから再開約70秒で先制点が生まれたことを重ねている。
ヒント
Gordon opens は「ゴードンが扉を開ける」と「先制点を決める」を重ねた表現。makes it two は「2点目を決めて2-0にする」という意味だ。
THE MORNING 501ゴードン、代表で出場3試合連続ゴールW杯準決勝のアルゼンチン戦、26日のスペイン戦に続き、出場した3試合で続けて決めた。珍しいヘディングでの得点について、本人は「たぶん唯一のヘディングだ」と笑った7, 8。 02ボーンマスのスコット、代表デビューアレックス・スコットは70分にアンダーソンと代わって入り、男子代表の1301人目の選手になった。87分にはエリアの外から右足で放ったシュートが、右上隅をわずかに外れた3, 9。 03チェコ・テレビの解説者も「規則上は退場」元チェコ代表のカレル・ポボルスキー氏は「主審にほかの選択肢は無かった」と話した。ガーディアンのデービッド・ハイトナー記者は、スロー映像では実際より悪く見えたと書く1, 10。 04チェコ、ホームで2連敗チェコ通信によれば、チェコはこの2試合の前までホームで19試合負けていなかった。W杯を含めて5試合勝利がない6。 05次は3日、敵地で無観客のクロアチア戦キックオフは日本時間4日1時。6日(日本時間7日3時45分)には、ウェンブリーでチェコと再戦する5, 11。 CONTENTS01RESULTS & HIGHLIGHTS 試合結果とハイライトイングランドは敵地でチェコに2-0で勝ち、今大会の初勝利を挙げた。25分から10人になったチェコに対し、得点は後半の2点だった2, 3。
UEFAネーションズリーグ(リーグA・グループ3)
チェコ 0 – 2 イングランド ⚽ 47′ アンソニー・ゴードン
⚽ 69′ ハリー・ケイン前半 0-0。23分の反則で、チェコのシュルツが25分に退場した1, 2, 3。
33.7% 支配率 66.3% 6 (2) シュート (枠内) 22 (7) 1 CK 6 0 警告 1 1 退場 0 チェコは立ち上がりにシュルツが2度の好機を迎えたが決めきれず、そのシュルツが23分の反則で退場した。前半の支配率75%を得点に結び付けられなかったイングランドは、ハーフタイムにエゼを入れて4-1-4-1に替え、47分にアレクサンダー・アーノルドのクロスからゴードンが頭で先制した。69分には、エゼの短いパスをエリア内で受けたモーガン・ロジャースがラディスラフ・クレイチーに止められ、こぼれ球をケインが左足でファーサイドに決めた1, 4, 12, 13。
02TABLE IMPACT 順位表への影響第2節を終えて、スペインが2連勝で首位に立ち、イングランドはクロアチアと勝点3で並んで、得失点差で2位に上がった。リーグAは各組上位2か国が来年3月の準々決勝へ進む。UEFAが9月15日に発表した今大会の昇降格方式では、4つの組の4位のうち下位2か国がリーグBへ降格する14, 15, 16, 17。
UEFAネーションズリーグ リーグA・グループ3 ─ 第2節終了時点
順位 チーム 試合 得失点 勝点 今節 1 スペイン 2 +4 6 ○ クロアチアに4-1 2 イングランド 2 +1 3 ○ チェコに2-0 3 クロアチア 2 −2 3 ● スペインに1-4 4 チェコ 2 −3 0 ● イングランドに0-2 順位はESPNの順位表とiSport.czの順位表(ともに2026年9月30日取得)による。スペインはセビージャでクロアチアに4-1で勝った。3位と4位の扱いは、4つの組で同順位どうしを比較して決まる。組内の順位だけでは決まらない14, 15, 17, 18。
03THE TURNING POINT 勝敗を分けた一手25分から10人で5-4-0に下がったチェコに対し、イングランドは前半、ボールを持ちながら崩せなかった。ハーフタイムの交代から約70秒で、右からのクロスが均衡を破った4, 19。
SUB 46分チェコ 0–2 イングランド ─ 4-1-4-1への変更と、右からの早いクロス
シュルツの退場の後、チェコは5-4-0で守った。前半のイングランドは支配率75%だったが、退場から前半終了までのシュートは4本、xGは0.18にとどまった13, 19。トゥヘル監督はハーフタイムに、35分に警告を受けていたマイルズ・ルイス・スケリーを下げてエゼを入れ、並びを4-1-4-1に替えた。アレクサンダー・アーノルドについては、後半は、前半より少し低い位置の方が合っていたと話している1, 20。後半開始から約70秒、チェコは自陣でパスがずれ、右でこぼれ球を拾ったアレクサンダー・アーノルドが、素早く向きを直してクロスを送った。ボールはチェコの守備者3人を越え、ファーのゴードンが頭で決めた。アレクサンダー・アーノルドは、ハーフタイムにゴードンへ「自分があのスペースに入ったら、必ずファーへ行け」と伝えていたと明かしている1, 2, 4, 5。ガーディアンのジェイコブ・スタインバーグ記者は、ボールを失って形の崩れた守備に対し、味方の上がりを待たず、中へ戻しもせずにクロスを選んだ判断を評価した19。
後半のシュートはイングランド13本・xG0.82・2得点で、退場から前半終了までの4本・xG0.18から増えた。敵陣PA内のタッチも、前半の16回から後半は23回になった(フットモブの前後半別の集計と、ショットマップからの本紙集計)13。
見落とせない点 ─ 先制点は、チェコのミスから始まっている。ルカーシュ・チェルフは自分の戻しのパスのずれを認めたうえで、「戻りは間に合っていたと思う。でも、ファーへの素晴らしいボールとヘディングが来た」と話した。ハイトナー記者は、警告を受けていたルイス・スケリーについて、トゥヘル監督は危険を冒せなかったと書いており、交代を戦術の変更だけで説明することはできない1, 21。TACTICAL BOARD ─ 戦術Q&Aテーマ:クロス
チェコ 0–2 イングランド / 0–0で迎えた後半開始直後
Q.10人で下がったチェコの守りを、
イングランドはどこから崩した?A.ガーディアンによれば、トゥヘル監督はハーフタイムにルイス・スケリーを下げてエゼを入れ、並びを4-1-4-1に替えた。先制点は後半開始から約70秒、チェコの自陣でのパスのずれから生まれ、右でこぼれ球を拾ったアレクサンダー・アーノルドのクロスを、ファーのゴードンが頭で決めた1, 4, 5。アレクサンダー・アーノルドは、ハーフタイムにゴードンへ「自分があのスペースに入ったら、必ずファーへ行け」と伝えていたと話す2。映像で確かめると、チェルフの戻しのパスは、背後からロジャースに寄せられた直後に出ていた。タッチライン際で拾ったアレクサンダー・アーノルドには、同じ右サイドを駆け上がったサカにクレイチーが付いて下がったため、寄せが来なかった。ゴール前にはサディーレクとフラナーチが並んでいたが、左のチャロウペクの戻りはゴードンより遅れた。
前提ハーフタイム、イングランドは何を替えたか
〜45′
4-2-3-1アンダーソンルイス・スケリー 中盤の底に2人。ルイス・スケリーは35分に警告を受けていた 46′〜
4-1-4-1エゼが入った。誰が中盤の底に残ったかは出典で確認できていない。監督によれば、アレクサンダー・アーノルドは前半より低い位置に移った 破線の枠は交代で下がった選手。入ったエゼは位置を確認できないため、札にしていない。4-1-4-1はガーディアンの記述による1, 20。
得たもの ─ 中盤の前の人数
BBCラジオで解説した元代表GKのポール・ロビンソン氏は、守備的な中盤を2人置く必要は無かったと話した。交代から約2分で先制点が生まれ、69分の2点目はエゼがエリア内のロジャースへ出した短いパスから生まれた2, 4。
危険にさらしたもの ─ 奪われた後の守り
ガーディアンのライブ実況は、後半のチェコはカウンターで前半より良くなったと書く。77分にはアダム・フロジェクが速攻から放ったミドルを、ジェームズ・トラフォードが止めた3, 4, 13。
3場面先制点を一手ずつ追う
1ずれた戻しを、右で拾う47′ 仕掛け ─ 47分、チェコ陣の右
チェコのチェルフは、自分の不正確な戻しのパスが主将クレイチーの意表を突いたと話す21。ガーディアンは、アレクサンダー・アーノルドが右でこぼれ球を追いかけて拾ったと書く1。映像では、イングランドのカウンターでアレクサンダー・アーノルドが中央の右寄りを駆け上がったが、そこへのロングパスをクレイチーがエリアの13mほど手前で止め、センターサークルの5mほど手前のチェルフへつないだ。チェルフがトラップしたところへ背後からロジャースが寄せ、斜め45度外側のクレイチーへの戻しは速く、少しずれて、クレイチーが収められずにタッチライン側へ流れた。サイド寄りを戻りかけていたアレクサンダー・アーノルドが、エリアの右角から10mほど手前、タッチラインから3mほどで拾った。
2サカの上がりで、クレイチーが下がる47′ 相手の対応 ─ 47分、右のタッチライン際
BBCは、アレクサンダー・アーノルドが攻撃の位置へ70ヤード走り、その攻撃が崩れた後にボールを奪い返したと書く5。映像では、アレクサンダー・アーノルドは自陣を向いて拾った。一番近くにいたクレイチーが、同じ右サイドを駆け上がったサカに付いて下がったため、右足のアウトサイドで2〜3度触って向きを直し、4タッチ目でクロスを上げた。ゴードンはペナルティーアークとセンターサークルの間を歩いていたが、アレクサンダー・アーノルドが拾った瞬間に全力で走り出した。
33人を越えるクロス、ファーで頭47′ 結果 ─ ゴール前を拡大
BBCのフィル・マクナルティ記者は、クロスがチェコの守備者3人を越えて弧を描いたと書き、ガーディアンのハイトナー記者は、低い弾道で1度弾んでからゴードンの前で浮いたと書く1, 5。二重の輪はフットモブに記録されたシュート位置で、ゴードンの頭はゴールの右下隅へ向かった3, 13。映像では、クロスが越えた3人は、手前からサカに付いていたクレイチー、ゴールエリアの右角の5mほど前にいた8番のサディーレク、同じ高さのほぼ中央にいた4番のフラナーチ。ゴードンはゴール中央と左ポストの間へほぼまっすぐ走り込み、ショートバウンドを頭で合わせた。ゴードンに近かったのはフラナーチと、左から遅れて戻った6番のチャロウペクで、距離は同じくらいだった。GKの位置は記述にもとづく模式。
ボールの経路(模式) 選手の移動(模式) プレーの順序 二重の輪=記録されたシュート位置 白い点=映像で確認した位置関係 白=イングランド(上へ攻撃)/色付き=チェコ
検討10人のチェコにはどんな手があったか
実際に記述された動き ─ 記述として確認できるのは3つ。①チェルフは、自分の不正確な戻しのパスがクレイチーの意表を突いたと話す21。②Sport.czの採点は、フラナーチがクロスに届かなかったと書く22。③ガーディアンは、チェコが退場の後に5-4-0で守ったと書く19。
そこから検討する対応策 ─ 以下は本紙の仮説である。映像で確かめたのは47分の出し手・受け手と、関与した守備者の位置関係までで、守備者それぞれの判断の理由は特定していない。上の記述と映像から検討しうる選択肢を並べた。
対応案 狙い 代償・検討点 A 後半の立ち上がりは自陣でつながない 映像では、チェルフの戻しのパスは、背後からロジャースに寄せられた直後に出てずれた。再開直後の数分は前へ大きく蹴り、ボールを失う場所を相手陣へ移す。 10人では前線に残る選手が少なく、蹴ったボールは収まりにくい。フロジェクは試合後、閉じこもって蹴るだけにはしたくなかったと話している6。 B クロスの出し手に寄せる 映像では、一番近くにいたクレイチーはサカに付いて下がり、アレクサンダー・アーノルドは寄せを受けずに4タッチ目でクロスを上げた。クレイチーが出し手に寄せ、サカを後ろの選手に受け渡せば、クロスの質を落とせる。 受け渡す相手がいなければ、サカにタッチライン際の背後を走られる。10人で守る以上、どこかで1人足りなくなる。 比較右からのクロスは、前半にも出ていた
