MANAGER PROFILE
写真は使わず、オリジナルのグラフィックで代替した。黄=敵陣深くからのロングスロー、白=ペナルティーエリア内での競り合いと落下、緑=跳ね返りを拾う選手。
ダニエル・ファルケ
DANIEL FARKE
Leeds United MANAGER就任発表 2023.7.4/4年契約1
3バックで戦い、
低い保持率でも勝点を積む。
チャンピオンシップを3度制した監督だ。ノリッジで2018/19と2020/21、リーズで2024/25。いずれも保持して押し込むチームで、英国では長くその文脈で語られてきた1, 2。ところが2026/27のリーズは、パス成功率76.92%がリーグ19位、支配率45.1%が14位で、どちらも下位にある3。同じチームの失点3は、エバートンと並ぶリーグ最少だった4。5試合を終えて2勝3分0敗の勝点9、5位。無敗4。転機は2025年12月3日のホームのチェルシー戦にあり、この日から4バックへ一度も戻していない5。
「布陣や保持率が変わっても、何を変えないのか」
ファルケ本人は3バックへ移した3日後に「私にとって基本布陣は何の意味も持たない」と述べた6。布陣と保持率が変わっても、変えない原則は何か。03 TACTICAL LINEAGE の NON-NEGOTIABLES で確かめる。今季は公式戦7試合で3勝3分1敗、12得点9失点7。リーグは5試合2勝3分0敗の勝点9で5位、失点3はリーグ最少タイ4。カラバオ杯は3回戦でチェルシーに3-6で敗れ、敗退した8。次のリーグ戦は10月10日、アウェーのアーセナル戦7。
SIGNATURE MOVEこの監督の一手
短名アンパドゥのロングスロー ─ 敵陣深くのスローインをつながず、主将のイーサン・アンパドゥが平均32mでペナルティーエリアへ直接投げ入れる
※ 布陣上の標準配置であり、特定の瞬間の座標ではない。投げる位置は左右どちらのタッチラインでも起き、図はその一方を描いた模式。黄の枠だけが記録された座標にもとづく。
- 何を狙うのか敵陣でボールが外へ出た局面を、つなぎ直さずに直接PA内の競り合いへ変えること。Sky Sportsは2026年8月30日にこの形を「リーズの武器」と扱い、アンパドゥの平均投距が32mで、始めた頃の約28mから伸びたと報じた12。同じ記事によれば、昨季の開幕以降にアンパドゥがPAへ投げ入れたロングスローは139本、そこから生まれたシュートは53本、得点は512。投球数ではブレントフォードのマイケル・カヨデ(Michael Kayode)に次ぐ2位だが、シュート数では上回り、得点は並ぶ12。
- 誰が動くのか投げるのは主将で中盤の底のアンパドゥ。リーグ5試合のスローイン92本のうち32本を1人で投げ、うち22本は相手選手に先に触られている3, 13。入っていくのは最終ラインの選手だ。今季この起点から打った19本のうち10本を、タリク・ムハレモビッチ(Tarik Muharemović)5本、ヤカ・ビヨル(Jaka Bijol)2本、ジェームズ・ジャスティン(James Justin)2本、ジョー・ロドン1本が記録した7。
- 何が起きれば成功か今季の公式戦7試合で、リーズのシュート91本のうち19本(20.9%)がOptaの分類で敵陣スローイン起点だった。7試合すべてで記録し、18本はPA内から打っている7。得点は2つ。カラバオ杯2回戦のノッティンガム・フォレスト戦75分は、クラブ公式の記述によれば、ムハレモビッチがアンパドゥのロングスローをファーポストへそらし、ジャスティンとルーカス・ヌメチャ(Lukas Nmecha)の間でかき出されるようにゴールへ入った14。OptaはこのシュートのxGを0.475と記録している7。第4節のニューカッスル戦59分は、PA内へ入ったボールがエリア手前へ跳ね返り、そこにいたノア・オカフォーが決めた7, 15。Skyもフォレスト戦の得点をロングスロー起点と記した12。ただし75分の得点者は資料が割れる。クラブ公式の得点表記はヌメチャ、Opta(FotMob)とSkyはジャスティンで、クラブ公式の本文自体が「2人の間でかき出された」と書いている14, 7, 12。本紙はどちらかに寄せず、両方を記す。
- 相手はどう対処するかPA内の人数をそろえて跳ね返し、こぼれ球の出る位置を空けないこと。クリスタル・パレスは9月20日に、立ち上がりのロングスローを含むセットプレー3本を続けて処理し、最後の一つからカウンターに出た16。この日リーズはこの起点から5本を打ったが、すべて外れるか止められた7。投げる本数が最も多い試合が、最も点が入る試合とは限らない。PL DAILY ANALYSIS
01MANAGER GUIDE30秒で理解する監督と、試合で見る3ポイント
5試合で勝点9、失点3。無敗4。同じ5試合で、パス成功率はリーグ19位、支配率は14位だった3。チャンピオンシップを3度制した保持型の監督だが、今季リーグ上位にあるのはインターセプト(1位)と空中戦の勝利数(2位)である3。試合ではまず、ボールを持っていない時間の守り方に注目したい。
PL DAILY MANAGER ANALYSIS この章の監督像と観戦の視点は編集部の分析。就任・成績・起用の事実には脚注を付した。
監督になる気がなかった人物だ。31歳で現役を退いた時点で経済学を学んでおり、目指していたのはスポーツディレクターだった。指導者講習も、同僚の苦労を知るために受けたにすぎない2。古巣のSVリップシュタット08から「SDを引き受けるなら、シーズン終盤の監督も兼ねること」という条件を出され、受けたところ結果が出て、兼任が6年続いた2。そこから4部、2部、そしてプレミアリーグまで来ている2。
2025年12月から3バックで通している5。3-5-2で中央を厚くし、アンパドゥを底に置いて、残る2枚が高く出過ぎないようにする。最終ラインの平均位置は4バックに近い17。今季のインターセプトは1試合12.0回でリーグ1位、空中戦勝利は21.0回で2位3。敵陣での高強度プレッシャーは開幕3試合で528回、リーグ2位だった18。
02CAREERドイツ6部のスポーツディレクター志望から、プレミアリーグへ
選手としてはドイツ下部リーグのフォワードだった。31歳で引退し、そのときすでに経済学を学んでいた2。紫の主線=監督職、淡い青の分岐=監督以外の役職。
〜2015.06
〜2017.05
〜2021.11
ノリッジ・シティ
勝88分47敗7340歳で、クラブ史上初の外国人監督として2年契約を結んだ2。1季目は14位。2季目の2018/19にチャンピオンシップを制し、昇格を決めた直後に2022年6月までの3年契約へ更新した2。優勝時の勝点差は2位シェフィールド・ユナイテッドに5、3位リーズには11だった1。2019/20はプレミアリーグ最下位で降格。2020/21に勝点97で再び優勝し、1季で戻した1, 2。2021/22は11戦目で初勝利という出足で、2021年11月6日に退任が発表された2。
MILESTONE プレミアリーグでの初采配は2019年8月9日、アウェーのリバプール戦。1-4で敗れている2。
〜2022.03
〜2023.06
リーズ・ユナイテッド
勝79分41敗352023年7月4日、4年契約で就任した。降格したクラブをアラダイスから引き継いだ形になる1, 2。1季目の2023/24はチャンピオンシップ3位(46試合27勝9分10敗、勝点90)で、プレーオフ決勝でサウサンプトンに敗れた21, 2。2024/25は46試合29勝13分4敗、95得点30失点の勝点100で優勝。同じ勝点100のバーンリーを得失点差で上回った21。2025/26は14位(勝点47、14分)5。
MILESTONE 2024/25の優勝で、チャンピオンシップ制覇は通算3度目となった。ノリッジでの2018/19と2020/21に続く9。
各クラブの試合数・勝敗はFotMobの集計による9。提供元は1つにそろえた。合計は455試合208勝119分128敗(勝率45.7%)で、リップシュタットの6年とクラスノダールの3か月は含まない。リップシュタットでの正確な役職名の変遷と在任試合数は、一次資料で確認できていない。ノリッジ時代の208試合には、プレミアリーグの1季(2019/20)とチャンピオンシップの3季半が混在する9, 2。
03TACTICAL LINEAGEなぜこの戦術に至ったか
ファルケの系譜は、他の多くの監督と同じ形では描けない。選手として師事した監督も、本人が公に影響を認めた監督も、一次資料でも信頼できる媒体でも確認できなかった。確認できたのは、監督になる意思がないままスポーツディレクターとして現場に入り、条件として監督を兼ねたという出発点だった2。そこで本章では、誰から影響を受けたかではなく、戦術上の決定がどう変わったかを追う。
NON-NEGOTIABLES / ADAPTATIONS
| NON-NEGOTIABLES 変えないもの | 根拠 |
|---|---|
| 結果を布陣のせいにしない | 3バックで初めて先発を組んだ3日後、「私は出来や結果を基本布陣のせいにしない。そうでなければ簡単だ。3-5-2をやればマンチェスター・シティやチェルシーに勝てる、という話ではない」と述べ、「私にとって基本布陣は何の意味も持たない」と続けた6。実際に今季は7試合で4通りの布陣を使いながら、一度も布陣を勝因・敗因として説明していない7, 22, 23 |
| 前から奪いにいく | 開幕3試合の敵陣での高強度プレッシャーは528回でリーグ2位、うちカルバート・ルーウィンが134回で個人2位だった18。ニューカッスル戦後に本人が「ニューカッスルにプレスをかけ、試合を支配したかった」「プレスの引き金を正しく見つけることと、構造を崩さないことの間で均衡を見つける必要がある」と説明している22。エルベディも同じ試合の後に「プランは1対1でプレスすることだった」と述べた24。リーグ戦だけの話でもない。カラバオ杯2回戦の先制点を、クラブ公式は「相手陣内でボールを奪い返したあと」の形と記述している14 |
| 勝てない日は、負けないことを取りにいく | パレス戦後に「勝てないときでも、せめて負けない、という態度を見せた」「1点1点のために戦い、踏ん張ろうとする」と述べた23。ブライトン戦後も「選手たちが踏ん張ったのが好きだ」と同じ語を使っている25。2025/26は38試合で14分、2026/27は5試合で3分5, 4。2025年12月以降の29試合の内訳も10勝14分5敗で、引き分けが勝ちを上回る19 |
| カップ戦を捨てない | カラバオ杯2回戦の前に「私はこの大会を強く信じているし、この一発勝負の心構えが好きだ」「もう一度まともなカップ戦の躍進を断るつもりはない」と述べた26。3回戦のチェルシー戦の前も「勝ちにいく。欧州と栄冠への最短路だ」と話している27 |
| ADAPTATIONS 相手と選手で変えるもの | 根拠 |
|---|---|
| 布陣の枚数配分 | 3バックは動かさないが、その前の並びは変える。今季は3-4-3(第1節)、3-4-2-1(カラバオ杯2回戦・第2節・第3節)、5-4-1(カラバオ杯3回戦)、3-5-2(第4節・第5節)の4通り7 |
| 中盤3枚目の人選 | アンパドゥとアントン・シュタッハ(Anton Stach)を固定し、3枚目を入れ替える。田中碧が第3〜5節で3試合連続先発し、カラバオ杯2回戦はショーン・ロングスタッフ(Sean Longstaff)、3回戦はロングスタッフとハリー・ウィルソンが入った7 |
| カップ戦の入れ替え幅 | カラバオ杯3回戦のチェルシー戦は大幅に先発を替えた8。本人が事前に「この時期はもう少し入れ替え、新しい選手を数人組み込む必要もある」と述べている27 |
| ロングスローを投げる本数 | 相手と展開で大きく振れる。今季この起点のシュートは、第5節のパレス戦とカラバオ杯3回戦のチェルシー戦で5〜6本に達した一方、第2〜4節は各1本だった7 |
NON-NEGOTIABLESは、確かめられた範囲を行ごとに示す。「結果を布陣のせいにしない」は2025年12月のSky Sportsでの発言と2026/27の会見にまたがり、2つの季で確かめた6, 22, 23。「勝てない日は、負けないことを取りにいく」も、2026/27の2試合の会見と2025/26の引き分け数の両方で確かめている25, 23, 5。一方、「前から奪いにいく」と「カップ戦を捨てない」は2026年8月から9月の範囲にとどまる。前者はリーグ戦のOpta集計とカップ戦の先制点の記述、後者は2回戦前と3回戦前の会見で、いずれも2つ以上の時点で確かめたが、過去のクラブでの検証はしていない18, 14, 26, 27。「保持して押し込む」は過去3度のチャンピオンシップ優勝の文脈で語られてきたが、同一の提供元で当時の保持率・パス数を確認できていないため入れていない1, 2。今季の支配率45.1%とパス成功率76.92%は、いずれもリーグ下位にある3。
TACTICAL FAMILY TREE
線の種類は4つのうち1つしか使っていない。PLAYED FOR(選手として指導を受けた)、COACHED UNDER(コーチとして仕えた)、PUBLICLY CITED(本人が公に影響を認めた)に当たる関係を、一次資料でも信頼できる媒体でも確認できなかったためである。検索で見つかる「ポジショナルプレーの系統」「ドイツのポジショナル系監督の影響」といった記述は、出典を示さない二次媒体のものだったので採っていない。ワグナーとの線も師弟関係ではなく、ドルトムントIIを引き継いだという経歴上の事実にもとづく2。13クラブとの線は、同じ形を採用した他クラブとの成績比較になる17。
SYSTEM BY SEASON
| 季 | クラブ | 基本布陣 | 主な変更 | 成績 | 変更理由(根拠) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015-17 | ドルトムントII | ─ | ─ | 4部15位を引き継ぎ4位→2位2 | 根拠なし該当なし |
| 2017-18 | ノリッジ | ─ | ─ | チャンピオンシップ14位2 | 根拠なし該当なし |
| 2018-19 | ノリッジ | ─ | ─ | チャンピオンシップ優勝、昇格2, 1 | リーグ公式2位に勝点5差、3位リーズに11差1 |
| 2019-20 | ノリッジ | ─ | ─ | プレミアリーグ最下位、降格2 | リーグ公式昇格した形のまま1季で降格した2 |
| 2020-21 | ノリッジ | ─ | ─ | チャンピオンシップ優勝(勝点97)1 | クラブ公式2018/19の勝点を3上回った1 |
| 2021-22 | ノリッジ | ─ | ─ | 11戦目で初勝利、11月6日に退任2 | リーグ公式出足の不振が退任の直接の経緯2 |
| 2022-23 | グラートバッハ | ─ | ─ | ブンデスリーガ10位1 | 根拠なし該当なし |
| 2023-24 | リーズ | ─ | ─ | チャンピオンシップ3位、PO決勝敗退21, 2 | リーグ公式勝点90で3位。決勝の相手はサウサンプトン2 |
| 2024-25 | リーズ | ─ | ─ | チャンピオンシップ優勝(勝点100)21 | 本紙集計同点のバーンリーを得失点差で上回った21 |
| 2025-26 | リーズ | 4バック→3バック | 第14節から3バック。以後25試合すべて5 | プレミアリーグ14位(勝点47、14分)5 | 監督発言「個の質の差を埋めるには、もっと柔軟でなければならない。それは開幕の時点で明らかだった。だから3枚の形をたくさん練習してきた」6 |
| 2026-27 | リーズ | 3バック | 3-4-3→3-4-2-1→3-5-27 | 5試合2勝3分0敗、勝点9で5位4 | 本紙集計布陣表記はFotMob(Opta)による7 |
2015-16から2024-25までの基本布陣は、同一の提供元で季ごとに確認できなかったため空欄にした。FotMobで全試合の布陣表記を走査できたのは2025-26以降になる5, 7。ノリッジ時代とグラートバッハ時代の布陣を推測で埋めていない。
転機 ─ ノリッジで、2部を制した翌季に最下位で終えたこと
いまのリーズの3バックは、過去に成功した形をそのまま続けたものではない、と本紙は見る。ファルケは2018/19にノリッジをチャンピオンシップ優勝へ導いて昇格し、その翌季にプレミアリーグ最下位で降格した2。
2019/20のノリッジは、チャンピオンシップ優勝の翌季に上がって1季で落ちた2。ファルケは2020/21に勝点97で即復帰させたが、2021/22は11戦目まで勝てず、11月に退任した1, 2。ファルケがトップリーグで1季を通して指揮したのは、ノリッジの2019/20とリーズの2025/26の2つ。前者は最下位、後者は14位だった2, 5。PL DAILY ANALYSIS
「ノリッジでの降格が3バックにつながった」という因果関係を、ファルケ本人は語っていない。ノリッジ時代の基本布陣を同一の提供元で確認できていないため、「昇格した形のまま上がった」とも書いていない。本紙が並べたのは、2部を制した翌季にトップリーグで最下位に終わったという結果と、リーズでは昇格1季目の途中で最終ラインの枚数を変え、以後戻していないという事実になる2, 5。転機の試合と数値は、FotMobの布陣表記と3AddedMinutesの分析、本人のSky Sportsでの説明による5, 29, 28, 17, 6。
04CURRENT SYSTEM現在の戦術と、相手の崩し方
最終ラインは3枚。今季の公式戦7試合すべてがこの形で、その前の並びだけが4通りに動いた7。ボールを持つ時間は多くない。支配率45.1%はリーグ14位、パス成功率76.92%は19位で、どちらも下位にある3。それでも失点は3でリーグ最少タイになる4。
※ 布陣上の標準配置であり、特定の瞬間の座標ではない。非保持の図は模式で、相手と試合によって前に出る高さは変わる。
短くつないで前進する設計ではない。パス成功率76.92%はリーグ19位、支配率45.1%は14位3。一方でロングパスの成功は1試合6.6本でリーグ3位、空中戦は1試合40.8回でリーグ2位の総量になる3。センターフォワードのカルバート・ルーウィンはリーグ5試合で空中戦43回に挑み、24回勝っている13。分析媒体は第4節について「カルバート・ルーウィンがターゲットマンとして機能し、シュタッハとオカフォーがその落としを拾った」と記述した30。