43分 アレクサンダー・アーノルドのクロスをロジャースが頭で合わせたが、左へ外れた3, 4。 47分 こぼれ球を拾ったアレクサンダー・アーノルドのクロスを、ゴードンが頭で決めた4, 5。映像では、サカの上がりにクレイチーが付いて下がり、寄せの来ないタッチライン際から4タッチ目で上げた。 55分 アレクサンダー・アーノルドのクロスはブカヨ・サカの頭の後ろに当たり、チェコにクリアされた4。 未確認 前半と後半で、クロスを上げた位置と、そのときのチェコの守備の戻り方がどう違ったかは確認できていない。 経過ハーフタイムの交代の後、試合はどう進んだか
25〜45+3′ 46′〜 イングランド 4本/xG0.18/得点0 13本/xG0.82/得点2 チェコ 0本 3本/xG0.14/得点0 フットモブのショットマップから本紙が集計した。25〜45+3′はシュルツの退場の後で、交代の前。xGはシュートごとの値の単純合計。シュート本数は攻撃機会の数ではない。数字は交代の後に起きたことの記録で、交代の良し悪しを判定するものではない13。
次に見る点 ─ 右サイドバックのアレクサンダー・アーノルドが送るクロスを、11人で守るクロアチアにも通せるか(10月3日、敵地のクロアチア戦)。
図の読み方。白い点を付けた選手は、動きと位置関係を試合映像で確認したもので(編集部確認、2026.9.30)、ショットマップ等に記録された座標ではない。二重の輪は、フットモブのショットマップに記録されたゴードンのシュート位置(47′)で、そのシュートを打った時点のもの。白い点の無い選手(場面3のGKコヴァージュ)の位置と、白い実線のボールの経路、水色の破線の選手の移動、点線の輪の移動前の位置は、記述と映像にもとづく模式で、特定の瞬間の座標ではない。場面1の、クレイチーが止める前のロングパスは描いていない。場面2のアレクサンダー・アーノルドの持ち直し(4タッチ)は、移動が小さいため経路を描いていない。関与を確認できた選手とGKだけを描き、それ以外の選手は位置を特定していないため描いていない。退場はESPNの実況とBBCの25分、先制点はESPNの実況の47分に揃えた(ガーディアンのライブ実況は後半開始から約70秒と記す)3, 4, 13。
04PLAYER REPORTS 選手ミニレポートGOODはゴードンとコヴァージュ、POORはシュルツとチャロバー。
チェコ 0–2 イングランド (→ 結果)
GOOD
05STAT OF THE DAY 今日のデータ1選10人の相手に22本のシュートを放ちながら、イングランドのxGは1.37にとどまった。10本はエリアの外からだった2, 13。
22 / 1.37 イングランドのシュート数とxG。1本あたりのxGは約0.06 出所: フットモブ、2026.9.30取得(シュート数とエリア外のシュート数はBBCの試合スタッツも同じ値)イングランドは22本のシュートを放ち、チェコの6本を大きく上回った。それでもxGは1.37で、フットモブがビッグチャンスと数えた好機は2回だけ。エリアの外から打ったシュートは10本あった2, 13。ケインは試合後、「守るのが好きなチームが1人減ると、さらに難しくなる。我慢が要る。10人が相手なら速く動かすこと。相手が疲れれば空く」と話し、ゴードンも「もっと点を取るべきだった」と振り返った2。数字は、ケインが語った我慢の時間の長さを示している。
DATA BOARD
指標 チェコ イングランド Note xG 0.33 1.37 イングランドは後半だけで0.82 枠内シュート 2 7 イングランドはポストにも2本 敵陣PA内タッチ 16 39 イングランドは後半に23回 空中戦の勝利 3 14 イングランドの勝率は82% xG・敵陣PA内タッチ(前後半別を含む)・空中戦はフットモブ、枠内シュートとポストに当てた数はフットモブとBBCの試合スタッツで一致した値2, 13。
イングランド エリア内 12本 イングランド エリア外 10本 チェコ エリア内 4本 チェコ エリア外 2本 データ小話 ─ BBCのマクナルティ記者によれば、敵陣の最後の3分の1でのパスはアンダーソンの41本が最多で、アレクサンダー・アーノルドの32本が続いた。シュートにつながったパスも、ゴードンの4本に次いでアレクサンダー・アーノルドが3本。右サイドバックが、攻撃の組み立ての中心の1人だった5。07RISING 若手株価上昇ランキング18歳のリオ・ングモハが、代表の公式戦に初出場した18。
1リオ・ングモハ71分にブカヨ・サカと代わって入り、79分にはアレックス・スコットのパスからエリアの外で左足を振ったが、ブロックされた。74分には相手にCKを与えた3。BBCの採点は6で、「最初に考えたのは前へ行くことだった」と評された。リバプール公式によれば、イングランドの公式戦に出た選手として、史上3番目の若さとなる18, 23。
代表デビューは6月の親善試合で、1-0で勝ったニュージーランド戦の後半に出て、代表史上5番目の若さでの出場となった。リバプールでは16歳でクラブ史上最年少の先発を記録し、昨季はプレミアリーグのデビュー戦となった敵地のニューカッスル戦(3-2)で決勝点を挙げている24, 25。今回の合宿で初めてフルメンバーに入ったが、26日のスペイン戦はベンチ外だった。今回は公式戦で19分間プレーした24。
見誤りやすい点 ─ 出場は19分で、相手は10人だった。リバプールでも今季のリーグ戦の出場は3試合で、先発は1試合にとどまり、クラブでの序列はこれから問われる3, 24。
08ONE TO WATCH 今日の注目株PLAYER FEATUREアレックス・スコット
70分にアンダーソンと代わって中盤に入った。79分にはングモハのシュートにつながるパスを出し、87分にはエリアの外から右足で右上隅を狙ったが、わずかに外れた3, 9。BBCのマクナルティ記者はこのシュートを、持ち味の推進力から生まれたものと書き、採点記事は6を付けた2, 23。
FAによれば、年代別の代表を一通り経験し、ボーンマスでの働きが認められて、2025年11月のW杯予選の最後の2試合で初めて招集された。W杯前の準備合宿にも、若手4人の1人として同行している9。本人は「去年11月の最初の合宿では、たぶん出る準備ができていなかった。夏にはもっと準備が整い、今は間違いなく準備ができている」と話した2, 9。
「ボールを多く持てたのが自分に合っていた。ドリブルもパスも、ボールの無いところでの競り合いもあった」と本人は振り返る9。ボールを運べる中盤として、11人の相手でも同じだけ出場機会を与えられるかが次の注目点になる。
別の視点 ─ 本人も「相手は10人で、違う試合だった」と認めている。元イングランド代表GKのロビンソン氏はBBCラジオで、10人の相手に勝てなければ大きな問題になっていたと話し、この試合から読み取れることは多くないと見た2, 9。次に見る試合 ─ 10月10日(日本時間23時)、敵地のチェルシー戦。代表で見せた中盤での持ち運びを、チェルシー相手にも出せるか26。09MANAGER RATINGS 監督の采配採点 (10点満点)採点では、10人の相手へのハーフタイムの修正と、退場までの20分余りの内容も考慮した。
トーマス・トゥヘル (イングランド)7.2プラン適合 ベリンガムを控えに回し、アレクサンダー・アーノルド、チャロバー、ホールを最終ラインに入れた。ガーディアンは、退場まではチェコの方が良かったと書く1。 交代の効果 ハーフタイムに入ったエゼが、69分の2点目の起点になった。70分以降はスコットとングモハを試した3, 4。 試合中の修正 ハーフタイムに4-1-4-1へ。後半のシュートは13本・xG0.82で、退場後の前半の4本・xG0.18から増えた1, 13。 効いた点 アレクサンダー・アーノルドの右からのクロス。7試合ぶりの無失点1, 5。 効かなかった点 前半の支配率75%を決定機に変えられず、シュート22本でxGは1.37にとどまった13。 別の視点 ─ トゥヘル監督は、早い時間の退場は試合に大きく影響し、心理的に難しくなることもあると話した。BBCラジオで解説したロビンソン氏は、10人の相手に勝てなければ大きな問題になっていたと指摘している2, 5。
サンティ・デニア (チェコ)5.6プラン適合 クロアチア戦から先発を3人替え、GKにコヴァージュを起用し、主将クレイチーを戻した。立ち上がりの20分で、シュルツが2度の好機を迎えた6, 12。 交代の効果 前半の終盤にアダム・カラベツの負傷で交代を強いられ、交代までの間は2人少ない時間が続いた。後半は56分と57分に1人ずつ、80分に2人を替えた3, 12。 試合中の修正 退場の後は5-4-0で守り(ガーディアン)、退場後の前半のイングランドのシュートを4本・xG0.18に抑えた13, 19。 効いた点 立ち上がりの速い攻め。チェコ通信は、最初の大きな好機を作ったのはチェコだったと書く6。 効かなかった点 後半開始から約70秒、自陣でのパスのずれから失点。クロアチア戦に続き、後半の立ち上がりに点を取られた4, 6。 別の視点 ─ デニア監督は「最初の20分は良かった。退場は鍵だったが、個人のミスではない」と話し、チームの成長に手応えを示した。iSport.czのヨナーシュ・バルトシュ記者は、シュルツがひざの問題を抱えたまま先発したことを問題にしている6, 12。
10PREMIER LEAGUE PLAYERS 今日のプレミアリーグ所属選手この試合に日本人選手はいない。出場した32人のうち、プレミアリーグのクラブに所属するのは11人で、全員がイングランドの選手だった。チェコの主将クレイチーは、ルーク・ローリングスが在籍するウォルヴァーハンプトン(今季は2部)に所属する。リーズのトラフォードは田中碧の同僚で、リバプールのングモハは遠藤航の同僚だ13, 25, 27。
PL SPOTLIGHTルイス・ホール
ニコ・オライリーの離脱で先発の機会を得て、左からゴードンと崩し続けた。
スペイン戦に先発したオライリーが軽い負傷で外れ、左サイドバックに入った2, 28。51分にはゴードンの戻しを左足で打ち、ファーポストのわずか外。60分過ぎにはエゼのパスで左を抜け、低いクロスをクレイチーがファーポストに当てた3, 4。BBCの採点は7で、ゴードンとの連係と、左サイドから攻撃を進める働きを評価しつつ、「決めるべきだった」とも書いた。マクナルティ記者は、ニューカッスルで同僚だった2人の左サイドを「自然な組み合わせ」と表現している2, 23。トゥヘル監督も「ルイスは反対側で素晴らしかった」とたたえた7。フットモブの評価点8.2は、アレクサンダー・アーノルドとゴードンの8.4に次ぐチーム3番目だった13。W杯のメンバーから外れ、夏には左サイドバックの一番手の座をオライリーに譲っていた2。次に見るのは、10月12日の敵地のコベントリー戦(日本時間13日4時)で、クラブでも左サイドから攻撃を進められるか。
LOCAL EYE ─ 英国現地から