敵陣PA内タッチは1試合19.6回でリーグ14位、昨季の23.66回から下がった3, 20。それでもxGは1試合1.54でリーグ9位、リーグ平均1.51をわずかに上回る3。回数ではなく、入り方の質で稼いでいる形になる。第4節の45分の得点は、ボーグルの対角パスをシュタッハがフリックし、カルバート・ルーウィンが決めたものだった15。
守備では、リーグ上位の指標が並ぶ。インターセプトは1試合12.0回でリーグ1位、空中戦勝利は21.0回で2位、被枠内xGは0.79で少ない順2位3。敵陣での高強度プレッシャーは開幕3試合で528回、リーグ2位だった18。エルベディは第4節の後に「プランは1対1でプレスすることだった」と説明している24。ファルケ自身は同じ試合の後、「プレスの引き金を正しく見つけることと、構造を崩さず不意を突かれないことの間で、良い均衡を見つける必要がある」と述べた22。
HOW TEAMS TRY TO BREAK IT ─ 相手はどう崩そうとしているか
今季のリーグ戦では、反復はまだ確認できない。5試合の失点が3しかないためだ4。第2節41分はブレントフォードのケビン・シャーデがキーン・ルイス・ポッター(Keane Lewis-Potter)の折り返しから、第3節71分はブライトンのルカ・ブシュコビッチ(Luka Vušković)がマキシム・デ・カイパー(Maxim De Cuyper)の折り返しから、第4節90分はニューカッスルのバズマナ・トゥーレが4-0の場面で決めている7。3試合で共通する形として括れるのは「サイドから折り返された」までで、入れた側も高さも人数も揃わない。
構造上の弱点として繰り返し指摘されてきたのは、ウイングバックの背後になる。分析媒体は昨季、リーズが許したクロス161本がリーグ5番目に多かったと記し、それでも跳ね返せている理由を「中盤3枚が戻れるため、相手のウイングがボックスへ持ち込まずにクロスを選ばされる」と説明した17。今季の被シュートは1試合14.6本でリーグ13位と、少ないわけではない3。打たせてはいるが、枠内に来る質を抑えている(被枠内xGは1試合0.79で少ない順2位)3。PL DAILY ANALYSIS
現時点では「弱点」と断定しない。失点の形はFotMob(Opta)の記録とクラブ公式のマッチレポートで照合した7, 15。対象はリーグ5試合で、カラバオ杯の2試合(うちチェルシー戦の6失点)は大幅な先発入れ替えを伴うため含めていない8。3試合以上で共通する形が現れれば、この欄は書き直す。
05JAPANESE PLAYERS IN THIS SYSTEM監督側から見た田中碧
ここでは、田中碧がファルケの3バックでどの役割を任されているかに絞る。適合表は主観の◎○△を使わず、要求と実際に任された仕事を根拠付きで並べる。リーズ所属の日本人選手は田中碧1人である10。
田中碧28 · MF · 選手プロフィールへ
3バックの中盤3枚目を任せている。今季はアンパドゥとシュタッハを固定し、3枚目だけを入れ替えており、田中は第3節から3試合連続でそこに入った7。開幕節は出番がなく、カラバオ杯2回戦で先発して評価を上げ、第2節はハーフタイムからセンターバックと交代で入って中盤を増やす役だった7, 32。今季リーグ4試合3先発258分、1アシスト11。ロングスローの落下点にも入る。第5節のパレス戦では、アンパドゥの投げたボールがファーポストへ流れたところを足を回して打っている16。PL DAILY ANALYSIS
ファルケ本人が田中について語った言葉を、クラブ公式では確認できなかった。本紙が確認した今季の会見記事18本に言及がない。Leeds Liveは2026年9月15日、ファルケが田中の近況を評価しつつ「もっとバランスを取り、感情を制御してほしい」と求めていると報じている。ただし同記事はこれを本人の直接引用としては記していない33。
| 要求される役割 | 実際に任された | 根拠 |
|---|---|---|
| 3センターの左 | ✓ 2試合 | 第4節と第5節。Optaの配置では中盤3枚の左に立つ7 |
| 3-4-2-1の中盤2枚の一角 | ✓ 2試合 | 第3節(ブライトン)とカラバオ杯2回戦(フォレスト)7 |
| ボールを失わずに前へ運ぶ | ✓ 1試合で計測 | 第4節のパス成功率95.2%(42本中40本)はリーズの先発で最高。ファイナルサードへのパス11本(81.8%)はチーム3位(Leeds Live)33 |
| 先制点への関与 | ✓ 2試合 | 第3節15分はカルバート・ルーウィンのヘディングをボーグルへ折り返してアシスト。第4節32分は自らのシュートがルイス・マイリーに当たって入った(記録はオウンゴール)31, 15 |
| ロングスローの二次攻撃に入る | ✓ 2試合 | 第5節22分と、カラバオ杯3回戦68分の2本。いずれもこの起点からPA内で打っている7, 16 |
| 中盤の底(アンカー) | 未確認 | その位置は今季すべてアンパドゥが務めている7 |
先発を外れた試合は今季3つ。いずれも中盤の組み方が変わる。開幕のフォレスト戦はシュタッハとアンパドゥの2枚に前3枚を置く3-4-3で入り、この試合だけ3枚目を置かなかった7。第2節は先発を外れ、0-1で迎えたハーフタイムにセンターバックのビヨルと交代で投入されて中盤の人数が増え、79分に追いついた7。カラバオ杯3回戦は大幅な入れ替えのなかでベンチに回り、5-4-1の中盤4枚にロングスタッフとハリー・ウィルソンが入っている7, 8。3枚目の代役は固定されておらず、相手と大会で替わる。PL DAILY ANALYSIS
交代の扱いは一貫している。田中が先発した4試合すべてで、67分から73分の間に代えられた(第3節73分、第4節72分、第5節67分、カラバオ杯2回戦68分)7。0-0でも4-0でもリードでも同じ時間帯になる。役割は「試合を通して回す軸」ではなく、「前半から70分前後までを担う3枚目」に置かれている、と読める。PL DAILY ANALYSIS
田中の所属と背番号、通算成績は選手プロフィール一覧とFotMobで確認した10, 11。第4節34分の得点者は、当日のクラブ公式のマッチレポートと本人インタビューではボーグルと記されたが、後にカルバート・ルーウィンの得点と裁定され、ジャスティンにアシストが付いた15, 34, 35。本紙の9月15日号は変更前の裁定で書かれている36。本ページは最終裁定を採った。
06IN-GAME MANAGEMENTGAME STATE MATRIX ─ どんな状況になると何をするか
ファルケの複数交代は61〜73分に集中している。今季の公式戦7試合のうち6試合で、この時間帯に2人以上をまとめて替えた7。0-0でも、0-1でも、4-0でも同じ時間帯になる。スコアで動かすのは人数ではなく、入れる選手の型のほうだった。
| 試合状況 | よく行う変更 | 狙い(根拠ラベル) | 回数 / 対象試合 | 実例 |
|---|---|---|---|---|
| 61〜73分 スコアを問わず | 2人以上をまとめて替える | 本紙解釈個別の不調だけでなく、時間帯を区切って動かしていると読める。スコアが0-0でも4-0でも同じ幅で動く7 | 6 / 7 | 第2節68分に2人(0-1)、第3節73分に2人(1-1)、第5節67分に2人(0-0)、カラバオ杯2回戦67分に2人(1-0)、カラバオ杯3回戦66〜67分に4人(2-4)、第4節72分に3人(4-0)7。例外は第1節で、66分と82分に1人ずつだった7 |
| 62〜72分 スコアを問わず | 2列目の1枚をアーロンソンに替える | 本紙解釈先発で外した日は必ず途中から入れている。先発した2試合ではいずれも交代で下げた7 | 4 / 7 | 第3節62分(1-0、オカフォーと交代)、カラバオ杯2回戦67分(1-0、オカフォー)、第5節67分(0-0、田中碧)、第4節72分(4-0、田中)7 |
| 68〜78分 リーグ戦 | 前線の1枚をヌメチャに替える | 本紙解釈ターゲットの枚数を保ったまま、競り合う役を入れ替える形になる7, 30 | 4 / 5 | 第2節68分(0-1、オカフォーと交代。11分後にカルバート・ルーウィンが同点弾)、第3節73分(1-1、カルバート・ルーウィン)、第5節76分(0-0、オカフォー)、第4節78分(4-0、カルバート・ルーウィン)7, 15 |
対象は今季の公式戦7試合(リーグ5、カラバオ杯2)。交代の組と分、その時点のスコアは、FotMob(Opta)の記録を得点イベントと突き合わせて1組ずつ確定した7。第2節34分のニコ・エルベディ投入は負傷による交代のため、1行目の回数に数えていない7。第4節は相手の脳震盪交代により交代枠が1つ追加され、6人を使っている36。3行目の分母は、ヌメチャがベンチにいたリーグ5試合。
今季リードを持ったのは公式戦5試合で、勝ち切れなかったのが2つある。守り切ったのは3つ。第1節は88分のシュタッハの直接フリーキックでリードし、そのまま1-07, 18。第4節は32分から4-0まで離した7。カラバオ杯2回戦は50分に先制し、75分に2点目を加えて2-0で閉じている14。落としたのは2つで、いずれも追いつかれた側に回った。第3節のブライトン戦は15分のリードを71分に消され7, 31、カラバオ杯3回戦のチェルシー戦は48分までに2点を先行しながら、53分から65分までの12分間に4失点して3-6で敗れた8, 7。プレミアリーグ公式の集計では、今季リードから落とした勝点は2、昨季は38試合で17だった3, 20。守備的な選手を足して閉じる交代は、第3節61分にセンターバックのビヨルをボーグルと替えた1度だけになる7。
07ONE MATCH TO UNDERSTAND HIMリーズ 3-1 チェルシー(2025.12.3)
この試合は、ファルケがリーズで初めて3バックから先発を組んだ日であり、以後38節まで一度も4バックへ戻していない転機である5, 29。支配率29%で3-1。保持で勝ってきた監督の、最も保持しなかった勝利になる29。
※ Optaの布陣表記と得点・アシストの記録からの再構成。各選手の位置は布陣上の標準配置であり、実測した座標ではない。
昇格1季目のリーズは、第13節まで13試合すべてを4バックで戦った。4-1-4-1か4-3-3で、3勝2分8敗の勝点11。降格圏にいた5, 17。この区間の失点は25で、1試合あたり1.92になる5, 17。
11月29日、アウェーのマンチェスター・シティ戦。4-3-3で入り、1分にフォーデン、25分にグバルディオルで0-2となった28。ファルケはハーフタイムにフォワード2枚(ダニエル・ジェームズとウィルフリード・ニョント(Wilfried Gnonto))を下げ、センターバックのビヨルとセンターフォワードのカルバート・ルーウィンを入れて最終ラインを3枚にした。49分と68分に返して2-2まで戻したが、90+1分にフォーデンに決められている28。
WATCH 6分から43分まで。支配率が低いまま、6分と43分に先に2点を奪った時間帯である。この日以降、リーズは第38節までの25試合すべてを3バックで戦い、8勝12分5敗、1試合1.24失点で終えた5, 17。Optaは9月19日のパレス戦前の時点で、2025年12月以降のリーグ29試合で挙げた勝点44をリーグ5番目に多いと集計している19。PL DAILY ANALYSIS
この章は、FotMob(Opta)の布陣表記・得点とアシスト・交代の分・試合統計と、ファルケのSky Sportsでの説明だけで構成した29, 28, 6。映像は確認していないため、秒単位の時刻や瞬間の座標は書いていない。3AddedMinutesは同じ試合を転機と位置づけ、失点の推移(1.92→1.24)を算出している17。本紙が第1〜13節と第14〜38節に分けて数えた勝敗(3勝2分8敗/8勝12分5敗)も、この区切りによる5。
08MANAGER FINGERPRINT / TEAM DNA昇格1季目(2025-26)との比較
同じクラブ、同じ監督の前季と今季を、同じ提供元(プレミアリーグ公式のOptaデータ)で並べた3, 20。今季は5試合、前季は38試合で、母数がまったく違う。単純な優劣ではなく、変化の方向を見るための図である。
前季25-26 45.7%今季26-27 45.1%リーグ平均(破線) 50.0%目盛り 32〜66%
前季25-26 79.4%今季26-27 76.9%リーグ平均(破線) 82.6%目盛り 68〜92%
前季25-26 8.9今季26-27 12.0リーグ平均(破線) 8.5目盛り 4〜14
前季25-26 18.9今季26-27 21.0リーグ平均(破線) 15.6目盛り 10〜24
前季25-26 60.7%今季26-27 43.5%リーグ平均(破線) 76.0%目盛り 40〜95%
前季25-26 1.47今季26-27 0.60リーグ平均(破線) 1.41目盛り 0.0〜2.5
目盛りはプレミアリーグ公式APIのチーム季統計から算出した3, 20。全20クラブの同じAPIの値を並べてリーグ平均と順位を出している3。プレス強度(PPDA等)は同APIに項目がないため軸を置かず、インターセプトで代替した。前季の38試合には、4バックで戦った13試合と3バックの25試合の両方が含まれる5。
TEAM DNA
| 指標 | LEE 25/26 (リーグ38試合) | LEE 26/27 [暫定・5試合] | PL DAILY VIEW |
|---|---|---|---|
| 支配率 | 45.7% | 45.1%(14位) | ほぼ変わらない。リーグ平均は50.0%3, 20 |
| パス成功率 | 79.36% | 76.92%(19位) | 2.4ポイント下がった。リーグ平均は82.64%3, 20 |
| インターセプト / 試合 | 8.9 | 12.0(1位) | 3.1回増えてリーグ最多。平均は8.53, 20 |
| 空中戦 / 試合 | 39.7 | 40.8(総数2位) | 総量は前季とほぼ同じ。勝利数は18.9から21.0へ3, 20 |
| ロングパス成功 / 試合 | 6.1 | 6.6(3位) | 増えた。平均は4.13, 20 |
| スローインが味方へ届いた割合 | 60.7% | 43.5%(リーグ最低) | 17.2ポイント下がった。2位のアストン・ヴィラは61.9%、平均は76.0%3, 20 |
| 敵PA内タッチ / 試合 | 23.7 | 19.6(14位) | 減った。平均は24.83, 20 |
| xG / 試合 | 1.43 | 1.54(9位) | 上がった。平均は1.513, 20 |
| 失点 / 試合 | 1.47 | 0.60(1位) | 半分以下になった。平均は1.413, 20 |
| 無失点 | 8(38試合) | 2(5試合) | 率は0.21から0.40へ3, 20 |
| リードから落とした勝点 | 17(38試合) | 2(5試合) | 1試合あたり0.45から0.40へ3, 20 |
前季も今季もファルケ体制で、選手の入れ替わりを含む。今季の5試合にはニューカッスル、ブライトン、ブレントフォードが含まれ、上位のマンチェスター・シティとアーセナルとはまだ対戦していない7。順位とリーグ平均は、全20クラブの同一APIの値から算出した3。スローインの割合は、同APIの「味方へ届いた本数」と「相手に触られた本数」の比で、投げた位置を区別していない。
反対仮説 ─ 「効いているのは3バックではなく、対戦相手の並びではないか」。今季の5試合に、昨季の上位2クラブ(マンチェスター・シティとアーセナル)は含まれていない7。失点3のうち1つは4-0で迎えた90分のもので、勝負が決まった後に入っている7。5試合という母数では、0.60という失点/試合はほとんど何も保証しない3。
それでも、3バックの影響を否定しきれない材料が3つある。①比較の母数は5試合ではない。3バックで先発を組んだリーグ戦は、昨季の第14〜38節の25試合と今季の5試合を合わせて30試合あり、その勝点は45になる5, 4。Optaも9月19日のパレス戦前の時点で、この区間のリーグ29試合の勝点44をリーグ5番目に多いと集計している19。昨季のカップ戦を3バックで戦ったかどうかは全試合の布陣表記を確認していないため、この母数はリーグ戦に限っている。②同じ38試合のなかで前半13試合と後半25試合を比べると、選手も対戦相手も入れ替わりながら失点が1.92から1.24へ下がっている5, 17。③変化の中身が、運で動きにくい指標に出ている。インターセプトはリーグ1位、空中戦の勝利は2位、スローインが味方へ届く割合はリーグ最低で、いずれもチームのプレーの仕方に関わる数字である3。本紙は「3バックが効いている」までは支持し、「今季の失点0.60が続く」は支持しない。PL DAILY ANALYSIS
09TACTICAL EVOLUTION今季の推移
最終ラインの3枚は変えず、その前の並びを開幕から5週間で3通り使った7。節目は2つ、暫定が1つになる。
3-4-3 → 3-4-2-1
開幕のフォレスト戦は3-4-3で入り、中盤を2枚にした唯一の試合になる。88分のシュタッハの直接フリーキックで1-07, 18。中3日のカラバオ杯2回戦は同じ相手に3-4-2-1で入り、開幕戦から6人を替えた布陣で田中碧とロングスタッフを先発させ、ニコ・エルベディがデビューして2-014, 32。75分の2点目はアンパドゥのロングスローから生まれた(得点者の表記はクラブ公式がヌメチャ、Optaとスカイ・スポーツがジャスティン)14, 12, 7。
節目は「3試合以上続いた変更」または「監督が明言した変更」に限った。3-5-2は2試合のため暫定扱いとしている。昨季までの推移は 03 の SYSTEM BY SEASON と 07 を参照。布陣表記はFotMob(Opta)による7。
10VOICES同じ監督を4方向から
「私にとって基本布陣は何の意味も持たない」
3バックで初めて先発を組んだ3日後、ファルケは「勝っていた昨季は基本布陣をあまり変えなかった。だが個の質の差を埋めるには、もっと柔軟でなければならない。それは開幕の時点で明らかだった。だから3枚の形をたくさん練習してきた」と述べ、「私は出来や結果を基本布陣のせいにしない。そうでなければ簡単だ。3-5-2をやればマンチェスター・シティやチェルシーに勝てる、という話ではない」と続けた6。去就の報道については「自分の職のために戦ってはいない。自分のことを考えるのにエネルギーを使っていない。選手たちのために戦っている」と答えている6。9か月後、パレス戦の後にはこう言った。「38試合すべてが照明の下の魔法の夜で、シャンパン・フットボールで相手を蹂躙して得点を量産する、というのが現実ではない。踏ん張らなければならない試合もある」23。