ニューカッスル / クラブ公式 ─ 「機会が来たら、つかむ」クラブ公式は試合前日、W杯のメンバーから外れた経験を糧にするホールを紹介した。 記事によれば、ホールは今季、幼いころから応援してきたクラブと長期の新契約を結び、ハル・シティ戦でホームでの初得点も決めた。代表の出場は4試合で、「けがなどがあれば、ほかの選手に機会が来る。来たらつかみにいく」と話していた29。
リーズ / クラブ公式 ─ 「正GKに挑む2試合」クラブ公式は、トラフォードが2試合続けて先発する理由を監督の言葉で伝えた。 トゥヘル監督は、一緒にプレーする機会が少ない選手たちと、守備のまとまりを作る経験を積ませたいとし、ジョーダン・ピックフォードに挑む力があるかを見たいと話した。トラフォードは無失点で終え、BBCの採点は6だった23, 30。
ALL PREMIER LEAGUE PLAYERS ─ 出場したプレミアリーグ所属選手
選手 クラブ 出場 今日のポイント 次に見る点 ジェームズ・トラフォード リーズ 先発90分 2試合続けて先発し、7試合ぶりの無失点。77分にはフロジェクのミドルシュートを止めた1, 3。 10月10日のアーセナル戦(敵地)。リーズの正GKとして上位の攻撃を止められるか。 マルク・ゲイ マンチェスター・シティ 先発90分 スペイン戦の失点に絡んだ後も先発に残った。監督は「反応は最高水準だった」とたたえた2, 28。 10月11日のリバプール戦(敵地)。センターバックの先発に入るか。 ルイス・ホール ニューカッスル 先発90分 オライリーの離脱で先発。ゴードンとの左サイドの連係を、BBCが評価した2。 10月12日のコベントリー戦(敵地)。クラブでも左サイドから攻撃を進められるか。 エリオット・アンダーソン マンチェスター・シティ 先発70分 BBCは「中盤を支配した」と評した。23分にシュルツの反則を受け、相手の退場につながった1, 23。 10月11日のリバプール戦。中盤の先発に入るか。 マイルズ・ルイス・スケリー アーセナル 先発45分 16分にゴードンへ速いパスを通した。35分に警告を受け、ハーフタイムに退いた1, 3。 10月10日のリーズ戦。クラブでどの位置に入るか。 ブカヨ・サカ アーセナル 先発71分 4分に右からシュート。BBCは、特筆することの少ない夜だったと評した3, 23。 10月10日のリーズ戦。右ウイングで得点に絡めるか。 モーガン・ロジャース チェルシー 先発90分 16分のシュートはファーポストの内側に当たった。69分にはエリア内へ入り、ケインの得点の起点になった1, 4。 10月10日のボーンマス戦(ホーム)。先発に入るか。 エベレチ・エゼ アーセナル 途中45分 ハーフタイムに入り、69分にロジャースへの短いパスで2点目の起点に。82分のシュートはGKに止められた3, 4。 10月10日のリーズ戦。先発に入るか。 アレックス・スコット ボーンマス 途中20分 代表デビュー。87分のミドルシュートは、右上隅をわずかに外れた3, 9。 10月10日のチェルシー戦(敵地)。中盤の先発に入るか。 リオ・ングモハ リバプール 途中19分 公式戦での代表初出場。79分にエリアの外から左足で打った3, 18。 10月11日のマンチェスター・シティ戦。出場機会を得られるか。 モーガン・ギブス・ホワイト ノッティンガム・フォレスト 途中9分 81分にゴードンと交代。82分にはベリンガムのシュートにつながるパスを出した3。 10月11日のクリスタル・パレス戦(敵地)。攻撃の中心として先発するか。 出場時間は90分を基準に数えた。所属はイングランドサッカー協会(FA)公式の選手紹介とフットモブの試合データによる。イングランドの控えのうち、ピックフォード(エバートン)ら7人は出番が無かった。チェコの控えのうち、トッテナムのアントニン・キンスキーとニューカッスルのルカーシュ・ホルニーチェクも出場していない13, 23, 25。
11INJURY & SUSPENSION WATCH 負傷・出場停止ウォッチ負傷で交代したのはチェコのアダム・カラベツ1人だった。退場したシュルツは、次の1試合に出られない見通し。イングランドは、軽い負傷のオライリーとエズリ・コンサを欠いた12, 15, 28。
選手 クラブ 事由 情報源 復帰見込み 影響する試合 パヴェル・シュルツ リヨン 25分に退場。VARの介入で、警告から変わった。 監督 デニア監督は、次の試合には出られないとし、「おそらく1試合だけ」と話した15。 10月3日のスペイン戦(敵地)。 アダム・カラベツ スパルタ・プラハ 前半の終盤に足を引きずって退いた。 監督 デニア監督によれば、翌日に検査を受ける12, 15。 10月3日のスペイン戦。 ニコ・オライリー マンチェスター・シティ 軽い問題で前日練習を欠き、この試合を欠場した。 監督 トゥヘル監督は、クロアチア戦に間に合うよう全員の回復に努めると話した2, 31。 10月3日のクロアチア戦。10月11日のリバプール戦。 エズリ・コンサ アーセナル 軽い問題で前日練習を欠き、ベンチに入ったが出場しなかった。 監督 オライリーと同じく、クロアチア戦に向けて回復を待つ2, 23, 31。 10月3日のクロアチア戦。10月10日のリーズ戦。 ルカーシュ・チェルフ ヴィクトリア・プルゼニ 35分、ルイス・スケリーに足の甲を踏まれて試合が止まった。80分まで出場した。 実況 状態についての発表は無い3, 21。 10月3日のスペイン戦。 12NEXT UP 次に見るべき試合代表の期間は10月6日まで続く。イングランドは3日に敵地で無観客のクロアチア戦、6日にウェンブリーでチェコとの再戦に臨み、チェコは3日にスペインと戦う。プレミアリーグは10月10日に再開する5, 6, 11, 26。
NATIONS LEAGUE 10/4 01:00 JSTクロアチア vs イングランド
ガーディアンによれば、GKはピックフォードに戻る。右サイドバックでアレクサンダー・アーノルドを続けて使うかが注目点だ5, 28
13FLEET STREET 英国・チェコの論調英国の2媒体は、アレクサンダー・アーノルドの復帰と、試合を決めた退場の重さを論じた。チェコのiSport.czは、退場したシュルツの体調を問題にしている1, 5, 12。
PRESS VIEW ─ 英国・チェコの論調
BBC SPORT(フィル・マクナルティ記者)マクナルティ記者は、アレクサンダー・アーノルドへのトゥヘル監督の不信を、この体制を特徴づける話題だと書き出した。トゥヘル体制の24試合で起用された9人目の右サイドバックで、W杯の招集も見送られていた選手が、47分に「世界級の一瞬」を見せたと評し、「トゥヘルは彼を信頼する時だ」と結論づけている。守備への疑問の答えは、別の日に持ち越されたとも書く5。
別の見方 ─ ガーディアンのジェイコブ・スタインバーグ記者も働きを評価しつつ、チェコが5-4-0で引いたため自陣にいる時間が短く、守備については多くを教えてくれない試合だったと書く19。
THE GUARDIAN(デービッド・ハイトナー記者)ハイトナー記者は、この退場が試合をゆがめたと書いた。23分のシュルツの反則は「遅く、高い」としながら、危険の少ない場所で起きたもので、接触の強さも過剰には見えなかったという。アンダーソンの周りのイングランドの選手たちも怒ってはおらず、スロー映像では実際より悪く見えたという。退場までは、チェコの方が良いチームだったとも記している1。
別の見方 ─ チェコ・テレビの中継で解説したポボルスキー氏は「規則上は赤で、主審にほかの選択肢は無かった」と話し、スタジオの解説者も、足裏がすねに入った反則で議論の余地は無いと見た10。
ISPORT.CZ(ヨナーシュ・バルトシュ記者)バルトシュ記者は、シュルツが合宿前に、ひざの問題の完治には3か月の休養が要ると明かしながら、4日間で2度目の先発に出たと書いた。W杯から本来の力を出せておらず、自信を失い、競り合いで負け、持ち味の推進力も最後の場面の落ち着きも欠いていると指摘し、すぐに休んで万全で戻る方が全員のためになると結んでいる12。
別の見方 ─ デニア監督は「彼は素晴らしく、今後の我々にとって非常に重要だ。9番でも10番でもウイングでもできる」と話し、イングランドとの再戦で起用する考えを示した15。
WATCH NEXTオライリーが戻ったとき、左サイドバックはどちらが務めるのか。ホールはゴードンとの連係で評価を上げ、トゥヘル監督も「素晴らしかった」とたたえた。3日のクロアチア戦の先発を見れば、ホールがこの合宿で序列に変化を起こしたかどうかが分かる。
14EXTRA TIME 今日の小話スーツの監督、先発しなかった同僚、プラハでの1泊。
人生2度目のスーツ
クロアチア戦をジャージで指揮したデニア監督は、この試合はスーツでベンチに立った。理由を問われると「たぶん人生で2度目。驚かせたかった」と答えている。観客が自分の名前を叫んでいたと聞かされても、「聞いていなかった。選手を応援してほしい」。次のスペイン戦に向けては、デ・ラ・フエンテ監督と12年を共に過ごした仲だが、「私の国は今はチェコだ」と言い切った1, 15。
補SOURCES 出典脚注は本文の主張に対応する。観衆・支配率・シュート・CK・警告・敵陣PA内タッチ・エリア外のシュート・ポストに当てた数はBBCの試合ページ、xG・ビッグチャンス・前後半別の支配率とPA内タッチ・空中戦・シュートの位置はフットモブ、得点・交代・警告・退場・シュートの時刻とアシストはESPNの実況による。退場の時刻はESPNとBBCの25分に揃えた(反則は23分)。所属クラブはイングランドサッカー協会(FA)公式の選手紹介とフットモブの試合データで確認した。英語とチェコ語の記事・会見の引用は本紙の訳。
- The Guardian(David Hytner記者), Gordon and Kane fire England to Nations League victory against 10-man Czechia, 2026.9.29 ↩
- BBC Sport(Phil McNulty記者、ライブ速報はJess Anderson), Czech Republic vs England LIVE: Nations League score, lineups, commentary & updates, 2026.9.29(試合ページ。マクナルティ記者の試合記事、観衆、審判団、支配率・シュート・PA内タッチ・CK等の試合スタッツ、試合後の談話(BBCラジオ5ライブ、ITV)) ↩
- ESPN, Czechia 0-2 England (Sep 29, 2026) Commentary, 2026.9.29(時系列の実況。得点・交代・警告・退場・シュートの時刻とアシスト) ↩
- The Guardian(Rob Smyth), Czechia 0-2 England: Nations League football – as it happened, 2026.9.29 ↩
- BBC Sport(Phil McNulty記者), It is time for Tuchel to offer Alexander-Arnold some trust, 2026.9.29 ↩