「僕らの土台は、攻撃的で、プレッシャーの強い、決して諦めないチームでありたい」
ジャスティンはニューカッスル戦の3日後、「あれが限界ではない。もっと良くなれる部分はたくさんあるし、練習ではもっと良い姿を見てきた」と述べ、「あれは大人の出来だった。昨季と比べてどれだけ来たかを示している」と続けた35。土台については「攻撃的で、プレッシャーの強い、決して諦めないチームでありたい」と語っている35。エルベディは同じ試合の直後に「プランは1対1でプレスすることだった。よくやれたと思う」と説明した24。ムハレモビッチはパレス戦の後、「勝点1と無失点には満足だが、もっとずっと良くやれるのは全員が分かっている」と話している38。
「3バックがチームなら、降格圏にいる」
3AddedMinutesは2025/26開幕以降、プレミアリーグで3バックを採用した13クラブの142試合を数え、勝利は31(勝率22%未満)だったと記した。そのうえで「3バックがチームなら、その勝率では降格圏にいる」と書き、成功したのはリーズだけだとした17。理由として挙げたのは2点。3-4-3ではなく3-5-2で中央が厚いこと、そして右サイドを左より高く上げ、右のセンターバック(多くはロドン)が横へ寄って埋めるため、最終ラインの平均位置が4バックに近いことになる17。SkyのNick Wrightはアンパドゥのロングスローを取り上げ、投距が32mまで伸びた経緯と、昨季開幕以降の139本・53シュート・5得点という内訳を示した12。Tactical Football Analysisはニューカッスル戦について、「カルバート・ルーウィンがターゲットマンとして機能し、シュタッハとオカフォーがその落としを拾った」「ボーグルには動き回る許可が与えられた」と記述している30。
「この試合は記憶に残りにくい。それでもリーズは、いまも倒しにくい」
パレス戦を「ニューカッスル戦の派手さの後に来た、ずっと地味なもの」と位置づけたうえで、スマイスはこう書いた。「昨季の目標は、残留のほかに、プレミアリーグで競争力のあるチームを作ること、倒すのに非常に苦労させるチームを作ることだった。5試合という小さな標本ながら、その土台が残っていることを示す証拠はすでにある」16。試合内容については「保持時の雑さがほぼ至るところにあり、パレスを引き出すほど速くボールを動かせなかった」と指摘している16。締めは「この試合は記憶に残りにくい。それでもリーズ・ユナイテッドは、いまも倒しにくい」16。
単発の評価を「英国での評価」として一般化しない。スマイスはヨークシャー・イブニング・ポストの記者で、この寄稿はクラブ公式サイトに掲載されている。掲載媒体がクラブ側である点を踏まえて読む必要がある16。3AddedMinutesはIPSO加盟媒体の系列で、記事には筆者名と日付が記されている17。
11CONTRACT / CLUB BACKING / EXPECTATIONS事実だけを並べる
2023年7月4日、クラブ公式が4年契約での就任を発表した1。契約満了は2027年夏で、2026/27が最終年にあたる。新契約について、クラブ公式の発表は2026年9月23日時点で確認できない。本紙は媒体報道による延長交渉の話を載せない。
就任発表のなかで、パラーグ・マラーテ(Paraag Marathe)が「徹底した選考の後、ダニエルの就任を発表できることを喜んでいる」「彼のチャンピオンシップでの実績は明白で、我々をプレミアリーグへ戻す計画とリーダーシップに感銘を受けた」と述べた1。以降、本紙はクラブ首脳によるファルケ評の公式発言を確認していない。
解任や去就に関する噂は載せていない。2025年12月のSky Sportsの独占インタビューは、当時の去就報道を前提とした質問を含むが、本紙はファルケ本人の回答のみを 10 VOICES に引いた6。順位と成績は 08 TEAM DNA に、日程は 01、07、09 に記した。
12PL DAILY ARCHIVE本紙がファルケを扱った号
- MANAGER RATINGS|リーズ 4–1 ニューカッスル、ファルケに9.0
ニューカッスル戦を扱った号。「3-5-2の中央3枚で相手の2枚を上回り、同時に背後のケアも崩さなかった」「4-0とした後の72分に3枚替え。リードを保ったまま主力の出場時間を削った」と記し、別の視点として「相手が19分に脳震盪交代を強いられた影響は小さくない」を併記した36。本ページの 06 と同じ交代を扱っている。この号の得点表記(34分ボーグル)は、後の裁定変更(カルバート・ルーウィン)を反映していない35。
リンク先:premier-cl.jp の公開版(2026.09.23にHTTP 200と本文の記述を確認)/ 検証に使った保存版:PL_DAILY/out/PL_DAILY_20260915.html - RESULTS|リーズ 0–0 クリスタル・パレス、「ロングスローで押し込んだ」
パレス戦を扱った号。「リーズは3バックの両脇にウイングバックを置き、ロングスローで押し込んだ」と記し、22分の田中碧のシュートと56分のカルバート・ルーウィンの一撃を挙げた。支配率51%対49%、xG 1.36対0.7440。本ページの SIGNATURE MOVE と同じ形を扱っている。
リンク先:premier-cl.jp の公開版(2026.09.23にHTTP 200と本文の記述を確認。本文に監督名は出ていない)/ 検証に使った保存版:PL_DAILY/out/PL_DAILY_20260921.html
ファルケ監督の名前が本文に出る号は、2026年9月23日時点では9月15日号だけである。9月21日号はリーズの戦い方を扱いながら監督名を出していないため、区別して載せた。9月10日号(カラバオ杯3回戦チェルシー戦)と9月6日号(ブライトン戦)にはリーズの記述があるが、監督への言及がない。ARCHIVE自体は他章の事実の根拠にしておらず、各章の記述はSOURCESの一次・二次資料に直接つないでいる。
SOURCES 本文の肩数字から該当資料へ
確認日:2026年9月23日。クラブ公式(CLUB OFFICIAL)、リーグ公式(LEAGUE OFFICIAL)、放送局(BROADCAST)、新聞・通信(PRESS)、戦術分析媒体(ANALYST)、地元(LOCAL)、データ提供元(DATA)、本紙(PL DAILY)を区分して記載。シーズンの集計・順位・リーグ平均はプレミアリーグ公式APIのOptaデータで統一し、試合ごとの布陣・交代・シュートの分類はFotMob(Opta)で統一した。監督の通算成績はFotMobで統一している。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedDaniel Farke appointed manager of Leeds Unitedリーズ公式、2023.7.4。4年契約での就任発表。前任はサム・アラダイス。選手時代はドイツ下部リーグ、主にSVリップシュタット。ノリッジでチャンピオンシップ2度制覇(2018/19は勝点5差でシェフィールドU、リーズに11差/2020/21は勝点97)、208試合4年半で2021年11月に退任。2022年1月にFCクラスノダールへ加入したがロシアのウクライナ侵攻を受け3か月で退団、冬季中断のため1試合も指揮していない。2022/23はメンヘングラートバッハで10位。アシスタントはエディ・リーマー(Eddie Riemer)で、コーチ陣はノリッジから同行した。パラーグ・マラーテの発言。初戦は2023年8月6日ホームのカーディフ戦。
- LEAGUE OFFICIAL|Premier LeagueDaniel Farke(監督バイオ)2026.9.23取得(premierleague.com/en/managers/42856/daniel-farke へ転送)。生年月日1976.10.30、就任2023.7.4、PL初采配は2019.8.9アウェーのリバプール戦1-4。選手時代はドイツ下部リーグのFWで31歳で引退。引退時点で経済学を学びスポーツディレクターを志望し、監督になる意思はなく指導者講習は同僚の苦労を知るために受けた。古巣SVリップシュタット08からSD兼監督の条件で打診され受諾、6年で6部から4部へ。2015年11月にドルトムントII(デイビッド・ワグナーの後任、4部15位から4位→2位)。2017年5月にノリッジ、40歳でクラブ史上初の外国人監督、2年契約。2017/18は14位、2018/19優勝(3年契約に更新)、2019/20はPL最下位、2020/21優勝、2021/22は11戦目で初勝利し2021.11.6退任。2023/24はプレーオフ決勝でサウサンプトンに敗戦、2024/25は勝点100で優勝、2025/26は14位。
- LEAGUE OFFICIAL|Premier League(Opta)Leeds United team stats 2026/27(公式API)2026.9.23取得。リーグ5試合。支配率45.1%、パス成功率76.92%、インターセプト60、空中戦204(勝利105)、ロングパス成功33、失点3、無失点2、被枠内xG 3.9525、xG 7.7194、敵PA内タッチ98、被シュート73、スローイン92本(味方へ40/相手へ52)。全20クラブ分を同じAPIで取得し、順位とリーグ平均を算出した。
- LEAGUE OFFICIAL|Premier League(Opta)Premier League standings 2026/27(公式API)2026.9.23取得。第5節終了時点。リーズは5試合2勝3分0敗、7得点3失点、勝点9で5位。失点3はエバートンと並ぶリーグ最少。首位マンチェスター・シティは5勝で勝点15、2位アーセナルは勝点12。
- DATA|FotMob(Opta)Premier League 2025/26 日程・結果とリーズの布陣表記(全38節)2026.9.23取得。各節の試合ページからOptaの布陣表記を走査した。リーズは第1〜13節が4バック(4-1-4-1または4-3-3)、第14節(2025.12.3、ホームのチェルシー戦)から第38節までの25試合がすべて3バック(3-5-2/3-4-2-1/3-4-3/5-4-1/3-4-1-2)。最終順位は14位(38試合11勝14分13敗、49得点56失点、勝点47)。
- BROADCAST|Sky SportsDaniel Farke exclusive: Leeds United boss on speculation about his future and formation change in Chelsea winSky Sports、2025.12.6。チェルシー戦後の独占インタビュー。「勝っていた昨季は基本布陣をあまり変えなかった。だが個の質の差を埋めるには、もっと柔軟でなければならない。それは開幕の時点で明らかだった。だから3枚の形をたくさん練習してきた」「どの試合でも切り替えられる準備があると分かっていた」「私は出来や結果を基本布陣のせいにしない。そうでなければ簡単だ。3-5-2をやればマンチェスター・シティやチェルシーに勝てる、という話ではない」「私にとって基本布陣は何の意味も持たない」。去就については「自分の職のために戦ってはいない。自分のことを考えるのにエネルギーを使っていない。選手たちのために戦っている」。
- DATA|FotMob(Opta)Leeds United 2026/27 公式戦7試合の布陣・交代・シュート2026.9.23取得。各試合ページ(第1節5795367、カラバオ杯2回戦6005647、第2節5795430、第3節5795437、カラバオ杯3回戦6099342、第4節5795450、第5節5795460)からOptaの布陣表記・交代の組と分・シュートマップを取得した。布陣は順に3-4-3、3-4-2-1、3-4-2-1、3-4-2-1、5-4-1、3-5-2、3-5-2。リーズのシュートは7試合で91本、うちsituationがThrowInSetPiece(敵陣スローイン起点)のものが19本で、18本がペナルティーエリア内。得点はカラバオ杯2回戦75分ジャスティン(xG 0.475)と第4節59分オカフォー。今後の日程はアーセナル10.10、マンチェスター・ユナイテッド10.18、サンダーランド10.25、ボーンマス10.31、トッテナム11.7、チェルシー11.21、コベントリー11.28、マンチェスター・シティ12.2、イプスウィッチ12.5、リバプール12.12、フラム12.19、アストン・ヴィラ12.26、ハル・シティ12.29、エバートン2027.1.1。日付は現地時間。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedLeeds exit EFL Cup at Stamford Bridgeリーズ公式、2026.9.9。チェルシー6-3リーズのマッチレポート。リーズは大幅に先発を入れ替え、23分にムハレモビッチのヘディングで先制、48分にアーロンソンで2点差とした。チェルシーはハーフタイムに4人を同時投入。75分にカルバート・ルーウィンが1点差に詰めた。
- DATA|FotMobDaniel Farke(監督ページ・通算成績)2026.9.23取得。生年月日1976.10.30。ドルトムントII 56試合29勝21分6敗(勝率51.8%)、ノリッジ208試合88勝47分73敗(42.3%)、メンヘングラートバッハ36試合12勝10分14敗(33.3%)、リーズ155試合79勝41分35敗(51.0%)。SVリップシュタット08(2009.7〜2015.6)とFCクラスノダール(2022.1.13〜2022.3.2)は試合記録なし。優勝歴はチャンピオンシップ3回(リーズ2024/25、ノリッジ2020/21・2018/19)。
- PL DAILYPLAYER PROFILES 日本人選手プロフィール一覧2026.9.23閲覧。掲載は19名(プレミアリーグ9名/チャンピオンシップ10名)。リーズ所属は田中碧の1名。
- DATA|FotMob田中碧(選手ページ)2026.9.23取得。1998年生まれ、28歳、180cm、右利き、背番号22。2024年8月30日にフォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Düsseldorf)からリーズへ加入し、通算84試合9得点3アシスト。2024/25はチャンピオンシップ43試合5得点2アシスト、2025/26はプレミアリーグ28試合2得点とFAカップ5試合2得点、2026/27はプレミアリーグ4試合(3先発)258分1アシストで評価7.12、カラバオ杯2試合。
- BROADCAST|Sky SportsThe Radar: Man Utd have issues defending set-pieces, Ethan Ampadu’s long throw a weapon for Leeds(Nick Wright)Sky Sports、2026.8.30、Nick Wright。アンパドゥの平均投距は32mで、始めた頃の約28mから伸びた。昨季開幕以降のPAへのロングスローは139本、そこから生まれたシュートは53本、得点は5。投球数ではブレントフォードのマイケル・カヨデに次ぐが、シュート数では上回り得点は並ぶ。8月25日のカラバオ杯ノッティンガム・フォレスト戦の得点もロングスローから。リバプールとのプレシーズンでも2本が得点につながった。アンパドゥ本人「リーズのファンには『そんなに長くない』とだいぶ叩かれた」。アーロンソン「戻ってきたら20ヤードくらい遠くへ投げ始めた」。アンパドゥは6月に2030年までの契約延長。リーグ全体のロングスローは1試合あたり約3.9本。
- LEAGUE OFFICIAL|Premier League(Opta)Leeds United 選手別スタッツ 2026/27(公式API)2026.9.23取得。アンパドゥ(ID 199598)はリーグ5試合でスローイン32本(味方へ10/相手へ22)、インターセプト11、パス222。同じAPIで取得した他の選手はジャスティン(220627)スローイン21本・クロス9本(成功2)・アシスト1・インターセプト8、グズムンドソン(243526)スローイン19本・クロス9本(成功3)、ボーグル(226182)スローイン12本・xG 1.19・1得点、ムハレモビッチ(522047)クロス1本・インターセプト11・空中戦勝利16、カルバート・ルーウィン(177815)空中戦43回(勝利24)・3得点、田中碧(248056)パス122・アシスト1。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedEFL Cup Report: Nottingham Forest 0-2 Leeds Unitedリーズ公式、2026.8.25。カラバオ杯2回戦の記事。得点者の表記は「James 50’、Nmecha 75’」。**「ファルケは3日前の開幕戦から6人を替えた」と明記し、ニコ・エルベディのデビューを挙げている。**50分の先制は「相手陣内でボールを奪い返したあと、ロングスタッフの縦パスにダニエル・ジェームズが抜け出した」形。75分は「ムハレモビッチがアンパドゥのロングスローをファーポストへそらし、ジャスティンとヌメチャの間でかき出されるようにゴールへ入った」と記述している。67分にハリー・ウィルソンとアーロンソンがロングスタッフとオカフォーに代わって入り、68分にシュタッハが田中碧と交代した。観衆24,542人。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedWhites dismantle Magpies in memorable Elland Road encounterリーズ公式、2026.9.14。リーズ4-1ニューカッスルのマッチレポート。観衆36,693人、主審はマイケル・ソールズベリー(Michael Salisbury)。この時点の得点表記は「マイリーのOG32分、ボーグル34分、カルバート・ルーウィン45分、オカフォー59分」。32分はオカフォーが左を破って田中碧へ渡し、田中のシュートがルイス・マイリーに当たって入った。34分はジャスティンの折り返しにカルバート・ルーウィンが競り勝ち、ボーグルに当たって入った。45分はボーグルの対角パスをシュタッハがフリックし、カルバート・ルーウィンが決めた。59分はセットプレーがPA手前へ跳ね返り、オカフォーが決めた。