- ČTK(チェコ通信、ČeskéNoviny.cz), Fotbalisté prohráli s Anglií 0:2 a ani v druhém utkání pod Deniou nebodovali, 2026.9.29(試合記事、両監督と選手の談話、両チームのメンバー) ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Tuchel impressed with ‘excellent’ Gordon goal, 2026.9.29 ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Anthony Gordon’s tribute to Trent, 2026.9.29 ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Debutant Scott reflects on childhood dream come true, 2026.9.29 ↩
- Sport.cz(Jiří Lizec記者ほか), Zlomový bod. Experti pitvají červenou pro Šulce, mělo se vylučovat i na straně Anglie?, 2026.9.29(チェコ・テレビの解説者と選手の談話) ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), England Men’s Senior Team, 2026.9.30取得(次の2試合の日時と会場(英国時間)) ↩
- iSport.cz(Jonáš Bartoš記者), Česko – Anglie 0:2. Šulcovy momenty hrůzy. Statečný boj, ale druhá porážka pod Deniou, 2026.9.29 ↩
- FotMob, Czechia vs England ─ Stats, Shotmap, Lineup, 2026.9.30取得(xG、ビッグチャンス、敵陣PA内タッチと支配率(前後半別)、空中戦、ショットマップ、出場選手の所属クラブ) ↩
- ESPN, Czechia 0-2 England (Sep 29, 2026) Final Score, 2026.9.30取得(布陣、グループ3の順位表) ↩
- iSport.cz(Pavel Šťastný記者), „Jsem teď Čech!“ Denia hlásí oddanost před duelem se Španělskem, 2026.9.30(試合後の会見。順位表を併載) ↩
- UEFA(UEFA.com), New promotion/relegation system for UEFA Nations League 2026/27, 2026.9.15(2028/29から3リーグ制へ移るのに伴う、2026/27の昇降格方式の変更) ↩
- UEFA(UEFA.com), 2026/27 UEFA Nations League: All you need to know, 2026.9.24(準々決勝(2027年3月)と、リーグ別の昇降格の条件) ↩
- Liverpool FC(クラブ公式、Joe Urquhart), Internationals: Nyoni assists as Ngumoha and Munoz feature in Nations League, 2026.9.29 ↩
- The Guardian(Jacob Steinberg記者), Alexander-Arnold proves his worth to England with trademark assist against Czechia, 2026.9.29 ↩
- The Guardian(Jacob Steinberg記者), Tuchel praises Alexander-Arnold for ‘decisive’ display on England return, 2026.9.29 ↩
- Sport.cz(Michal Nussbauer記者), Červ si sypal popel na hlavu: Chyba, kterou nemůžete udělat, 2026.9.29 ↩
- Sport.cz, ZNÁMKOVÁNÍ: Šílený zápas pro Šulce, hůře už to nešlo. Tři hráči převýšili ostatní, 2026.9.29(チェコの選手の採点(1が最高、5が最低の5段階)) ↩
- BBC Sport(Alex Howell記者), Who continues to show how important they are? England player ratings, 2026.9.29 ↩
- BBC Sport(Sami Mokbel記者), Ngumoha not in England squad to face Spain in Nations League opener, 2026.9.26 ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Men’s Senior Squad, 2026.9.30取得(選手紹介の所属クラブ、生年月日、代表デビュー日、出場数) ↩
- Premier League, All 380 fixtures for 2026/27 Premier League season, 2026.6.19(2026.9.27に同サイトの試合データ(第6節)でキックオフ時刻を確認。英国時間。日本時間は8時間を足した) ↩
- Wolverhampton Wanderers(クラブ公式), SUDU Player of the Month voting open, 2026.9.29(9月のチャンピオンシップ(2部)の成績) ↩
- The Guardian(Jacob Steinberg記者), Thomas Tuchel resists change against Czechia despite England defensive errors, 2026.9.28 ↩
- Newcastle United(クラブ公式), Lewis Hall: ‘Whenever I get my opportunity, I’m going to try and take it’, 2026.9.29 ↩
- Leeds United(クラブ公式), Thomas Tuchel addresses James Trafford selection for Czechia clash, 2026.9.29 ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Tuchel: England ready for difficult Czechia test, 2026.9.28 ↩
- ČTK(チェコ通信、ČeskéNoviny.cz), Tuchelovi se zápas v Edenu těžko hodnotil, Angličané zůstanou přes noc v Praze, 2026.9.30 ↩
注NAME NOTES 表記注記以下の固有名詞は日本語表記の確認が済んでおらず、暫定表記としている。( )内は原綴り。確認できた名前は、この注記から外す。
選手・監督マルク・ゲイ(Marc Guéhi)、リオ・ングモハ(Rio Ngumoha)、アダム・カラベツ(Adam Karabec)、ニコ・オライリー(Nico O’Reilly)
クラブ・競技場フォルトゥナ・アレナ(Fortuna Arena)
記者・解説者ほかデービッド・ハイトナー(David Hytner)、ジェイコブ・スタインバーグ(Jacob Steinberg)、フィル・マクナルティ(Phil McNulty)、ヨナーシュ・バルトシュ(Jonáš Bartoš)
PREMIER LEAGUE DAILY
30 Sept (Wed) の試合 / 特別号 / 発行 2026.9.30 JST -
[特別号] ケインのPK失敗直後、2枚替えが逆転を呼ぶ W杯王者スペイン、ウェンブリーで3-2
PREMIER LEAGUE DAILY 2026.9.27|SPECIAL ISSUE ─ イングランド vs スペイン SPECIAL ISSUE ─ ENGLAND NATIONAL TEAM
PREMIER LEAGUE DAILY
SPECIAL ISSUE ケインのPK失敗直後、2枚替えが逆転を呼ぶ
W杯王者スペイン、ウェンブリーで3-2THE STORY OF THE DAYW杯王者スペインが、UEFAネーションズリーグの初戦でイングランドをウェンブリーで3-2と破った。2分にマルク・ゲイのミスからラミネ・ヤマルが先制し、イングランドは36分にアンソニー・ゴードン、40分にハリー・ケインが決めて2-1で前半を折り返した。51分のロドリのファウルはVARの介入でPKとなったが、54分にケインは軸足を滑らせ、ボールに2度触れてクロスバーに当てた1, 2。55分、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督はフェラン・トーレスとニコ・ウィリアムズを下げ、ミケル・オヤルサバルとアレックス・バエナを入れた。60分にバエナが同点弾を決め、74分にはバエナのパスからオヤルサバルが決勝点を奪った。スペインの無敗は39試合に伸びた1, 2, 3。
イングランドの先発11人のうち7人はプレミアリーグ所属で、そのうち3人がマンチェスター・シティの選手だった。スペインの1点目はゲイのボールロスト、2点目はニコ・オライリーのパスミスから生まれ、どちらもシティの選手が絡んだ4, 5, 6。前日には、シティが財務規則違反の告発115件の大半で有罪とされたと報じられていた。トゥヘル監督は「選手たちがその話をするのは想像できる」としながらも、「気が散ったとは思わない」と話している。イングランドで最も光ったのは、今季からバルセロナでプレーするゴードンだった1, 6, 7, 8。
English
World champions Spain came from behind to beat England 3-2 at Wembley in their opening Nations League game. Lamine Yamal scored in the second minute after a mistake by Marc Guéhi, and England replied through Anthony Gordon in the 36th minute and Harry Kane in the 40th to lead 2-1 at half-time. Rodri’s foul in the 51st minute became a penalty after a VAR intervention, but in the 54th minute Kane slipped on his standing foot, touched the ball twice and hit the crossbar. In the 55th minute, Luis de la Fuente replaced Ferran Torres and Nico Williams with Mikel Oyarzabal and Álex Baena. Baena equalised in the 60th minute, and Oyarzabal scored the winner from Baena’s pass in the 74th. Spain’s unbeaten run now stands at 39 games.