- LOCAL|Graham Smyth(Yorkshire Evening Post)Pre-match warnings backed up by reality – Graham Smyth’s Palace Verdictヨークシャー・イブニング・ポストのグラハム・スマイスによる寄稿。リーズ公式、2026.9.21。「リーズは5位で、無敗5クラブの一つ。無失点により、10月10日に王者アーセナルへ向かう時点でリーグ最少失点、2位との差は勝点3」「立ち上がり、敵陣深くでフリーキックを2つ得て、アンパドゥがロングスローをエリアへ投げ入れる機会もあった。パレスはこの3つのセットプレーを守り切り、最後の一つからカウンターに出た」「もう一つのアンパドゥのスローがファーポストへ流れ、田中碧が足を回して打ったが大きく外れた」「ボーグルが相手をルーレットでかわし、ジャスティンが入れたクロスにカルバート・ルーウィンが合わせたがベニテスに止められた」「両者はきつい当たり、ロングスロー、保持時間、警告を交換した」「昨季の目標は、残留のほかに、プレミアリーグで競争力のあるチームを作ること、倒すのに非常に苦労させるチームを作ることだった。5試合という小さな標本ながら、その土台が残っていることを示す証拠はすでにある」「この試合は記憶に残りにくい。それでもリーズ・ユナイテッドは、いまも倒しにくい」。
- ANALYST|3AddedMinutesLeeds are the only team to succeed with a back three this season – this is how Daniel Farke did it(Matthew Gregory)3AddedMinutes、2026.4.29、Matthew Gregory。2025/26開幕以降にプレミアリーグで3バックを使ったのは13クラブ、142試合で31勝(勝率22%未満)。リーズは12月初旬のチェルシー戦を転機に、1試合の失点を1.92から1.24へ減らした。理由は2つ。①3-4-3ではなく3-5-2で中央が厚く、アンパドゥがアンカーに入り他の2枚も高く出過ぎないため戻れる。②右サイドバックを左より高く上げ、右のセンターバック(多くはジョー・ロドン)が横へスライドして埋めるため、最終ラインの平均位置が4バックに近い。被クロスは161本でリーグ5位だが跳ね返せている。カウンターからの失点はWhoScoredの集計で2。
- CLUB OFFICIAL|Leeds United(Opta)Unbeaten, Leeds’ press and late goals! 9 facts ahead of #LEENEWリーズ公式、2026.9.14。Optaによる9項目。開幕3試合で敵陣での高強度プレッシャーは528回でリーグ2位。うちカルバート・ルーウィンが134回で、個人ではオリ・マクバーニーに次ぐ2位。直近12試合のリーグ戦は5勝6分1敗。開幕4試合を無敗で通したのは1995/96、1998/99、2001/02に次ぐ4度目。開幕3試合の3得点はボーグル、シュタッハ、カルバート・ルーウィンが1点ずつ。
- CLUB OFFICIAL|Leeds United(Opta)Best start in 25 years? 8 OPTA stats ahead of Leeds vs Palaceリーズ公式、2026.9.19。Optaによる8項目。開幕4試合の勝点8は2001/02のデイビッド・オレアリー(David O’Leary)体制以来、クラブのトップリーグ最高の出足。2025年12月以降、リーズはリーグで5番目に多い勝点44を29試合で挙げた(10勝14分5敗)。カルバート・ルーウィンはホームのリーグ戦5試合連続得点で、クラブでこの記録はマーク・ビドゥカ(Mark Viduka)(2003年)のみ。オカフォーは2月以降のリーグ11試合で7得点1アシスト、79分に1関与。
- LEAGUE OFFICIAL|Premier League(Opta)Leeds United team stats 2025/26(公式API)2026.9.23取得。リーグ38試合。支配率45.7%、パス成功率79.36%、インターセプト340、空中戦1508(勝利717)、ロングパス成功233、失点56、被枠内xG 52.31、xG 54.24、敵PA内タッチ899、被シュート477、スローイン698本(味方へ424/相手へ274=60.7%)。全20クラブ分を同じAPIで取得してリーグ平均を算出した。
- DATA|FotMobChampionship 順位表 2023/24・2024/252026.9.23取得。2024/25はリーズが46試合29勝13分4敗、95得点30失点、勝点100で優勝。バーンリーも勝点100(28勝16分2敗、69得点16失点)で、得失点差でリーズが上回った。3位シェフィールド・ユナイテッドは勝点90。2023/24はレスター・シティが勝点97で優勝、イプスウィッチ・タウンが96で2位、リーズが46試合27勝9分10敗、81得点43失点、勝点90で3位。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedDaniel Farke: It was a top-class performanceリーズ公式、2026.9.14。ニューカッスル戦後の会見。「ニューカッスルにプレスをかけ、試合を支配したかった。一方で前線の速さも警戒しなければならない。彼らはカウンターと速攻が非常に強い。プレスの引き金を正しく見つけることと、構造を崩さず不意を突かれないことの間で、良い均衡を見つける必要がある」「今日はその均衡を見つけた。これが鍵だった」「背後へのボールへの守り方は本当に良かった」「順位はいま重要ではないが、すでに勝点8にいることは重要だ」。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedDaniel Farke: I liked that we extended our unbeaten runリーズ公式、2026.9.20。パレス戦後の会見。「38試合すべてが照明の下の魔法の夜で、シャンパン・フットボールで相手を蹂躙して得点を量産する、というのが現実ではない」「踏ん張らなければならない試合もある。今日は好きなものが多い試合だった。無敗を伸ばしたこと、無失点、そして勝てないときでも、せめて負けない、という態度を見せたこと」「1点1点のために戦い、踏ん張ろうとする」「攻撃面、サッカーの面では今日は最良の試合ではなかった。ボールの扱いが少し緩かった」「ボールを左右へ速く動かせなかった。パレスがよく組織され、崩しにくく、よく守ったことを称えたい」。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedNico Elvedi: I think we can reach a lot this seasonリーズ公式、2026.9.14。ニューカッスル戦にフル出場したエルベディの発言。「プランは1対1でプレスすることだった。よくやれたと思う」「最初から最後まで良い試合をした。3位は非常に良い出足だ」「プレシーズンも良かった」。オカフォーについて「スピードと1対1の質でチームに非常に重要」。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedDaniel Farke: I love that my players dug inリーズ公式、2026.9.5。ブライトン戦後の会見。「近年の戦績を考えれば、本当に良い勝点1だ」「ここで最後に勝点を持ち帰ってから長い。得点したのはもっと前だ」「もっと可能だった。ハーフタイムには普通なら勝負を決めているはずだった」「あれだけ決定機を外せば、勝点なしで帰ることになるのが普通だ。ブライトンは本当に良いチームで、後半は圧力をかけてくる時間帯を持つ」「選手たちが踏ん張ったのが好きだ」。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedDaniel Farke: We are motivatedリーズ公式、2026.8.24。カラバオ杯2回戦フォレスト戦の前。「初勝利、無失点、アウェー勝ち。完璧な出足だ」「他の結果を見れば、このレベルで勝つのがどれだけ難しいか分かる」「カップの戦い方はリーグ戦とは少し違う。一発勝負だからだ」「私はこの大会を強く信じているし、この一発勝負の心構えが好きだ」「もう一度まともなカップ戦の躍進を断るつもりはない」。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedDaniel Farke: We want to go throughリーズ公式、2026.9.8。カラバオ杯3回戦チェルシー戦の前。「勝ちにいく。欧州と栄冠への最短路だ」「もちろんプレミアリーグが常に優先で、まずこのレベルで定着するという最初の目標を達成する」「我々はカラバオ杯の優勝候補ではない」「この時期はもう少し入れ替え、新しい選手を数人組み込む必要もある」「敬意を持って、しかし恐れずに行く」。