Seven of England’s starting XI play in the Premier League, and three of them play for Manchester City. Spain’s first goal came from Guéhi losing the ball and their second from a misplaced pass by Nico O’Reilly, so City players were involved in both. A day earlier, it had been reported that City were found guilty of most of the 115 charges against them for breaking financial rules. Thomas Tuchel said he could imagine the players talking about it, but he did not think it was a distraction. England’s brightest player was Gordon, who has played for Barcelona since the start of this season.
ヒント
イングランドが2-1でリードし、さらにPKを得た場面。gets a penalty は「PKを得る」という意味。
ヒント
ケインが軸足を滑らせた直後、スペインは2人を交代で投入。sends on two は「2人をピッチに送り出す=2人を交代で入れる」という意味。
ヒント
交代で入ったバエナが5分後に2-2の同点にした場面。makes it 2-2 は「スコアを2-2にする」という意味。
ヒント
オヤルサバルが3-2の決勝点を決め、逆転を完成させた。turnaround はここでは「試合をひっくり返す逆転」の意味。
THE MORNING 501オヤルサバル、EURO決勝に続きイングランド戦で決勝点2024年のEURO決勝でイングランドを破る決勝点を決めた選手が、ウェンブリーでも勝ち越し点を決めた。マルカによれば、スペイン代表での31点目だった1, 3。 02外れたPKの「2度触り」は、スペインの間接FKにマルカによれば、規則解釈の変更後は、PKで2度触りが起きて失敗した場合、相手の間接FKで再開する。ケインが決めていれば、やり直しになっていた9。 03リーズのトラフォード、W杯の全試合ベンチから先発へ夏にリーズへ移ったGKは、W杯の8試合をすべてベンチで過ごした。トゥヘル監督は、この期間の4試合をピックフォードと2試合ずつ分けると話している10, 11。 044分間の2失点で、W杯8試合の失点を上回るスペインがW杯の8試合で失ったのは1点だけだった。その1点を含め、W杯でスペインが許した大きな好機は、どれもサイドからのボールに合わせたヘディングだった12, 13。 05次は29日、イングランドは敵地でチェコ、スペインはクロアチアとどちらも英国時間19時45分(日本時間30日3時45分)にキックオフする。スペインはセビージャで、同じ勝点3のクロアチアを迎える14, 15。 CONTENTS01RESULTS & HIGHLIGHTS 試合結果とハイライトW杯後最初の公式戦で、イングランドは前半に奪った2-1のリードを守れなかった。スペインは後半の2点で逆転し、無敗を39試合に伸ばした1。
UEFAネーションズリーグ(リーグA・グループ3)
イングランド 2 – 3 スペイン ⚽ 36′ アンソニー・ゴードン
⚽ 40′ ハリー・ケイン⚽ 2′ ラミネ・ヤマル
⚽ 60′ アレックス・バエナ
⚽ 74′ ミケル・オヤルサバル前半 2-1。54分にケインのPKがクロスバーに当たった1, 2。
47.2% 支配率 52.8% 13 (5) シュート (枠内) 15 (5) 6 CK 3 3 警告 0 スペインは2分、ゲイのボールロストからヤマルが先制し、前半の半ばまでにフェラン・トーレスが1対1を2度決め損ねた。スペイン流のパス回しをやめて直接的に攻めたイングランドは、36分の速攻からゴードン、40分にケインが決めて前半を2-1で終える。54分にケインのPKがクロスバーに当たった後、55分に入ったバエナが60分に同点弾を決め、74分にはバエナのパスからオヤルサバルが勝ち越した1, 2, 12, 16。
特別号のため、対象はこの1試合。
02TABLE IMPACT 順位表への影響第1節を終えて、スペインとクロアチアが勝点3で並び、イングランドは3位となった。リーグAの各組は上位2か国が来年3月の準々決勝へ進む。UEFAが9月15日に発表した今大会の昇降格では、4つの組の3位のうち上位2か国がリーグAに残り、3位の下位2か国と4位の上位2か国がリーグBの2位とのプレーオフに回り、4位の下位2か国がリーグBへ降格する12, 17, 18, 19。
UEFAネーションズリーグ リーグA・グループ3 ─ 第1節終了時点
順位 チーム 試合 得失点 勝点 今節 1 スペイン 1 +1 3 ○ イングランドに3-2 2 クロアチア 1 +1 3 ○ チェコに2-1 3 イングランド 1 −1 0 ● スペインに2-3 4 チェコ 1 −1 0 ● クロアチアに1-2 順位はESPNの順位表(2026年9月27日取得)による。クロアチアは敵地プラハでチェコに2-1で勝った。3位・4位の扱いは4つの組の同順位どうしの比較で決まるため、組内の順位だけでは決まらない17, 19, 20。
03THE TURNING POINT 勝敗を分けた一手PKがクロスバーを叩いた直後の55分、スペインは前線の2人を替えた。途中出場のバエナとオヤルサバルが、60分と74分の2得点の両方に絡んだ2, 3。
SUB 55分イングランド 2–3 スペイン ─ 55分の2枚替え、途中出場2人が後半2得点に絡む
後半の立ち上がりはイングランドが押した。49分にはCKの流れからクアンサーが頭で合わせ、51分にはベリンガムがロドリに倒されてVARの介入でPKとなる1, 2。54分にケインがクロスバーに当てた直後の55分、デ・ラ・フエンテ監督はフェラン・トーレスとニコ・ウィリアムズを下げ、オヤルサバルとバエナを入れた。マルカは、下がった2人はW杯決勝時の先発から入れ替わっていた選手で、入った2人はW杯で不動だった選手と書く2, 3。60分、オライリーのパスが右ウイングのダニ・オルモへ渡り、オルモのパスを受けたバエナが肩を落として間合いを作り、エリアの外から右足で決めた21, 22。74分は、アイメリク・ラポルテからのパスをペナルティーアークのすぐ外の空いた場所で受けたバエナが、角度をつけたパスでオヤルサバルを走らせ、オヤルサバルがトラフォードの上を越えるループで決めた。トゥヘル監督は3点目を「中央を割られた」と振り返っている16, 21。デ・ラ・フエンテ監督は、PKが決まって3-1になっていても「同じように反応したはずだ」と話した23。
裏付け ─ 55分以降のシュートはスペイン7本・xG1.08・2得点、イングランド5本・xG0.22・0得点。スペインの7本のうち4本は、入った2人が打つか、バエナのパスから生まれた(フットモブのショットマップと実況から本紙集計)2, 5。
見落とせない点 ─ 2点とも、イングランドの側のプレーから始まっている。60分はオライリーのパスが相手に渡った場面で、74分についてスカイの速報は、押し込まれて下がったイングランドがバエナのスルーパスで崩されたと記す。トゥヘル監督も、PKが決まっていれば「決定的な瞬間になったかもしれない」と話しており、交代だけで流れが変わったとは言えない6, 12, 24。TACTICAL BOARD ─ 戦術Q&Aテーマ:ペナルティーエリア手前
イングランド 2–3 スペイン / 2–1で迎えた55〜74分
Q.PKを外した直後、
途中出場の2人にエリア手前をどう使われた?A.ガーディアンのライブ実況では、60分はオライリーのパスが右ウイングのオルモへ渡り、オルモのパスを受けたバエナがエリアの外から決めた。74分は、ラポルテがバエナへパスを通し、バエナが角度をつけたパスでオヤルサバルを走らせた21。映像で確かめると、2点ともオヤルサバルの縦の走りが守備者を引きつけていた。60分はつられたアンダーソンの背後をパスが通り、バエナはペナルティーアークの中で受けて打った。74分は、センターサークルの前端からガーナーとアンダーソンの間を縦に通したパスをバエナがアークの手前で受け、オヤルサバルにつられて下がったコンサとゲイの間へスルーパスを出した。トゥヘル監督は3点目を「中央を割られた」と振り返っている16。
前提55分、スペインは何を替えたか
〜55′
交代前フェランニコ・ウィリアムズ 4-2-3-1の1トップと左ウイング 55′〜
2人同時オヤルサバルがフェランと、バエナがニコ・ウィリアムズと交代した。入った2人の配置は出典で確認できていない 破線の枠は交代で下がった選手。入った2人は配置を確認できないため、札にしていない1, 2。
得たもの ─ W杯の主力2人
マルカは、入った2人をW杯で不動だった選手と書く。バエナは5分後に同点弾を決め、74分にはオヤルサバルの決勝点をアシストした2, 3。
危険にさらしたもの ─ 前半の決定機を作った組
下げたフェランは、前半に1対1を2度作っていた。デ・ラ・フエンテ監督は試合後、フェランの働きがオヤルサバルに生きたと話している12, 23。
4場面同点弾と決勝点を一手ずつ追う
1戻しがずれ、オルモが奪う60′ 仕掛け ─ 60分、右の奥で奪う
ガーディアンのライブ実況によれば、オライリーのパスはエリアのすぐ外の右ウイングにいたオルモへまっすぐ渡った。BBCは、自陣深くで奪われたパスと書く6, 21。映像では、オライリーはエリアの右角の高さのタッチライン寄りから、ゴールラインから5mほどのところにいたゲイへ戻そうとしたが、パスが少し内側へずれ、詰めていたオルモに奪われた。オルモが奪ったのは、エリアの右外5mほど、ゴールラインから10mほどの位置だった。
2おとりの縦の走り、アークの中で打つ60′ 相手の対応 ─ 60分、アンダーソンがつられる
ガーディアンは、バエナが肩を落として間合いを作ったと書く22。映像では、直前にオヤルサバルがエリアの少し内側を縦に走り、8番のアンダーソンがつられて下がった背後を、オルモのパスが通った。バエナはペナルティーアークの中で受け、左前から詰めてきたコンサとの間合いを、右足のアウトサイドで少し右へ持ち出して取り、アークの中から打った。二重の輪はフットモブに記録されたシュート位置。GKの位置は記述にもとづく模式。
3センターサークルから、中盤の間を縦に74′ 相手の対応 ─ 74分、ガーナーとアンダーソンの間