- DATA|FotMob(Opta)Manchester City 3-2 Leeds United(2025.11.29)試合データ2026.9.23取得。リーズは4-3-3で先発。1分フォーデン、25分グバルディオルで0-2。ハーフタイムにカルバート・ルーウィンとビヨルを投入し、ダニエル・ジェームズとニョントを下げた。49分カルバート・ルーウィン、68分ヌメチャで2-2。90+1分フォーデンで2-3。支配率はシティ62%対38%、xG 3.10対1.54。
- DATA|FotMob(Opta)Leeds United 3-1 Chelsea(2025.12.3)試合データ2026.9.23取得。リーズは3-5-2。GKはルーカス・ペリ(Lucas Perri)、最終ラインはロドン、ビヨル、パスカル・ストラウク(Pascal Struijk)。両脇にボーグルとグズムンドソン、中盤3枚は右から田中碧、アンパドゥ、シュタッハ。前はカルバート・ルーウィンとヌメチャ。6分ビヨル(アシスト シュタッハ)、43分田中碧(アシスト ボーグル)、50分ネト、72分カルバート・ルーウィン。支配率29%対71%、パス成功186本(70%)対608本(89%)、xG 2.79対0.96、シュート17対14。
- ANALYST|Tactical Football AnalysisLeeds United vs Newcastle United (4-1): Premier League 2026/2027 Tactical Analysis(Danny Corcoran)Tactical Football Analysis、2026.9.16、Danny Corcoran。リーズは中盤で田中碧とアンパドゥが極めてコンパクトに構え、ボーグルには動き回る許可が与えられ、グズムンドソンは足元で受ける役。カルバート・ルーウィンがターゲットマンとして機能し、シュタッハとオカフォーがその落としを拾った。前半は支配率57%、シュート11対1、敵PA内タッチ25対4、xG 1.49対0.26。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedReport: Brighton and Hove Albion 1-1 Leeds Unitedリーズ公式、2026.9.5。15分、コーナーキックからカルバート・ルーウィンがヘディングで折り返し、田中碧がボーグルへつないで先制。71分にブライトンが追いついた。
- PRESS|MOT Leeds NewsAo Tanaka wows as Daniel Farke favourite lets him down: Leeds player ratings vs Nottingham Forest(Mark Smith)MOT Leeds News、2026.8.25、Mark Smith(Yahoo Sports UK経由で閲覧、2026.9.23)。カラバオ杯2回戦フォレスト戦の採点で田中碧に9点。「カリムエンドから2度ボールを奪い、ピッチを縦断して緩いボールをボレーで打った」「ライン間での働きは、入れ替えた布陣のファルケにとって理想的だった」。田中はプレシーズンと開幕節ではベンチにとどまっていた。
- PRESS|Leeds LiveAo Tanaka and Leeds United duo underpin truth about Daniel Farke’s turnaround at Elland Road(Isaac Johnson)Leeds Live、2026.9.15、Isaac Johnson(Yahoo Sports UK経由で閲覧、2026.9.23)。ニューカッスル戦の田中碧はパス成功率95.2%(42本中40本)でリーズの先発最高、ファイナルサードへのパス11本(成功率81.8%)はチーム3位。エランド・ロードで先発した試合は26試合連続で負けていない。同記事は、ファルケが田中の近況を評価しつつ「もっとバランスを取り、感情を制御してほしい」と求めていると書いている(ファルケの直接引用としては記されていない)。田中はそれ以前にリーグ7試合でベンチに下がっていた。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedJayden Bogle: It’s a massive result for usリーズ公式、2026.9.14。ボーグルはニューカッスル戦でHisense Player of the Matchに選ばれた。記事は当時「カルバート・ルーウィンの最初のヘディングをゴールへ逸らした」と書き、得点者をボーグルとしている(後にカルバート・ルーウィンの得点へ裁定変更)。ボーグル「立ち上がりから良く入り、本当に勝負をかけているのは、自分たちで証明してきたことだ」「ファンが盛り上がれば、ここは本当に来たくない場所になる」。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedJames Justin: A lot of our players are top playersリーズ公式、2026.9.18。Premier League Studiosでのジャスティンの発言。ニューカッスル戦の2点目は「当初ジャスティンにアシストが付かなかったが、後にヘディングがカルバート・ルーウィンの得点と裁定された」と明記。「あれが限界ではない」「昨季と比べてどれだけ来たかを示す、大人の出来だった」「僕らの土台は、攻撃的で、プレッシャーの強い、決して諦めないチームでありたい」「エランド・ロードには利がある。12人目が後押ししてくれる」「ニューカッスル戦とは違う試合になる。布陣もプレスも違う」。
- PL DAILYリーズ3センターが2枚を飲み込み3位へ 田中碧の一撃が先制点を生んだ(2026年9月15日号)本紙2026.9.15号(9月14日対象)。2026.9.23にHTTP 200と本文を確認。09 MANAGER RATINGS でファルケに9.0を付け、「3-5-2の中央3枚で相手の2枚を上回り、同時に背後のケアも崩さなかった」「4-0とした後の72分に3枚替え。リードを保ったまま主力の出場時間を削った」と記した。別の視点として「相手が19分に脳震盪交代を強いられた影響は小さくない」を併記している。得点者は当時の裁定(34分ボーグル)で書かれており、のちの変更は反映していない。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedLeeds United and Crystal Palace clash ends in stalemateリーズ公式、2026.9.20。リーズ0-0クリスタル・パレスのマッチレポート。52分のパレスの得点はオフサイドで取り消し。ジャン・マテオ・バオヤ(Jean-Mattéo Bahoya)がエランド・ロードでデビュー。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedTarik Muharemović: We will show even more of our qualitiesリーズ公式、2026.9.20。LUTVでのムハレモビッチの発言。パレス戦で複数のデュエルとタックルを制し無失点に貢献。「勝点1と無失点には満足だが、もっとずっと良くやれるのは全員が分かっている」「スライディングタックルをすると本当に気持ちいい。感情が全部出る」。今夏に加入、23歳、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表。
- CLUB OFFICIAL|Leeds UnitedDaniel Farke’s parting message to players as they jet off for international breakリーズ公式、2026.9.21。2026/27はFIFAが9月と10月の代表期間を統合したため中断が3週間になる。ファルケ「選手たちは勝点11で3位に上がる機会があったので、勝てなかったことにも落胆していた」「5試合で勝点9、多くの良い出来と最高水準の守備で、プレミアリーグで数少ない無敗の一つにいるのは特筆に値する」「13年、14年このリーグでプレーし、最近カップも獲った相手に引き分けて少し落胆する、というのはチームの成長を示している」「自分たちの最良の日ではない日に、それでも無失点と貴重な勝点1をつかんだ」。
- PL DAILYシティが8点の乱打戦を制して5連勝|ブロビーのハットトリックは敗戦に終わる(2026年9月21日号)本紙2026.9.21号(9月20日対象)。2026.9.23にHTTP 200と本文を確認。01 RESULTS で「リーズは3バックの両脇にウイングバックを置き、ロングスローで押し込んだ」と記した。支配率51%対49%、シュート13(枠内2)対12(枠内4)、xG 1.36対0.74、観衆36,462人。本文に監督名は出ていない。