ガーディアンのライブ実況は、ラポルテにバエナへのパスを通させるべきではなかったと書く21。映像では、ラポルテはセンターサークルの前端(左右は中央)から、ガーナーとアンダーソンの間を縦に通した。受けたバエナはペナルティーアークの5mほど手前の中央にいて、オヤルサバルは同じ高さの7mほど右にいた。
4コンサとゲイの間へ、ループで決着74′ 結果 ─ ゴール前を拡大
ガーディアンのライブ実況では、オヤルサバルは走りながら1度触れて、左足でトラフォードの上を越える柔らかいループを決めた21。トゥヘル監督はこの失点を「中央を割られた」と表現している16。映像では、バエナは中央の少し左でクアンサーに見られていたが、受ける直前に内へ入り、コンサとクアンサー(間は4mほど)のほぼ中間の少し後ろで後ろ向きに受けて、右足でボールを少し動かした。まっすぐ前へ走るオヤルサバルにコンサがつられて下がり、バエナはコンサとゲイの間へスルーパスを出した。オヤルサバルは左足のアウトサイドでかすめるようにトラップし、次の一歩でループを打った。トラフォードは打たれる直前にはゴールエリアの中にいて、打たれた直後にゴールエリアの外へ滑り出たが、越された。二重の輪はフットモブに記録されたシュート位置。
ボールの経路(模式) 選手の移動(模式) プレーの順序 二重の輪=記録されたシュート位置 白い点=映像で確認した位置関係 白=スペイン(上へ攻撃)/色付き=イングランド
検討イングランドにはどんな手があったか
実際に記述された動き ─ 記述として確認できるのは3つ。①60分は、オライリーのパスが右ウイングにいたオルモへまっすぐ渡った21。②74分は、ラポルテのパスをバエナがペナルティーアークのすぐ外の空いた場所で受けた。ガーディアンのライブ実況は、守備の間隔が広すぎたと書く21。③トゥヘル監督は、深い守備は「素晴らしかった」としたうえで、3点目は「中央を割られた」と振り返った16。
そこから検討する対応策 ─ 以下は本紙の仮説である。映像で確かめたのは、60分と74分の出し手・受け手と、関与した守備者の位置関係までで、守備者それぞれの判断の理由は特定していない。上の記述と映像から検討しうる選択肢を並べた。
対応案 狙い 代償・検討点 A 縦の走りを最終ラインへ受け渡す 映像では、60分はアンダーソンが、74分はコンサが、オヤルサバルの縦の走りにつられて下がり、空いた場所をパスが通った。走り込む選手を最終ラインへ受け渡し、エリア手前の受け手の近くに残れば、バエナへのパスコースを消せる。 受け渡しが遅れれば、オヤルサバルを背後へフリーで走らせる。74分は実際に、その走りへスルーパスが通った。 B 出し手に寄せる 74分の起点は、センターサークルの前端にいたラポルテの縦パスだった(映像で確認)。最終ラインの出し手に前線から寄せれば、中盤の間を通す1本そのものが減る。 前線が寄せに出れば、その後ろの中盤が空く。70分に入ったガーナーは、ロドリを抑える役も担っていた(BBC)。 比較同じ「背後への1本」は、前半には決まらなかった
16分 ヤマルのスルーパスでフェラン・トーレスが抜け出したが、トラフォードに止められた2, 12。 27分 アンダーソンのパスをヤマルが奪い、ロドリのスルーパスでフェラン・トーレスが1対1になったが、左へ外した2, 12。 74分 バエナの角度をつけたパスでオヤルサバルが抜け出し、ループで決めた21。映像では、コンサとゲイの間を通したスルーパスだった。 未確認 前半の2本と74分の違いが、出し手の位置、受け手の走り出し、イングランドの最終ラインの高さのどれにあったかは特定できていない。 経過55分の交代の後、シュートはどう動いたか
46〜54′ 55′〜 イングランド 2本(PKを含む)/xG1.08/得点0 5本/xG0.22/得点0 スペイン 0本 7本/xG1.08/得点2 フットモブのショットマップから本紙が集計した。xGはシュートごとの値の単純合計で、イングランドの46〜54′はPK(0.79)を含む。シュート本数は攻撃機会の数ではない。数字は交代の後に起きたことの記録で、交代の良し悪しを判定するものではない5。
次に見る点 ─ 縦の走りにつられず、エリア手前の受け手へのパスコースを消せるか(9月29日、敵地のチェコ戦)。
図の読み方。白い点を付けた選手は、動きと位置関係を試合映像で確認したもので(編集部確認、2026.9.27)、ショットマップ等に記録された座標ではない。二重の輪は、フットモブのショットマップに記録されたシュート位置で、その選手がシュートを打った時点のもの。白い点の無い選手の位置と、白い実線のボールの経路、水色の破線の選手の移動、点線の輪の移動前の位置は、試合記事・実況と映像の記述にもとづく模式で、特定の瞬間の座標ではない。場面2のGKの位置は、映像でも特定しておらず記述にもとづいて置いた。関与を確認できた選手とGKだけを描き、それ以外の選手は位置を特定していないため描いていない。交代の時刻はESPNの実況とマルカの55分に揃えた(フットモブは54分と記録)2, 3, 5。
04PLAYER REPORTS 選手ミニレポートGOODとPOORを2人ずつ挙げた。敗れたイングランドからゴードンをGOODに、勝ったスペインからフェラン・トーレスをPOORに入れる。
イングランド 2–3 スペイン (→ 結果)
GOOD
05STAT OF THE DAY 今日のデータ1選敵陣のペナルティーエリア内でのタッチは、イングランドがスペインの2倍を超えた。それでもxGは、スペインが大きく上回った1, 5。
36 / 15 敵陣PA内のタッチ(イングランド/スペイン)。xGは1.74対3.12でスペインが上回った 出所: フットモブ、2026.9.27取得(PA内タッチはBBCの試合スタッツも同じ値)イングランドは敵陣のエリア内で36回ボールに触れ、スペインの15回を大きく上回った。それでもxGは、PKを除くとイングランド0.95、スペイン3.12だった。BBCの試合スタッツでは、1対1のシュートがスペイン4本、イングランド1本で、スペインは少ないタッチで決定機を作っていた1, 5。トゥヘル監督は差を「最後の20メートル」の技術の精度だと表現しており、この数字はその言葉に重なる12, 16。
DATA BOARD
指標 イングランド スペイン Note xG 1.74 3.12 イングランドはPKの0.79を含む 枠内シュート 5 5 同数。得点は2対3だった 敵陣PA内タッチ 36 15 後半だけなら26対5 ビッグチャンス 3 6 スペインは6回のうち4回を逃した xG・ビッグチャンス・敵陣PA内タッチ(前後半別を含む)はフットモブ、枠内シュートはフットモブとBBCの試合スタッツで一致した値。イングランドのxGはPKを除くと0.95になる1, 5。
イングランド PA内タッチ 36回 スペイン PA内タッチ 15回 イングランド xG(PK除く) 0.95 スペイン xG 3.12 07RISING 評価を上げた若手20歳のマイルズ・ルイス・スケリーは、代表で初めて中盤の中央に先発した26。
1マイルズ・ルイス・スケリーBBCは、アーセナルでの活躍を受けた代表初の中盤中央での先発と書き、スペインの司令塔ロドリへの配球を断つ難しい役を任されたうえで「堅実だった」と評した。69分には左足のミドルを枠へ飛ばし、GKウナイ・シモンに止められている。ガーディアンのライブ実況は70分の交代の際に、ゴードンとともに「素晴らしかった」と書き、ルイス・スケリーを「本物の中盤の選手に見える」と記した2, 21, 26。
FAの選手紹介によれば、代表デビューは2025年3月。今回の合宿には、アレクサンダー・アーノルドのほかに再招集された6人の1人として加わった。役割を引き継いだのは、70分に入ったジェームズ・ガーナーで、BBCはガーナーもロドリを抑える役を担ったと書く4, 26, 27。
評価で見落とせない点 ─ 前半には、ルイス・スケリーのパスミスからスペインにCKを与え、そのCKからフェラン・トーレスのヘディングが生まれた(オフサイド)。中盤の中央での評価は、1試合の70分で固まるものではない12。
08ONE TO WATCH 今日の注目株PLAYER FEATUREジェームズ・トラフォード
トゥヘル監督は、W杯で全試合に出たジョーダン・ピックフォードではなく、23歳のトラフォードを先発に選んだ。16分にはフェラン・トーレスとの1対1を止め、足元の技術も見せた。3失点について、BBCのマクナルティ記者は「どれも防ぎようがなかった」と書いている1, 10, 11。監督は「プレミアリーグの開幕から良く、リーズで正GKとして出場時間を得ている」と起用の理由を説明し、「ジョーダンに落ち度は何も無い」とも付け加えた11。
マンチェスター・シティのアカデミー出身で、2023年夏にバーンリーへ移ると、28試合で67失点を喫し、2023-24年の終盤に正GKの座を失った。2024-25年はバーンリーの昇格に貢献し、チームの失点は16にとどまった。昨季はシティへ戻ったが、ジャンルイジ・ドンナルンマの加入で2番手となる。それでもFAカップ決勝とカラバオ杯決勝には先発し、今夏、最大4500万ポンドの契約でリーズへ移った11。地元紙ヨークシャー・イブニング・ポストは、クラブ史上最高額の補強で、新たな正GKと紹介している10。
BBCによれば、トラフォードの今季の好調もあって、リーズはプレミアリーグで5位につける。トゥヘル監督はこの期間の4試合を、ピックフォードと2試合ずつ分けると話しており、代表の正GKをめぐる競争が始まった11。
別の視点 ─ 元イングランド代表GKのポール・ロビンソン氏はBBCラジオで、「ピックフォードは非常に落胆しているだろう。正GKなら、なぜ世界王者との試合で出ていないのか」と話した11。09MANAGER RATINGS 監督の采配採点 (10点満点)勝敗を動かした交代と、前半の4分間の逆転の両方を採点に入れた。
トーマス・トゥヘル (イングランド)6.1プラン適合 GKにトラフォード、右サイドバックにクアンサーを選んで4-2-3-1で入った。後方からのつなぎで捕まり、2分に失点。前半の半ばまでに1対1を2度許した。 交代の効果 70分にロジャースとガーナー、83分にギブス・ホワイトとカルバート・ルーウィン、89分にブランスウェイト。55分以降のシュートは5本、xGは0.22にとどまった。 試合中の修正 スペイン流のパス回しをやめ、直接的に攻めてから4分で2点。BBCは、自分たちの持ち味で戦ったときに脅威を与えたと評した。 効いた点 敵陣での奪取から速攻。監督はBBCラジオに、前半だけで高い位置での奪取が15回あったと話した。 効かなかった点 1点目と2点目は自陣でのボールロストから。3点目は監督自身が「中央を割られた」と認めた。 別の視点 ─ トゥヘル監督は「技術の精度以外に差は無かった」と話したが、BBCのマクナルティ記者は、スペインの決定力がもう少し高ければ、イングランドが点を取る前に4点差がついていてもおかしくなかったと疑問を呈した2, 5, 16。
ルイス・デ・ラ・フエンテ (スペイン)7.7プラン適合 W杯決勝から先発を入れ替え、フェラン・トーレスとニコ・ウィリアムズを起用。2分に先制し、前半の半ばまで決定機を重ねた。 交代の効果 55分に入ったバエナとオヤルサバルが、後半の2点を決めた。70分にペドリ、82分にミケル・メリーノを入れた。 試合中の修正 1点を追う展開で、PK失敗の直後に前線の2人を同時に替えた。 効いた点 55分以降のシュートは7本、xGは1.08で、イングランドの5本・0.22を上回った。 効かなかった点 36分と40分の4分間で2失点。W杯8試合の失点を、この4分で上回った。 別の視点 ─ デ・ラ・フエンテ監督は「6、7分間、強豪国に苦しめられた」と認めつつ、試合は全体として制御できていたと振り返った。マルカは、この2枚替えを「スペインの顔を変えた」と評している3, 12, 23。
10PREMIER LEAGUE PLAYERS 今日のプレミアリーグ所属選手この試合に日本人選手はいない。出場した31人のうち、プレミアリーグのクラブに所属するのは13人で、イングランドが12人、スペインはアーセナルのミケル・メリーノ1人だった。リーズの2人は田中碧の同僚で、10月10日の再開初戦ではアーセナルの4人と顔を合わせる4, 5, 28。
PL SPOTLIGHTニコ・オライリー
40分に逆転の2点目を演出し、60分には同点弾の起点になった。
40分、左サイドを抜け出してクロスを送り、ケインのヘディングはククレジャに当たってゴールに入った。60分には自陣深くで出したパスを奪われ、オルモからバエナへつながって同点とされる。67分にはヤマルへのファウルで警告を受けた2, 6, 20。BBCの採点は6で、ヤマルへの対応は良かったとしたうえで、2点目につながったボールロストを挙げた26。所属クラブが告発の大半で有罪と報じられた翌日の試合で、先発したシティの3人のうち2人のミスが失点に絡んだ。ロイ・キーン氏はITVで影響があったと見たが、ケインは「代表にいるときは、クラブのことは脇に置く」と否定している6。トゥヘル監督も「個々のミスを映像で見せても意味は無い」とし、翌日の振り返りでは良かった点を強調すると話した7。FAの選手紹介によれば、代表デビューは2025年11月だった4。次に見るのは、10月11日のリバプール戦(敵地)で左サイドバックの先発に入るかどうか。
LOCAL EYE ─ 英国現地から
マンチェスター・シティ / クラブ公式 ─ 「シティの3人が先発」2つの場面を、クラブ公式もそのまま書いた。 シティ公式は、アンダーソン、ゲイ、オライリーの3人が先発したと伝え、ゲイがヤマルにボールを奪われた場面、オライリーが左を抜け出してケインへ送ったクロス、オライリーのパスミスからの同点弾を順に記した。同じ記事は、クロアチア代表のシティの2人がチェコ戦の勝利にフル出場したことも伝えている20。
リーズ / YORKSHIRE EVENING POST ─ リーズの新正GKがウェンブリーへ地元紙は試合前から、2人の起用を追っていた。 ヨークシャー・イブニング・ポストは、トラフォードを夏に加わったクラブ史上最高額の補強で新たな正GKと紹介し、W杯の8試合はすべてベンチだったと書いた。同僚のカルバート・ルーウィンは好調を買われての再招集で、この試合は83分からケインに代わって出場した2, 10。
ALL PREMIER LEAGUE PLAYERS ─ 出場したプレミアリーグ所属選手
選手 クラブ 出場 今日のポイント 次に見る点 ジェームズ・トラフォード リーズ 先発90分 公式戦での代表初出場。16分にフェラン・トーレスとの1対1を止めた11, 12。 10月10日のアーセナル戦(敵地)。リーズの正GKとして無失点で抑えられるか。 エズリ・コンサ アーセナル 先発90分 右のセンターバックで先発。BBCは、立ち上がりの不安定さから立て直したと評した26。 10月10日のリーズ戦。先発に名を連ねるか。 マルク・ゲイ マンチェスター・シティ 先発89分 2分のボールロストが先制点に。62分にはオルモのシュートをブロックした21, 22。 10月11日のリバプール戦(敵地)。センターバックの先発に入るか。 ニコ・オライリー マンチェスター・シティ 先発90分 40分にケインの得点へつながるクロス。60分のパスミスが同点弾の起点になった20。 10月11日のリバプール戦。左サイドバックの先発に入るか。 マイルズ・ルイス・スケリー アーセナル 先発70分 代表で初めて中盤の中央に先発し、ロドリへの配球を断つ役を担った26。 10月10日のリーズ戦。クラブでどの位置に入るか。 エリオット・アンダーソン マンチェスター・シティ 先発90分 36分の同点弾は、アンダーソンがボールを拾ったところから始まった。前半には危険な位置で奪われ、フェラン・トーレスの決定機を招いた22, 26。 10月11日のリバプール戦。中盤の先発に入るか。 ブカヨ・サカ アーセナル 先発83分 66分のカーブをかけたシュートは、ファーポストのわずか外。BBCは「静かな夜」と評した21, 26。 10月10日のリーズ戦。右ウイングで得点に絡めるか。 ジェームズ・ガーナー エバートン 途中20分 追加招集の1人。70分にルイス・スケリーと代わり、ロドリを抑える役を引き継いだ26, 29。 10月11日のハル・シティ戦(敵地)。中盤の先発に入るか。 モーガン・ロジャース チェルシー 途中20分 70分にゴードンと交代。88分には右からのクロスでCKを得た21。 10月10日のボーンマス戦(ホーム)。先発に入るか。 モーガン・ギブス・ホワイト ノッティンガム・フォレスト 途中7分 追加招集の1人。83分にサカと代わり、左ウイングに入った26, 29。 10月11日のクリスタル・パレス戦(敵地)。攻撃の中心として先発するか。 ドミニク・カルバート・ルーウィン リーズ 途中7分 83分にケインと交代した。好調を買われての再招集だった2, 10。 10月10日のアーセナル戦。リーズの1トップで得点できるか。 ジャラッド・ブランスウェイト エバートン 途中1分 89分にゲイと交代して最終ラインへ入った2, 26。 10月11日のハル・シティ戦。センターバックの先発に入るか。 ミケル・メリーノ アーセナル 途中8分 スペインで唯一のプレミアリーグ所属の出場者。82分にオルモと代わって入った2, 5。 10月10日のリーズ戦。先発に入るか。 出場時間は90分を基準に数えた。所属はイングランドサッカー協会(FA)公式の選手紹介とフットモブの試合データによる。控えのうち、イングランドはピックフォード(エバートン)ら7人、スペインはアーセナルのダビド・ラヤとマルティン・スビメンディ、クリスタル・パレスのイェレミ・ピノらが出番の無いまま終わった1, 4, 5。
11INJURY & SUSPENSION WATCH 負傷・出場停止ウォッチ試合中の負傷交代は無かった。警告はイングランドの3枚(67分オライリー、69分ゲイ、81分ベリンガム)だけだった。イングランドは合宿前に5人が負傷で辞退し、ガーナーとギブス・ホワイトを追加招集している1, 2, 29。
選手 クラブ 事由 情報源 復帰見込み 影響する試合 マルク・ククレジャ レアル・マドリード 57分、クアンサーのシュートを顔に受けて試合が止まった。そのままフル出場した。 実況 状態についての発表は無い2, 5, 30。 9月29日のクロアチア戦。 コール・パーマー チェルシー 軽い筋肉系の問題で、代表の4試合を辞退した。 報道 復帰時期は発表されていない29。 10月10日のボーンマス戦。 デクラン・ライス アーセナル 負傷で辞退した5人の1人。ガーディアンは、長年の負担と、昨季後半に抱えたハムストリングの神経の問題を踏まえた休養と伝える。 報道 クラブ側の発表は無い29。 10月10日のリーズ戦。 マーカス・ラッシュフォード マンチェスター・ユナイテッド 20日のフラム戦で77分に退き、股関節の付け根のあたりを押さえていた。代表を辞退。 報道 負傷の程度は発表されていない29。 10月10日のトッテナム戦。 12NEXT UP 次に見るべき試合代表の期間は10月6日まで続く。イングランドは29日に敵地でチェコ、10月3日に敵地でクロアチアと戦い、6日にウェンブリーへチェコを迎える。プレミアリーグは10月10日に再開する7, 28。
Premier League 10/10 20:30 JSTアーセナル vs リーズ
この試合に出たサカ、ルイス・スケリー、コンサ、メリーノと、トラフォード、カルバート・ルーウィンが顔を合わせる28。
13FLEET STREET 英国現地紙・ファンの論調英国の2媒体は、イングランドの良くなった点と残る課題の両方を指摘した。スペインのマルカは、55分の交代を勝因に挙げている3, 16, 30。
PRESS VIEW ─ 英国・スペインの論調
BBC SPORT(フィル・マクナルティ記者)マクナルティ記者は、トゥヘル監督が掲げた「混沌を受け入れる」姿勢について、統制の無い混沌はトップレベルでは負けにつながると書いた。スペインのパス回しをまねて自らピンチを招くのをやめ、イングランド本来の戦い方に戻ったときには力と速さで脅威を与えたと認めつつ、直近6試合で13失点(トゥヘル体制の最初の17試合は7失点)という数字を挙げ、守備のもろさを指摘した16。
別の見方 ─ トゥヘル監督は同じ記事の中で「混沌が多かったとは思わない」と反論し、マンツーマンで臨んだ前半に高い位置での奪取を重ねたと説明した16, 24。
THE GUARDIAN(バーニー・ロネイ記者)ロネイ記者は、W杯準決勝のアルゼンチン戦とこの試合のどちらも、イングランドがW杯の決勝進出国を相手に1点をリードし、55分前後を境に流れを失って、残り35分を0-2で落としたと指摘した。ただし、アトランタより内容は良く、相手も強かったとして「少なくとも、一定の前進ではあった」とも書く。70分にスペインがペドリ、イングランドがガーナーを入れた場面に、中盤の差が表れたと見ている30。
別の見方 ─ ロネイ記者が70分の交代を分かれ目と見る一方、スペインの2点目と3点目は、それより前の55分に入った2人から生まれた2。
MARCA(ホセ・ルイス・アジェゲ記者)マルカのアジェゲ記者は「デ・ラ・フエンテの決断に誰が異を唱えられるだろうか」と書き出し、前半だけでW杯全体より多く失点したスペインが、55分にW杯決勝から先発を入れ替えた2人を下げ、W杯で不動だった2人を戻した判断を称えた。2人の交代が「ミスを成功に変えた」とし、バエナの同点弾の後、誰もほとんど喜ばずに再開を急いだ場面に、このチームの勝利への強い執念を見ている3。
別の見方 ─ 同じ試合を、キャプテンのケインは「別の日なら、勝っていたのは自分たちだ」と振り返っている14。
WATCH NEXTロネイ記者は、アルゼンチン戦とこの試合で、イングランドが55分前後から主導権を失ったと書いた。29日のチェコ戦でリードを奪ったとき、同じ時間帯に中盤を保てるのか。55分からの15分を見れば、この時間帯の失速がW杯から続く傾向なのか、一時的なものなのかが見えてくる。
14EXTRA TIME 今日の小話読み上げられなかった監督の名前、ウェンブリーの記録、ラ・リーガの3人。
読み上げられなかった監督の名前
キックオフ前のメンバー紹介で、先発11人と控え12人は読み上げられたが、トゥヘル監督の名前は最後まで読み上げられなかった。W杯準決勝で敗れた後、観客の反応が注目されていたが、試合終了の笛でもブーイングは起きていない。ガーディアンのロネイ記者によれば、後半の立ち上がりには観客がトゥヘル監督の応援歌を歌っていた7, 22, 30。
ウェンブリーで3番目に早い失点
スカイによれば、2分のヤマルの得点は、イングランドがウェンブリーで喫した失点として3番目に早かった。それより早いのは、1957年のスコットランドと1953年のハンガリーが1分に決めた2点だけだという。スカイの見出しは、ウェンブリーでイングランドの相手がこれほど早く試合を動かしたのは70年ぶりとしている12。
補SOURCES 出典脚注は本文の主張に対応する。観衆・支配率・シュート・CK・警告・敵陣PA内タッチ・クロス・1対1のシュートはBBCの試合ページ、xG・ビッグチャンス・前後半別のPA内タッチ・シュートの位置はフットモブ、得点・交代・警告・試合中断の時刻とアシストはESPNの実況による。所属クラブはイングランドサッカー協会(FA)公式の選手紹介とフットモブの試合データで確認した。英語とスペイン語の記事・会見の引用は本紙の訳。
- BBC Sport(Phil McNulty記者), England 2-3 Spain: World champions come from behind to win at Wembley after Kane penalty miss, 2026.9.26(試合記事と試合ページ。得点・アシスト、観衆、布陣、主審、支配率・シュート・PA内タッチ・CK・1対1のシュート等の試合スタッツ) ↩
- ESPN, England 2-3 Spain (Sep 26, 2026) Commentary, 2026.9.26(時系列の実況。得点・交代・警告・試合中断の時刻とアシスト) ↩
- MARCA(José Luis Allegue記者), De la Fuente ‘cambia’ la cara de España, 2026.9.26 ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Men’s Senior Squad, 2026.9.27取得(選手プロフィールの所属クラブと代表デビュー日) ↩
- FotMob, England vs Spain ─ Stats, Shotmap, Lineup, 2026.9.27取得(xG、ビッグチャンス、敵陣PA内タッチ(前後半別)、ショットマップ、出場選手の所属クラブ) ↩
- BBC Sport(Joe Rindl記者), Tuchel rues ‘big mistakes’ – did Man City charges have impact?, 2026.9.26 ↩
- The Guardian(Jacob Steinberg記者), Thomas Tuchel denies England players were distracted by Manchester City verdict, 2026.9.26 ↩
- MARCA(Miguel Ángel Lara記者), La armada española, 2026.9.26 ↩
- MARCA(Juan Ignacio García-Ochoa記者), Doble toque de Kane en el penalti… y libre indirecto para España, 2026.9.26 ↩
- Yorkshire Evening Post(Lee Sobot記者), Huge surprise with Leeds United star on England return vs Spain with striker call and right back decision, 2026.9.26(試合前の記事) ↩
- BBC Sport(Alex Howell記者), Pickford or Trafford? The battle to be England’s number one is now on, 2026.9.27 ↩
- Sky Sports(Peter Smith記者), England 2-3 Spain: World champions win at Wembley in Nations League despite Anthony Gordon and Harry Kane goals, 2026.9.26(試合記事と時系列の速報。トゥヘル監督とデ・ラ・フエンテ監督の試合後の談話を含む) ↩
- The Guardian(Andrew Beasley記者), How do England beat Spain, or even score against them? The data suggests crosses, 2026.9.26(試合前の分析記事) ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Kane: We have to take the positives, 2026.9.26 ↩
- MARCA(Álvaro Elías記者), Cuándo juega España el siguiente partido de la Nations League: rival, fecha y dónde ver en TV, 2026.9.26(スペイン対クロアチアは9月29日20時45分(スペイン時間)、セビージャ) ↩
- BBC Sport(Phil McNulty記者), England embrace the chaos – but control also needed to win big prizes, 2026.9.26(トゥヘル監督のBBCラジオ5ライブでの談話を含む) ↩
- ESPN, England 2-3 Spain (Sep 26, 2026) Final Score, 2026.9.27取得(グループ3の順位表) ↩
- UEFA(UEFA.com), New promotion/relegation system for UEFA Nations League 2026/27, 2026.9.15(2028/29から3リーグ制へ移るのに伴う、2026/27の昇降格方式の変更) ↩
- UEFA(UEFA.com), 2026/27 UEFA Nations League: All you need to know, 2026.9.24(準々決勝(2027年3月)と、リーグ別の昇降格の条件) ↩
- Manchester City(クラブ公式、Jonathan Smith記者), City trio feature for England in Nations League defeat to Spain, 2026.9.26 ↩
- The Guardian(Rob Smyth記者), England 2-3 Spain: Nations League football – as it happened, 2026.9.26(ライブ実況) ↩
- The Guardian(David Hytner記者), Oyarzabal earns Spain Nations League win as England pay for Kane penalty miss, 2026.9.26 ↩
- MARCA(Miguel Ángel Lara記者), De la Fuente: “¿El secreto? Que el siguiente partido lo volveremos a vivir como si fuese el último”, 2026.9.26(デ・ラ・フエンテ監督の試合後会見) ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Tuchel reacts to Spain defeat, 2026.9.26 ↩
- England Football(イングランドサッカー協会公式), Gordon: ‘It’s a bit of a missed chance’, 2026.9.26 ↩
- BBC Sport(Alex Howell記者), Who made an uncharacteristic error? England player ratings v Spain, 2026.9.26 ↩
- The Guardian(David Hytner記者), Trent Alexander-Arnold recalled by England but with a warning from Thomas Tuchel, 2026.9.18 ↩
- Premier League, All 380 fixtures for 2026/27 Premier League season, 2026.6.19(2026.9.27に同サイトの試合データ(第6節)でキックオフ時刻を確認。英国時間。日本時間は8時間を足した) ↩
- The Guardian(David Hytner記者), Thomas Tuchel rocked by five key withdrawals from England squad, 2026.9.21 ↩
- The Guardian(Barney Ronay記者), Meet the new 55 minute England collapse, not the same as the old 55 minute England collapse, 2026.9.27 ↩
注NAME NOTES 表記注記以下の固有名詞は日本語表記の確認が済んでおらず、暫定表記としている。( )内は原綴り。確認できた名前は、この注記から外す。
選手・監督マルク・ゲイ(Marc Guéhi)、ニコ・オライリー(Nico O’Reilly)
記者・解説者ほかフィル・マクナルティ(Phil McNulty)、アンドリュー・ビーズリー(Andrew Beasley)、バーニー・ロネイ(Barney Ronay)、ホセ・ルイス・アジェゲ(José Luis Allegue)
PREMIER LEAGUE DAILY
27 Sept (Sun) の試合 / 特別号 / 発行 2026.9.27 JST